Mai-K.net | mai-kuraki.com | Mai.K Diary | コワレ処

「沈黙のパレード」

だいぶ前回から空いてしまいました。
というのも仕事が忙しかったり、プライベートがいろいろと充実している時期があったりといろいろだったのですが…。

ただ、今回のはどうしても残しておきたいと思って久々に筆を執りました(というかキーボードに指を走らせました(?))。

「沈黙のパレード」は待望だったガリレオシリーズの最新作であり長編小説です。
私が映画館で予告映像を観て一人鳥肌を立てたのがこの「沈黙のパレード」です!
あの初期メンバーで映画化されるとのことで、恥ずかしながらそこでこの作品がいつの間にか出ていたことを知りました。
帰って即行注文したのは言うまでもありません!w

長編と言ってもかなりの長編なのですが、ぜひじっくり読んでほしい作品です。
後半は楽しくてすぐに読んでしまうと思います!(と言いつつ私は途中で都合により中断したのですが、続きを読んでひっくり返る思いでした。詳しくはぜひご自身でお確かめを。)

あらすじは東宝のサイトから転載させてもらいます。。
天才物理学者・湯川学の元に、警視庁捜査一課の刑事・内海薫が相談に訪れる。行方不明になっていた女子学生が、数年後に遺体となって発見された。内海によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙俊平がかつて担当した少女殺害事件で、完全黙秘をつらぬき、無罪となった男・蓮沼寛一。蓮沼は今回も同様に完全黙秘を遂行し、証拠不十分で釈放され、女子学生の住んでいた町に戻って来た。町全体を覆う憎悪の空気…。 そして、夏祭りのパレード当日、事件が起こる。蓮沼が殺された。
女子学生を愛していた、家族、仲間、恋人…全員に動機があると同時に、全員にアリバイがあった。そして、全員が沈黙する。
湯川、内海、草薙にまたもふりかかる、超難問...! 果たして、湯川は【沈黙】に隠された【真実】を解き明かせるのか...!?
正直筆舌に尽くしがたいところがあるので、私からはあまり書くことはないのですが、私はガリレオ史上最高傑作だと思っています!
ちなみに湯川はアメリカ帰りの設定で、教授に昇進しています。年月が経ったせいか、少し人間味が増した気がします。。

「虚構推理」

これはミステリーなのか?否か?

ミステリーと言えば、名探偵が事件の真相や犯人を解き明かす=真実を突き止めることがメインプロットです。
この「虚構推理」は厄介な真実、または不可思議な事実の理由を“合理的に説明がつく”(=無矛盾な)虚構で説明し、虚構をその場の真実(であるかのよう)に置き換えてしまう物語。


続きを読む

「十二人の死にたい子どもたち」

映画です。
冲方丁さんのミステリー小説が原作。

十二人の自殺志願者が廃病院に集まり、練炭自殺をしようとするのですが、その部屋には既に死体が一つ…。
死体があることにより、様々な事情で自殺できないメンバたちにより“彼”は誰で、十二人の中の誰が殺したのかを推理しながらも死生観が変わっていく不思議系なミステリー。

とにかくしょっぱなから無駄なカットがほぼないので、目が離せません。
あれはあの伏線だったのかー!という流れの連発。
そして彼らは最終的に自殺するのか、やめるのか?

続きを読む

2019年7月期ドラマ

  • 「監察医 朝顔」
東日本大震災で母親が行方不明になっている主人公・万木(まき)朝顔。
彼女は法医学者であり、父親は所轄の刑事。そして彼氏も本部の刑事。
父親の万木平(たいら)は、震災後も定期的に母親を探しに東北へ。

朝顔は震災時のショックで東北には行けなくなっていたのですが、
結婚、出産、育児とライフステージを変えていく中で、
自分も子供を持ち、育てていくことも影響して、最後は東北の祖父に会いに行けるまでになりました。

最終的には母親は見つからないのですが、様々な状況の変死体の検死をしながら、それぞれの関係者の想いを見ながらも、朝顔が成長していって、東北にも行けるようになった(一因というだけですが)のかと。

