April 30, 2005

一般人を演ずる狐たち。

 以下は、ヤバメの憶測。取り扱い注意。
 
 例えば、本来、アダルトビデオの審査を行っていたメディ倫において、エロゲーを持ち込んで、その発展性を促すことになったホビボックスは、今や、エロゲー販売の元締めとして、メディ倫の理事になっている。
 
 実際、メディ倫側の有力カードであるNitro+や、かつてのC's ware、そして、C's wareと同じ会社(姫屋ソフト)のブランドであるCaramel-Box(だから、住所が同じ)の販売元は、このホビボックスが握っている。ホビボックス自体は、その取引先を明らかにしていないが、旧C'sの流れとNitro+の移植先から考えると、デジターボが浮かんでくるし、そのデジターボの筆頭取引先は、タカラ。そのタカラの子会社には、アトラスとかブロッコリーがあるわけで・・・。ヲタ業界で、デジターボというと、キャラクター商品やゲーム販売元のイメージが強いのだが、実際には、アンチウィルスソフト系の業務ソフトウェアも手がけているし、デジターボは、タカラにおける嘱託システムエンジニアとでも考えられていた節がある。そんなことを言ってしまうと、Caramel-Box(姫屋ソフト)は、自分のところで販売網を持っているくせに、国内販売については、ホビボックスに委託、「姫屋」を名乗るネット販売網は、実は、外国向け(多分、表記からしてアメリカ)の日本製品販売に特化している。そして、本体は、「iCONデートブック」というiモードやEZweb向けのモバイル端末向けサービスを作っているメーカーであり、その紹介ページに貼られている広告バナーは、デジターボ製のアンチウィルスソフト「ウィルスドクター」だったりする。ここで、デジターボを中核にして、ホビボックス・タカラ・姫屋ソフトが繋がる。

 ここから、ちょっとヤバメの話になるが、そのタカラ。コナミから見捨てられて、株式売却されたのは記憶に新しいが、その株式を購入したのが、「インデックス」という会社になる。インデックスは、インターネットを活用したシステムサービスや、モバイルコンテンツを提供するという所謂IT企業だが、一見、タカラとは何の縁もなさそうに見える。だが、この企業は、2000年から現在の主要株主たちと資本提携を繰り返しており、その中にはタカラも存在していた。そして、トドメに、この企業は、2004年3月に「NECインターチャンネル(現・株式会社インターチャネル)」を子会社化している。
 
 多分、妙に聞き覚えがある人も多いだろう。
 
 このインターチャネルは、デジターボの提携企業の一つでもあり、そのゲーム部門で、「家族計画(D.O.)」「ラムネ(ねこねこソフト)」「Piaキャロット(F&C)」のコンシューマー版の発売、最近では、劇場版・TV版アニメーション「AIR(Key)」にも参加している。他にも、「Clover Heart's(Alcot)」「白詰草話 -EPISODE OF THE CLOVERS-(Little Witch)」「リアライズ -Panorama Luminary-(PLAYM)」のコンシューマー版の販売はココになる。また、インターチャネル自体も一般向けソフトウェアとして、教育教養等のアプリをメインに扱っており、さらにモバイルコンテンツの制作にも積極的。デジターボと似たようなところがある企業なのである。
 
 つまり、インデックスがタカラと提携することで得るメリットは幾つかあるのだが、このヲタ方面での応用を考えると、インデックスは、インターチャネル名義で、エロゲーキャラクターの多様的展開が可能になるということが言える。昨今のエロゲーのメディアミックス、その筆頭である「AIR」の多展開を考えるに、その“流通経路”を押さえると言うことは、多大な利益を生む。ホビボックスが得ているルートは、あくまでエロゲーに限定されたモノであり、インデックス自体は、エロゲーメーカーを持っていないが、コンシューマーの販売経路は持っている。これを、例えば、デジターボを通して、ホビボックスを中核にしたメディ倫系エロゲーメーカー、インターチャネルを通して、Keyを筆頭にビジュアルアーツ系エロゲーブランドと、インデックス&タカラがコンシューマー化するとすれば、現在、ソフ倫が提唱しているDVD-PG(DVD Players Game)への消費者ニーズが大打撃を受ける可能性が高い。DVD-PGをなぜ、ソフ倫が提唱するのかと言えば、コピーが困難であるというセキュリティ上の理由ではなく、DVD-PGがコンシューマーハードへのロイヤルティ無しで作成できるからであり、彼らにとって、エロゲーメーカーとコンシューマーゲームメーカーとの“差別化”こそが、実は、彼らの寡占を可能にし、その利潤の源だったからである。

 だが、皮肉なことに、「萌え」の一般化は、本来、成人対象であるはずのエロゲーをも、公にさらすことが、何でもない気風を作り出してしまった。今にして思えば、大英断だったのだが・・・「ToHeart(Leaf)」で、PSへの自社開発に踏み込んだAQUAPLUSは、現在では、エロゲー(PC)とコンシューマー(DC/PS1/PS2)双方の開発を自社だけで行える上に、最早、自分たちがエロゲーメーカーであることを隠しもしていない。すでにKeyやNitro+が行っているような“差別化”の破壊は、ソフ倫の存在意義を失わせ、相対的にその権力を低下させていると言っていい。

 「ジュべネイル・ガイド」は、この錯綜を利用して、いわば、漁夫の利を得ようと企んだのかもしれない。ここまで考えれば、分かるように、国会議員のセンセイ方が考えているほど、エロゲーが見せ始めた展開は小さくもないし、ローカルな文化でもない。元を辿れば、大手企業や新興企業が、新規参入、販売経路を狙っており、今回の騒動は、その延長線上にあった泡沫と考えるべきだろう。
 
 どちらにせよ、上には上がいる。今回の、ジュベネイル・ガイドの狂騒は、政治というイレギュラーを使ってきた時点で、それは信頼に値するモノではなく、また、世間にも支持されなかったという現実を、我々に教えてくれた。
 
 偽善者は、誰からも愛されないし、救えない。
 



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DCカード、東京電力と提携し電気料金のカード支払いサービスを開始 日経プレスリリース【s blog】at May 29, 2005 06:29
この記事へのコメント
あんまり金だ金だ言いたくないしね。
Posted by オズマ at May 11, 2005 02:07