May 2012

May 22, 2012

TdPワールドツアー2012開始 (6/3東京大学)



さあ今年もTdP、はじめるよ。

◆TdP@東京大学2012!!
(TdPワールドツアー2012 in Japan)


・日時:6月3日(日) 13時-
・場所:東京大学医学部図書館3階333教室
・参加対象:医学生(研修医、ナース、コメディカルもOK!)
・参加のコスト:Zero
・参加のベネフィット:SKY HIGH

【Schedule】
・第一部
13:00-13:30 自己紹介と第一部イントロダクション
13:30-14:20 Flash 3 MLD(呼吸苦)
14:30-15:20 ▲轡腑奪レクチャー
15:10-16:30 VERSARCH     
16:50-18:20 そ藉研修を充実した2年にするために 
18:30 終了

・第二部
19:00-21:00 飲み会(「随一望」本郷三丁目駅そばの随一望、予算3500円)


参加連絡先:
近井隼人君(東京大学6年): g750336(アット)gmail.com


申し込みのメールはタイトルを「TdP参加申し込み」として、以下Copy&Pasteでお願いします。
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・氏名:
・所属:
・学年:
・連絡先(PC):
・懇親会:有・無 
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TdPは私の個人プロジェクト。
全世界どこでも内科を中心に教えに行く。対象は医療関係者すべて。
主には医学生や若手ドクターだけど、最近はナース対象のTdPも行っている。

臨床医学は思われているよりももっと楽しくて、ワクワクして、パッションを感じるものだと思う。
それをみんなに伝えたいな。

というわけで、例年にも増して
"Disneyよりもサイコーに楽しい!" 6月3日はDr.TaroのTdPへ

同時に、今年のTdP開催依頼も受け付けはじめます。
すでに九州からご依頼をいただいています。

TdP開催の依頼Mailはaquaflowers7(アット)gmail.comまで。
みなさんにお会いできるのを心から楽しみにしています

なおTdPの実戦版(TdP On site)は闘魂ホスピタルケア東京として
東京・光が丘病院で常時参加受付中です。月〜土までの日程で1日からの実習が可能。
ぜひこちらもどうぞ。

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◆現在オープンです!
・闘魂ホスピタルケア東京(実戦型病棟見学・実習)申し込みは→こちらへ!
・総合内科特化型・後期研修先をお探しのドクターはこちらへ!
・Super!な内科医を目指す方は→こちらへ!


aquaflowers7 at 12:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 13, 2012

臨床医として最もうれしいこと



総合内科での毎日。
ホスピタリストセクションのチームを率いている。

ついこの間チーム所属のシニアレジデント(後期研修医)の入れ替えが終わった。
前のチームメンバーも今のSeason 2のメンバーも個性は様々だけど
みんな人柄もパッションもとても良い。

彼らが自分のチームを去る時には、抜群に伸びる
医者としての基礎体力をつけてほしいと願って、上級医として日々試行錯誤している。
きっと将来また同じチームで戦えることがあるかもしれない。
縁は不思議なものだから。

結局、医者にとって大事なのは
「熱意」「当たり前の優しさ」「あきらめない心」「周りを見る余裕」「笑顔」「スピード」「素直さ」
こうした点数では評価できないものなんじゃないかな。
医学的な部分はいくらでも私が鍛えればいい。

地を這うような臨床の毎日は地味で大変に見えるけど
そこに仕事の楽しさや充実感がたくさん眠っていると思う。

この前の夜もそうだった。
代々木上原で行われたGIMカンファ・USTREAM配信会議の帰り、たまたま病院に寄って
当直している後輩(シニアレジデント)は頑張ってるかなと
聴診器片手に病棟にブラッと上がってみた。

実はそこからが長い夜の始まりだった。

Taro 「急性肺塞栓で入院があったんだって?どんな方?」
シニア「あ!先生。実は・・・・」

整形手術後のリハビリ中に突然の呼吸苦を訴えた高齢女性が
主要2枝の肺塞栓の診断で入院した。
入院時意識もあり、バイタルサインも安定していた。
念のため聴取したコードはDNAR (≒致命的な状態になったときに挿管と心臓マッサージを行わない)