正直、ミステリー的な要素はありますが、殺人事件はほとんど出てきません。
事故や自殺やが多いです。

  • 「刑事7人」
専従捜査班として、特に大きな敵もなく、ほぼ毎回1話完結のミステリーになりました。
ということで、これといって言うこともないのですが、次のシーズンも期待してます。

  • 「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」
主人公・羽衣は水をかけられると過去にタイプスリップし、自分で水をかけると元の時刻に戻って来れる不思議な能力の持ち主。
探偵の兄の元に舞い込む依頼を、その能力によって解決する物語です。
実はTVでは謎は半分しか解決せず、並行したもう一つの謎は動画配信で解決します。
正直TVオンリーの視聴者は置いてけぼり感が強くて、後半は惰性で観ていました。

  • 「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」
韓国で放送されたドラマの日本版リメイクです。
柚木貴志は(こちらも)法医学者で、横柄でちょっと取っつきにくい変わり者の人物。
相棒となるのは、少しドジというか抜けている新人解剖医の中園景。
柚木貴志にヒドイ“パワハラ”を受けながらも、組織の圧力などに負けず真実を明らかにするミステリーです。

最終回では、真相究明のために柚木貴志本人が命を落とします。
それまでの教えを胸に中園景が、何度も追及の手を阻害されてきた凶悪犯の犯行を暴きます。

私は(ライブツアー等で土日家を空けていたこともあり)一気見しましたが、本当に一気に観てしまいました。特に初回で出てきた犯人がモヤモヤしていた中、これが最終回の伏線(というかつながっている事件)で、あれもこれもと証拠が握りつぶされていく中の柚木貴志の死というショッキングな出来事、そして弟子である景による事件の解決など、緊張感の続く話でした。

  • 「ボイス 110緊急指令室」
主人公・橘ひかりはEUCという警察内に作られた組織のリーダー。相棒は熱血刑事の樋口彰吾。橘からの指示で現場の樋口が事件を解決する、そんなバディものです。
樋口は妻をある凶悪殺人犯に殺害されており、犯人をずっと追っていました。正確には、逮捕された犯人がいましたが、彼は真犯人ではありませんでした。それを指摘したのは裁判で証言をしたひかり。ひかりは当時樋口の妻から通報を受けて対応した警察官で、同僚の指示で一度切れた電話にリダイアルしたせいで犯人に見つかってしまい、樋口の妻が殺される原因を作ってしまったのでした。

ひかりは異常に耳が良く、わずかな音から通報者の周囲の状況等を把握し、適切な対応を行うことができます。

真犯人の“カチカチ野郎”(歯をカチカチ鳴らすことから樋口はこう呼んでいます)は身代わりを何人か介して逃げながら犯行を続けます。最終回で真犯人“雫”はEUCにひかりを人質に立てこもりますが、樋口の奇襲もあり逮捕されます。が、移送中に父親に刺されて死亡。その父親もその場で自殺してあっけなく幕を引くのでした。

個人的にはひかり役の真木さんのセリフが棒読み過ぎて見るに堪えなかったのですが、、なんとか最終回まで観ました。雫(の組織)との攻防自体は結構面白くて、目の前でするりと逃げられてしまう感じがかなり終盤まで続いていました。

  • 「あなたの番です」
今や説明不要の“毎週誰かが死ぬ”ミステリー。
世間では考察が熱を帯び、毎週考察動画や考察ブログが更新される白熱ぶりでした。
正直いろいろな伏線と複数の事件が複雑に絡み合っている一方、ギャグとただの変人が混じっているため考察は難航を極めました。
(ちゃんと図とかにして整理すれば何とかなったかもしれませんが、私はそこまでの熱はなかったので。。)

会社の後輩とも毎週あれはどうだっていう考察話をして盛り上がっていました。
2クール続くドラマですが、ひたすら事件が起きる前半と解決に向かって調査が進んでいく後半(反撃編)に分かれており、徐々に事件がつまびらかにされていくものの、最終回までかなり多くの謎が残っていました(というか、すべての謎が説明されたわけではなく、Huluを観ろ的な感じで…。。)。

