April 22, 2010

神様からの預かりもの-NZ01

NZ014月11日から1週間ほど、ニュージーランドへ行ってきました。キウイフルーツの視察ツアーです。

生産者さんの農地や、パックハウス(選別・梱包)でのシステム、農業・園芸試験所で品種開発について、農水省の方にニュージーランドの農業や環境についてお話を伺ったり、毎日充実したスケジュールの中、生産者さんや、またマオリ族の方たちと交流したり、ワイナリーやオリーブ園を訪問したり、ボートで川の上流に行き原生森を見たり、本当に貴重な体験がたくさんできました。

NZ03キウイフルーツの魅力や、生産現場や日本にくるまでのプロセスなどは、またいずれオールアバウトでもご報告する予定ですが、このブログでも毎日の出来事や出逢いから感じたことを綴りたいと思います。素食な生活で大切にしたいことが盛り沢山の毎日でした。

NZ02狂牛病が大騒ぎになった時に、ニュージーランドの牛肉は牧草だけを食べさせているから安心だと、よく耳にしていました。今回行ってみて、ただ牧草を餌にしているから安心というだけではなく、ニュージーランドでの農業のあり方など、基本的な部分が肌で感じられたように思います。

ニュージーランドの経済を支える産業は、観光と農水産業が中心。国産の車もないのですべて輸入車というほどで、工業製品は海外に依存しています。日本も昔はそうだったのでしょうが、人口の多くが農水産業に従事していれば、おのずと自然からの恵みを尊重し、意識した生き方になります。

ですから、牛は本来の食性である牧草を食べさせる。無理に脂肪率をあげるための飼料は与えない。また牛舎もないので、雨がふってもやりがふっても、あるがまま。それが本来の有り様だから。放牧ができるのも、ライオンやトラ等の猛獣もいないし、蛇もいないという、家畜や人にとっても安全な土地ということも大きいそうです。畑の除草は家畜のヤギやヒツジが餌としてたべちゃうという一石二鳥なスタイル。(もちろん、すべてではありませんが)

牧畜に限らず慣行の農業でも自然の有り様を尊重した選択が意識されているし、一般の消費者も、日本のように「オーガニック」とか「健康」がブームになるというよりも、当たり前のこととして野菜をたくさん食べたり、エコライフを心がけているそうです。

NZ04ニュージーランドの人たちのこうしたモノゴトの捉え方には、この地に最も早く移住してきたマオリ族の思想も大きく影響しているとか。マオリ族の人たちは、土地は神様から預かっているもので、子々孫々大切に管理していくという考え方や、先人の知恵や先祖を敬う心が強いそうで、日本人にも通じることだと思います。

私たちは、今とても便利な都会的な暮らしで自然から離れて意識もなかなかしにくいことですが、自分が何もかも支配するという発想ではなく、預かりものとして今の恵みを感謝し、次につなぐことを考える。まさに遠慮のココロ。見習いたいと思うモノゴトがたくさんありました。

これから、何回かにわけてココロに刻んでおきたいことを書いていきます。



aquarius373 at 14:18コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!
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プロフィール
アクエリアス
食と健康アドバイザー・フードライター。
フードコーディネーター/健康管理士一般指導員などの資格取得。

お酒とご馳走をこよなく愛する夫と食べ盛りの娘を抱え、「都会的な暮らしをしているふつーの人が、ふつーの食べ物で、ふつーにできる、健康的で、かつ環境に配慮した食生活とはどんなもんでしょ」を探求しながら、日々の食事を作っています。誤解されがちですが、調理師や料理研究家ではないので、料理の腕はふつーです。

私の提案するオイシー・ヘルシー・エコロジーな「素食」については、サイト「素食な生活」をご覧ください。このブログでは、日々のごはんや感じるモノ・コトを綴っていきたいと思います。

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