2月になりました。
このブログの先月のカレンダー欄を見るとかなり空白が多く、今までに比べてあんまり更新できない月だったなーという印象が強かったんですが、実は2記事以上上げていた日も割と多く(特に日曜は基本特撮&プリキュアの2記事ですし)、全体としては26記事とまあまあ更新できてましたw
それまでは約30記事/月だったので、まあ微妙に減ってはいますけども。

それでもやはりあんまり更新できなかった感が拭えないのは、
やはり深夜アニメ感想がろくに書けていないから。
秋クールのときもあまりたくさん更新していたわけではないのですが、この冬クールになってからは特に酷い。
先日ようやく秋アニメの総評を書いたというありさまですし、冬にも継続している2クール作品の中間感想とかもまだ手つかず。更に実は録画したまま1話も見ていない冬アニメがまだ結構残っていたりします(((

このブログを始めて以来、普段アニメを見ていた時間をそのままブログ記事執筆に割いているようなもので、未だなかなかアニメ視聴とブログ更新のペースバランスが取れていないというのが現状だったりします。
要するにもっと見るアニメの本数を絞って記事を書くスピードを上げろってことなんですけどね。精進します……
2月も中旬に入れば大分時間に余裕ができるんで、一気に全部見てガンガン感想記事を上げて行きたいところです。

で、今回は何を書くのかというと、未だに2012年アニメの総決算ができてなかったんで、まずはそれを片づけてしまいたいなと。
そこで出てくるのが、「話数単位で選ぶ、2012年TVアニメ10選」

こんな企画がアニメ感想ブログ界隈で行われていたらしく、もうとっくに集計期間は過ぎているんですが、2012年アニメを総括する意味を込めて今更ながら書いてみようと思います。

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2013/02/03 AM2:53 追記:
画像追加や文字色変更、追記などいろいろ編集しました。

話数単位で選ぶ、2012年TVアニメ10選: 新米小僧の見習日記
http://shinmai.seesaa.net/article/305573873.html

>ルール
>・2012年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
>・1作品につき上限1話。
>・順位は付けない。


1作品1話ということで結構迷いました。
あくまで「話数単位で面白かったもの」なので、アニメ自体が面白くてもどれも平均的で特筆すべき話数がない、なんて場合は該当しませんし、逆にアニメ自体は大して面白くなくても1話だけ抜きんでて面白い話数がある場合はランクインしちゃったりしています。今年は後者より前者の方が多かったという印象ですね。

「順位は付けない」とのことなので、ここからの並び順は単なる(大まかな)放送順で、それ以上の意味はありません。

・キルミーベイベー
キルその7「ぶんかおてだまできばせん」

脚本:白根秀樹/絵コンテ:山川吉樹/演出:櫻井親良/作画監督:大木良一
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ブログのプロフィール欄などでやたらとプッシュしてるキルミーベイベー。なんかネタとして推してるだけだろと思ってる人もいるみたいですが、僕は割と本気で面白いと思っています。
2012年冬クール作品ダントツ1位はもちろん、2012年全体で見て1位まであるくらい。なのにアニオタ仲間に薦めてみても誰も賛同してくれないので寂しいです;;
まあテンポや雰囲気が独特過ぎるので人を選ぶ作品だとは思いますが。その分ハマったときの中毒性は凄まじい。正直2012年の冬クールは全体的に不作気味で、僕はもうキルミーばっかり2周3周していた記憶があります。そのくらいハマってました。

で、その中から1話だけ選ぶとなると物凄く難しいのですが、ここは7話にしました。
話数が後半に進むほど声優さんの演技がどんどん洗練されて面白くなっていくので、その演技の面白さが存分に表れていた11話も捨てがたいものの(他にも2話、4話辺りも迷いました)、あえて7話に。

正直キルミーの面白さを僕は言語で十全に表現する術を持たないので、どう説明していのかよくわからないんですが、7話Aパートの息止め記録に挑戦する話はキャラ・テンポ共に最高で、一番何度も見返していたエピソードだから。そんな理由です。

