ダイイングメッセージ遺言

声なき声・・目安箱 時給一京円($) 十四神柱DYINGMESAGE唯遺 収活GLADIATOR 地獄球出羽鬼金画必要裸死意呪出・・ dying message

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【大学生】
オーバーロード (小説) - W【前半】   オーバーロード (小説) - W【後半】 
関連予定

漆黒の剣

ウェブ版ではチーム名は「旋風の斧」。ンフィーレアが登場しないため全員生存している。

ペテル・モーク
「漆黒の剣」リーダー。
十三英雄「暗黒騎士」の所有する剣を手に入れることを目標とする夢見る男。ギルド名もそれに由来し、ニニャ曰く恥ずかしい二つ名をメンバーにつけていったのも彼である。
チーム内のまとめ役であり、メンバーがモモン(アインズ)やナーベラルに対して失礼な発言をした際もしっかりフォローしている。
エ・ランテル帰還後、組合に向かったモモンと別れ、ンフィーレアと共に店に戻った。
その際、店に侵入していたクレマンティーヌによって殺害され、最終的にアンデッド化してしまったところをモモンに仕留められる。
ルクルット・ボルブ
レンジャー。
底抜けに陽気で口も性格も軽い人物。ナーベ(ナーベラル)に一目惚れし、交際を申し込むが一蹴された。
モモンと共同の依頼遂行中にも幾度となくナーべを口説き続けるが、彼女お得意の毒舌が紛うこと無き本音であることにも気付かず、ひたすら玉砕を繰り返している。
その反面、戦闘では索敵や射撃による牽制など、チームにとって重要な能力を有しているため、メンバーからの信頼は厚い。
ペテルと同様にクレマンティーヌによって殺害され、最終的にアンデッド化してしまったところをモモンに仕留められる。
ニニャ
チーム最年少の魔法詠唱者。若年で第二位階までを修め「スペルキャスター」の二つ名を持つ。
村人時代に姉を貴族に連れていかれた経歴から、貴族を嫌っている。ウェブ版では男性だが、書籍版では女性である。
モモンに対しては人一倍の親しみと憧れを抱いており、積極的に会話をしていた。ンフィーレアと共に店に戻った際にクレマンティーヌと遭遇。他の三人のようにすぐに殺されず執拗に拷問をされた上で殺されてしまう。拷問を受けている中でずっと助けがくることを信じていた。
ツアレの妹であることが明かされた書籍版では彼女が遺した日記をモモンが受け継ぎ、そこに記された知識と想いを汲み取ったことからその姉ツアレには恩を返そうと破格の待遇としてナザリックへ迎え入れることになる。
通常の倍の速度で魔法を習得できるという優秀なタレントの持ち主であり、順調に成長していけばいずれフールーダに近い域にまで到達できていたとのことである。
ダイン・ウッドワンダー
ドルイド。
がっしりとした巨躯の持ち主で、若者ばかりのチームの中でも特に落ち着いた人物。書籍版での話し方は「〜である」調。
戦闘ではメイスを振るい、回復や足止めの魔法も使用できる。森林地帯に精通した職に就いているため薬草にも詳しい。
ペテルと同様にクレマンティーヌによって殺害され、最終的にアンデッド化してしまったところをモモンに仕留められる。
蒼の薔薇
ラキュース・アルベイン・デイル・アインドラ(lakyus alvein dale aindra)
アダマンタイト級冒険者チーム「蒼の薔薇」リーダー。信仰系魔法詠唱者であり、神官戦士。
王国貴族、19歳という若齢でありながら、その才によって王国最高峰の実力者に上り詰めた女性。その実力は既に英雄級に達し、更なる成長の余地を 残しているという。使用者が極めて稀な蘇生魔法の行使さえ可能である。ラナー王女とは親友であり、ギルドを通さずに個人的な汚れ仕事を引き受けるほどの間 柄である。彼女の先進的な提案を理解し、さらに提言するなど、優れた頭脳も持つ。
十三英雄の一人、暗黒騎士が有していたという四大暗黒剣のうち「魔剣キリネイラム」の現在の所有者でもある。しかし、イビルアイですら知らない魔剣の作用によってか、意味のないアーマーリングを増やしたり魔剣の副作用によって発生した闇の人格と戦っていたりといった痛々しい言動や行動を目撃されており、他のメンバーから密かに暴走の危険がないかと心配されている。
ウェブ版での名はラキュース・アルベイン・フィア・アインドラ。
ガガーラン(gagaran)
全身筋肉、刈り上げられた頭(書籍版イラストではミディアム)に猛獣のような瞳と、極めて魁偉な風貌をした女偉丈夫。ガゼフには及ばないものの英 雄と評されるほどの強者である。謎多き女を自称する通り、古参メンバーである彼女の経歴に不明な点は多い。実は名前も偽名である。
外見に見合ってか一人称は「俺」で喋りも気風が良く、同じ戦士としてクライムに助言を施すなど面倒見も良い。しかし童貞食いが趣味と言って憚らず、からかい混じりながらも彼を誘うなど調子の良い性格の持ち主である。法国の亜人狩りに憤るなど義侠心にも富む。
イビルアイ(ivileye)
魔力系魔法詠唱者。全身を黒いローブで、顔を仮面で覆い隠した謎多き女性。
八欲王の秘宝や十三英雄の実態についてなど、世界の裏側について多くの知見を持つ知恵者。法国の立ち位置について、己が狩られる立場にあると知り つつ一定の賛意を送るなど、大局を知り含意を含んだ意見も持つ。チームへの加入は最も新しいが一番態度は大きい。その一方で他のメンバーからは心安く軽口 を叩かれる仲である。
その正体は二百五十年の時を生き、かつて一国を滅ぼしたという吸血鬼「国堕とし」。十三英雄とも面識を持ち、外見年齢12歳程度という幼い姿に膨 大な知識と魔力を詰め込んでいる。その実力は「蒼の薔薇」でも一線を画する。プレアデスの一人エントマと単独で互角以上に戦える実力を持つため、ユグドラ シル基準でLv50以上と推測される。IFストーリー[10]で人間であった頃の名はキーノ・ファスリス・インベルンと判明した。
ヤルダバオトに追い詰められたところを圧倒的な実力をもって参戦したモモンに惚れこむが、実際はエントマを殺しかけたことからモモンに憎まれてい る。ヤルダバオト討伐に実力の近さからモモンと同行した際は互いに戦友として認識していると勘違いをしており、男女の仲に発展することを期待さえしてい た。
なお、特殊な指輪をつけることによってアインズのアンデッド感知スキルを誤魔化したため、正体はばれていない。
ティア(tia)
忍術をも使用できる盗賊系冒険者。ティナとは双子。ぼかされているがウェブ版ではショタコン。書籍版ではレズ
帝国を中心に知られていた暗殺者集団「イジャニーヤ」の頭領三姉妹のうちの一人であり、暗殺者としてティナと共にラキュースを狙うが返り討ちに遭 い敗北する。ラキュースから説得され蒼の薔薇のメンバーとなった当初はラキュースの命を再び狙っていたが、現在は仲間のために自らを犠牲にできるほどメン バー想いとなる。
エントマと遭遇したガガーランにイビルアイと共に加勢し何とか勝利を収めるものの、直後に現れたヤルダバオトに殺害された。その後、ラキュースの復活魔法により蘇生する。
ティナ(tina)
忍術をも使用できる盗賊系冒険者。ティアとは双子。ぼかされているがウェブ版ではレズ。書籍版ではショタコン。ティアとは手話を用いて意思疎通ができ、その速度は普通に会話するのと変わらないほどである。
帝国を中心に知られていた暗殺者集団「イジャニーヤ」の頭領三姉妹のうちの一人であり、ティアと同様の経緯で蒼の薔薇のメンバーとなった。
ウェブ版ではデミウルゴスの力に窮地に陥ったイビルアイを救出し逃走に成功した。

