October 15, 2018

ダイビングショップ物語2410―今日のグアムと、光明学園のみんなに会いに行って来る

まだ10月も中旬。
今月末にはショップの引越しもあり今はその真っ最中だ。
しかし早いものであっという間に11月が来て、そして12月だってすぐそこに来ているのだ。
何故ならば12月にはグアムにダイビング実習に来てくれる修学旅行があるのだ。

ただ人数が普通よりも多いだけのダイビング講習という考えはアクアアカデミーには決してない。
教材とダイビング器材揃えたらいつも通りという内容で済ますつもりはこれっぽっちもないのだ。

9月に来てくれた二階堂高校は来年もグアムでのダイビング実習が決定している。
元々アクアアカデミーで行なっていた学校ではないし、実現するまで色々と問題があった。
しかし終わってみればインストラクターにとっても、きっと生徒たちにとっても素晴らしい内容のダイビング実習になったと思っている。
その時のインストラクターが自分の考えるベストメンバーだとも思えたほどに大成功であった。
先生方や引率の旅行会社スタッフの方の反応にも手応えを感じることができた。

来年のダイビング担当の依頼がまた来てくれると信じてはいるのだが、どうやら旅行会社が競合しているようだ。
アクアアカデミーが契約していない旅行会社が勝ってしまうと他のダイビング会社に依頼が行くことになるということである。内容勝負であれば絶対に負けない自負はあるのだが、料金や旅行内容の勝負には手が出せない訳で、なんとか来年もアクアアカデミーでやるとは思っているのだが・・・。
もちろんできる限りの努力は続けて行く。

それも気になるのだが、とにかく今は12月の学校に集中する。
集中するので12月なんてあっという間に来てしまうことになるのだ。
しかもプール講習から始まり長い生徒たちとは5日間もダイビングを一緒に行う予定だ。

実は昨年度まではサイパンで長年ダイビング実習を行って来ているので、この学校も今年が初めてのアクアアカデミーが担当するダイビング実習なのだが、ひょんな経緯から昨年のサイパンでのダイビング実習を助っ人として手伝っているのだ。
だから自分にとっては2年目。
そんな出会いがあったから今年初のグアムでのダイビング実習が実現したとも言えるのだ。
プール講習から始まり、海洋実習が2日、ファンダイビングが一日あって、5日目はオプショナルということで全員参加ではないのだが、ボートで「イルカウォッチング+ダイビングでカメを探しに行こう!」というスペシャルなツアーまで用意した。
ボートに定員があるため全員を誘うわけにはいかない。
でもできる限りの生徒たちを連れて行ってあげたいと思っている。

そして最終日の夜はBBQナイト。
そこで担当インストラクターからみんなに認定証授与式だ。
こりゃあ最後の夜は泣くかもだな。(笑)

今年の参加人数もアクアアカデミーでは過去に一度だけある3クラスの100名越えだが、来年度は4クラスだと聞いている。
そうなのだ。
この学校は来年度もグアムでアクアアカデミーが担当することが決定しているのだ。
とっても嬉しいことであるが、来年の自分の年齢は大変なことになる年だ。
そこんところに一抹の不安があるといえばあるのかもしれないが、再来年の話が出た時にはどう返答をしたらいいのだろうか。(笑)

guam1015hs1guam1015hs2そんな光明学園に今週は行って来る。
夏に先生方がグアムに来てくれて実際にダイビングも経験した上で、プール講習はプールでなくても問題ないということになっているので、プー
guam1015hs3guam1015hs4ルで行う実習は今年が最後だろう。
学科講習も本当は日本で行いたい考えはあるが、とにかく昨年まで行ってきた形を崩さない契約なので今年はグアムで学科講習も行う。
guam1015hs5来年度についてはその上でまた先生方とお話ししたいと思っている。

だから学科講習という形ではないのだが、是非とも日本にいる内にみんなと会っておきたい。
グアムに来て初対面ではない形にしたい。
みんなのグアムに来てからのリラックス度が全く違うのだ。
本来の授業がある学校にお邪魔するので時間は長くはいただけないが、参加する全員と会いたいし、少なくともみんなには岡というおじさんがどういう人間かは知っておいてもらいたいのだ。

光明学園のみんなともこんなに暑いグアムの太陽の元で、ダイビングという素晴らしい体験を通して色んなことを吸収して帰ってもらえたらと思っている。


  
Posted by aquaacademy at 15:53Comments(0)修学旅行

October 13, 2018

ダイビングショップ物語2409―今日のグアムと、引越し作業中でご迷惑をお掛けします

guam1013moving15年毎の節目ということだろうか。
アクアアカデミーはそういうつもりであった訳ではないのだが、5年毎の移転して来ている。
ガーデンヴィラホテル、マリオットホテルとホテル内のテナントがいいという変な拘りのお陰でマリオットでは相当な苦労があった。
ホテルはもう懲り懲りだということもあったがマリオットがトラブっていたのか2020年までグアムで営業する契約を結んでいたはずなのに2013年にグアムから撤退。
それに伴ってアクアアカデミーも出ているため、マリオットだけは4年間の営業であったがその後に現在の海沿いの一軒家に転居。
すぐ裏の海にはイルカも遊びに来てくれるという素晴らしいロケーションであったのだが、建物の老朽化が激しく天井がところどころ崩れ始めている。
素人目にも立て直した方が早いのではないかと思われ、大家もアクアアカデミーが出るまで修繕する気もないようだし、5年契約が切れるのをきっかけに転居することにした。

問題は転居先。
今時はなかなか1階のいいスペース、特にダイビングショップの場合は器材の洗浄や干すという作業に適する条件はほとんどなく、もちろん金に糸目をつけなければある訳だがそうも行かない。
そんな中で見つけたところがここである。
写真でこの場所を見たときには、色々な部屋の写真があり、同一の部屋を違う角度で写したものなのか、それとも別の部屋なのかわからないくらいであったが、実際に中に入ってみてようやくわかった。
本当に部屋がいっぱいあるのだった。

今の一軒家と同じく中には後付けの壁で仕切られているが、一つの大きなスペースで天井は全部抜けている。
そして仕切られている部屋を住宅のように使い分けることができ、住宅風に言い表せば5DKというところだろうか。
それをアクアアカデミー的には器材室、休憩部屋、事務所、巨大なリビング、受付カウンター、キッチンとして使う予定にしている。
巨大なリビングがショップスペースということになり、ここで学科講習やダイビング前のブリーフィングを行い、ダイビングから戻って来てからの写真観賞会を行う。
巨大な教会風の窓から太陽がいっぱい入って来て気持ちがいい。
ただまだ夜を過ごしたことがない・・・。

guam1013moving2奥行きがまた長い。
ボーリングのレーンより長そうで、野球のピッチャーとキャッチャー間くらいだろうか。
最高だと今のところは思っている。

しかし問題がなくはないのだ。
この場所が2階なのだ。
ダイビング器材の半分はビーチに水を運んでいてシャワー代わりにしている残りで洗浄しているので、あとは干すだけなのだが、これをどうやって干そうか。
ビーチで洗浄できていない器材はシャワールームで洗浄しようと考えているが、その後の干し問題は営業しながら改善策を考えていくしかないだろう。

そして最大の心配がそれらの器材を2階から下ろして、また上げて来る作業だ。
タンクは極力ショップに持ち帰らない方向だとしても何往復かは階段を上がったり降りたりの作業が必要である。
いいトレーニングだな。
足腰の衰え防止に最高だ。
・・・と今は考えているのだが、毎日のことになる訳だから。
しかしそのトレーニングをサボる訳には行かないのである。

身体鍛え直すいいチャンスだ。
まだまだダイビングを続けていくためにも!

そういう状況のため、ちょっと現在のショップが中途半端な形になっていたりするし、最終的に引越しを完了するためには一時的にせよショップをクローズする必要がある。
よって10月29ー30日の営業を停止させていただくことになりました。
ご迷惑をお掛けしますが、11月から心機一転の新しいショップでみなさんをお迎えするためにも、どうぞよろしくお願いします。  
Posted by aquaacademy at 17:18Comments(0)グアムのダイビング

October 08, 2018

ダイビングショップ物語2408―今日のグアムと、ちょっと自分の体験ダイビング変わったか?

guam108intro1元々はみなさん同じ会社の仲間だったようだ。
今は会社が別になったりはしているようだが、それ以来の仲でその内の二人の結婚式でグアムへ。
こういう年代になってからの団体旅行に社員旅行というものがあるが、正直言えばそれほど仲の良くないという人もいるだろうし、女性で言えば宴会でお酌をしなくてはならないようなポジションになったりしてしまえばそれは苦痛でしかないだろう。
guam108intro2今だにそんなことをやらせる会社があるから、男女平等だのナンダの騒ぎ立てる人が出てきてしまうのだろうと思う。
そもそも男女平等とか口に出さなくても認めるものは認めている訳だ。
尊敬もされるだろうし、一目置くに違いないはずだろう。

とにかく、今日のみなさんはそういう面倒臭いもの一切なしの団体旅行で、学生時代の修学旅行以来の楽しい旅だろうと思うととても羨ましいのである。
名目は健婚式に参加する。
これ最高。
guam108intro4会社も冠婚葬祭については有給を認めないわけにいかない。
大手を振ってグアム旅行だ。

色々新しいオプショナルツアーが出てきたりするグアムだが、常夏であり紫外線も強い訳で、基本は海がメインステージとならざる得ないと思うのだ。
晴れてる時の暑さと日焼けは堪らないだろう。
guam108intro3ましてや世界一深い海・マリアナ海溝に最も近い島だ。
水の透明度や安定した水温に年中暖かい気候、そして海が湖のように波がない。
これらの状況が高確率で整っている海というのは世界にだってそうそうないのである。

