アップル板橋練馬環七店ブログ( 板橋・練馬・豊島・文京・新宿・中野・北区の車買取・廃車 )

 平成7年に、日本初の車買取専門店チェーン、『アップル』の看板を板橋区小茂根に掲げた『アップル板橋環七店』でございましたが、要町通り延長の為、平成29年5月、移転致しました。  移転先は、旧店舗から環七通り外回りを150mほど練馬方面へ戻った、「トヨタ部品共販さん」と「焼肉・安楽亭さん」の間にある2階建の建物です。環七通りを挟んだ向かい側には、「ラーメン一番さん」がございます。( 練馬区小竹町2-73-1 )  黒い建物のトヨタ部品共販さんまでは板橋区ですが、そこから幅3.5mの道路を隔てた新店舗より練馬区となります。そこで、『アップル板橋 練馬 環七店』と命名致しました。22年間営業してきた実績による、お客様から得た安心と信頼の店舗名に、新天地名を加えたものでございます。電話番号は以前と変わりません。( 03-3554-5008 )今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

小説

富士山が世界遺産に登録となったとのことで。

2013 富士山














 富士山が世界遺産に登録となったとのことで、ブログ更新頻度を高める為、かつての記事を再掲載してみました。連載小説などと銘打ってはおりますが、やはり更新頻度を高める為だったりします。

 連載小説 富士 第一話



 紅や黄の枝葉のトンネルを潜りながら、友人 鎌田の車で富士の裾野へやって来た。紅葉狩りを兼ねて、富士五湖巡りをしようというのである。富士五湖へは、六年前の初夏にも来た事がある。強烈な陽射し、青々とした緑、そして何よりバックに聳える富士が大変印象的であった。

 ところが生憎、今日は夜明け迄雨だったらしく、重そうに雲が立ち籠め、富士が望めない。しっとりとした紅葉も何処となく侘しい感じがして好いものだが、矢張りここに富士は必須である。そんな事からか、今、車窓にある眺めに感興はさほど催されなかった。むしろ、記憶から彷彿される活力的な眩しい初夏と、眼前の静かにどんよりとした晩秋とのコントラストを、頭の中で楽しんでいた。

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連載小説 富士 第五話

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 連載小説 富士 第五話


 残りの湖を巡る途中、展望台の看板があった。鎌田が言う。
「あれ行ってみようぜ。」
紅葉には些か食傷気味であり、変化を求めていた。少しでも富士がよく見えるかも知れない。私が賛成の意を示す前に、すかさず妻が言う。
「ゴー、ゴー!」
「ヒルクライムだ。俺に運転させろ。」
「嫌だね。」
「パパは飛ばして危ないから駄目。」
どんよりとした紅葉の情景ばかりで沈んでいた皆の感情が、捲土重来となる。展望台は思いの外、高所にあるらしく、舗装路は途中で泥道となり、私を期待させた。

 完
(平成八年十一月)
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連載小説 富士 第四話

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 連載小説 富士 第四話


 駐車場へ戻る帰り道、土産物として蕎麦を売っている店があった。試食無料と書かれた幟が、やけに目立つように感じる。どうやらそれに空腹感を呼び起こされたらしい。

 鎌田がそう言うだろうと思ったとおり、提案した。
「昼飯は、あれだな。」
当然のように、我々夫婦とも同じ考えであった。

 暖簾を潜ると、狭い店内は混んでおり、十人ほどのカウンターと四人掛けのテーブルが三つあった。テーブルは満席であり、入れ違いに空いたカウンターのほうへ腰掛けた。二歳の娘は私の膝の上である。

 このような行楽地で食べる特産物は、その場の雰囲気によってそんな気がするだけかも知れないが、大変美味しい。量も純然たる昼食としては少ないが、試食としてみればかなり多い。これには満足した。大人三人、子供一人にこんなにも立派な食事をさせてもらっては、試食無料とはいえ申し訳なくなった。夫婦は結局、土産用の蕎麦を二箱買った。買ってから、巧くやられたかなとも思ったが、これだけ満足させてもらえば、已むなしだ。