その他

ブレイン・アングラウス(brain unglaus)
刀を武器とする抜刀術の達人。一介の農夫として生を受けるも剣術に天賦の才を持っていたためその道を歩む。
かつて行われ、ガゼフを現在の地位に押し上げる契機となった王国の御前試合において彼と戦い、惜敗とはいえ、生涯初の敗北を喫する。そこで一旦は 打ちひしがれたものの、一念発起し愚直に力のみを求める求道者と化した。この試合によって再び表舞台に立った時も冒険者などからの知名度は高く、屈指の兵 として認識されていた。
己を磨く環境に適しているとして、身の置き場として選んだ半ば野盗の傭兵団がナザリックに目を付けられたことが二度目の人生の転機となる。シャルティアに挑んだものの赤子と大人以上の力の差を見せ付けられ完全に敗北。
ウェブ版では情報収集の一環として、シャルティアに吸血され彼女の眷属となったことから絶対の忠誠を捧げ、その美に陶酔するようになった。その後 は蜥蜴人の鍛錬指導など与えられた仕事をこなしつつ、かつての部外者としての目線でナザリックの様々な規格外さに怯えつつも畏怖の念をもって見つめ、日々 を送っている。
書籍版ではシャルティアに文字通り遊ばれた後、心折れたまま何とか逃亡に成功した。王都まで落ちのびた後、ガゼフと再会し見る影無い姿に愕然とし た彼に保護され、一宿の恩を受ける。やや落ち着きつつも気力を取り戻すことは叶わなかったが、セバスの規格外の殺気とそれを受けても自分とは違って膝をつ かなかったクライムを目撃した。駆け寄り教えを乞うたが、続く彼らの言葉から本当の強さがいかなるものかをクライムを通して知ることで、折れた心を立て直 す。続く流れでセバスによる娼館突入にクライムと共に同行し肩を並べて戦い、サキュロントを一蹴する。
間髪容れず行われた八本指の拠点を急襲する作戦、ヤルダバオトの討伐作戦においてもクライムを支え、その流れの中で王国に仕官することになる。そして、作戦の中で再会したシャルティアと交戦し、その小指の爪を切るという彼我の戦力差を考えれば奇跡に近い成果を挙げた。
その後も王女付きの兵士としてクライムと行動を共にしており、ガゼフが絶望的と分かっていてアインズに挑んだ一騎打ちの証人となる。
ザック
かつて村から帝国との戦争のために兵士として徴発され、そのまま脱走し傭兵団に身を寄せることとなった、農夫上がりの男。貧困のため両親に売り飛ばされたリリア(ウェブ版ではアラーナ)という妹がいる。
シャルティアらによる犯罪者の釣り出しのために後ろ暗い筋の人間であると看破したセバスに雇われ、想定通りの動きを見せる。ソリュシャンとセバスの馬車を襲撃した際にはソリュシャンにおいしく捕食された。
スタッファン・ヘーウィッシュ
王都の巡回使である肥満漢。王国の裏社会と繋がりがあり、彼らの便宜を図ることで私腹を肥やしていた。
弱い女性をいたぶり、殴り殺すことで快感を得る卑劣な男。奴隷禁止の煽りを喰らって自分の欲求を大っぴらに満たすことが出来なくなったことからラナー王女を逆怨みしている。一方で主人には深い感謝の念を抱いているという意外な面を持っている。
ツアレを拾ったセバスに対し、大金を掠め取ろうと脅迫するが、経緯の微妙な差異こそあれセバスの手によって同じ苦痛に満ちた死を与えられることになる。
ウェブ版での名はブルム・ヘーウィッシュ。
ロックマイアー
レエブン侯お抱えの元オリハルコン級冒険者チームの一人。「見えざる」(ジ・アンシーイング)と呼ばれる盗賊。40歳。
八本指の拠点襲撃の際にクライム班に配され、娼館強襲時にサキュロントと交戦するクライムを支援する。ゲヘナでは志願してクライムやブレインと共に行動した。
大虐殺の際、レエブン侯を逃がす時間を稼ぐための囮となり黒い仔山羊の前に立ち塞がり戦死を遂げる。
ボナ・イングレ
王都の衛士長の一人。40歳。ゲヘナの際、最前線のバリケードの一角を死守する役目を他の衛士44人と共に担う。押し寄せる悪魔に恐怖して逃走するが「魂食の悪魔」(オーバーイーティング)に喰われる。
バイク
ボウロロープ侯の精鋭兵団の一人。兵団の一部を借り受け別働隊として率いるバルブロに従いカルネ村襲撃に従軍する。ジュゲムと交戦中、襲撃先のカ ルネ村の村民とゴブリンが種族を超えた何かで繋がっていることを感じる等洞察力はそれなりに高い。ジュゲムの見立てではLv10~11。
別働隊は最終的に全滅しているので、カルネ村での戦闘中か敗走した先でのルプスレギナの襲撃のどちらかで戦死した。
ボリス・アクセルソン
レエブン侯お抱えの元オリハルコン級冒険者チームのリーダー。「火神の聖騎士」の二つ名を持つイビルスレイヤー。41歳。
大虐殺の際、レエブン侯を逃がす時間を稼ぐための囮となり黒い仔山羊の前に立ち塞がり戦死を遂げる。
ヨーラン・ディクスゴード
レエブン侯お抱えの元オリハルコン級冒険者チームの一人。風神の神官でありつつ戦士としても戦えるウォープリースト。46歳。
大虐殺の際、レエブン侯を逃がす時間を稼ぐための囮となり黒い仔山羊の前に立ち塞がり戦死を遂げる。
フランセーン
レエブン侯お抱えの元オリハルコン級冒険者チームの一人。「踊る武器」と呼ばれる魔法アイテムを用いることで四刀流を扱える戦士。39歳。
大虐殺の際、レエブン侯を逃がす時間を稼ぐための囮となり黒い仔山羊の前に立ち塞がり戦死を遂げる。
ルンドクヴィスト
レエブン侯お抱えの元オリハルコン級冒険者チームの一人。自身の名を冠した幾多の魔法を開発した魔術師。45歳。
大虐殺の際、レエブン侯を逃がす時間を稼ぐための囮となり黒い仔山羊の前に立ち塞がり戦死を遂げる。
レエブン侯の軍師
名称不明。眠そうな目をした外見はパッとしない男。
平民であったが自身の村を襲撃したゴブリンの群れをその半数程度の村人を率いて撃退した。その武名を知ったレエブン侯に取り立てられ、それ以降、指揮官として侯の軍を率いるが、敗北が一度も喫しない優秀さを披露した。
大虐殺の際は、王国軍が壊滅的な打撃を受ける中、侯に退却を促し自身は兵をまとめる。

スレイン法国

ニグン・グリッド・ルーイン
陽光聖典隊長。
かつて行った亜人集落の掃討の時、王国の冒険者「蒼の薔薇」と遭遇し敗走したことがある。この際に顔に傷を受け、魔法での治療が簡単に行えるにもかかわらず、敗北への戒めとしての今も残すに至る。
ガゼフの抹殺任務を無慈悲といえるやり方で九割方遂行する。自身はタレントの特性を活かして後方から部下を強化しつつ指揮を行う戦術を取った。理論上は的確なやり方であるはずだったが、ナザリックの介入により部下共々捕縛される。
性格的には人間種救済という大義を掲げ、神への信仰とともにそれを疑うことはなかったが、それ故に冷徹で傲慢なところを見せた。無惨な死を避けられないとわかると、部下を見捨てて命乞いをするという醜態を演じた。
その後、情報を得るために尋問を受け死亡した。
ウェブ版では、顔に傷を受けた理由が部下の失敗によるものとなっており、アインズ等との遭遇も無かったため生存している。
ベリュース
ガゼフ抹殺の前段階の工作として、帝国兵士に偽装して王国村落への襲撃を行なっていた部隊長。
作戦中も欲望を剥き出しにして村娘に乱暴を働こうとするなど、下衆を絵に描いたような男。隊員からの人望は当然皆無であったが、故国では資産家ということもあり箔付けのために作戦に参加したらしい。
デスナイトによる部隊全体の危機に至っては、部下を盾とすべく大金を提示するも誰も動かず恐怖のあまり失神。直後、デスナイトに両断されて死亡する。
ロンデス・ディ・クランプ
ガゼフ抹殺の前段階の工作として、帝国兵士に偽装して王国村落への襲撃を行なっていた部隊の一兵士。
部隊全滅の危機に当たり、恐慌状態に陥った隊員を鼓舞し撤退を指示した。自身も時間稼ぎのためデスナイトに向き合い、敬虔な信者としての意地を見せるも、その刃は届かず首をはねられる。
エリオン、リリク、デズン、モーレット
ガゼフ抹殺の前段階の工作として、帝国兵士に偽装して王国村落への襲撃を行なっていた部隊の一兵士達。
エリオンは出現したデスナイトの盾打ちにより死亡。リリクは酒癖は悪いが気立ての良い男であったが、逃走しようとしたところをデスナイトに惨殺さ れる。デズンとモーレットはクランプの指示により、従者の動死体と化す騎士の死体の首を切断しようと向かうがデスナイトに殺害された。
カイレ
漆黒聖典に同行した人物。漆黒聖典隊長から「様」付けで呼ばれることから高位な人物の様で、六大神の残した真なる神器(ワールドアイテム)「傾城 傾国(ケイ・セケ・コゥク)」を預けられている。妙齢の女性が身に着けることが前提のデザインとなっている「傾城傾国」を老婆である彼女が装備しているこ とは目を背けたくなるギャップであり、シャルティアに一瞬であるが隙を作らせるほど。
シャルティアに精神支配を仕掛けるも、直後の反撃によって治療不能の重傷を負う。その結果、カイレと漆黒聖典は本国に帰還しシャルティアに対する命令は保留となった。
水神官副長
ウェブ版で登場。純白の神官衣を纏う老婆。第4位階魔法を行使できる。ナザリックを魔法的に調査するため、水神殿にある神都最大聖域の一つ「ティナゥ・アル・リアネス」(水神の目)で大儀式を執行するが、ナザリックの防衛システムに感知され失敗、反撃を受け肝を冷やす。