そんなコンディションに恵まれている上でアクアアカデミーも高いレベルのダイビングを提案しているのだ。
以前に体験ダイビングをしたことある方、ダイバーに認定されている方もいるようだが、今日は2名の男性が初体験。
そんなみなさんに同じように潜ってもらう。
guam108intro3ダイバーの方が体験ダイビングに付き合っているという内容にはしたくないのだ。
ちょっと気を抜いたりすると初めてダイビングしている人にダイバーも置いていかれる内容を目指しているので、ある程度本気出してもらわないといけない。

ダイビングは運動神経や体力が備わっていることに越したことはな
guam108intro5いが、それがなくてもなんとかなるところが面白いところなのだ。
みなさんの協力のもと、今日のダイビングも素晴らしいレベルに仕上げることができたと思う。
写真で見てもどなたがダイバーでどなたが初体験かはわからないだろう。

せっかく綺麗なグアムの海だ。
波もないプールのような海だ。
ちょっとコツを掴んでもらえさえすれば実はダイビングっていうのはこんなに簡単なのである。

より高いレベルに上がっていくためにはそりゃあちょっと話は変わっていくが、こういう普通のダイビングに関しては決して難しくはないので、やってみたいと思っている人はどしどしグアムにきてもらいたい。
やってみたいと思っていない人については少し考えたい。
運動的には難しくないのだが気持ちの上にはちょっと厄介なこともあり、それは全て「やってみたい!」というモチベーションが解決してくれるはずなのだ。  
Posted by aquaacademy at 15:32Comments(0)グアムのダイビング

October 07, 2018

ダイビングショップ物語2407―今日のグアムと、瓶

guam107bottle1なぜこのような会社名を付けたのだろう。
大下回春堂。
今の時代ではどう見ても怪しい会社としか思われない。
時代が今ではなく100年以上前だったからとしても何の会社だということになっただろうと想像するのだが。

回春は春が巡って来ることで、年が新しくなるなどの意味や、若返るという意味であるが、現代においては性的に若返る意味として捉えることが多い。
なぜ大蔵さんはそんな名前を付けたのか・・・。
何か別のものを作ろうとしていたのかもしれない。

現会社名はフマキラー株式会社だ。
殺虫剤メーカーとして世界中にその名を広めているが、1920年に強力な殺虫剤「強力フマキラー液」を開発し、その商品名を会社名に充てているのだ。
フマキラーから意外に容易にキラーという単語は見つけ出すことができるが、フマは難しい。
蝿のフライと蚊のマスキートの頭文字を取ったものなのだそうだ。
つまり蝿と蚊を殺す殺虫剤。

南の島に進出していく日本陸海軍には必須のものであろう。
チュークに沈む船の中にもフマキラーとか大下回春堂という名前がエンボス加工された瓶を見つけることができる。
今回のチュークでダイビング終了後に見に行った資料館でお神酒徳利を花瓶として紹介していたことを既に報告しているが、このように日本人の生活では当たり前のものが、その生活を知らない者にはとってはチンプンカンプンであり、ついつい似ているものと同じだと勘違いするということは多い。
2015年にこの資料館を訪れた時には、大日本ビールとキリンビールに混ざってフマキラーとエンボス加工された、全くビール瓶と同じ形と大きさでガラスの色まで同じ茶色い瓶が一緒に並べられていたのを見た自分は、本当か?!と思いながらもフマキラーはビールも作っていたのかと思い調べたものだ。

もちろんそんな事実はなく、同じ瓶を利用して殺虫剤を詰めたのだろう。
そして今回またそんな勘違いで展示されているものがあったのだ。
フマキラーはもう学んだのだろうが、大下回春堂は知らなかったのだろう。
瓶の色は今度はラムネ瓶のような青っぽい透明なものだ。
写真撮影が禁じられているので実際のものは手元にないのだがビール瓶よりも小さく、小瓶ほどのサイズだったろうか。
その説明は酒瓶であった。
フマキラーという名前に社名変更しているのは1962年なので茶色い瓶に書いてあったフマキラーは、完全にその中身をエンボス加工で表していたということだろう。
大下回春堂の瓶で茶色かったら、間違って飲むやつもいただろう。(笑)

guam107bottle2そんな回春堂の殺虫剤に対して、これこそ強壮剤じゃないのか?と思うのが、りおで志やねろ丸で見せてもらった薬瓶の中身だ。
第一印象は正露丸だ。
戦地では大変役立つ正露丸だとも思う。
下痢の症状のまま戦うことはできないだろうし、自分も子供の頃詰められたことがあるが、虫歯が痛む時に正露丸を詰めるとその痛みが治っていく効果があるのだろう。
どちらの効果も戦場では必要だろうと思うが、そんな一般に向けての薬扱いのものであれば山鬼山丸のように薬瓶として大量にある場所で見つけると思うのだ。
本やボタンと同じように見つけたのだとすれば、個人的に持っていた薬ではないかと推測すれば、それは疲れや眠気を取るための効用を持つ薬ではないだろうか。

八味地黄丸(はちみじおうがん)。
名前の通りに8つの生薬からできていて、地黄、山薬(山芋)、山茱萸、たくしゃ、茯苓、牡丹皮、桂皮、附子を蜜に混ぜて桐の実大に丸めて、酒で15〜25個を一日二回服用すると疲労感や倦怠感を防ぐことができると2000年前の「金置要略」という医学書に書いてあるのだそうだ。
古来より老人の薬と言われてきていたが、特に男性にその効用が大きく、働き盛りに戻ることができると思われる効果が期待できる薬なのだと言われる。

一兵隊さんというより、士官クラスの偉いさんがトラック大空襲前夜でも料亭で宴会していたくらいなので、疲れを取るためというよりも強壮剤という目的の方が当たっているような気がしてならないのではあるが・・・。
「今夜はこいつの出番だな。」って引き出しからバイアグラ出して来る上司みたいな。

そんな薬ではないかと思うのだがどうだろうか。  
Posted by aquaacademy at 13:34Comments(0)レック

October 06, 2018

ダイビングショップ物語2406―今日のグアムと、器材調整必要だな

guam106intro1guam106intro210月最初の自分の体験ダイビング。
器材をかなりレック仕様に変えて来ているまま潜ってみたら、かなりやりずらいことがわかった。(笑)
昨日のファンダイビングはレック仕様で全く問題なく快適だった訳で、こりゃあビーチで行う体験ダイビングの時はちょっと仕様を変えた方がいいようだ。
面倒臭いが、毎日レックダイビングという訳にもいかず、ちゃんとお客様を迎えて自分はちゃんと飯を食って行くには仕方ないのだ。
どちらでも対応できるようにきちんとやります!

guam106intro3みっちりダイビング前のブリーフィングから気合を入れようと思ったのだが、車の中の会話で女性は3年前にアクアアカデミーで自分が一緒に潜り、男性は5回のダイビング経験があることが判明。
二人だけだし2ダイブのツアーなので、それならノーブリーフィングで行って1回目に何かアドヴァイスがあったら2回目に備えてやろうという計画。
そして1回目と2回目の差がこれなのだ。

guam106intro4普通の体験ダイビングではこういう部分に何も言うことはないだろうが、自分的にはここが重要で、目的は自分の意思と力で遠くへ長くダイビングしてもらいたいし、ボムホールにある世界唯一の水中展望塔でダイビングできることの楽しさを体験してもらいたいのだ。
逆光気味の写真でよくわかって貰えないかもしれないが、今二人は水底から7m浮いていて、水面から5m下に沈んでいる状態だ。
その高さにちょうど水中展望塔の窓があって、今日も中から海中の魚を見ようと来ているファミリーがこちらに向かって手を振ってくれている。
そんなちょっとした触れ合いだが、普通はそんな体験はダイビング
guam106intro5中にはないのだ。
そんな触れ合いを今日の二人は窓の前にある棚につかまることもなく無重力のように浮かんで楽しんでいる。

こう言うダイビングを味わってもらいたいために、世間では上手にダイビングできているように見える状態でもアドヴァイスをさせてもらっているのだ。
中には不愉快に聞こえる人もいたって不思議ではない。
今まで普通と思っていたことにダメ出ししている訳なので。
しかし、その上でのこの無重力状態でバランスが取れていると言うことに注目してもらいたいのだ。
guam106intro6
当然水中展望塔よりも遠くまで泳いでも疲れない。
格好良く泳げていると言うことは、イコール浮力調整がうまくコントロールでき、無駄な力を使わなくても泳げていると言うことな訳で当然だが相当に楽しいはずなのだ。

お天気も良く海況も落ち着いたグアム。
guam106intro7グアムに来るのは今でしょ!
飛行機も今月末から成田便が大型に戻る。
トイレが後ろに2つだけ!と言う環境も変わる。
予約が取りずらかった状況も改善する。
台風シーズンが過ぎ、絶好調のグアムで待っているので皆さん来てよね!
  