Taro 「そうだったんだね。今晩は落ち着いていそうなの?」
シニア「はい。今のところは。CTをご覧になりますか?」

という後輩とのやり取りをしていたその時だった。

「先生!レート(脈拍)が40!」という病棟ナースの声。
すぐ二人で駆けつける。
そしてベッドサイドに行った瞬間だった。
患者の呼吸が一瞬、停止した。
脈拍は触れない。もちろん血圧も。
数秒後、わずかに呼吸がもどった。しかし極めて不安定だ。


どうする?
すでにDNAR、ここで看取るのも一つの選択肢だったかもしれない。
ただ自分としては腑に落ちなかった。
入院時のCT上ではメインの肺動脈に塞栓したわけではないし、
これでいきなり心肺停止というのも考えにくい。
下肢はむくんでいる。もともと股関節の手術後でリハビリを開始したばかりという。

徐脈から呼吸停止。
セッティング、病歴、診察ふくめ全て考えると
原因は閉塞性ショックがもっとも考えること。
ひょっとして主幹動脈にまさに今、新規の塞栓がつまった?
肺塞栓で入院したところ、ヘパリンは始まったばかり。

こんな時、総合内科医として、いや医師としてスピードの決断が必要になる。
DNARのコードに従えば、これでそのまま終わりというのもありえるのだろう。
ただ、コードに触れない範囲の処置でも、まさに今始めれば
今ならまだ命が戻ってくると感じた。

直感的にそう感じた。

そこで、挿管や心臓マッサージは行わないながら
閉塞性ショックの対応でできる限りのことを行うことに方針を決めた。
現状で有効な武器は酸素、輸液とカテコールアミンや一部の薬剤。

追加薬剤ルートを確保、急速輸液と薬剤投与を開始した。

家族が電話で呼ばれ、すぐ到着した。
入院した後に突然のことで動揺し、涙を流し我々の説明を聞いていた。
ギリギリのところに陥ったが、わずかな可能性ながら治療開始している。
もともと致命的な疾患である上に、すでに崖っぷちの状態だけに戻ってくる可能性は低い。
しかし、全力を尽くすと説明した。

このような致命的な救命の現場で指揮をとることは
いままで数えきれないくらい経験した。
私は、状況が許せば、蘇生の現場にはできるだけ家族に入ってもらうようにしている。
家族にとってそれが、死に瀕した愛する人と共有できる最後の瞬間かもしれないからだ。

せめて親族全員が集まれるまでは息を持たせてやりたい、
そう思い、限られた選択肢の中で処置を続けた。

そんな中、沢山の家族・親戚が次々に到着した。
愛されている方だったのだろう。深夜というのに20名近い家族・一族が集まった。
ポンピング輸液をする横で、手を握ってもらい、声をかけてもらった。

絶望的な状況だった。

しかし、希望の光が見えた。

最初の反応は手だった。
患者の手が動き、そして声が出た。
名前を呼ぶ家族の声に応じ、声を出し、目も開くようになってきた。
感動的な場面だった。

バラバラに破壊されたバイタルサインも次第に安定して戻ってきた。
せめて一晩だけでも持たせて家族の方が受け入れる時間をつくることができれば、という願いが
完全に歩いて帰ってもらいたいという希望、そして確信に変わった。

その後、ベッドサイド張り付けのケアの結末、
明け方には意識もクリア、時に患者の笑顔も出るほどにまで回復した。

こんな現場を経験するたび
臨床医としてなんて贅沢な経験をさせてもらったのだろうと感じる。
難症例を限られた情報からビシッと見抜き診断することも大事だ。
同時に、ギリギリの場面でスピードと決断力を試され、
離れかかった命をたぐり寄せることも急性期の現場では必須の力と思う。

そんなケースをレジデントと共有できたことは
私も嬉しかったし、一緒に戦ったシニアレジデントにもよい経験となったのだろうと思う。
もちろん何より、ご家族やご本人、そしてこれから過ごせる時間を思えば
その良い影響は計り知れない。

このケースを担当してくれたナースも、突然現れた当直医でもない私の指示や
治療切り替えのスピードに柔軟についてきてくれて、
レジデント含む2人の医師の注文にあわてることなく冷静に力を発揮してくれた。
彼女のサポートなくしてはおそらく助けられなかった。
きっと明けの記録作業が膨大になったかもしれない。

ありがとう。

aquaflowers7 at 19:01|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

May 01, 2012

闘魂ホスピタルケア東京、スタート!!