巫女姫

スレイン法国神都にある六神殿にて大儀式を用いて各地の監視を行う存在。6人いる巫女姫全員が両目を包帯で覆い(両目を潰されているため)、前の開 いた薄い絹1枚を腰の辺りで一本の紐で合わせただけという、肌も露わになった姿をした少女であり、法国最秘宝「叡者の額冠」(ウェブ版では「叡者の冠」) を装備している。叡者の額冠は装備者の自我を消し、装備者を高位魔法の発動(巫女姫に魔力を送る周囲に控える魔法詠唱者のMPに左右されるが)を可能にす るアイテムに変貌させる。代替わりにより叡者の額冠を引き剥がされた巫女姫は発狂するが、漆黒聖典により神の御許へと送られる。

巫女姫に選ばれる少女は100万人に一人という割合で非常に希少な存在である。

土の巫女姫
神都にある土の神殿で各地の監視を行う。書籍版で大儀式を用いて陽光聖典ニグンの監視を行うが、運悪く傍にアインズがいたため対情報系魔法の攻性防壁が起動することになり、それに組み込まれていた「爆裂」の反撃を受け死亡する。
法国ではこの出来事が、原因不明の爆発による巫女姫死亡という甚大な被害となり、「災厄の竜王」(カタストロフ・ドラゴンロード)復活の誤報に繋がり、それに対処するため出撃したカイレと漆黒聖典がシャルティアと遭遇することになる。
水の巫女姫
ウェブ版で登場。端正な顔立ちをしているが大人の兆しもまだ現れていない非常に若い少女で、艶やかで長い髪は金色をしている。神都の「水神殿」で 各地の監視を行う。ナザリックを探るために、ティナゥ・アル・リアネスにて、大儀式を用いて「魔法上昇・次元の目」を発動するが、ナザリックの防御システ ムに発見され「深遠の下位軍勢の召喚」での反撃を受ける。その際、加勢に駆け付けた神殿衛兵達が弱かったこともあり、ナザリックの二次反撃は起動しなかっ たため、辛くも難を逃れた。
闇の巫女姫
書籍版でクレマンティーヌに叡者の額冠を奪われる。
火の巫女姫
ウェブ版でクレマンティーヌに叡者の冠を奪われる。

漆黒聖典

法国の神官長直轄特殊工作部隊群「六色聖典」の中の一部隊。各員それぞれがユグドラシルのプレイヤーが装備するような武具を身に付け、ガゼフを凌駕 する力を持った法国最強の部隊であるが、その存在は隠されている。アニメのOPに集合絵で描かれた他、完全設定資料集ではイメージラフ画が公開された。

隊長
漆黒聖典隊長。漆黒聖典最強の存在である第一席次。槍を装備する。
容貌は幼い少年で年齢も20歳に全く届いていないが、六大神の血を覚醒させた神人と言われている。シャルティアの本気の一撃を受けても耐える実力を持つ。
シャルティアとの遭遇戦の後、死亡した二人の蘇生儀式の準備に取り掛かる。
第二席次
「時間乱流」。ミニシルクハットレイピアにある手の甲を覆う湾曲した金属板のような物を付けたエペを装備する、少年とも少女とも思える風貌をした剣士。
第三席次
痩身で老年と思しき魔法使い。左掌には紋様を施している。
第四席次
「神聖呪歌」。羽根付きフードを被った金髪の女性。
クアイエッセ・ハゼイア・クインティア
第五席次。「一人師団」。
ギガントバジリスク等を操ることも可能な優れたビーストテイマーの能力を持つ。「クインティアの片割れ」と呼ばれたクレマンティーヌの「同じ漆黒聖典」「優秀な兄と比べられ」という言葉から彼女の兄と推測される。
ウェブ版では陽光聖典と共に、トブの大森林を塒とする大所帯(約1万)のゴブリン部族を襲撃した。その後、素顔のアインズを目撃した際、自身の信仰する神が降臨したと歓喜し傅く。

第六席次
金髪の青年。青色のガントレットに白色を基調とした大剣を装備する戦士。
第七席次
眼鏡をかけた少女。ヘッドドレスに学校制服、大きな蝶ネクタイをした姿であり、中から巨大な人形が出てくる鞄を携えている。
セドラン
第八席次。書籍版では「巨盾万壁」。殴打可能な巨大な盾を両手に装備している。
カイレの護衛団の一人としての任務遂行中にシャルティアと遭遇。カイレを守護するため巨大な盾を構えるが、シャルティアの放った清浄投擲槍が体を貫き死亡した。
エドガール・ククフ・ボ-マルシェ
第九席次。「神領縛鎖」。カチューシャを付け、左目付近に龍のタトゥーのある男。両目に視界補正の効果を施されたカラコン、両脚に短剣、そして鎖を装備している。
書籍版ではカイレの護衛団の一人としての任務遂行中にシャルティアと遭遇。静止状態となったシャルティアを捕縛しようと近づいたことが、敵対的行 動と判断されシャルティアに殺害された。ウェブ版では第七席次で通称を「巨壁万軍」。屈強な体に日に焼けた顔をした男として描かれ、舞踏会に護衛官として 出席する。
第十席次
「人間最強」。筋骨隆々な肉体をした白髪の老人。巨大な斧を装備する。
第十一席次
青色の長髪を三つ編みで結った女性。下着が見える程のはだけた姿をしている。ウェブ版では相手の強さを見抜く特殊能力を持った美青年。
第十二席次
「天上天下」。パワードスーツのようなもので全身を覆っている壮年の男。両手足に布で出来た手甲・足甲を装備している。
番外席次
書籍版で登場。六大神の血を覚醒させた神人。「絶死絶命」。
十代前半の少女に見える容貌をしているが実年齢は不明。髪は片側が白銀、もう片側が漆黒の長髪で瞳はオッドアイ。耳に何か特徴があるようで他者に耳を見られることを嫌う。
装備は全て六大神の遺した神器であり、作者によると大陸の中でも10本の指に入る最強のタレントを持っている。
暇つぶしにルビクキューを 弄りつつ、法国の聖域である五柱の神の装備が安置されている場所を守護している。人類の守り手ともされ隊長を一蹴するほどの実力をもっているため、その存 在は明るみになっただけで周辺国との全面戦争を招きかねないため秘匿されている。クレマンティーヌ曰く「人外領域すら超越した漆黒聖典最強の化け物。六大 神の血を引くとされる先祖返りのアンチクショウ」。

バハルス帝国

ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクス(jircniv rune farload el nix)
現皇帝。圧倒的なカリスマ性と、武力に裏付けされた統治能力で自国を強大化させつつある眉目秀麗な青年。腹話術という意外な特技も持っている。
即位に際し、また機を見るたびに国内の貴族に対する血の粛清を行ったことから「鮮血帝」と呼ばれ、事実彼の代で絶対王政は完成しつつある。
親族同士での謀殺を繰り返した凄惨な過去を背負っており、他者に対する愛情が希薄。伴侶は居ないが子どもはいる。ラナーの先進的な提言を密かに自 国に取り込み成果を上げるなど、彼女の才覚は認めているがその有り余る知性に薄ら寒いものを感じてもおり「嫌いな女ナンバーワン」に挙げるほど。
ナザリックの戦力を見るための捨て駒としてワーカーを用い、その謝罪として大墳墓へ自ら赴くがその後の経緯は大きく別れる。
ウェブ版でアインズと個人的な友となることを提案するが、了承したアインズは実際の戦力の差にもかかわらず帝国の傘下に降ることを選択し、表向き に臣下の礼を取るその意図の読めなさに対し、その頭脳の冴えを認めつつも混乱している。アインズには「辺境侯」の爵位を与え、彼の一挙一投足が巻き起こす 混沌に頭を痛める日々を送っている。
書籍版では自ら率先はせずアウラ、マーレ両名による脅迫に応じて赴く。アインズに同盟を申込むと共に建国事業を勧め、ウェブ版でも想定していた周 辺国家による対ナザリック同盟の成立を目指す。なお、表向きにも対等な交渉を成立させた胆力と頭脳はウェブ版同様であるが、内心ではナザリックの規格外さ に度々投げやりになる一面も見せた。
フールーダの離反についても札を一枚失ったという受け止め方であったウェブ版と、公私ともに依存していた面が強く心中では慟哭する一幕も見せた書籍版では反応が異なる。