ストーリーは、交換殺人をテーマにしていて、あるマンションに住む住民たちが住民会で殺したい人を書いて交換し合う“交換殺人ゲーム”(そもそもどこがゲームになっているのかよく分からないルールでしたが)を行ったことをきっかけに、管理人を手始めに、住民や住民が働く店の店主、果ては俳優まで巻き込んで一大事件に。
独自に捜査をしていた刑事までが殺され、前半最終回では主人公で推理を進めていた手塚菜奈までが殺されます。
ひと回り年下の夫で同じく主人公の手塚翔太は妻を失った悲しみを抱えながらも、新たに加わった住民の二階堂忍とともに推理を進め、真犯人を突き止めます。

はっきり言うと、真犯人は同じく推理を進めていた黒島沙和。しかも彼女はサイコパスでしたという、ある意味ヒドイ結末ではありました(動機はサイコパスでしたって言い出したらなんでもありだと思ってしまうのは私だけでしょうか(確かにあれだけの殺人を犯す動機を総合的に作るのは難しいのは理解しますが))。
彼女の殺人衝動の解放から派生して、他の住民の殺意も触発され、同僚、上司、家族を殺す事件が連鎖的に起きてこの一大事件となってしまいました。

ちなみに、黒島がサイコパスになったきっかけ等はHuluで放送されるオリジナルストーリーで明かされたようですが、これも酷いですね。
とはいえ、毎週楽しみにしていたのは確かなので、全体的には良かった部類のドラマかなと思います。


2019年度4月期ドラマ

今期のドラマも豊作でした(ミステリー的に)。
  • ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜
  あの(?)モリタイシ先生原作の医療ドラマ。
  しかも異色の放射線技師が主人公。
  まぁ私としてはばっさーが出ているから観ている部分もありましたが。
  八嶋さんのナレーションもよくて(古畑のときから好き!)、
  ちょっとほんわかな感じもあります。
  最終回はちょっと駆け足感ありましたが、旅立つ唯織にみんなが温かい言葉をかけて、
  ちょっとだけ感動でした。
  • ストロベリーナイト・サーガ
  誉田哲也原作の警察ミステリードラマ。
  以前竹内結子さん版があり、リメイクですが、
  私は最後まで竹内版の方が良かったと言ってそうです。
  トレードマークの赤いバッグとか、途中で殉職してしまうある部下とか、
  ブラックな刑事・ガンテツ(勝俣健作)も武田鉄矢の方がハマっていました。
  そもそも各メンバのキャラクタが立っていて観やすかったです。
  「よろしく!」という姫川玲子(主人公)の名台詞もあったりして、
  竹内版の方が演出がいろいろと良かったです。
  ※ただし、結構エグイ描写もありました…。
  • 緊急取調室 season 3
  待ってましたキントリ!
  キントリのメンバが犯人と取調室という密室で対決をして、
  犯人を丸裸にするというミステリーの第3弾。
  OPの音楽が鳴るだけでテンションが上がってしまいます!
  そもそもが天海さん好き!なんですが、
  「おもしろくなってきたじゃな〜い」とかこちらもお決まりのセリフがあって
  安心感があるかと思えば、塚地演じる新しい刑事も加わって新しい風も。
  ※昨年亡くなった大杉漣さんと入れ替わり
  そして今回はキントリ解散の危機が…。
  • インハンド
  山下智久演じる変人“天才”学者・紐倉が
  寄生虫学の知識とある事件をきっかけにつけている義手で、
  治療、またはときに事件を解決するサイエンスミステリー。
  やはり名探偵は変人でないと(何
  濱田岳演じる助手もコミカルでいいコンビだと思います。
  • あなたの番です
  今期毎週楽しみにしているドラマの一つ。
  あるマンションに引っ越してきた年の差新婚夫婦が住民会のゲームをきっかけに、
  連続交換殺人に巻き込まれていく、ちょっとサスペンスなミステリー。
  「毎週、死にます。」というコピーの通り、基本的に毎週誰かが死にます。
  あちこちに伏線っぽいものが出てきて、現在第一章が終わったところですが、
  まだ解決していない件が山ほど。
  そして10話では主人公の菜奈が殺されてしまう(?)という衝撃の結末。
  これからどうなっていくんでしょうか…。

Profile

comi

Recent Comments
記事検索
Categories
Archives
  • ライブドアブログ