Posted by aquaacademy at 12:51Comments(0)グアムのダイビング

October 05, 2018

ダイビングショップ物語2405―今日のグアムと、外洋に出るのは一ヶ月ぶりだ

guam105boat9月第1週に無事に台風が来る前に終了した二階堂高校のダイビング実習以来、台風21号、22号、23号、24号、そして25号が次から次へとグアムに近づき、そして日本列島へ向かって行った。
沖縄や日本列島にも大きな爪痕を残して行った。

グアムでは21号が猛威を振るったが、それ以降の台風については各家庭もそれほど身構えることもない状態で終わっている。
陸上ではそうなるのだが、海況となると次から次へとひっきりなしの台風のお陰で3週間ちょっと外海にボートが出ることができない状況が続いたのだ。

それがようやくだ。
ボート的には10月3日から外洋に出始めることができ、4日にはブルーホールへ。
この3週間はせっかく日本からブルーホールに潜りたいと来てくれてもそのリクエストは叶わなかった。
アクアアカデミーも3日にはボートを出したが、レックスペシャルということで外洋は眼中になしであったのだ。
そして今日はバラクーダロック。
セカンドダイブは今まで湾内に止まっていた鬱憤でも晴らすかのようにブルー&ホワイトへ行っていた。

一ヶ月ぶりに見るオロテ岬の南側の海は、まだうねりが多少残っっている分スッキリした透明度には戻っていないがカメたちは前の通りにアオウミガメたちが迎えてくれた。
アプラハーバーのカメと違ってウ○コしたりすることもなかった。
急遽今日1日だけアクアアカデミーで潜ることになった方はお会いしてみれば68歳。
経験年数も本数も多いが、ご本人曰くあまりハードなダイビングは希望していないということでのんびりゆったり。
カメがそこに見えていようと慌ててスピードを上げるようなこともしない。
近づくことができそうならそれなりにという本当に気持ちの良いダイビングであった。

明日は結構ダイバーを集めているショップで潜ると言っていたが大丈夫だろうか・・・。
一度も自分はフィンを縦に使うことがなかったが、そんなペースで連れて行って貰えただろうか。

  

October 03, 2018

ダイビングショップ物語2404―今日のグアムと、10月最初のレックスペシャルだったが

guam103reisui110月1回目のレックスペシャルツアーだ。
時代はレックだと思わせるように4名も参加してくれた。
チューク帰りでもあるし、刺激をいっぱいもらって来ているし、ガイドとしてノリノリで出迎えた。
リクエストはアプラハーバーの船は前に潜ったことがあるので航空機に行ってみたいと、九九式艦上爆撃機と零式水上偵察機と具体的だったのでそこに決定している。
しかし心の中では東海丸も本当はちゃんと案内してもらってないのだろうなあ。
もっと楽しい東海丸にも案内したいなあとは思っていた。
しかし4人の中でライトを持っているダイバーが2名だけだったのでやはり航空機レックに決定でよかったのだ。

guam103reisui2とうとうパソコンからiPhotoが消えてしまい写真になってしまった。
今まで整理してあるレック写真はハードディスクにiPhotoとして入っているので、パソコンに繋ぐと大変面倒なことになりそうで新しくしたiPhoneには入れられないでいる。
だから今日のレックスペシャルには防水ケースに入っていないiPadを持参。
それに合わせてペリカンケースも大きくしてブリーフィングをしたのだが、盛り上がりは今ひとつであった。
フリーフローで潜水時間は短くなったし、ガイドが張り切り過ぎたのか・・・。
チュークにも行ったことがあるというダイバーだったのだが、残念だ。

guam103reisui3自分も持って行ったカメラで撮影したのはほんの2枚だけ。
零式水上偵察機の偵察員用座席。
3人乗りの真ん中の座席だ。
今日のダイバーはパラオの零式水上偵察機にも行ったことがあるのだそうだが、やはりこの座席は残っているのだとか。
両側の柱で上下で固定されている座席なので外したくてもなかなか外せないのだろう。
廃棄されたと思われるグアムの機体にもこの座席だけは残されている。

そしてチュークで見せてもらった形がほとんどわからなくなってい
guam103reiui7るレックでもこれを見つけたのだ。
専門家に写真を見てもらって、零式水上偵察機じゃないかという意見をもらったりはしていたようだが、この椅子を見つけたことでこれが零式水上偵察機であることは確定したと思っていいのではないだろうか。

初めサンゴの奥の方でこの形を見つけたときは興奮した。
guam103reisui6背もたれの前から見る形が目に入ったのだ。
もっとカメラを近づけてさらにもう一枚。
反対側に回ってもう一枚。

前からは弾力性のある素材のベルトを○Xゲームのように渡してあるように見え、後ろからは背もたれのフレームを強化してあるAの字のようなパイプが見えている。
そんな特徴をバッチリと見せているのだ。

今日もグアムでその背もたれを撮影してみた。
これは後ろから見た背もたれだ。

guam103reisui4guam103reisui8少し前にチュークのそのレックを初めて見たY子さんが見つけたという小さな桜マーク。
ご本人は桜ハンターと呼んでいるが、その桜マークが付けられているパーツはどうやらコックピットの操縦員席の右にある空気取り入れ口のようなものだと思われ、その部分を今もしっかり残している機体はパラオの零式水上偵察機だと思って写真を調べてみると、その位置に形が異なるが同じ役割をしそうなパーツを見つけた。

BlogPaintこれらの推測からチュークに新しく見つけた零式水上偵察機のレックは、水面い対して右舷後方から尾部をやや下げ気味にして墜落。
機体後部を激しく左に曲げ、コックピットの操縦員席付近で二つに折れた。
折れたと言っても左舷側はわずかに繋がっており、主翼も取れていない。
フロートとエンジン、尾翼は取れてしまって着底したものにサンゴが積み重なったと想像するとこんな感じではないだろうか。  
Posted by aquaacademy at 11:56Comments(0)レック

October 02, 2018

ダイビングショップ物語2403―今日のグアムと、来年はどうなるだろうね

guam102dive1guam102dive2今日はレックになった。
アメリカンタンカーとシービージャンクヤード。
何かしら水中に残っているものと遊べるだろう。

アメリカンタンカーの内部。
艦橋の中。
そして船首。
ここで行うタイタニックを長男は理解しているだろうか。
してないだろうなあ・・・。

guam102dive4guam102dive5そして最も上手に演じているのが小便小僧だろう。
Akiraくんも一緒になってやったかもしかして?

それに上陸用舟艇とブルドーザー。

風が南方向から吹いていることもあってちょっと透明度が落ちていたし、魚を見るとい
guam102dive6guam102dive7ったダイビングではなかったが、来年のグアム旅行はどうなるのだろう。
他の家族でも同じようなことがあったが、中学生になるとクラブ活動などの行事が出て来て、他のメンバーはグアム旅行したいのだが一人中学生がグアムに来れなくなる時代があるのだ。
そしてグアム旅行自体が取りやめになったり、中学生の子供がグアムに来レなくなるのでお母さんも一緒に留守番になったり。
guam102dive8Akira家ではどうなって行くのだろう?  

October 01, 2018

ダイビングショップ物語2402―今日のグアムと、今年も北京がグアムに来た

guam101niku4guam101niku3今年はいつもよりも若干早めのグアムじゃないか?
毎年グアムに家族で来てくれているAkiraくん。
そろそろ25年の付き合いになる。
出会った頃はまだ厨房に入っ
guam101niku2guam101niku1てなかった。
数年後、厨房に入るようになり、そして独立。
軽く書いているがそれまでに10年近い時間が経過している。そんな簡単にあの技は盗めないだろう。
知る人ぞ知る焼肉の名店、北京の店主だ。
どの肉もタレなどに漬け込んであるカルビではなく、肉そのものの直球勝負であり、元祖カルビのない焼肉店だと自ら名乗っているのだ。

正直言えば自分は北京でほぼメニューを見たことはない。
Akiraくんが適当に見繕って、その時の人数とメンバーで並べてくれるのを食べるだけだ。
ビールもサッポロをわざわざ置いてくれたりしてるのだが、一つだけ禁止事項がある。
老酒は2杯まで!
一般のお客さんは自由でいいのだが、自分だけは老酒は2杯でドクターストップがかかることになっているのだ。
理由は帰ることができなくなるからなのだが、北京の老酒はやけに怪しい味で美味い。
詳しいことはアクアアカデミーにチラシがあるのでよろしく。

guam101aitoguam101caveそんなAkiraくんの長男坊は5歳くらいからダイビングを始めている。
今年から中学生なのでこれでグアムで潜るのは7年目だ。
一年に一回だから無茶苦茶上手なわけではないが、下手な大人よりも上手に潜るし、何よりもこいつはパニックになったことがない。
溺れかかったかと思ったことも過去にあるのだがボートから飛び込んで泳ぎだすと文句のない姿勢で付いて来る。

guam101unko1guam101unko2台風が通過した影響で外海には出ることができないのだが、そんな状況だってグアムはダイビングを楽しめるのだ。
1ダイブでカメが3匹出て来てくれたのだが近くで見ることができたのは1匹だけ。しかしとんだ珍しいものに出会ってしまった。
一匹目のカメは上を泳いでいたのだが、あいつ上からやりやがった。

guam101kame1guam101kame23匹目のカメは格好良く近づいて来てくれた。
外海に出ることができない海況ではあるが太陽は強烈に照っている。
そんな絶妙な角度から降りてくる。
guam101kame3こっちは上がって行く。
途中で方向を変えるかと思ったがそのまんま一式陸攻のようにコースを変えない。
勇敢なカメであった。

そして安全停止。
同じような高さにこれだけリュウキュウダツが群れていてくれたら
guam101school退屈しない。
洞窟もあるし、これだけ見れたらギャブギャブ2より楽しかったぜ。  

September 25, 2018

ダイビングショップ物語2401―今日のグアムと、初めて降りたところには初めて見る長いチェーンが会った

guam925chain1グアムでは台風23号がグアムを直撃しそうになり、最終的にはちょっと北寄りにずれてくれて大被害は受けないことになった。
しかしその分ロタの被害が大きくなってしまったが。
そしてチュークに到着すると台風24号がチュークの辺りで準備を始めていて、飛行機から見えるチュークの環礁の中に浮かぶ小さいヤシの木が10数本しか生えていないような島が点在する景色を真っ青な空の下に見るはずがどんよりとした曇り空に迎えられた。
guam925chain2雨が降っていないだけ良しとしなければいけないのかも知れない。
最初の3日間は風と波しぶきと寒さとの戦いだ。
水中の方が暖かいと言う状態は水面休息時間を辛いものにする。