帝国家臣団

フールーダ・パラダイン
帝国の主席魔法使い。ウェブ版の設定によると268歳。人間としては最高ランクである第6位階の魔法を使いこなす。十三英雄に匹敵か、それ以上の「逸脱者」ともいわれている帝国最大の守護者。
彼個人の存在が周辺諸国に対する抑止力となり、教導した高弟の中には第4位階の使用者まで現れるなど帝国の魔法教育の立役者でもある。
魔法の一種、仙術を不完全ながら発動させることによって二百年以上生きており、相手の使う魔法の位階を見抜く特殊な力(書籍版ではタレント)を 持っている。英雄を越えた者としての飄然とした態度の裏に魔道の秘奥のためにならすべてを投げうっても構わないという狂的な本質を隠しており、アインズの 強大な力を知って即座に傘下に降る。
初代皇帝の時から仕官しており、代々の皇帝に協力して帝国の強大化に努めてきた事情が語られる。ジルクニフに「爺」と呼ばれ個人的な信愛を以て接 されており、彼自身も帝国および歴代皇帝には愛着を持っていたようだが、表向きには帝国に臣従しつつも裏切り、ナザリックを利する行為を行っていた。
ウェブ版ではジルクニフの認可の下、アインズの弟子となり働いている。
ロウネ・ヴァミリネン
秘書官。年の割に髪は薄い。
ジルクニフとアインズの会談の際、ナザリックに駐在する間に、ウェブ版では本人は躊躇したが帝国の法律を教授する命を、書籍版では覚悟を決めてナザリックとの連絡手段の構築や使者の滞在場所の確保といった、帝国-ナザリック間の調整の命を受ける。
命を下した直後、デミウルゴスがロウネとすり合わせを行うと知ったジルクニフは、ロウネがデミウルゴスに操り人形にされることを予感した。
バジウッド・ペシュメル
帝国四騎士の一人「雷光」。四騎士のまとめ役である。ガゼフ・ストロノーフと同じく平民上がりの騎士で言葉遣いはぞんざいだが、その裏表の無く、 陽性な性格をジルクニフに好まれている。魑魅魍魎渦巻く伏魔殿ナザリック内部に皇帝の供として付き従った後も軽口を叩く姿勢に変わりはなかった。
ニンブル・アーク・ディル・アノック
帝国四騎士の一人「激風」。希少金属であるアダマンタイトで作られた鎧を身に纏う。
帝国と同盟を締結したアインズの案内役を申し付けられ、大虐殺の現場に居合わせ恐怖に打ち震える羽目になった。
レイナース・ロックブルズ
帝国四騎士の一人「重爆」。紅一点。攻撃力でいえば四騎士中最強。
顔の半分を隠しているという点を除けば容姿の整った女性。ウェブ版では髪の裏には黒く大きな痣、書籍版では膿を出す何かが隠れている。
書籍版ではジルクニフへの忠誠心は乏しく、自身の雇用は身の安全あってこそ、利あれば裏切ることを含めいざとなったら逃げだすことを契約の条件と して認めさせている。ジルクニフに従ってナザリックに赴き戦闘メイドの美貌を目撃した際、舌打ち(ウェブ版では嫉妬したと吐露している)をしている。
ナザミ・エネック
帝国四騎士の一人「不動」。防御戦においては四騎士最強といわれ「最硬の騎士」と呼ばれた男。両手に盾を持って戦う珍しいスタイル。
書籍版ではマーレの魔法によって近衛騎士達と共に死亡。
ナテル・イニエム・デイル・カーベイン
帝国第二軍の将軍。髪を白く染めた壮年の男。個人の武勇は皆無であるが、堅実な指揮ぶりで戦闘では決して負けないと謳われる名将。
先代皇帝にその才覚を認められ取り立てられた。大虐殺では辺境侯の指揮下に入り、その圧倒的な力を目の当たりにする。
ウェブ版では平民出身で名をナテル・イニエム・スァー・カーベイン。帝国の未来という観点ではベリベラッドに近い考えを持つ。
ベリベラッド
ウェブ版で登場。帝国第三軍の将軍。無数の戦傷が顔にある歴戦の将軍。偉丈夫で剣の腕も立つ。大虐殺では壊滅的な打撃を受けた王国軍に対する追撃に反対し、絶対的な力を持つアインズを危険視する。
レイ
ウェブ版で登場。帝国第八軍の将軍。アインズの圧倒的な力を目の当たりにして心酔し、その力に取り入ろうとする。
のちにアインズからは身辺警護の任を命じられる。
グレガン
帝国第六軍の将軍。フリアーネとジエットの会話の中で言及された。
ベベネ・バイセン
ウェブ版で登場。平民から騎士になった男。昇級試験を受けるジエットのチームを護衛する。
フェメール伯爵
ナザリック地下大墳墓の調査を「フォーサイト」や「ヘビーマッシャー」等各ワーカーチームに破格の報酬で提示した貴族。同時に「漆黒」と金級冒険 者チーム「スクリーミング・ウィップ」に道中でのワーカーの護衛を依頼した。後にナザリックの調査を依頼した咎で斬首され、帝国の謝罪のしるしとしてアイ ンズに首が献上される。首はアインズの力でデス・ナイトとなった。
グランブレグ伯
ウェブ版で登場。戦士を思わせる体つきをした大貴族。アインズに取り入ったレイと面会し、帝国と王国の今後の情勢を語った後、自らの10歳前後の娘をレイの正妻に提案する。
グライアード侯爵
ウェブ版で登場。大貴族。アインズの帝国内の館で開催されたパーティーに出席し彼の素顔を目撃する。
ウィンブルグ公爵
ウェブ版で登場。ズーラーノーンの下部組織である邪神を信奉する教団に入信している。アインズの帝国内の館で開催されたパーティーで彼の素顔を目撃した後、邪神を信奉する教団の儀式にアインズを招き、信仰の恩賞として10日間という期限付ではあるが若返りをもたらされた。
ヴァネルラント公令嬢
皇帝主催の舞踏会に出席した。ある貴族派閥の令嬢の集まりの中では最も家柄が高いが、他派閥の令嬢の集まりのように厳格な上下階級を敷かず、家柄の低い令嬢に対しても分け隔てなく接する誠実な性格のため、同派閥の令嬢から慕われている。

帝国魔法学院

ジエット・テスタニア
ウェブ版で登場。魔法学科に所属する生徒。暗い雰囲気を宿した少年。
片方の目を眼帯で覆っており、その下にある眼は幻覚を見破る能力を持つ。
母親が患っている猛病を癒す魔法のアイテムを購入するために、香辛料を作る魔法を使って日々アルバイトをしている。
ジエットの母親が仕えていた貴族の令嬢がアルシェであり、その関係でネメルと知り合った。
ネメル・グラン
ウェブ版で登場。魔法学科に所属する生徒。ジエットの幼馴染。下級貴族であり、姉のパナシスはアインズの帝国での館でメイドとして働いている。
ランゴバルト・エック・ワライア・ロベルバド
ウェブ版で登場。魔法学科に所属する生徒。それなりに力のある貴族の三男、かつ側室の子。平民出身のジエットに敵対心を抱いている。
昇級試験の際は、パーティーを組むことになったアインズ扮するモモンに振り回されることになる。
フリアーネ・ワエリア・ラン・グシモンド
ウェブ版で登場。学院で三指に入る力を持つ生徒会長。公爵家令嬢。皇帝主催の舞踏会に出席しており、父兄から聞かされたのかアインズの素顔についても知っている。
かつてアルシェの魔法のライバルであり友人であった。ジエットとの取引に応じ、彼に現在の帝国貴族社会の動静やアインズに関してのある程度の情報を教える。
オーネスティ・エイゼル
ウェブ版で登場。建築学科に所属する生徒。話し方は早く抑揚がない。一人きりになった際に見せる本性は、自身を取り巻く環境が酷かったためか、ど す黒い。皇帝派閥に属する諜報員と関係があるらしく、学院に生徒として入学してきたフールーダおよび、それを命じたアインズの狙いや情報を得ようとしてい る。
ジエットから昇級試験での自分のチームに誘われ承諾する。彼がロベルバド家主催の舞踏会に出席するネメルを心配していることを知った際は招待状を入手した。
ディモイヤ
ウェブ版で登場。学院内で情報屋的な活動をしている女生徒。ショートヘア。
フェンドルス家令嬢
ウェブ版で登場。レーちゃんと呼ばれる少女。没落貴族。
微弱ながら魔法を感知する力を持つ。かつてアルシェの友人だった。
ジーダ・クレント・ニス・ティアレフ
ウェブ版で登場。貴族階級。昇級試験のチームを組むためのメンバーを探すフールーダに自分を入れてくれるよう売り込んだ。