光が丘では相変わらずパッションな毎日を過ごしている。
光が丘GIMホスピタルセクションはシニアレジデントに特化したGIMプログラム。
1日単位でガンガン伸びていく環境はそうないのではないかと思う。

さて、話は変わるが
およそ2年間続き、2012年3月をもって終了した、
一部の研修医・学生の間で伝説化している水戸・「闘魂外来」

現在、水戸の闘魂外来は別バージョンで
徳田・闘魂医長が週一で徳田枠の外来を開放して学生実習を行っている。

そして2012年5月
首都・東京で、ついに新しい闘魂ブランドがスタートする。
(あまりにも光が丘病院での見学・実習希望問い合わせのメールが多く、
 院内許可のもと受け入れを順次開始することにしました。)

◆闘魂ホスピタルケア東京!!

対象:初期研修医・後期研修医 (医学生も可)
場所:光が丘病院
日程:毎週月〜土まで、いつでも!
期間:1日〜(7:30-17時すぎまで:日程・時間については応相談)
セッティング:病棟(ホスピタリストセクションのため)
内容:GIM/ 病棟に特化した研修環境の中での実習とティーチング。
    雰囲気は元祖・闘魂外来と同等またはそれ以上のパッション・コンパッションです。
実習担当:志水(闘魂外来副医長・現光が丘病院GIMホスピタリストセクションリーダー)
お問い合わせ:Mail: aquaflowers7@gmail.com

闘魂と銘打っていますが、
要は志水・徳田の行くところすべて闘魂の名がつくということです。

参加者は志水のチームに加わっていただきます。
チーム行動に実際に加わっていただくので、1日あたりおひとり様までの定員とさせていただきます。

殺到が予想されます。最初のうちは病棟との様子を見ながらなので
先着順に日程のご相談をさせて頂くことになると思います。
参加希望はお早めに!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下、もう一つ重要なお知らせです!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆光が丘病院GIMシニアレジデント募集 (NEW!!)

上記の短期間参加だけでは物足りないというあなたへ、吉報です!

同時に、光が丘病院GIMのシニアレジデントも募集します。
早くも教育環境の陣容が整ったのと同時に、来年度募集に加え
今年度の中途採用も若干名のみ枠を設置しました。
とはいえ、こちらもすでに現在2名の個人的問い合わせをいただいています。
残り枠はわずかです。

後期研修の学年は一日一日が貴重です。
キャリアと実力の伸び率を決定づけるのもこの時期と思います。
また、その時期に素晴らしい出会いに恵まれることは、
医師人生において莫大な財産となるでしょう。

特徴的なプログラムは以下の通りです:

◆臨床
・内科入院患者は基本すべて総合内科担当
・ホスピタリスト特化型プログラム、ただし希望でERも外来シフトも調整可能
・完全チーム制、上級医は病棟に常駐
・GIM・ホスピタルケアbundleの導入などによる業務効率・確実化
・日曜休日+2-3日のWeekday休日
・当直明けは朝9時から完全オフ
・非常に垣根の低い他科コンサルト
・パッションあふれるコメディカル(本当に!)

◆ベッドサイド教育を最重視
・チーム回診は毎日
・ほぼ毎日フィジカルラウンド/教育
・各科専門医ベッドサイドティーチング(フィジカルもあり)
・合同チームカンファ/ MDRラウンド
・passion院外講師(Dr.Branch etc.)

◆GIM特化カリキュラム(前回の日記も参照下さい)
・GIM診断思考/ 診断力アップに特化した光が丘式カンファレンス
・フィジカル教育のための特別ラウンド
・現場密着型の短時間デイリージャーナルクラブ

など新機軸教育リソースが満載!

さらに、シニアレジデント目線からのニーズも反映しています。つまり:
・忙しい臨床業務を圧迫しないカンファのスケジュールと時間配分
・しかし、シニアレジデントのニーズと要望合わせて新規カンファ・勉強会も作ることが可能

どうでしょう?魅力的なGIMプログラムと思いませんか?
将来総合内科医として進みたい方、とにかくジェネラル力を鍛えたい方、
楽しくガンガン伸びるのには最高の環境です。
パッションあふれる仲間と光が丘や練馬の患者さんたちが待ってます。

このチャンスをお見逃しなく!!
こちらもお問い合わせは私まで(Mail: aquaflowers7@gmail.com

aquaflowers7 at 00:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)