そして晴れたと思ったら今度はそれがグアムへ向かっている台風24号な訳であり、グアムへはこの台風24号とともに帰って来た。
その後すぐに台風25号が発生。
guam925chain3アクアアカデミーのビーチでのダイビングにはほとんどお天気以外は影響しないのだがボートダイビングはしばらくの間、湾内のダイビングにならざるを得ない状態となっている。
つまりレックダイビングの可能性が高まっている台風が続くグアムの海なのだ。

そしてそんな湾内のダイビングに飽きた頃、誰しもが外海に行きたいのはわかる。
ブルーホールっていう声が出て来るのもわかる。
ところが南に向いているブルーホールよりも先に北を向いているブルーアンドホワイトっていう辺りが静かになり始めるのだ。
ブイがなくアンカーを卸しているのだが、何が起きたものかエンジンの回転が上がったと思ったら湾内の入り口に向かって戻り始めた。
結局は湾内になるのか・・・。誰も何が起きているのかわかっていないのだがされるがまま状態。
自分的にも湾内なら湾内の方が楽しめるダイビングに案内するできる自信があるのだ。

ボートが止まったのは名のあるダイブポイントではない。
カラランバンクを過ぎてスコーシアに行く手前だが、そこでエントリーする。
初めての場所である。
透明度は素晴らしい。
これで太陽が出ていたら一面が明るいブルーの世界だろう。

guam925chain5そんな砂地にチェーンを見つけた。
その先は見えていない。
だとしたらその先を見たくなるってもんだろう。特にレック好きならば何か船があったりしてとか、どんなアンカーが付いているのだろうと思うはずだ。
一緒に潜っているダイバーはそこに興味があるかどうかはわからない。
自分も敢えてそのチェーンに沿って泳いでいる素振りは見せずに何気なく泳ぐ。

結果はどちらの先っぽにも何もなかった。
なかったと言うよりも先が砂の中やサンゴの中に消えているので確認できない状態だった。
しかし何百mあるのかわからないほどに長い。
付着物の付き方からしてスコーシアと同じくらいに古いものかもしれない。
100年以上前の可能性がある。

guam925chain4途中でこんなものを見つけたが、これは何かシャフトのようであり、エンジンに近いところのパーツではないかと思われる。
スコーシアから200mちょっと離れているここまでそのパーツが流されて来ていることは十分にあり得るだろう。
この砂地にたどり着いたお陰で付着物が砂地を転がる度に擦られて綺麗な表面を見せているのかも知れない。
だとすればこの長いチェーンもスコーシアのものなのかもしれない。
  
Posted by aquaacademy at 10:40Comments(0)レック

September 24, 2018

ダイビングショップ物語2400―今日のグアムと、一ヶ月ぶりの普段のグアムに戻った

guam924intro1およそ一ヶ月ぶりだ。
体験ダイビングの報告をするのは。

二階堂高校の学科講習のために日本に行って来たのが一ヶ月前。
そのついでに絹の道や一式陸攻を見に行って来たり。
グアムに戻ればダイビング実習のことで頭がいっぱいになり、9月に入って本番を迎えた。
guam924intro2頭をいっぱいにして集中したお陰でとても良い内容で二階堂のみんなに楽しいダイビングを経験させてあげることができた。

しかしその直後から台風騒動でグアムも直撃かと思われたり、停電が続いたり、ダイビングができない日があったり。
そしてあっという間にチュークツアー。
大変興味深いレックダイビングを5日間13ダイブさせてもらって帰って来た。
きっと一緒に行った皆さんも同じようにまだ頭の中がレックでいっぱいではないかと思うが、自分も熱にうなされているかのようなボーッとした状態が続いている。
guam924intro3guam924intro4
そのボーッとした状態からいつものグアムに戻さなくていけない。
そんな初っ端に来てくれたお客様はとても賑やかな2人の女子だ。
正直とても助かった。
いつものグアムのペースに戻るのにリハビリが必要と思っていたが、この二人のお陰で
guam924intro5すんなりと楽しい普段のグアムの綺麗な海に案内する体験ダイビングの世界に帰ってくることができた気がする。

体験ダイビングはホテルに迎えに行って会った瞬間から始まる。
どんな人なのだろう。
海に潜ることをどれだけ楽しみにしているのだろう。それとも本当はそれほどでもないけど連れて来られてしまっているのか。
guam924intro6ではどんなアプローチでこの人たちを水中へ案内していけばいいのか。
海が本当は怖いと思っている人にもなるべく100%近く楽しいダイビングを経験させたいと思うと、こんな風にその人の観察から始まっているのだ。
車に乗った瞬間から「日本のどこから来ているんですか?」
こんなちょっとうざいかもしれない質問から話し始めてしまうが、こんな意味があってさせてもらっている質問なのでいきなり失礼とは思いつつも毎回している質問だ。

その結果、今日の二人の彼女たちも自分なりに思ったことはあるの
guam924intro7だがちょっと外れたようだ。
写真やムービーを撮って、それを帰りにはプレゼントしているのだが、その内容はその人たちのダイビングの記録が全て詰まっている。
かなりの枚数とかなりの長さの映像を撮影しているのだ。

プレゼントとしてもいいと思うが、その記録をショップに戻って来
guam924intro8てからテレビで流す。
その映像を見ながら、たった今経験して来た初めての水中の感動を振り返ってもらえるのは感動が2倍になるのだ。
そしてこれらの写真のように、二人しかいないのに前にくる子と後ろになっちゃう子がいるが、この行動は二人の意志ではなく実は泳げている子と泳げていない子の差なのだ。
だから後ろになっている子には「もっと前に出て来てね」と指示は出してみるが、泳げていないのだから前に来ることはない。
そこで2回目のダイビング前に一言アドヴァイスをする。

guam924intro9後でその子が言っていた。
久しぶりに怒られたって。
怒っている訳ではないが確かにちょっと説教っぽくはあることは認める。
しかし悪気があることはもちろんなく、本当に泳げていない子なら言わないでそのままにする。でもこの子ならできるのに力を抜いていると思うときは結構言う。
その結果の2ダイブ目がこうなるのだ。
ほらね。
ちゃんと二人は同じように泳げているじゃないか。

そして自分にとってほぼ一ヶ月ぶりの体験ダイビングは楽しそうに終了した。
テレビで写真を見ている二人も、水中と違って自由に喋ることができる世界に戻ってきて、ついさっき体験した感動の水中世界を振り返っているのでうるさいほど盛り上がっている。
でもこの賑やかさが自分たちの勲章なのだ。
  
Posted by aquaacademy at 07:50Comments(0)グアムのダイビング

September 22, 2018

ダイビングショップ物語2399―今日のグアムと、チュークツアー13ー平安丸ー

guam922heian2一番最後のメインイベントに取っておいてくれたかのような平安丸。
5日間楽しませてくれたチュークのレックたち。
今回のチューク最後のダイビングは平安丸だ。
しかも再びトレジャーズの二人が一緒にボートに乗ってくれて、自分はKeisukeさんと二人きりで平安丸の客室の方へと案内してもらったのだ。
最初に言っておくが、通常のダイビングで、しかも5名もダイバーがいたとすれば行くことはないと思う。
ほぼ真っ暗闇の中で沈殿しているものを蹴散らさずに進入して行くのだ。
平安丸の内部構造を頭に入れているつもりの自分でさえ方向感覚が怪しくなる。
カメが自分の最後の場所に選ぶくらいなのだ。

guam922heian1平安丸は右舷を上にして沈んでいる。
その艦橋部分の操舵室の下に当たるところを船首側から入って行く。
広い感じの部屋であり、おそらくは一等客用の食堂だろうか。
厨房も近くにあるはずだがセカンドデッキにあるはずなので違うだろう。これらの皿以外の厨房機器は見えなかった。
感覚が狂う一つの原因が平安丸は横倒しであるということだ。
一等食堂はアッパーデッキ、厨房はセカンドデッキにあると思うが、実は横倒しの場合は上下ではなく左右で行き来できてしまうのだ。

guam922heian3そんなところを過ぎて行くと通路が狭くなって来る。
あの狭くなっていったところ辺りに平安丸で最も見たい中央階段があったかもしれない。
ところどころに丸窓からの光が入って来るところもあるのだが、自分の頭の中は客室が並ぶ細い廊下を進んでいるイメージとなっていたのだ。

guam922heian4左右対称に見えるこの部屋。
縦長の四角い穴は出入り口のはずだが、この間の細いスペースは廊下ではないだろう。狭すぎる。
思っている場所だとすればここは一等客室のはずだ。
当然部屋の壁などは鉄板むき出しではなく、木製の板で綺麗に作られている。
床板や壁板は喪失していて、この二つの部屋は廊下の同じ側の隣同士だろう。どこかの高級ぶったホテルと違って隣の部屋とは一枚の壁の仕切りではなく空間をおいたのかもしれない。
「隣の声が丸聞こえなのよ!」とはさせないに違いない。
だから廊下は今自分が撮影している側にあったのだと思う。