ワーカー

ヘッケラン・ターマイト(hekkeran termite)
「フォーサイト」のチームリーダー。二刀流の戦士。金髪に碧眼、日に焼けた肌をしており年齢は20歳前後。身長は170㎝中盤。
裏稼業に属する者として敵を作らない手腕に優れており、事前の下調べも欠かさないなど出来る男。
第6階層闘技場にてアインズと相対した際、脱出に一縷の望みをかけて交渉しようとし、他のナザリック至高の存在の許可を得たかの如く偽装しようとして失敗。逆にアインズの逆鱗に触れる結果となり、戦闘の末イミーナを庇い倒れる。
最期はイミーナと共に餓食孤蟲王の巣の材料にされた。ウェブ版ではアインズの使用した第8位階「破裂」を受けて死亡した。
ロバーデイク・ゴルトロン(roberdyck goltron)
「フォーサイト」の神官。年齢は30代。気立てのいい性格で、金目当てという即物的な理由で動くワーカーが多い中、神殿という組織の枷の下ではより多くの人々が救えないという理由でワーカーとなった。
柔らかな物腰と優れた話術によってチームの交渉窓口となることが多く、自らが冒険によって得た報酬を弱者救済に費やすなど、真に善性の人。
最期はアインズによる神の存在証明のための実験材料となった。
アルシェ・イーブ・リイル・フルト(arche eeb rile furt)
「フォーサイト」の魔法詠唱者である10代半ば~後半の少女。家の借金を返すためにワーカーになった。ウェブ版での名前はアルシェ・イーブ・リリッツ・フルト。
帝国魔法学院出身。他者の魔力を感知する特殊な才能を持つ。フールーダの元弟子であり、若年で第三位階にまで習熟したことから彼の領域まで到達する可能性さえ持っていると師や仲間内からは評されていた。
元貴族でもあったが、現在は実家の爵位は皇帝によって剥奪されている。それでも貴族としての浪費を忘れられず借金を繰り返している両親を疎んでおり、妹のクーデリカとウレイリカの双子と共に家を出ようと考えている。
ウェブ版ではロバーデイクの懇願により(彼の人体実験と引き換えに)生存を許され、シャルティアのペットとして飼われる。その後帝国貴族関連の知識を教えた褒美として偶然連れて来られた妹達ともども6層にて衣食住やモンスターに襲われる危険のない生活を手に入れる。
書籍版ではほぼ同様の経緯を辿ったものの助命は許されず、同じく追跡に向かったシャルティアによって苦痛なき死を与えられる。その遺骸はバラバラにされ有効活用されている。また、その才能についても早熟の秀才に過ぎずもう伸びる余地は残されていなかったと語られた。
イミーナ(imina)
「フォーサイト」の盗賊。半森妖精(ハーフエルフ)であり、ヘッケランと恋人関係。気の強い性格であり、エルヤーとの折り合いが悪い。
エルフの血が入っているためかほっそりとした肢体の持ち主であり、胸部も平たい。
最期はヘッケランと共に餓食孤蟲王の巣の材料にされた。ウェブ版ではアインズの魔法陣に込めた夥しい「魔法三重最強化・魔法の矢」を受け死亡した。
グリンガム
「ヘビーマッシャー」のチームリーダー。メンバー数14人(ウェブ版では9人)という大所帯ワーカーを束ねている。
農家の三男坊として生まれ、兄を見返してやろうという一念でミスリル級冒険者に匹敵する地位まで上り詰めた。王国の御前試合に出場するも準々決勝 でブレインに敗北している。対外的には無学なりの処世術として仰々しく奇妙とさえ取れる喋り方をしている。ナザリック探索を依頼されたワーカーチームの中 では中心的な役割を果たし、長年の経験から多くの攻撃を切り抜ける。
最終的にチームは転移の罠にかかり、別々に過酷な運命を辿ることになるのだが、彼の場合は恐怖公の管理する「黒棺」に送られ生きながらにして貪り喰らわれるという悲惨な末路となった。
パルパトラ・オグリオン
「グリーンリーフ」のチームリーダー。書籍版では80歳に到達してなお現役を続ける戦士。チームメイトや他のチームからは「老公」と呼ばれる。前歯は殆ど抜け落ち濁音を話せない。ウェブ版では金髪碧眼の20代半ばの男と描かれ、モモンとの手合わせや思考・経歴を除けば辿った末路こそ同じであるが、こちらは特に特徴的なキャラ付けをされていない。
チーム名および自身の異名である「緑葉」(グリーンリーフ)とは、退治した緑竜(グリーンドラゴン)の鱗から作り出された鎧を装備していることか ら付けられている。また先端を竜の牙を削り作ったスピアを武器として持つ。武技「竜牙突き」の開発者とされる。かつてはオリハルコン級と目されていた冒険 者であったが、当時の冒険者組合長(パルパトラをして「最悪の類」)をぶん殴ってしまって以来、ワーカーとして活動している。
普段は好々爺の一面を見せるが、謎の遺跡(ナザリック)においての内部探索初日を未知のモンスターとの遭遇の危険を考慮し他のチームに任せ、自身らは地表部の探索を買って出た一方で、翌日の内部探索の優先権を得るなど仕事に対しては非常に慎重かつ冷徹な面を見せる。
地表部を探索していた際、現れたプレアデスが呼び出した8体のナザリック・オールド・ガーダーと交戦する。彼自身は複数体を受け持つなど奮戦した ものの、チームは後衛の判断ミスから序盤から劣勢に追い込まれ予想外の脆弱ぶりを披露する羽目になる。戦う前の余裕はどこにいったのかと観戦していたプレ アデスの面々も呆れ、遂には彼女らから声援すら送られるようになるが、声援空しく早々に全滅し最初に脱落したワーカーチームとなった。死体は回収され有効 活用された模様。
エルヤー・ウズルス
「天武」のチームリーダー。鈴の音のような涼しい声を持つ、端正な顔立ちをした男(ウェブ版では青年)。ガゼフに匹敵するともいわれる剣の天才だが傲慢な態度が目立つ。
スレイン法国の出身とされており、人間以外の種族を見下している。
三人のエルフの奴隷とパーティーを組んでいるが、実際は彼一人のチームだといわれている。
ナザリックに侵入した際ウェブ版ではヴァンパイアとしての本気を出したブレインに圧倒され、エルフ達に全開で支援させたがなお届かず腕を切断され て敗北、命は取られなかったがその後の処遇は不明。三人のエルフはウェブ外伝では処遇を任せられたアウラに命を救われ、奴隷の証であった切り落とされた耳 をペストーニャにより治癒された後、アウラにメイドとして仕える。
書籍版ではハムスケの訓練の成果を見るためのテスト相手としてあてがわれ、ウェブ版同様不利になった途端エルフ達の支援を受けて戦ったが腕を切断 されたのちにとどめを刺される。作者曰く「ハムスケは別にナザリック魂に汚されてないので、対峙したエルヤーが(侵入者の中では)最も幸せ」

その他

ジャイムス
貴族位を剥奪されたフルト家に長年仕えている執事。
武王
帝国闘技場で武勇を轟かす戦士。亜人。
クリアーナ・アクル・アーナジア・フェレック
ウェブ版で登場。下級貴族の家の娘。アインズの帝国内の館に仕える一般メイド。以前はフラベラ伯爵家のメイドであった。教養や礼儀作法、メイド仕事は大貴族の家でメイドとして働いていた母仕込みである。
パナシス・エネックス・リリエル・グラン
ウェブ版で登場。下級貴族の家の娘。アインズの帝国内の館に仕える一般メイド。部屋はクリアーナと同室。妹に帝国魔法学院の生徒ネメルがいる。
リズ
ウェブ版で登場。背の高いボブカットの少女。実家は没落貴族フェンドルス家に従っている。レーちゃんと呼ばれるフェンドルス家の令嬢と共に舞踏会に出席した。
ロクシー
ジルクニフの愛妾。美貌はないが聡明な女性。その優秀さからジルクニフからしばしば相談を受ける。自身は母として次期皇帝の教育や、その他の皇帝の子供にも愛情をもたらすことを望む。
ベッチ・アイク、セルデーナ・イズングリッド、クアイア・バッシュグリル
ウェブ版で登場。昇級試験に出場するためにモモンが買った奴隷達。平均年齢は20歳。なお、試験自体にはデスナイト3体が彼ら3人として加わった。本物の3人はアインズの帝国内の館で資料製作や計算に駆り出されている。