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連載小説 富士 第三話

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 連載小説 富士 第三話



 忍野八海に着いた。八海を巡って逍遥する。今なお晴れて遠景に富士があればとも思ったが、もはや口吻を洩らさぬよう心がける。幸いここでは近景に集中できた。
 
 水底まで見えるほど澄んだ池や流れが幾つかある。水面の波紋を追い、じっと水中の流れを探る。ふと、先刻の疑問が解けた。地の底から涌いてくる、冷ややかに澄んだ水。底に生えた水草が透明な流れに揺らいでいる。それが地上の景観より明瞭であり、非常に気持ちが好い。日常に疲れ雑然とした心を清閑とさせてくれるのだ。私は満足した。

 季節の所為であろうか、以前の記憶よりもかなり濁っている池があったのには多少残念であった。

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連載小説 富士 第二話

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 連載小説 富士 第二話

 

 それにしても、此処まで来て書割の様な富士を堪能出来ぬとは誠に遺憾だ。代わりに私は、鎌田と妻に、以前おもしろく感じた忍野八海へ行こうと主張した。忍野八海とは、八つの小さな池や沼があるだけで、確かに景観も好かったのだが、実は自分でも何故そんなにそこが気に入ったのか、よく解らなかった。
 
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連載小説 富士 第一話

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 連載小説 富士 第一話



 紅や黄の枝葉のトンネルを潜りながら、友人 鎌田の車で富士の裾野へやって来た。紅葉狩りを兼ねて、富士五湖巡りをしようというのである。富士五湖へは、六年前の初夏にも来た事がある。強烈な陽射し、青々とした緑、そして何よりバックに聳える富士が大変印象的であった。

 ところが生憎、今日は夜明け迄雨だったらしく、重そうに雲が立ち籠め、富士が望めない。しっとりとした紅葉も何処となく侘しい感じがして好いものだが、矢張りここに富士は必須である。そんな事からか、今、車窓にある眺めに、感興はさほど催されなかった。むしろ、記憶から彷彿される活力的な眩しい初夏と、眼前の静かにどんよりとした晩秋とのコントラストを、頭の中で楽しんでいた。

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柔道の達人 小説編 第二話

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 黙っていた先生は、ゴホンと咳ばらいをひとつすると、口を開いた。
「えー、前に下がりなさい。」

 「前に」と言われ、反射的に一歩踏み出した足にかけた重心を、「下がりなさい」で、踏み出していないほうの足に移動させつつ、ぐらぐらと揺れる者。進もうとする者、退こうとする者。各々、互いの挙動を観察し合う。生徒達に緊張が走る。

 思う通りの結果を得られなかった先生が、繰り返す。
「前に下がりなさい。」

「どうすりゃいいんだ?」、「常識的に考えて、先生との距離を縮めるよう、前に出るべき。」、「禅問答か?」、「先生の位置からすると、我々が前に出ることは、自分のほうへ下がってくるように見えるではないか。」、「文法的には・・・。」、刹那、いろいろな思考の波が錯綜する。それでも、意思の疎通がはかられたかのように全員、前に歩み出た。

 ざわめく生徒達をそのままに、何事も無かったかのように、先生は授業を開始した。

 ・・・・・・約一年後、我々は卒業式を迎えていた。卒業アルバムが配布される。M先生担任クラスのページには、先生の名言(迷言)として、「前に下がりなさい。」が記載されていた。

 柔道の達人であり、厳しく怖いM先生は、そのような人気を誇る先生でもあった。

 完
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柔道の達人 小説編 第一話

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 M先生は、私の高校時代の恩師であり、過去に輝かしい経歴を持つ柔道の達人である。