あとBパートのお手玉の話も地味に印象に残っていて、やすなが昔おばあちゃんからもらったお手玉を久々に引っ張り出して披露する、という流れなんですが、最初やり方を思い出せなくて失敗してしまって「今のは間違い」と言うところがなんともいじらしくて、その後いつも通り調子に乗ってソーニャちゃんを煽って返り討ちに遭うところも、いつもならはずみでやすなの持ち物をぶっ壊してしまうのに、お手玉はおばあちゃんとの思い出の品だからか手を加えない、というのが見ていてなんかいいなーと思いました。
これについては特に台詞や演出で言及されてるわけではなく、見ていてほんのり感じとることができる程度というのも実に良い。

うーん、こうやって書いてみるとホントにどうでもいい理由なんですが、こういう細かいところにいろいろと感じ取ったりできるのがキルミーベイベーの面白いところなのではないかなと。わさわさ。


・Fate/Zero
第十九話「正義の在処」
脚本:ufotable、佐藤和治、桧山彬、吉田晃浩 and 実弥島巧/絵コンテ・演出:三浦貴博/作画監督:清水慶太、三浦貴博
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お次はFate/Zeroから一本。Fate/Zeroは正直作品単位としてはそこまで好きな作品というわけでもないのですが(よくできているとは思いますけど)、18・19話の切嗣の過去編はかなり好きですね。
特にこの19話のラストの切嗣が飛行機を撃つシーン(上記画像)が印象的。「カット単位」で言えばこれが2012年ベストと言ってもいいかもしれません。このシーンに至るまでの流れも実に虚淵作品らしくていいですね。


・謎の彼女X
第9話『謎の「なんだかちょっと」』
脚本:赤尾でこ/絵コンテ・演出:山内重保/作画監督:羽山淳一
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謎の彼女Xは2話の渡辺歩監督コンテ回と迷ったんですが、やはり山内演出のインパクトに負けてしまい、こちらに。
山内さんの手掛けた作品はどれもバトルとかファンタジー要素が多い印象だったんで、こういう純粋な青春モノは新鮮な感じでした。しかしやはりどんなジャンルでも山内さんは山内さんだなーとw
近年はこういう個性の強い演出家さんは出る杭を打たれるようにどんどん減ってきているので、何とも寂しいものを感じますが、山内さんにはそういう風潮に負けず頑張ってほしいと思います。


・坂道のアポロン
#7「ナウズ・ザ・タイム(Now's the time)」
脚本:加藤綾子/絵コンテ:松尾衡/演出:出合小都美/作画監督:Cindy H.Yamauchi
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坂道のアポロンから選ぶならやはりこの7話でしょう。ラストのピアノ演奏シーンがとにかく圧巻。作品自体も好きなんですが、何と言うか、良い感じの描写が作品の端々にあって、それらの積み重ねの結晶がこの7話ラストで爆発して壮大なカタルシスを生むとでもいうのか。うーんどうも抽象的な言い方ですが、そんな印象の回でした。
この後の展開も良いんですけどね。


・スマイルプリキュア!
第19話「パパ、ありがとう!やよいのたからもの」
脚本:米村正二/絵コンテ・演出:境宗久/作画監督:上野ケン
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ここに来てスマイルプリキュア。スマイルプリキュアは最終回の感想ではいろいろ苦言を呈したりしてますが、話数単位で見れば本当に良い回がたくさんあったのは事実で、ある意味こういうランキングでは有利なタイプの作品なのかもしれませんw
この作品はギャグから抒情的な回までヴァラエティ豊かな良回が多数あったんですが、その中からひとつ選ぶとすればこれかなと。やよいのエイプリルフール回や、修学旅行前編、中盤のクライマックスバトル回、みゆきとおばあちゃんの回、ロボニナ~ル回、あかねとブライアンの回、れいかの留学回など、他にも選びたい回はたくさんあったんですけどね。

米村さんもシリーズ構成をやらせるとかなり滅茶苦茶なことになりますが、単発回ではこのように素晴らしい回を書かれますし、演出の境さんも前作で監督を務めたスイートプリキュアはそこまで良い作品とは思えなかったんですが、単発の演出をやらせると凄く上手い方だなと思いました。
単発でのクオリティの高さという点でもスマイルプリキュアを象徴する回なのかも……w