竜王国

ドラウディロン・オーリウクルス
竜王国女王である「黒鱗の竜王」(ブラックスケイル・ドラゴンロード)。ある理由により本来の姿とは異なる少女の姿をしている。近隣の大国・ビーストマンの国の侵攻に頭を悩ませている。
戦闘能力は通常の人間並のため皆無であるが、竜王の血が八分の一流れているため「始原の魔法」を使用(ただし、使用するには百万単位の民の犠牲が必要となる)できるタレントを持っている。そのため法国からは「竜王」と一応定義されている。
常時、少女の姿で純真無垢で可愛いらしい子供の演技をしている理由は、万人受けするこの姿で前線で戦っている者達を激励すると、士気が高まるため である。特に同国のアダマンタイト級冒険者・セラブレイトには効果覿面であるが、当の本人はそのうちセラブレイトに与える褒美に、自らの体を使うことにな ると半ば諦めている。
ジルクニフには「若作り婆」と呼ばれ彼の脳内嫌いな女ランキングで2位の常連となっている。

冒険者

セラブレイト
竜王国唯一のアダマンタイト級冒険者チーム「クリスタル・ティア」のリーダー。「光輝剣」という剣技を使うため二つ名は「閃烈」。ホーリーロードという職業に就いている凄腕の剣士。ロリコン

ワーカー

オプティクス
ワーカーチーム「豪炎紅蓮」のメンバー。「真紅」という二つ名を持つ凄腕の剣士。

カルサナス都市国家連合

カベリア
ベバート都市長。ジルクニフの脳内好きな女ランキングで1位。

ズーラーノーン

カジット・デイル・バダンテール
ズーラーノーン幹部の十二高弟の一人。
洗礼名からわかる通り法国出身で普通の村人として生まれたが、脳内出血で亡くなった母親の死に目に遭えなかったことから、自身を強く責め母の復活をすべてに生きるようになる。
思案の結果、母親を復活させるために信仰系魔法でない新たな魔法を開発することにしたが、それまでにかかるであろう膨大な時間を得るために己をアンデッドと化す魔力系魔法を修めるべく、遂にはかつて盟主が行った「死の螺旋」の遂行に手を出す。
外見的にはさして老齢というわけではなく、実年齢は40程度と思われるものの、禿頭のうえ極めての痩身、土気色の肌など生きながらにしてアンデッドを想起させる姿をしている。
エ・ランテルにて5年かけた下準備の最終局面、現れたモモンらと戦闘になる。その際は所持するアイテム「死の宝珠」の強化の下、大量のアンデッド を支配し強力なスケリトル・ドラゴンも使役して的確な魔法でナーベを追い詰めた。一分野に特化した魔法詠唱者としての底力を見せたものの本気のナーベラル の一撃に一蹴され、こんがりローストされ死亡。死体は安置所から忽然として消え、その後の経緯は不明。
アニメ版では、ナーベラルの第七位階魔法の攻撃で原型をとどめないほどの塵と化し、遺体も残らなかった。
ウェブ版での名はカジット・ノーライフ。
クレマンティーヌ
ズーラーノーン幹部の十二高弟の一人。
元は漆黒聖典の第九席次に籍を置いていた英雄級の実力者だったが、法国を裏切り風花聖典の秘宝「闇の叡者の額冠(ウェブ版では火の叡者の冠)」を奪い取る。
外見的には猫科の肉食獣を彷彿とさせる愛らしくも獰猛なもので、気まぐれに人命を奪う性格破綻者。常にふざけ半分の態度を崩さないが、実力への自 負は高く激しやすい。カジットからは「クインティア」の片割れとも呼ばれ、己の生い立ちをなぜかと嘯く素振りも見せたが、その真意は不明。年齢は作者によ ると20代半ばを過ぎており、若作りをしているという。
戦法も見た目に違わず、武技による身体能力向上と軽装のもと瞬発力を活かし、手にしたスティレットの刺突による一撃必殺を得意とする。
特に意味も無く強弱も様々な数多の冒険者を屠り、ハンティングの勲章代わりに彼らのプレートを身につけ愉しんでいた。カジットの計画に協力する一環で行ったンフィーレア拉致の場に居合わせた「漆黒の剣」を全員殺害した。
そのことにアインズが密かに怒りを覚えたため、本気を出さない戦士姿のまま一定の間苦戦を演じ、彼が戦士の戦い方の教訓を得た後に捕らえられ、鯖折りにされ死亡。死体は安置所から忽然として消え、その後の経緯は不明。
ウェブ版では帝国内部でズーラーノーンの下部組織である邪神を信奉する教団を使って暗躍中に、邪神として招聘されたアインズによって完全に教団は 乗っ取られた際に見た光景(圧倒的な身体能力と魔法)から完全に心を折られ「盟主でも勝てない」と判断。仲間の神官を殺害してズーラーノーンを裏切り逃亡 したため生存。

リザードマンの集落

ザリュース・シャシャ(zaryusu shasha)
  • 種族レベル:蜥蜴人(リザードマン)Lv1[9]
  • 職業レベル:ファイターLv10など[9]
「緑爪(グリーン・クロー)」出身の旅人。外界からは魚の養殖についての知識を持ち帰り、兄の陰ながらの助力もあってだが、成功させた。戦士とし ては周辺の部族においても指折りの強者として知られ、蜥蜴人四至宝の1つ「凍牙の苦痛(フロスト・ペイン)」の所有を認められている。
ナザリックの侵攻に対抗するため周辺部族との連合策を提示、兄と分担する形で交渉に臨みこれを成功させた。ナザリックとの戦いにおいては圧倒的な 能力差がありながらも仲間の協力を得てイグヴァを倒し、兄との連携の末にコキュートスに刃を届かせたことはコキュートスに戦士として敬意を抱かせるほど だった。
コキュートスとの戦いで死亡するも、復活魔法の実験のために蘇生される。自身を容易に蘇生させた能力やナザリックの軍勢を支配する姿などを目の当たりにしたことで、アインズを神に匹敵する存在と認識し、彼に平伏する。
ナザリックの侵攻後は、ゼンベル達とナザリック地下大墳墓に赴いてハムスケや他の蜥蜴人に戦士としての技術を教えている。
クルシュ・ルールー(crusch lulu)
  • 種族レベル:蜥蜴人覚醒古種(リザードマン アウェイクン・エルダーブラッド)Lv1[9]
  • 職業レベル:ドルイドLv8など[9]
「朱の瞳(レッド・アイ)」族長代理。祭司の力に長けたアルビノの雌。
一応部族の代表者ではあるが、その異形の姿によって微妙に高みに遠ざけられるような扱いを周囲からは受けている。本人もその立場を諦めつつ受け入れている。が、その姿を一目見て惚れ込んだザリュースに求愛され、戸惑い慌てながらもそれを受け入れた。
ナザリックの侵攻後は、ザリュースの復活を条件に蜥蜴人の中で裏切りが発生しないかを秘密裏に監視する役割を担う。また、ザリュースとの仔を孕んだことをきっかけに彼と結婚した。
ゼンベル・ググー(zenberu gugu)
  • 種族レベル:蜥蜴人(リザードマン)Lv5[9]
  • 職業レベル:モンクLv10など[9]
「竜牙(ドラゴン・タスク)」族長。
通常権力から離れる元旅人という立場でありながら、強さを尊ぶ部族の気風によって族長として収まっている。豪快な性格で、ザリュースとの交渉も後 腐れのない決闘という形で話をつけ悪友のような関係となる。旅人になったのはかつて「フロスト・ペイン」を持った強者との戦いに敗れたためという。
コキュートスとの戦いで死亡するも、後にシャースーリューと共に蘇生される。
シャースーリュー・シャシャ
「緑爪」族長。ザリュースの兄。
戦士と祭祀としての実力を兼ね備えた実力者。指導者としても兄としても立派な人物だが意外と下世話なところもあり、弟とクルシュの関係に野暮なことをいう一幕もあった。
危地に至っても柔軟に動くことができ、本来部族の運営には関わらない弟の意見を取り入れ五部族連合を成功させる。コキュートスとの一戦では兄弟ゆえの息の合った動きを見せ、己の身を犠牲にしてザリュースを最後の一撃へと導く。
後にゼンベルと共に蘇生され、弟と同様にアインズを神に匹敵する存在と認識し、彼に忠誠を尽くすようになる。彼自身はコキュートス傘下の蜥蜴人部族の指導者として働いている。
ロロロ
4本頭の多頭水蛇(ヒュドラ)。ザリュースのペット。
本来、ヒュドラは8本の頭を持って生まれてくるため、本来の親には見切りを付けられ捨てられる。ザリュースにそこを拾われ、以後は家族同様の間柄 である。ヒュドラは動物並みの知能しか持たないがロロロ自身の想いは本物であり、事実イグヴァとの決戦では命を賭して突貫し勝利への道筋をつける。