実は上の二つ並んで左右対称に見えている入り口の向こうはお風呂場のはずだ。
中には浴槽も残っていて、床には綺麗なタイルが貼られていたこともわかる。
今まで見てきたレックの中で最高の部屋だ。
これ以上の景色は見たことがない。
誰かが家を一軒立てることができる金額に近い金を払って乗船し、横浜からシアトルまで旅をしたのだろう。
日本人だったのか、それともアメリカ人がシアトルから横浜に来たのかもしれない。
何れにしてもこの景色の中には人の温もりを感じることができるのだ。
瓦礫の中を潜っている訳では決してない。
特別のダイバーしか見ることができない70年以上前の世界にタイムスリップすることができているのだ。
そんなお風呂場の写真は今回は削除しておこうと思う。
理由はどなたもまだ公表していないように思うのだ。気軽にみんなを案内することも難しい部屋であるし、申し訳ないのだがしばらく未公開にしようと思う。

横浜に浮かんでいる氷川丸でも公開していない部屋であるので比べることもできないのだが、氷川丸のこの部屋を見たことがある方に是非聞いてみたいことがある。
平安丸は3隻の姉妹船を持っている。
長女が氷川丸で次女が平安丸、そして三女は日枝丸だ。
氷川丸以外は沈んでしまっているのだが、こうして平安丸はダイバーであればたどり着けるところにいる。
日本郵船が横浜ーシアトル航路に投入した三隻でありほぼ同じ設計で作られているのであるが、どこかにその差を作ろうとはしないだろうか。
例えば誰かこれらの船で旅をしたときのスナップを見せる。
すると以前に乗ったことがある人が「お!このデザインは氷川丸じゃない?」と3つの船の中から旅した船名を当ててみせる。
すると今度は私も氷川丸に是非乗ってみたいと思ったりするのかもしれない。
そんなイタズラと言うか洒落た工夫を凝らしているように思うのだ。
だから次回氷川丸に行くときには「氷川丸の一等客室のお風呂場のタイルは何色でしょうか?」
自分の予想は黄色なのだが如何だろう。
guam922heian5
この一等客室と思われる辺りは大変狭くなっているが、かなりの数のベッドが残っている。
かなり狭いベッドだが一等客室と言えども船内であり、二人が寝るためのものではないシングルベッドなのだからこんなものだろう。


guam922heian7氷川丸の資料だが、これらの一等客室の後方寄りには診療所と理髪室があった。
よくこれを椅子と見分けたと思うのだが、下には確かに床に固定していた椅子の付け根が黒く見えている。
つまりあれが下になるので、この写真のまんまで椅子であるはずなのであるが、この棒を倒すと背もたれが寝るとか椅子の肘掛けのようなものもわかる気がする。
でも上に被さっている板は関係ないのか関係あるのか・・・。
隣り合っていたはずなので、この椅子は果たして医療用であるのか理容用であるのか、この判断は難しい。

guam922heian8こんな部分も全く考えていなかった。
攻撃を受けて爆発炎上した艦船たち。
この黒く焦げたような木材は火災の跡であるようだ。
火災がなければあの椅子ももう少し原型を止めていてわかりやすかったに違いない。


guam922heian10そろそろ船外に出よう。
氷川丸でも見たことあるような屋外デッキ。外廊下だ。
一つ上のデッキ、ブリッジデッキではこのスペースをプロムナードデッキと呼んで、ゲームなども行ったらしいが、アッパーデッキではプロムナードデッキとは呼ばないのだろうか。
平安丸の場合はそこに潜水艦用の潜望鏡が転がっている。
特設潜水母艦として徴用された平安丸には魚雷など潜水艦に必要な
guam922heian9ものが積み込まれ、任務中は狭い潜水艦にいる兵士たちを休憩中は寛がせようと豪華な客船が特設潜水母艦になっているのだ。

外廊下のこんなところを氷川丸では見たことがないと思う。
船内への出入り口があり、その出たすぐのところに階段がある。
写真の方向が後方へ続いているはずだが、この景色も次回の氷川丸で確認したいと思う。

guam922heian11二つ上のボートデッキに上がる。
ここにも階段があるが、これは建屋に沿ってある階段ではなく、デッキの中央部分につけられている階段で手摺も不完全だが残っている。
階段そのものは木製で作られているため長い年月の間に喪失しているが、ここから上のデッキへも階段があったのだ。
上は操舵室。
そしてこのデッキの階段の脇を入って行くとそこには船長室があり、横浜の氷川丸と瓜二つの景色なのだ。
・・・と言うことはチュークの資料館に花瓶として飾られていたあのお神酒徳利はこの辺りで見つかったのではないだろうか。
guam922heian12操舵室の中には神棚があったに違いない。

その操舵室辺りを上から見るとこう言う景色だ。
ちょっと他の建屋よりも出っ張っている部分の内部にはテレグラフがあったり、その出っ張り部分から接岸状況を確認していたのだ。
そしてその外側には緑と赤の航海灯が設置されていた場所である。

guam922heian13写真は平安丸を正位置に見えるようにカメラを傾けているが実際には左が水面だ。
そんなずうっと太陽光線が当たらないことが幸いしていたのか、ダイバーたちの泡が当たらないことが良かったのか、よく見るとまだデッキの板が残っていた。
おそらくこれは竣工当時のまんまのチーク材ではないかと思うのだ。

guam922heian145日間本当に楽しませてくれたトレジャーズのKeisukeさんとUmiちゃん。
ありがとうございます!
一端のレックダイバーの振りしてお二人と一緒に記念写真に入らせて貰いました。
また次回を楽しみに、色々と勝手にグアムからチュークのレックについて語ってしまおうと思ってますが許してください。
そんな検証のために次回お邪魔しますので。
  
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September 21, 2018

ダイビングショップ物語2398―今日のグアムと、チュークツアー12ー日豊丸ー

guam921nippo1日豊丸。
スーパーワイドレンズでもう一度撮ろうと思っていた操舵室は省略してちょっと深いところに連れて行ってもらうことになった。
グアムでブルーホールなんかを潜ると割と普通に水深35mを超えた辺りをウロウロするくせにレックの水深35mは落ち着かないのはなぜだろう。
アッパーデッキにいくつか転がっている野砲を見ながらセカンドデ
guam921nippo2guam921nippo3ッキに降りていくと、そこはブルーホールをウロチョロする水深となる。

エンジンオープニングへの入り口から覗いて見てもちょっと暗めだが、後いくつかデッキを降りて行かないとエンジン本体には辿り着かないのか。
日豊丸やサンフランシスコ丸などが沈むこの海域は他よりも深めになっているらしい。
だから自分的には初めて見た和式便器に興味を惹かれたがシャッター押すだけに留める。
もしかしたらメーカー名やロゴマークがあるかと思うが、この後どこまで行くのかわからないのでしっかりとついて行くことが肝心である。

guam921nippo4船倉の明かりが見えて来た。
しかしその床に面白いものが落ちている。
一瞬厨房機器と思ったが、こんな場所のしかも棚みたいなところに収まっている訳もないだろうし。
おそらくは木製のもので、箪笥のようにも見えるし、右側には金属の棒のようなもので扉をロックできるような仕組みも見えてるし、もしかして氷を入れて使う冷蔵庫か?
guam921nippo5guam921nippo6ビールを冷やすため?(笑)

もう一つ。
今度は完全に床に落ちている。
ビール瓶も何本か落ちていたが、これはレンジファインダ
guam921nippo6guam921nippo7ーと思われる。
野砲を使うときに必要になるのだろう。

そして弾。
野砲用のものだろうと思われる。

guam921nippo8そしてアッパーデッキに戻って来ると、おお!ここに装甲車かあ。
前回のダイビングではこの装甲車が最大震度だった。
ここで水深30mだったか。
まさか装甲車を下から上がって来て見ることができるとは思っていなかったが、それもトレジャーズのKeisukeさんが気を遣ってくれて、アクアアカデミーのお客様をUmiちゃんに。そして自分をマンツーマンでガイドしてくれるために2人もスタッフに付いてくれたおかげなのである。
ありがとうございます!

guam921nippo9そして艦橋のトップ。
操舵室付近でみんなと合流。
しかしここでも水深は23mほどあって、しばらくは一緒にいたが申し訳ないがそろそろ減圧の深度に戻ることにさせてもらう。
流れが結構あって、チューク初の流れのあるダイビングだ。

  
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September 20, 2018

ダイビングショップ物語2398―今日のグアムと、チュークツアー11ー彩雲ー

guam920myrt5長い間この機体は天山と呼ばれていた。
前回の2015年にチュークを訪れたときにも天山と紹介されてダイビングし、その時は気が付いていなかったのだがグアムに戻ってから写真を調べていると天山とは一致しないパーツが出て来た。
では何なんだという答えが見つからないまま疑問だけが残っていたのだが2年前にこの機体が彩雲であることが確認された。
チュークではおそらく今でも天山として紹介されていると思われる
guam920myrt9が、トレジャーズでは彩雲として案内してくれてる。

エンジンやプロペラそして主脚が残されていないため、この機体が天山ではなく彩雲であることの特徴はコックピット後端の機銃を出すための丸窓、垂直尾翼の形状と水平尾翼との関係、そして操縦席脇のアンテナの角度であると思う。
プロペラと主脚を見ることができれば、どちらも天山より長いこと
guam920myrt7が彩雲であることを示しているのだ。
空母から飛び立つための加速性能と海軍一のスピードを誇り、「我に追いつくグラマンなし」とF6Fを振り切ったときの無線連絡のエピソードが残っているスピードを得るための長いプロペラ。
同時にプロぺラが地面を叩いてしまわないような長い主脚。
さらに同時にその長い主脚で空母に格納するための着陸時に垂直尾翼の後端が垂直になる形が彩雲の特徴となっているわけである。

