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 「ピースサイン」って立て続けに使って見せて「アホの子の象徴的なサイン」に印象づけさせてるけど、コレはもっとプリミティブ、ただひたすら「V」。エルエルフとショーコそれぞれの文脈の「V」、これに物語の核たるハルトが「V」を加えるとき「VVV=ヴァルヴレイヴ」が完成するってコトじゃないの?
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エルエルフの「V」=「???」

 エルエルフさんの「V」はもちろんピースサインじゃなく、真逆の切実系の意味なんでしょう? んでショーコの「V」はこれもピースじゃなくて、場を収めきった勝利のVサイン。じつはハルト「だけ」がピースだ平和だって言ってるのよね。彼らの「V」はそれぞれ別の意味。(エルエルフのVのサインにハルトが即座に「ピース?」とコトバで返すのがここでの印象操作の技巧で、だからみんな「ピースサイン」と呼んでバカにしてるでしょw)ハルト、ショーコ、エルエルフそれぞれが象徴する「V」が合わさったモノ…「平和・勝利・???」の体現がVVV=ヴァルヴレイヴなんだと。
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ショーコの「V」=「勝利」

 「V」のサインはヴァルヴレイヴ三つ巴の一角をあらわすもので、3人それぞれ違う意味を携えてる…ってのは、じっさいにサインをやってみせた4話よりもずっと前、「物語の要素をすべて提示する」第1話にやはり垣間見えるモノ。主人公ハルトの「平和」主義の描写はもちろん1話から見せ続けているものだけど…
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ハルトが"未だ見せない"「V」=「平和」(チョキの文脈でしか出したことがない)

…この物語にはじめてショーコがあらわれたとき、この子何してた?
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 「勝利」してました。

 するとふたりと同じく、エルエルフが象徴するヴァルヴレイヴ3つ目の「V」も、彼が第一話でみせたものの中で示唆されてるんじゃないかと思考は連鎖する。ヴァルヴレイヴを構成する3人…ハルト=平和、ショーコ=勝利、エルエルフ=???。 …なんだろう?なんだろう? あっ閃いた!アレはもしかしてもしかしたら「ドルシア流にVに変形した"コルナ"」じゃね?
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 これがコルナ。

 コルナにもいろいろ意味はあるけど、ほかふたりと同等にワカりやすい直なワード、平和と真逆の意味合いっていったら、もうズバリ「悪魔」だわ(厳密には悪魔崇拝)。

 「ハルト/平和」+「ショーコ/勝利」+「エルエルフ/悪魔」=「革命機ヴァルヴレイヴ」

ああ綺麗に纏まりました。ちなみにエルエルフさん1話では、乗り込んでいきなり先陣切ってブッ殺し、クライマックスでもブッ殺してますね…
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 んでさっきの1話冒頭で勝利するショーコのハンドサイン、まず無言で直上にコルナを出し、それをハルトの前に降ろして「V」に変えてます。これには「もちろんコルナサインも踏まえてつくってますよ?」ってメッセージを感じもするし、なんというか、ショーコに関するすごい示唆が含まれてるようなw
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 コルナからのV。

 コルナはコルナでVサインと別にちゃんとあって、Vサインをピースと解釈する現実と地続きの文化もある。ジオールなんか日本語だし通貨円だしでモロにジャパン=日本なんだけども、この「エルエルフのVサイン=ドルシア流コルナ」っていうのは、日本があまりにも安直に日本だからこそ、対称的に「ドルシアという国への違和感」があり、その違和感から発想され得るモノなの。
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 だってあの国、地図上ではロシアで、ビジュアルイメージもそれっぽく組んでるのに、なぜか国境が面してもいないドイツ語を使ってるんだぜ?変な化粧する風習もあるし。なのでドルシアはロシアっぽいけど劇中唯一の架空の国、視聴者が知り得ない架空の文化が存在し得る国なんだと。「あの国だけはコルナを人差し指+小指じゃなく人差し指+中指で示すのだ」ってトリック(コレは物語の象徴だから、決してささいなコトじゃない)が仕込まれていておかしくない。
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 エルエルフが「V」を出してみせるときのやりとりをみても、あれの意味が「悪魔」崇拝だとすんなり意味が通っちゃう。エルエルフは「(オレのように)守りたいモノがあるなら汚れろ」と迫り、ハルトは「呪いの力を使っても!」と拒否する。エルエルフさんがあーダメだコイツみたいな顔をして出したのが「V」。
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 「(あーダメだコイツ…)」

 つまりあれは、綺麗ごとを言うな、オレのように悪魔と(そしてとっくに悪魔に売り払ったオレと)「契約しろ」。「あのとき肉体を売り払ったように"悪魔"にその魂も売り渡せ」と圧力をかけてるの。
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 「このバケモノめ!(…プレッシャー掛けるのチョれぇ)」

 だから「悪魔」。そのサインをハルトに出させるということは、彼に「悪魔に誓わせる」ことになるの。エルエルフの提案の語りようから、ハルトの肉体がヴァルヴレイヴ搭乗によって変容させられ、不死や憑依の能力を得た=「悪魔に体を売り渡した」と認識してるコトもさきに描写されたうえでの「Vを出してオレに見せろ」。
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 「ぐぬぬ」

 なので、ハルトが承服できない意味、出すと契約を受け入れたことになる意味があるハズ。ハルトに対して皮肉と屈服の意味があるサインで、でも自分もとっくにそうなんだぜっていう自嘲も込められた、平和とは対極のよくない意味があるサイン。1話の主義対決からいっても、平和主義のハルトに対するエルエルフの自覚的信念=守りたい者のために修羅になるべき、が込められたサインだろうから、これはもうゼスチャーの成り立ちのロジックからいっても、悪魔、鬼、そしてその崇拝…「悪魔に魂を捧げるコト」がエルエルフの示す「V」サインの意味だろうと。

 だって、無慈悲が彼の本意ではなく、彼が”誰か”のために仕方なく心を鬼にしてる、ってコトもキッチリ冒頭1話のうちに示されてるのだから。
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 「俺はまた勝ったよ…リーゼロッテ」
 
(※ここまで、5月15日~16日第5話視聴時点の感想です)