・氷菓
第14話「ワイルド・ファイア」
脚本:村元克彦/絵コンテ・演出:山田尚子/作画監督:植野千世子
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氷菓も面白い話数が多くて迷ったんですが、1話だけ選ぶならこれになりますね。10話「万人の死角」、20話「あきましておめでとう」、21話「手作りチョコレート事件」辺りが次点の有力候補でしたが、アニメならではのキャラの芝居の面白さという点で14話に。
以前の総評記事でも述べましたが、古典部4人のチームワークが絶妙なバランスで成り立っている点が実に氷菓らしくて好きな回です。


・TARI TARI
第2話「集ったり あがいたり」

脚本:橋本昌和/絵コンテ:安斎剛文/演出:平田豊/作画監督:佐々木睦美
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TARI TARIは今回挙げる中で一番「どの回も甲乙つけがたい作品」で、これも3つ4つ同時に1位ランクインしそうな勢いなんですが、どうしても1話だけ、と言われると……、まあ2話になりますかね。
1話冒頭から2話ラストまでの流れがひとつの無駄もなくて本当に素晴らしい。……というと本当は1話も挙げるべきなんですけど(汗

2話という本当に初期の段階で、コンクールでの発表というかなり大きな山場まで持っていったというストーリーのテンポの良さをここでは推したいです。この展開を成立させられるだけの「キャラ描写の濃さ」というTARI TARI最大の魅力が、一番象徴的に表れている回だと思いました。
「キャラの心情さえきちんと追っていれば、多少展開が速かったり無理があっても作品は成立する」、というのは前にどこかで言った気がしますが、2話の段階できちんとキャラの心情を追うことに成功しているのがまず凄い。しかもわかりやすいテンプレなキャラを用いるのではなく、他のどこにもいない「TARI TARIだけのキャラクター」をきちんと描いているのが更に凄い。並々ならぬ演出力と、作品&キャラクターへの愛と理解がなければ成しえない業だと思います。

全話通して素晴らしい作品ですが、その素晴らしさの基盤を作り上げた回という意味でこの2話に。
作品全体の総評はこちらから。


・ソードアート・オンライン
#10「紅の殺意」
脚本:木澤行人/絵コンテ:伊藤智彦/演出:高橋秀弥/作画監督:中村直人
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ソードアート・オンライン何度も感想を書いている好きな作品で、これもやはり1話だけとなると迷いますが、ここは「キリトの敗北→アスナとの結婚」と急展開だった10話にします。
作画面で言えば良いアクションの多い2話、13話、20話、22話辺りも入れたいところなんですけどね。
ホントはこの枠はあの夏で待ってるの9話を入れる予定だったんですが、ラヴコメ展開で競合するならこちらの方に軍配が上がるだろうということで、この話数になりました(何それ

ソードアート・オンラインは戦闘描写やゲーム攻略よりも人間ドラマを重視して描いたことを僕は高く評価しているんですが、この10話はその人間ドラマが一番色濃く描かれていた話数だと思います。あと2012年で一番壁を殴りたくなった話数でもあります(台無し


・新世界より
第十話「闇よりも」
脚本:浦沢広平、十川誠志/絵コンテ・演出:山内重保/作画監督:羽山淳一
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謎の彼女Xに続き、山内演出回をふたつも入れるなんてどーなのよとも思いましたが、まあどちらも外すわけにはいかないだろうということで仕方なく(?)ランクイン。
更に同じ山内演出回の5話「逃亡の熱帯夜」とも迷いました。5話もかなり熱い感想記事を書いたので、ぜひとも入れたかったんですが、ならなぜ10話にしたかというと、5話はある意味「感想記事を書ける程度には理解できた回」だったのに対し、10話はどうしても感想を書けなかったからです。

5話の記事は山内演出の解説と題して山内さんの特徴的な演出をいろいろ紹介したりしたんですが、10話の方はそこで挙げた演出法がほとんど使われておらず、従来の山内演出とはまた違う形の演出でした。
じゃあどんな演出だったのかと言われると、どうにも説明できない。

10話自体はもちろん凄く面白い回で、画面の隅々まで山内さんを感じる回でした。
でも演出はどう見ても山内さんなのに、今までの山内さんとは違う。
面白いのに、どんな演出法の、何が効果的に使われているのかを、どうしても紐解くことができない。
5話の時点では多少なりとも山内さんの演出を理解していたつもりでしたが、やはりまだまだ山内さんは底の知れない演出家だったということです。そういう点から、5話ではなく10話を選びました。