この彩雲はチュークのここに廃棄された機体と言われている。
グアムの零式水偵も廃棄されていると思うが、その共通点はエンジンとプロペラそしてコックピット内のものが綺麗に取り外されているところだろう。
したがってこの彩雲も廃棄されたものとされているのだと思う。
「光作戦」というものが終戦直前に計画され、水上偵察機を搭載できる潜水艦・伊13と伊14に2機ずつの彩雲を搭載してトラックに運んだという記録がある。この内伊13は行方不明となりトラックにたどり着いていないが、伊14と2機の彩雲はトラックに到着しているという記録が出てくる。
おそらくはその1機がここに沈む彩雲であり、もう1機は数年前まではチューク空港近くの民家の庭に残されいたことがわかっているのだ。

guam920myrt11まずは操縦員席。
計器パネルは完全にパネルごと全て取り払われている。
よく目を凝らして見ると、左下に何かレバーが2本あったのかと思わせる溝が2本残っているようには見える。

彩雲は3名が乗り組んでいたが、一番後ろの席は電信員だ。
目の前にある正方形の箱に丸い穴があいているものは、ク式無線帰
guam920myrt4投方位測定装置のループアンテナの台座だと思われるが、電信員は戦闘時にはすぐ後ろにある斜め機銃と言われる機銃の射手ともなるのである。

真ん中の偵察員席にある四角い箱はジャイロコンパスではないかと思うが、この部分はチューク空港近くの民家に放置されていた彩雲にも残っていたことが写真でわかるが、水中にあるこの機体よりも
guam920myrt3もっと詳しくわかるものが残っていたと思うと残念である。
中国だか韓国人が持ち去ったらしい。
チュークでは時々鉄くずを回収に来ることがあるらしく、どこかで展示されたり復元されるのではなく鉄くずとして持ち去ったのかと思うと悔しくもあるのだ。

彩雲はそのスピード性能もさることながら、航続距離性能も高い。
guam920myrt2南洋に散らばる島々に基地を作り、ジワジワとそこをアメリカに奪われていき、少しずつマリアナ地域に追い込まれ、最後にはそこも奪われてしまい絶対国防圏を突破されて行った日本なので、その広い海域を燃料補給なしで飛ばなくてはならない性能を求められた彩雲は、翼内に合計10個の燃料タンクを詰め込んだ。
その容量は1340リットルに達した。
その燃料補給口がこれらであり、大きく開いた四角い穴は燃料タン
guam920myrt6guam920myrt8クが収まっていた部分と思われる。

一番後ろの電信員席に戻って、席の右にある棚のようなものは機銃用の弾倉入れだと思う。
そして真ん中の偵察員席の右舷側に開閉できる空気取り入れ口のようなものがあったが(ライトで照らされている部分)、これはバッテリーの充電コードを通す穴だろうということだ。

guam920myrt1Nさんのおかげで前回よりも新しい発見があった。
というよりも前回も見たがそれが何であるのか判明しなかったものがわかったということだが、こうして毎日3ダイブ目には航空機に連れて来てもらってやっぱり楽しい。
艦船ももちろん楽しいのだが、航空機は小さくて1ダイブで全体を見回せるという点が楽しい魅力だろうと思う。
他にも原型を留めていなく正体がわからない機体も見せてもらったので、もうちょっと詳しく調べて是非ともその正体を突き止めたいと思う。
しばらくチュークで潜れなくても、ヒントとなる写真は山ほど撮って来ているので、それを元に美味いビールでも飲みながらレックに浸りたいと思う。

  
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September 19, 2018

ダイビングショップ物語2398―今日のグアムと、チュークツアーー五星丸ー

guam919gosei1guam919gosei14五星丸。
ファイブスターかあと思いながら、何だかマイナーなくせに格好つけた船だなあと思いながら本当いうとあまり気が乗らなかった船なのだが潜ってみると超楽しい。
guam919gosei13guam919gisei12ちょっと最初の15分くらいはレックダイビングを離れてみんなマクロの目になっていたが、それもダイビングの一つであるので否定はしない。(笑)
一人ポツンと船外に投げ出さ
guam919gosei2れた魚雷などを観察していた。

お天気が回復したということもあるが、浅いので船体がとても美しい。
大きさも手頃であるため見渡せる感じだ。
そして何よりも浅いので船内に留まっていても緊張しないのがいい。




guam919gosei9guam919gosei7水底近くの魚雷痕から進入していって後方部分を見て回ってきたが退屈するところがない。
機関室内にも興味をそそられたが、この人数で入ると大変なことが想像できるので今回はお預けであると言うか、既に機関室の上部には入っているのだ。
ふと見上げればスカイライトが綺麗に残っていた。

五星丸は貨物船の形で、グアムの木津川丸と似ている。
真ん中は船倉のみで後ろに船橋、前にも建屋がある形で今回は船橋を見ているわけだが大きくないので色々な設備がまとまっていて、いっときも見逃せない見ものが続々と出てくるのが魅力的だ。

guam919gosei5guam919gosei6壁などは抜けていていきなり出て来たのが厨房機器だ。
船の大きさも大きくない分鍋を載せるところは2つだけ。
その隣は明らかな水周りで床にはタイルが敷かれているが小さい四角形のタイルが普通
guam919gosei11guam919gosei10と思うのだが、ここには8角形の少し大きめのタイルが貼られていて、奥には排水溝と栓があり、栓にはチェーンが残っていた。
少し離れてお風呂。
このお風呂も大小二つの湯船があったが、踏台が工夫を凝らした形であった。

問題はその隣の部屋だ。
やはり四角いタイルが貼りめぐらされているので水回りであることは確定する。
しかし出入り口はどこだ。
お風呂との境には壁がある。
手前も壁のようだ。
そして右にも壁があり、そこには扉のようなものが見えない。
この畳一畳分の部屋は一体何なのだろう。

guam919gosei8さらに欲張って奥へ奥へと進んでみると、いたるところから明るい光は差し込んで来ているが自分が通り抜けるような穴はないようだ。
仕方ないので元の位置へ戻ることにするが、いかにもトイレやお風呂があるような形の景色が広がっている。


guam919gosei3guam919gosei4船倉内には魚雷が残されているが、ここでUmiちゃんから謎解き指令が出る。
サイズは魚雷の頭と同じように思うのだが、その頭だけを箱詰めしてあるようなものがあった。しかも一つだけというのがUmiちゃんの疑問であるようだ。
ちょっと調べてみると五星丸の船倉に九五式魚雷の弾頭が残されていたという方がいた。
箱が崩れずに残っているのは一つだけなのかもしれない。
この辺はアクアアカデミーの航空機&兵装のアドヴァイザーに聞いてみよう。
大砲など名称を言われても何の数字で何を表しているのかが理解できていないのでちんぷんかんぷんだ。


  
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September 18, 2018

ダイビングショップ物語2397―今日のグアムと、チュークツアーーりおで志やねろ丸ー

guam918rio9りおで志やねろ丸。
グアムに沈む東海丸と同じ大阪商船の船であり建造も同じ時期であるが、2割ほど大きく貨客船という括りだが東海丸よりも乗客数も多く豪華なもので南米航路に使われていた。
そのまんまの船名である。
徴用後には特設運送船としてだったがすぐに特設潜水母艦として変更された。

この船もトラックで沈むべきではなかったものの一つだ。
現在チュークに沈んでいる日本の艦船の半分以上が1944年2月に入ってからトラックに入港している。
2月4日にはアメリカ機のトラック偵察が行われたことが確認されているが、情勢からしてアメリカ軍のトラック攻撃は直前に迫っていることが明らかであった。

guam918rio4先日のNHKの番組で軍艦と徴用商船とは命令系統が違っており、トラックからの脱出は軍艦だけに命令され徴用商船は残されてしまったと言っていたが、そもそも2月に入っても依然としてトラックに船を送り込んでいることが理解できない。
しかもその積荷である。
既に紹介している富士川丸にも大量のビール瓶が転がっている部屋がある。
空き瓶だったのかまだビールが入っていた瓶なのかはわからないが、誰に飲ませるビールなのか。
自分はまだ見たことがないがチュークのダイブショップ「トレジャーズ」のUmiちゃんによれば木箱に収められたビール瓶まであると言う。
その瓶にはラベルがまだきちっと貼られて残っているようだが、ラベルのデザインをいくら探しても見つからないでいるのだ。
当時は既にビールは配給制となっており、大日本ビールやキリンビールというメーカー名の表示もなくなっていたはずであるそんな時代に配給ではない特別のビールを作っていたということではないか。
軍上層部にそんな配給のビールではなく特別のビールを送り届けていたということは容易に想像できるし、それは世間には知られてはいけないことなのである。

guam918rio5このりおで志やねろ丸にもビールケースがたくさん積み込まれていたのを見ることができる。
その他スペシャルなものも見せてもらった。
何かの本の切れっ端にはところどころ日本語の文字が見えるが、小説なのか雑誌なのか。
シャツのボタン。
何かの薬。
見た瞬間は正露丸か?とも思えるのだが、よく見れば瓶のキャップはなく、中は海水で濡れているということなので元の色が黒かったのかどうかはわからないが、粒の大きさは正露丸と同じような感じだ。

guam918rio6guam918rio7横倒しになっている船なので天井の桟のようなところに引っかかっていたが2丁の機銃。
浄水器。
会社名もはっきり残っていて日本語で表記すれば神戸にある岡野株式会社だろうか、今も現存する会社なのだろうか。

guam918rio8この浄水器も横倒しになっている部屋にちょこんと見やすく置いて置いてくれてるので、ここが元々の台ではないが、その横にどう見ても窓と思われるものがあった。
左上のガラスには一部向こう側の光がすけて見えているような部分もある、
しかし船の中でこのような形の窓は見たことがないのだ。
ちゃんと船が海に浮いていたとすれば縦長の4枚ガラスの窓。
この窓も気になる。

guam918rio2チュークにある船で船名が今も読み取れるものとしたら平安丸が有名だが、りおで志やねろ丸も一部ではあるが船名が読み取れる。
これは船尾だがローマ字表記で「RIO DE・・・」を読むことができる。
そしてこの船尾にある通路のようなもの。
船尾の端まで行ってそこで切れている。
扉があったような感じではない。
guam918rio1グアムの東海丸で言えば接岸時にロープ作業を行うためのドッキングドックと呼ばれる部分で、そんな役割でおかしくはないのだが、そのすぐ前側には大砲が装備されている。
他の船と違って大砲を装備するために砲台を作った形ではなく、元々の四角い部屋の屋根部分に装備されている。
この大砲の艤装と何か関係のある船尾に伸びている通路なのだろうか。
guam918rio3
最初の写真にはりおで志やねろ丸の左舷側にある乗船口の一つが写っているが、これは艦橋後方にあるものでちょうど大阪商船の大の字マークが描かれていた煙突の下くらいの位置ではないかと思われる。