八本指

ゼロ
八本指の警備部門長にして、最強部隊「六腕」のリーダー。通称「闘鬼」。
禿頭の筋骨隆々とした男で、裏社会の最高戦力として自らが最強であるという自負に満ちている。モンクとして鍛え上げられた骨肉はブレインの剣戟と 互角に打ち合えるほどのものであり、更に動物の霊魂を宿して身体能力を底上げするクラス「シャーマニック・アデプト」を保有している。
書籍版ではセバスとクライムなどの手によるサキュロントの敗退を受け、他の六腕総出での報復に動く。ツアレを拉致し、彼女を生餌にしてセバスを誘 い込む。他の六腕の敗退を受けセバスを粉砕しての撤退を図ろうと渾身の一撃を放つも全く効かず、呆然としたまま命を刈り取られた。
サキュロント
六腕の一人。通称「幻魔」。
幻術師(イリュージョナリスト)と軽戦士(フェンサー)の職を修めている。
剣の軌道を幻によって誤魔化す、死を偽装して不意打ちをするなど魔法職と戦士としての技量を組み合わせた独特の戦い方をし、レベルで劣るクライム を翻弄、一度死の間際にまで追い詰めた。ただ性質の異なる職業を並立して伸ばしてきた都合上、各々の分野では専門職に劣り真っ向勝負に持ち込まれると弱 い。他の六腕からは最弱と冷笑されている。
コッコドールの依頼を受けたゼロによって彼の護衛に赴き、セバス達の襲撃を受けて的確に彼を逃がそうと立ち回る。クライム相手には最後底力に気圧されつつも勝利したが、その助けに現れたブレイン相手には一刀のもとに意識を失い収監される。
その後、一応の利用価値はあると認められたゼロの伝手によって解放されリーダーの眼前でクライムと再戦するが、今度はマジックアイテムを失いただ のメイド服を着る羽目になった自分との装備の差や盗賊の的確な援護によって持ち味を全く生かすことが出来ず、冷静に戦う彼相手に焦りを隠せず敗北、死亡し た。
デイバーノック
書籍版で登場。
六腕の一人。通称「不死王」。
自然発生した死者の大魔法使いでありながら短絡的な生者の殺戮に走らず、より効率的に自己を鍛える道を選んだ自制心の持ち主。
元々の状態でもファイアーボールを連射するだけの実力は持っていたが新たな魔法を習得するための金銭を求めて試した幾つかの手法が失敗した後、ゼロに勧誘され六腕の一員となる。二つ名の「不死王」が癇に障ったセバスによって集結した六腕の中では最初に粉砕された。
エドストレーム
書籍版で登場。
六腕の紅一点。通称「踊る三日月刀(シミター)」。
武器がさも踊るかの如く動き出す「舞踊」という魔法付与を施された5本の三日月刀を自在に操る。その動きはあたかも自分が同時に5人存在しているかのような精密で自然なものである。これは常人のレベルを凌駕する空間認識能力に、左右の手で異なる動きをする能力が高い彼女のみが可能な戦法である。
ゼロとサキュロントを除く六腕の3人と共にセバスと対峙する。三日月刀での攻撃をする間もなく、セバスの超速での手刀で首を切断され、驚愕と絶望の表情を浮かべながら死亡する。
ペシュリアン
書籍版で登場。
六腕の一人。通称「空間斬」。
全身鎧を装備しウルミと呼ばれる長剣をさらに極限の細さになるまで削った武器を使用する。
ゼロとサキュロントを除く六腕の3人と共にセバスと対峙する。人間の戦士の中では高い能力を有し並の人間には防ぎきれない彼の斬撃も、セバスには全く通じず頭部を吹っ飛ばされ死亡する。
マルムヴィスト
書籍版で登場。
六腕の一人。通称「千殺」。
「肉軋み」「暗殺の達人」と呼ばれる刺突攻撃を補助する魔法付与を施された上、先端に致死の毒が塗られたレイピアを操る。暗殺者よりの能力のため剣の腕では他の六腕に多少劣る。
ゼロとサキュロントを除く六腕の3人と共にセバスと対峙する。ガゼフのそれを超える刺突の一撃も、セバスには全く通じず頭部を吹っ飛ばれ死亡する。
コッコドール
書籍版で登場。
八本指の奴隷売買部門長。オネエ口調の男であり、同性愛者のようである。
ヒルマ
書籍版で登場。
八本指の麻薬取引部門長。元高級娼婦。
「ゲヘナ」においてマーレとエントマの自邸にて受け拉致される。その後、恐怖公によって体の内側からゴキブリに食い荒らされるという凄惨な拷問を 受ける羽目になり完全に心折れる。体の傷こそ癒されたものの恐怖からナザリックに服従し、他の部門長との会合の場にアウラとマーレを呼び入れる。
ルベリナ
ウェブ版で登場。8本指の中で序列3位。「心臓貫き」と呼ばれるレイピアを操る女。男装をし中性的な雰囲気を醸し出すが、内には人の苦しむ様を好むという嗜虐心を持っている。作者によると第1位階魔法を行使できる。
娼館を襲撃してきたクライムをゼロと共に追い詰めるが、現れたセバスに首を270度回転させられ死亡する。

ドラゴン

ツァインドルクス=ヴァイシオン
「プラチナム・ドラゴンロード」の二つ名を持つ、最強のドラゴンの一角。通称「ツアー」。始原の魔法を使える数少ない存在。
実は十三英雄の一人『白銀』でもあり、当時はスケイルメイルを着ているのではなく遠隔から空の鎧を動かしていた。ウェブ版でその鎧は自らが選んだ白銀の騎士が纏っていることが確認できる。
かつて八欲王が振るい、十三英雄のリーダーが所持していた最高位の剣である「ギルド武器」を保有している。
書籍版では鎧の遠隔操作で何らかの偵察に赴いた際に精神操作を受けたシャルティアに遭遇し、一定の交戦を行ったようである。旧友で同じく十三英雄の一人であるリグリットの訪問の際にはその危険性を感じ取っており、新たなプレイヤーの存在を感じ取った。
そのためアイテムの収集や同胞のドラゴン、隠れた強者に協力を求めるなど陰ながら活動を開始している。
スヴェリアー=マイロンシルク
ウェブ版で言及された。「ブルースカイ・ドラゴンロード」。アーグランド評議国永久評議員の一角。第5位階魔法の使い手。
オムナードセンス=イクルブルス
ウェブ版で言及された。「ダイヤモンド・ドラゴンロード」。アーグランド評議国永久評議員の一角。
ケッセンブルト=ユークリーリリス
ウェブ版で言及された。「オブシディアン・ドラゴン」。アーグランド評議国永久評議員の一角。
ザラジルカリア=ナーヘイウント
ウェブ版で言及された。「ワーム・ドラゴン」。アーグランド評議国永久評議員の一角。
破滅の竜王(カタストロフ・ドラゴンロード)
災厄の竜王とも表記される(書籍版3巻)。復活に備えている漆黒聖典が一たび復活の報を受けると、この竜王を支配下に置くため出撃する。
吸血の竜王(ヴァンピリック・ドラゴンロード)、朽棺の竜王(エルダーコフィン・ドラゴンロード)
出撃した漆黒聖典に甚大な被害を与えた未知のアンデッドとして番外席次が取り上げたアンデッドの竜王。漆黒聖典隊長は滅亡したと述べるが、番外席次はアンデッドのため真実滅亡したかは不明という見解を述べた。
聖天の竜王(ヘブンリー・ドラゴンロード)
八欲王との戦いに参戦しなかった竜王。ツアーが言うには常時天空を飛んでいる。
常闇の竜王(ディープダークネス・ドラゴンロード)
八欲王との戦いに参戦しなかった竜王。ツアーが言うには巨大な地下の洞窟に籠っている。
七彩の竜王(ブライトネス・ドラゴンロード)
八欲王との戦いに参戦しなかった竜王。人間との間に子を為した。子孫に竜王国女王ドラウディロン・オーリウクルスがいる。