 M先生が一礼し、柔道場へ入ってくると同時に、始業のチャイムが鳴りだした。

 太く短い首から生えた四角い頭を上下動させない「すり足」で、道場の上座にあたる位置へ素早く移動すると、生徒達のほうを向き真面目な顔をして黙って立っている。足は肩幅くらいに開かれており、柔道でいう「自然体」が保持されている。がっしりとした体格は、てこでも動きそうにないと思われるが、自然体のその姿は、素早く動き出しそうにも見え、端然と柔道の達人たる風格を披露し続けていた。

 ふざけ合っていたり畳の上に寝転がっていた生徒達も、チャイムが鳴り終わる頃にはその存在を感知し、先生の前に整列し始める。体育の選択科目である柔道に対し積極性が無い者がほとんどである為、先生から距離を置き横長に2列となった。

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連載小説 プレリュード 最終話

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連載小説 プレリュード
最終話


 チャイムが鳴った。屋外の騒めきが、次第に大きくなる。次の講義には、出席しなければならない。コーヒーを飲み干し、外に出た。

 相変わらず雲が重い。* It never rains but it pours.ひりひりする指先を唇に当て、舌先で舐めながら歩き出すと、ふと、そんな言葉が浮かんだ。

 
 その夜、私は、アルバイト先で誤って熱い油を浴び、大火傷をしてしまった。

 完

*諺……雨が降れば、必ず土砂降り。(不幸というものは、必ず固まってやって来るものだ。泣きっ面に蜂。)

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連載小説 プレリュード 第五話

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連載小説 プレリュード
第五話


 丁寧にそれを剥がすと、仕方なく、しかし、平静を装いながら、またその煙草を吸い始めた。恐る恐る辺りを窺うと、七、八人いるであろうか、誰も私の失態を話頭に上らせていない様子である。椅子一つ隔てた隣の男も、私には背を向けて座っていたので、繋がっているこのテーブルの振動やガタガタいわせた椅子の音から、なにやら揣摩しているかも知れぬが、事態の把握は不可能であろう。・・・・・・私は胸を撫で下ろした。

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連載小説 プレリュード 第四話

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連載小説 プレリュード
第四話


 熱い。

 私は狼狽した。火を挟む前に当然、煙草は唇から離れるものと認識していたのだ。フィルターの紙が、乾いた上下の唇に張り付いていて取れない。口も開けない。咄嗟に、煙草を諦め、指を離すと、床へ目掛けて吹き付けた。しかし、それでも取れない。下唇にぶらりと垂れ下がった。唇の皮まで剥けそうな気がしたが、無理やり剥がすと、下唇に紙の一部が残った。

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連載小説 プレリュード 第三話

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連載小説 プレリュード
第三話


 カップの湯気を眺めながら、煙草を銜え、ZIPPO(ジッポー)を鳴らす。最初の一息を吸い、吐くと同時に煙草を口から離そうとした時である。煙草はそのままに、挟んだ二本の指のみが、その円筒形を前へと滑っていった。筒先の火の処まで・・・・・・。

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連載小説 プレリュード 第二話

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連載小説 プレリュード
第二話


 パオは、透明なプラスティック板の外壁を持つ、直径10メートル程の円錐台のような建物である。名前から察するに、モンゴル遊牧民の住居をモチーフとしたものであろうか。入ると即レジがあり、中央がカウンターとなっている。

コーヒーを注文し、クローク・ルームの札の様な楕円形をした硬質の食券を受け取ると、カウンターへ差し出した。入れてもらったコーヒーを、内周に沿ってぐるりと連続しているテーブルへ自分で給仕し、少しガタつく円い椅子へ腰掛けた。


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連載小説 プレリュード 第一話

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連載小説 プレリュード
第一話

 暗澹とした雲に蓋をされた、古びた校舎に囲まれた中庭で、僅かに褐色の葉を残した木々が寒い。四限の講義中の為、学生達の喧騒も微弱である。遠く国道246号を走る車の音さえ、乾いた空気を伝播し微かに私の鼓膜を震わせていた。

 五限が始まるにはまだ時間がある。私は一人、中庭の中央にある「軽食・喫茶パオ」で一服する事にした。

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