  
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September 17, 2018

ダイビングショップ物語2397―今日のグアムと、チュークツアー─式貅偉攻ー

guam917tyuko9ん!?
全くダイビング中には気が付かなかった。
しかしじっくり写真を見てみると、どうした!?
誰か壊しちゃった!?
まさか動くの?
大丈夫なのか・・・。

guam917tyuko9毎日3本目のダイビングは航空機をリクエストしている。
今日は一式陸上攻撃機11型だ。
零戦より一年遅れて採用された中型の攻撃機であり、略して一式陸攻と呼ばれている。
先日の二式大艇が10人乗り込む大型機であるのに対し7名が乗り込む中型機であるため中攻とより省略して呼ぶ方もいるようだ。

確かにそうは言われている。
ワンショットライター。
極限まで軽量化しエンジンパワーの不足分を補って性能をアップさせるという日本の得意な考え方は柔能く剛を制すなのだろうか。零戦然りなのであるが、そのために防弾性能が低く射撃されると一発で燃え上がって落ちてしまうという意味なのであるが、果たしてその通りなのだろうか。
アメリカの当時最新鋭の戦闘機F6Fのパイロットには「何回攻撃しても落とせなかった。最後は振り切られてしまったがあれは丈夫な航空機だ。」と言う人もいる。
だいたい「そんなちゃっちいの作って情けないじゃねえかよ。」的に現場にいないくせに人のアラを探して文句つけるやつにはロクなもんがいない。
当時のその時にできる最善の仕事をしたはずなのだ。
実際に現存する一式陸攻はやはりほぼない。
あのプレーンズオブフェイムでさえパーツを保管しているが復元していない。
片側の主翼だけは新潟県の山本五十六記念館にあり、それは山本五十六自身が搭乗していて撃墜された機体のものだ。
おそらく最も美しく復元されているものが山梨県の河口湖飛行機博物館と思うが、これも胴体のみの展示である。

guam917tyuko8水中ではチュークでほぼ全てが整った状態で見ることができるが、サイパンでもほんの小さいパーツだけだが尾輪と思われるものを水中で見ることができる。
つまり確かにかなりの高確率で帰還している一式陸攻はないということになるが、一式陸攻の任務を考えてもらいたい。
一式陸攻はお腹に重たい魚雷を抱えて離陸して行く。
本来の速度は出せず敵戦闘機に発見されれば飛んで火に入る夏の虫
guam917tyuko1である。
だから零戦などの戦闘機が護衛に付き、最悪は体当たりしてでも攻撃機や爆撃機を守るのが零戦たち戦闘機の任務なのである。
それに対して一式陸攻は敵の艦船に狙いを定めたら、どんなに敵の戦闘機が迫って来ようと、敵の弾が飛んで来ようとも、自分のコースを変えることはない。
なるべく敵艦船に近づき、命中する確率を高め、そして発射するの
guam917tyuko2だ。
当然コースを変えない、逃げない航空機などは撃墜することは簡単となり、その作戦成功まで乗員は誰も逃げないのだ。パラシュートなんて誰も使うつもりもない。
こういう勇猛果敢な一式陸攻と乗組員をわかって欲しいと思うのである。

guam917tyuko3今日はそんな一式陸攻の内部を連続写真で紹介したい。
機首方向から入るとそこは一段上がった操縦員たちの席があった辺り、上方の旋回機銃の窓も見えている。
その後ろの方に見えている丸い穴。
左右の二つは側方旋回機銃の窓であり、一番奥の穴は尾部の旋回機銃の窓だ。

guam917tyuko5操縦員席を超えると床面は一段低くなり、写真で右に見える側方旋回機銃の窓の手前辺りにトイレが付いていたように思う。

7名の乗組員たちは操縦、副操縦、前・尾部・左右・上方の機銃射手となるのだが、戦闘時以外はそれぞれ無線や偵察などを兼任していたわけだ。

guam917tyuko6後方に近づくにつれて柱や棚の支柱などが残っているが、最後の写真には明らかに壁が見える。
この辺の内部構造をよく調べてみたいと思う。

ところで何が「ん!?」だったのか。
上方の旋回機銃の窓を見てもらいたい。
自分は今まで開いている状態しか見たことないし、まさかそれを閉
guam917tyuko7じてみようと思ったこともない。
しかし後方からこの窓を撮影して、主翼の下のこれまたKeisukeさんに教えてもらって初めて知ったものを見て撮影して前方から撮影した写真を見ると、あの窓が閉じられているではないか!
その時は全く気が付かなかったが、これは誰かアクアアカデミーのメンバーが壊したのか!?
それとも動かすことができる窓だったのか・・・。
guam917tyuko10  
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September 16, 2018

ダイビングショップ物語2396―今日のグアムと、チュークツアーА蕊抻寮邊檗

guam916fujikawa14チュークと言えば富士川丸。
と言っても過言ではないだろう。
映画「タイタニック」でも沈んだタイタニックの代役で美しい水中シーンの撮影に使われているのだ。
また自分的には神国丸になるのだが、チュークで最も美しい沈船とは富士川丸のことである。

guam916fujikawa15しかし沈んでしまってから74年が経過し、他の船にもかなりの傷みが目立っては来ているが富士川丸の壊れ方が激しいように思われるのが残念だ。
自分が初めて富士川丸を見た1987年。
初めてチュークを訪れた自分でも富士川丸にはたどり着くことができると思った。
マストの一部が水面から出ていて、ダイビングボートはそのマスト
guam916fujikawa4にロープをかけてボートを係留していた。
それが時間の経過とともに壊れ始めている訳だが、台風による破壊も大きいし、ダイナマイト漁による破壊まで報告されているのだ。

富士川丸の上から写真を撮ってみてもその壊れ方は明らか。
船倉内は今も見ることができるが艦橋の中は今はもうあまり入らないようにしているのかもしれない。2015年に訪れたときは強力な台
guam916hujikawa1風の直後であったが、その時から中には入ることは難しいとガイドは言っていた。
ただ同じときにテレビの撮影で来ていたフランス人撮影隊と潜ったときは水底の魚雷痕から進入し、艦橋内を普通に潜った記憶もあるが。

そこで今回はタイタニックの撮影に使われた廊下を通って前方に向かうことにする。
富士川丸で最も意表を付くのが、その廊下(船の内部ではない外廊下)を通って泳ぐだけでなんとトイレも風呂も洗面所も見えてしまうのだ。
guam916fujikawa2船体後部から廊下に進入すると、まずは男子トイレが出てくる。
かなり余裕のスペースだ。
その隣はお風呂。
段差を付けて左の湯船は小さく右のは大きい。
昭和の昔の家庭用のお風呂を知っている方ならわかると思うが、これはその木のお風呂と同じ考えであり、小さい方が上がり湯で大きい方にはおそらく海水が暖められたものが溜められていて、最後の
guam916fujikawa3風呂場から出て行くときに真水のお湯を一杯だけかぶって上るという使い方だろう。
その隣が洗面所だ。
3つの洗面台が並べられている。

つまりこのお風呂はオーシャンビューなのである。
富士川丸は徴用されてからは特設航空機運搬船として零戦などを運
guam916fujikawa13ぶ役割を担っていたが、徴用前はどういう貨客船だったろう。
その辺に興味がわく船なのである。

富士川丸はちゃんと正座しているし、まだまだ船首には美しい大砲も残っていて見所満載なのであるが、困ったことに船倉内に面白いところがたっぷりとあるのだ。
正直言えば富士川丸は2ダイブにして欲しい。
船としての富士川丸と船倉内に残されている航空機とそのパーツ。
そちらが航空機好きにしてみれば堪らない。
まだ行かないでーとなるのは間違いないのだ。

guam916fujikawa6一機が丸々綺麗に残っていることはないが、主翼が残っている零戦や九六式艦上戦闘機のパーツを複数見ることができるのだ。
九六は日本で初めて沈頭鋲を使った機体であり、日本海軍初の全ての翼が金属製で作られた単主翼機である。
それまでは主翼が2枚であったり、金属製ではない翼も使われていたのだ。
ちなみに設計は零戦と同じく、堀越二郎氏である。
guam916fujiakwa7guam916fujikawa5
コックピットを比べて見ると、左が九六。
右が零戦、おそらく21型と思われる。

その他転がっているパーツも面白い。
guam916fujiakwa8guam916fujikawa9エンジンを囲っているカウリング。
たぶん零戦のものと思う。
車輪は九六のものだろうか。
プロペラは、どっちの羽根だろうか。
九六は零戦よりもエンジンパ
guam916fujiakwa10guam916fujikawa11ワーが低いので、同じ3枚羽根のプロペラとすれば直径は小さくなっているはずと思うので、サイズを測定すれば特定できることになるのだろうと思う。