その他

ヴェスチャー・クロフ・ディ・ローファン
蒼の薔薇が登場する以前に活躍した元アダマンタイト級冒険者チームのリーダー。既に冒険者を引退しているものの、風花聖典の調査でクレマンティーヌとまともに戦える実力を持つ戦士。
現役時代は、蒼の薔薇入団前のリグリットを入れた4名で構成されたアダマンタイト級冒険者チームで活動していた。ドラマCDでは30年前にザイトルクワエの居所から貴重な薬草の採取を行っている。その際は自身のチームの他に2つのミスリル級チームの支援を受けた。
冒険者引退後は気に入った人間のみに剣を教える個人道場を開いていた。御前試合を観戦した際、出場したガゼフを気に入り、王都を歩いていた彼を強 制的に弟子とし座学や剣の技及び、六光連斬を遥かに凌駕する武技(自身が開発しながらも年齢のため駆使することは叶わなかった)を教え込んだ。
リグリット・ベルスー・カウラウ
十三英雄の一人である「死者使い」。250年以上を生きている老婆。
通常の竜の知覚を遥かに超える知覚を有するプラチナム・ドラゴンロードであるツアーの近くに気付かれずに忍び寄れたり、ガストを20体以上同時に行使できるなど高い能力を持つ。200年前に出会ったフールーダをして「私と同等、もしくは以上の力を保有する魔法使い」。
ローファンらのアダマンタイト級冒険者チームを経て、蒼の薔薇にいた時期があり、ブレインを破り(ブレインは痛み分けと思っている)、自身の後釜 に共に戦った仲間でもあるイビルアイを据え(自分達に負けたらイビルアイが入団するという条件のもと戦い、イビルアイが自身を侮ったこともあり、彼女を叩 きのめした)た。また、ツアーから託された「始原の魔法」で作られた指輪をガゼフに渡している。
ツアーからギルド武器に匹敵するアイテムやユグドラシルのアイテムの情報収集を依頼される。
スルシャーナ
六大神の一角である死の神。
六大神最後の生き残りであったが、ウェブ版では八欲王に殺害されている。姿は髑髏に僅かな皮を貼り付けた顔に、漆黒のローブを身に纏い、光り輝く杖を手にしていたとあり、アインズと酷似している。
ザイトルクワエ
ドラマCD「封印の魔樹」で登場。「世界を滅ぼす魔樹」「歪んだトレント」とも呼ばれる。
完全に復活すると高さは約100m、300m超の長さを持つ触手が6本、鋭い牙、頭部には貴重な薬草である苔がある。アウラの探知によるとLvは80~85。体力に関しては測定不能。
ピニスンが誕生する以前に発生した「幾多の化け物とドラゴンの王様との戦い」で敗れた一体の化け物の一部。その一部がトブの大森林で暴れた際、十 三英雄の内の7人(若い人間3人、大きい人1人、年寄りの人間1人、羽の生えた人1人、ドワーフ1人)がピニスンの要請を受けて苦戦の末、封印した。
復活のため周囲の樹木から多量の養分を吸収するためザイトルクワエの周辺は枯れ木となる。
モモンが貴重な薬草採取の依頼を受けたことでナザリック陣営と遭遇。今後のために連携での戦闘を命じられた守護者達の強大な攻撃を受け、最期はアインズの魔法を受けて倒される。
書籍版で登場。トブの大森林の中で「東の巨人」と恐れられる戦闘に特化したウォー・トロール。革鎧にグレートソードを装備している。長い名を持つ アインズを弱者と嘲るが返り討ちに遭う。その後、アインズによりトロール・ゾンビにされルプスレギナのテストも兼ねてカルネ村を襲撃、敗北する。
リュラリュース・スペニア・アイ・インダルン
書籍版で登場。トブの大森林の中で「西の魔蛇」と恐れられるナーガ。桁外れの力を持つアインズに忠誠を誓う。魔樹以前に大森林を支配していた闇妖精に関する知識を持つ。

虎馬:泰将棋 - W 

泰将棋(たいしょうぎ)は、将棋の一種であり、二人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種である。

無上泰将棋とも呼ばれ、長く最も大きな将棋とされていたが、さらに大きな大局将棋が知られるようになった。もとは「無上大将棋」と呼ばれていたのが、大将棋と混同されるため象棋六種之図式で「泰」の字を当てたのが現在まで残っている。

摩訶大大将棋の拡張であり、大将棋大大将棋と続く拡張の最大形。摩訶大大将棋で採用していない大大将棋の駒の多くも取り入れられている。

玉将はなく、代わりに自在天王という強力な駒が採用されている。太子も初めから存在し、醉象の成駒と合わせて最大で3枚の王が存在しうる。



ルール[編集]

基本ルール[編集]

  • 縦横25マスずつに区切られた将棋盤の上で行う。
  • 将棋と異なり、自陣・敵陣という概念はない(以下の成りの説明を参照)。
  • 競技者双方が交互に、盤上にある自分の駒を一回ずつ動かす。(本将棋とは違い持ち駒という概念はない。)
  • 駒は大大将棋摩訶大大将棋の多くの駒を含み93種類あり、それぞれ動きが決まっている。なお中将棋大将棋大大将棋摩訶大大将棋と同じ駒は機能は同じだが、成り方に違いがあるものが多い。
  • 自分の駒を動かすとき、動く先に相手の駒があるとき、その駒を取ることができる。
  • 自在天王奔王龍王竜馬以外の駒は成ることができるが、大大将棋と同じく、敵陣に入ったときではなく敵の駒を取ったとき成駒になる。従って盤上のどこでも成る可能性があり、自陣・敵陣の意味はない。成りは強制で、成らないことを選択することはできない。
  • 本将棋とは違い、駒を捕獲し自らの持ち駒にできない。

初期配置図[編集]

香車白虎鯨鯢飛龍天狗鳩槃飛車龍馬龍王奔王金将無明自在
天王
提婆金将奔王龍王龍馬飛車鳩槃天狗飛龍鯨鯢玄武香車
反車横龍飛鷲桂馬毒蛇奔獏角行猛鷲白象奔鬼銀将右将太子左将銀将奔鬼白象猛鷲角行奔獏毒蛇桂馬飛鷲横龍反車
走車白駒羊兵猛牛猫刄盲熊銀兎金鹿盲猿盲虎夜刄金剛近王力士羅刹盲虎盲猿金鹿銀兎盲熊猫刄猛牛羊兵白駒走車
兵士水牛猛豹北狄南蛮准鶏角鷹古猿行馬孔雀金翅鳳凰獅子麒麟大龍孔雀古鵄古猿角鷹准鶏東夷西戎猛豹水牛兵士
右車朱雀木将土将石将瓦将鉄将銅将老鼠蟠蛇臥龍鉤行醉象摩羯臥龍蟠蛇老鼠銅将鉄将瓦将石将土将木将青龍左車
奇犬馬麟変狸驢馬飛牛横行竪行猛熊前旗踊鹿嗔猪悪狼狛犬悪狼嗔猪踊鹿前旗猛熊竪行横行飛牛驢馬変狸馬麟奇犬
歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵
       仲人         仲人       
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
                         
       仲人         仲人       
歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵歩兵
奇犬馬麟変狸驢馬飛牛横行竪行猛熊前旗踊鹿嗔猪悪狼狛犬悪狼嗔猪踊鹿前旗猛熊竪行横行飛牛驢馬変狸馬麟奇犬
左車青龍木将土将石将瓦将鉄将銅将老鼠蟠蛇臥龍摩羯醉象鉤行臥龍蟠蛇老鼠銅将鉄将瓦将石将土将木将朱雀右車
兵士水牛猛豹西戎東夷淮鶏角鷹古猿古鵄孔雀大龍麒麟獅子鳳凰金翅孔雀行鳥古猿角鷹准鶏南蛮北狄猛豹水牛兵士
走車白駒羊兵猛牛猫刄盲熊銀兎金鹿盲猿盲虎羅刹力士近王金剛夜刄盲虎盲猿金鹿銀兎盲熊猫刄猛牛羊兵白駒走車
反車横龍飛鷲桂馬毒蛇奔獏角行猛鷲白象奔鬼銀将左将太子右将銀将奔鬼白象猛鷲角行奔獏毒蛇桂馬飛鷲横龍反車
香車玄武鯨鯢飛龍天狗鳩槃飛車龍馬龍王奔王金将提婆自在
天王
無明金将奔王龍王龍馬飛車鳩槃天狗飛龍鯨鯢白虎香車
※奇犬の「奇」は本来「𠵇」(Chinese character ki 53e3 5947.png、口偏に奇)だが、UnicodeのBMP面にない文字であるため便宜上「奇」で代用する。

関連項目[編集]

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