・PSYCHO-PASS
#11「聖者の晩餐」
脚本:虚淵玄、深見真/絵コンテ・演出:酒井和男/作画監督:中村深雪、西村元秀、容洪
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最後はPSYCHO-PASSから1話。常守監視官が槙島聖護を射殺しようとするも、犯罪係数が域値に達さず撃てないという回です。
虚淵さんらしいエグさが全開で、それまでの回も充分面白かったんですが、いよいよ虚淵エンジンフルスロットルだな!と感じました。今後の展開も楽しみ。



以上10本!!こうして見ると春・夏クールアニメが多いですね。
ちなみにこの中には入りませんでしたが、次点で候補に挙がっていたアニメは以下の辺り。
・妖狐×僕SS
・パパの言うことを聞きなさい!

・男子高校生の日常(特に1話のEDにはアイディア賞を与えたい!!w)
・この中に1人、妹がいる!
・DOG DAYS'
・ジョジョの奇妙な冒険
・さくら荘のペットな彼女
・リトルバスターズ!
・ひだまりスケッチ×ハニカム
・ガールズ&パンツァー
・武装神姫
・神様はじめました

これらは「決定的な1話」がなかっただけで、作品自体の面白さで言えば上記の10作品に匹敵(あるいは凌駕)するものも少なからずあったりします。

あと実は2011年のときも個人的に話数ベスト10を選んでいたんですが、そのときは作画や演出という観点で、面白い作品でも割とすんなりベストの1話を選べたんですが、今年はそういう見方で選んだ作品はかなり少なく、単純にストーリーの盛り上がりどころという理由が多かったです。

要するに作品全体のそれぞれ話数の出来が非常に平均化していってるんですよ。どの話数も偏差値50前後で落ち着いているというか。いや数値化するのはなんか違うかな。とにかく演出家の際立った個性みたいなものを感じる作品が少ないという印象。山内さんの演出回がふたつも入ってしまったのはその反動でしょう。

「作品の世界に没入したいから、演出とか作り手の顔が見えると興醒めする」という人の気持ちも理解できますし、事実最近のアニメはそういう人たちの意見が反映されてきているのだと思います。「なるべく原作通りに作る」というスタンスもその一環でしょう。しかし僕はどうしてもそういう方向性には賛成できないのです。

もっとはっきり言ってしまえば、2012年のアニメは2011年に比べ、突出して面白い回が少なかった、ということだと思います。これは別に懐古主義というわけではなく、単に2011年がここ数年で一番豊作な年だったからという見方です。

ちなみに2011年のベスト10はこちら(スタッフ等は省略)
・ハートキャッチプリキュア!
第48話「地球のため!夢のため!プリキュア最後の変身です!」

・魔法少女まどか★マギカ
第10話「もう誰にも頼らない」

・STAR DRIVER 輝きのタクト
第25話「僕たちのアプリボワゼ」

・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
第1話「超平和バスターズ」

・逆境無頼カイジ 破戒録篇
第13話「攻略の糸口」

・花咲くいろは
第18話「人魚姫と貝殻ブラ」

・へうげもの
第29話「関東サーヴァイヴ」

・輪るピングドラム
第18話「だから私のためにいてほしい」

・THE IDOLM@STER
第20話「約束」

・ましろ色シンフォニー
第10話「なみだ色の雨やどり」

これらを見ると、やはり演出家やアニメーターの個性が存分に発揮されていた回が多いんですよね。それとオリジナルアニメが多いのも特徴です。実に6作品がオリジナル(更にアイマスもほとんどオリジナルみたいなものですし)。
オリジナルということは当然「アニメであることを前提にして作られる」わけであって、畢竟、いつも言っている「アニメならではの面白さ」を感じやすいのではないかと思います。

今年の10作品も、そのうち3作品がオリジナル作品で、更に残りも山内回などアニメならではの色の濃い回でしたし、やはり僕の好みはどうしてもそういう方向に行ってしまうようです……

というわけで、2013年はどんなアニメに出会えるのか。
とりあえず今は録画した分をさっさと見ようと思いますw