そして初めて見た時から謎であった薄切りのバームクーヘンのようなもの。
何かの缶であることは想像できるので、オイルか燃料かを入れる物。
しかし形がなぜこんなバームクーヘンになっているのだろうか。その謎が解明できないでいたのだが、アクアアカデミーの航空機アドヴァイザーが教えてくれた。
零戦の胴体と主翼の付け根。
胴体側は翼側よりも厚みがあるわけで、その形に沿って無駄なスペースを作らないための燃料缶なのだろうという意見に誰も異論はなかった。
なるほど。

guam916fujikawa12その他こんなもんまで積み込んでいたのだ。
トレジャーズと一緒に潜るまで全く気がつかないでいた。
魚雷。
積み込まれていておかしくはないが、なぜこの航空機関係の倉庫に爆弾がしかもこれだけあるのかはちょっと納得しずらいように思えるのだ。
何かあるとすれば富士川丸は1943年11月末にトラックに到着して以来大空襲の1944年2月17日まで動いていない。
そしてその間の1944年1月1日に航空機運搬船から特設運送船になぜか変更されているのだ。

  
Posted by aquaacademy at 17:40Comments(0)レック

September 15, 2018

ダイビングショップ物語2395―今日のグアムと、チュークツアーΑ謝靈隆檗次

guam915hoyo9宝洋丸。
日本タンカー株式会社の船で元々タンカーであった。
徴用後は特設運搬船(給油船)。
チュークに3つしか給油船がないと聞いたので、これで2隻目だ。
あと1隻は何だろう?

それにしてもこんな船は初めてだ。
完全なる逆さま。
よくもこんな形で安定して沈んだと思う。
最も浅いところが船底に付けられているキール部分だ。
そして最も深い訳ではないが、最も後ろ部分の舵とプロペラ。
guam915hoyo8プロペラは分かりずらいが、写真で右にちょこっと出っ張っているものがプロペラの一枚なのだ。
どちらの写真を見ても上下関係に違和感がない。
ちゃんとダイバーは水平か直立しているままに見えているし、吐き出す泡も上に向かって上がっているのを見ても、宝洋丸が完全なる逆さまであることがわかるだろう。

guam915hoyo3guam915hoyo4どのような攻撃を受けたのだろう。
この船もやはり魚雷痕から進入しているので魚雷攻撃を受けたことはわかるが、なぜ逆さまになれたのだろうか。
不思議な船なのだが、完全な
guam915hoyo5guam915hoyo6る逆さまだけに船内の様子が分かりずらい。
横になっている場合は90度傾けて見ればいいのだが、180度傾けたら物によってはおかしくは見えないことになる。
手すりのようなものは逆さまになろうと横に棒が取り付けられているだけで、その様子を見ても違和感がないのだ。

今回案内してもらってたところには機関室内の部品や工具を整理整頓している壁や棚、そして配電盤があったのだが、これらの上下関係見分けるの難しい。
自分の記憶を辿ってみて写真を上下正しくなるように向きを変えてみたが、これで正しいのか!?
正直自信が100%ではなく、Keisukeさんたちに笑われそうな気がしないでもないのだ。

guam915hoyo2その点、間違い無いのはお風呂などだ。
この湯船もこの距離のまま見ただけだが、写真を見ていて思ったことがある。
通常の湯船には必ず堆積物が湯船内に溜まっていて湯船の底は完全には見えない。でも宝洋丸の湯船はライトをかざせば綺麗なタイル張りと排水栓がはっきり見えるのではないのか。
これを確かめるためだけにレックダイバーっていうのはチュークまで飛行機に乗ってしまうのだ。

guam915hoyo1他の船では見たことがないホース。
給油船だけに残されているものだろう。
記録には本当に忙しく色々なところで給油任務に当たっている。給油された船には知った名前も出てくる。
実は最も忙しく働いた徴用商船は給油船なのかもしれない。


guam915hoyo7もう一つ、逆さまになっているだけに見やすいものがあった。
普通は一番深いところになっているはずの舵やプロペラ。機関室の中に入っても見ることが難しいエンジンからプロペラに繋がるシャフトなど。
これは一度も見たことがなかったが、宝洋丸ではやすやすと見ることができた。
手前の塊の上にギザギザが見えるものがあるが、フライホイールというものでエンジンからプロペラシャフトに繋げているパーツの一つだ。
そしてその向こうに伸びていってるものがシャフトなのだろう。

こんな風に普通は見ることが難しいものを見ることができた。
しかしだ、完全なる逆さまは目が回るのだ。  
Posted by aquaacademy at 13:30Comments(0)レック

September 14, 2018

ダイビングショップ物語2394―今日のグアムと、チュークツアーァ柴鷦安臘ー

guam914emily1二式大型飛行艇。
西暦1942年。
昭和17年。
日本にはもう一つの暦、皇紀と言うものがあり2602年となる。
誰もが知っている零戦は2600年に正式採用されたため零式艦上戦闘機と名付けられ、それを省略して零戦と呼ばれている訳なので、2602年正式採用の大型の飛行艇は省略して二式大艇と呼ばれる。

日本ではあまり作られていない大型飛行艇でありエンジンが4つも付いているため、サイパンに沈んでいるものは長らくアメリカのB29と思われ、ダイビングポイントもB29と呼ばれていた。
何せ二式大艇1機作るエンジンがあれば一式陸攻を2機作ることができるわけで多くは作られていない。
そして現存する二式大艇は世界に3つしかないのだ。
サイパンとチューク、そして鹿児島県の鹿屋に一機が展示してあるだけだ。

サイパンで見ることができる二式大艇よりも形は残されているのだが残念なことに引っくり返って沈んでいる。
レックの写真を撮る時、自分は常に上下左右をそのレックの沈んでいる角度ではなく本来の正位置を意識して撮影している。そうしないと形をイメージしずらいからだが、航空機のようにあまり大きくないレックを外から撮る時はそれができない。水底や水面が明らかに写ってしまうので余計に見ずらいことになる。
だが内部の写真はちゃんと正位置を意識して撮っているので、内部の写真は見たまんまである。

guam914emily3そもそも水上機については元々海面に浮かぶと言う性能であり、その浮力が災いして着底するまでには引っくり返ってしまっていることが多い。
この二式大艇もそう言うことなのだと思って来たが、今回別のレックを見ているうちにどのような形で現在のように沈んでいるのかを想像してみるようになり、そうするとこの二式大艇がなぜ引っくり返っただけではなく胴体が大きく3つに分解されているのかがわかるような気がする。

guam914emily2かなりの角度をもって機首を下に向けて水面に落下。
その衝撃で両側の主翼下の補助フロートが外れ、主翼と機首が外れてしまった。
その勢い余った主翼よりも後方部分はパタンっと引っくり返る形で背面から水面に着水し、その時に主翼後端でちぎれ、残りの胴体も半分に割れ、そこから浸水した海水により全てが引っくり返った状態で沈んでしまった。
そう考えると今のそれぞれのパーツのある場所の説明がつくように思う。

guam914emily4主翼はほぼ損傷なく一枚で残っているがやはり主翼下に吊り下げるように付けられた胴体は外れやすかった。
機首から下方を確認するために窓が付けられているため、初期のひかり号のように見えてしまうが、この機首部分も引っくり返っている。
エンジンもプロぺラも4つ揃っているし、浮いてどこかに流れて行ってしまいそうな補助フロートも左右2つが主翼からは外れているが残されているのがすごい。

guam914emily5これだけ大きな飛行艇なので、いくつかに分解されてしまっていても崩れていなければ内部を覗きに進入することができたのだが、惜しいことに上半身を内部に突っ込む程度しか覗くことはできない。
しかしそれぞれのパーツにはしっかりとその内部の姿が残っている。
機首には機銃は残されていないようだが、爆撃する時の狙いをつける穴や足場が確認できる。
機体の外にも散乱しているがポツポツと小さい丸い穴があけられている板状のものは通路の足場だ。
写真で見て下が前になっている。

guam914emily6二式大艇の操縦席は機首の先端ではない。
新幹線のように少し後方で一段高くなっているところになっているので、機首の銃座位置から階段で5段ほど上がっていくことになるのだが、サイパンにはその梯子が綺麗に残っているのを見たがチュークでは見つけられなかった。
機外にはコックピットのパネルが落ちていた。
形から操縦員側のパネルのようだが、これはサイパンに残されているパネルと比べると微妙に違っていた。

guam914emily8guam914emily7胴体中央部の内部。
その中の中央部に縁が楕円状に空いている大きな穴が後方に移動するための扉。
そのすぐ右下に残されている半円状のレールのようなものは燃料タンクを乗せていた枠だと思う。

そして胴体の後部。
かなり細くなっているが、その中に更に細い通路も残っているようだが、その先には尾部の銃座がある。
天井付近に残っている梯子状のものは尾部の銃座に弾を送り出すレールである。
左右の壁に何か出っ張るものがあるがおそらくその辺に弾のラックがあったのだろうと推測する。

guam914emily9今回トレジャーズのUmiちゃんに教えてもらったのがこれだ。
尾部の銃座に残る椅子だ。
覗き込む穴が小さいし、引っくり返っているのでアクアアカデミーのダイバーたちはUmiちゃんから何回も「引っくり返っているんですからね!」と言われていた。
何回あれですって教えてもらっても首ひねるので果たして最後にはちゃんとあれが椅子ですよって伝わったのかどうか・・・怪しい。
  
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