前々から書こう書こうと思いつつ、なかなか書けなかった記事を書いていきます。
その分、誰が得するんだというくらいピンポイントで需要の狭い記事が続きますが、悪しからず……このブログはいつもだいたいそんな感じです(((

さて、今回はカードの挙動についてのまとめ記事!
ププリン(neo2)、パラセクト(neo3)、「ポケモンタワー」。IMG_0001IMG_0002IMG

それぞれ相手の何らかのカードや能力の使用を制限する効果を持つカードですが、実際のところ、こいつらはどんなカードに対して有効なのか?
それをまとめた一覧がなかったので、自分で作ってみることにしました。
特にププリン(neo2)は、現在の旧裏環境では非常に採用率が高いカードなので、旧裏プレイヤーは一見の価値アリだと思います!(


2019年6月25日(火)追記:
パラセクト(neo3)の項にわるいポリゴン2(neo4)「じくうへんかん」を追加。

まずは邪王心眼ことププリン(neo2)から!

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ププリン
【特殊能力】じっとみる
この力は、自分の番ごとに1回使える。相手のベンチの「特殊能力」を持っているポケモンを1匹選ぶ。 そのポケモンは、この番が終わるまで、「特殊能力」を使うことができず、その力も消える。 (そのポケモンがバトル場に出てきたとき、この効果は消える。)


「じっとみる」は、相手の控えポケモンの特殊能力を、"自分の番の終わりまで"消すことができる能力です("相手の番の終わりまで"ではないので注意!)。
なので、「自分の番ごとに1回使える」タイプや「場に出たときに使える」タイプの特殊能力に対しては意味がなく、基本的には「永続する能力」「攻撃などに反応して働く能力」に対して使うことになります。

では具体的にどんな特殊能力に対して使えるのか?
大きく分けると3タイプに分類できます。
1.永続・反応系
2.攻撃反応系
3.永続だが現状では無意味

1は一番「じっとみる」の有効性が高いパターンです。要するに、わるいラフレシア(ロケット団)の「アレルギーかふん」のような永続効果、フォレトス(neo2)の「まきびし」などこちらの行動に反応する効果のこと。

2はこちらの攻撃(ワザ)に反応して働くタイプの能力
ただし、「じっとみる」は相手の控えポケモンにしか使えないので、これを活かすには、まず「突風」などで相手をベンチに飛ばしてから「じっとみる」で特殊能力を消し、サワムラー(化石)の「のびるキック」などでベンチ攻撃をする必要があります。

3は一応消すことはできるものの、現状ではそれを有効に活かす手段が存在しないというもの。
カードプール(新裏面をミックスしたルールや、オリジナルカードを使ったバトル)次第では有効利用できる可能性があります。

それではそれぞれのタイプの一覧をば。

・永続・反応系
モルフォン(ジャングル)「へんしょく」
オムナイト(化石)「おみとおし」
プテラ(化石)「げんしのちから」
わるいラフレシア(ロケット団)「アレルギーかふん」
わるいダグトリオ(ロケット団)「おとしあな」
トランセル(拡張シート青)「ニュートラルシールド」
バリヤード(拡張シート青)「ニュートラルダメージ」
マタドガス(拡張シート緑)「ポイズンミスト」
エリカのナゾノクサ(エリカ)「こうごうせい」
タケシのキュウコン(ジム拡張1)「ばける」
カツラのキュウコン(ジム拡張2)「ほのおでかいふく」
ナツメのゴース(ジム拡張2)「ガスのからだ」
メガニウム(neo1)「おいしげる」
アンノーンD(neo2)「DARK df」
アンノーンM(neo2)「METAL df」
フォレトス(neo2)「まきびし」
アンノーンN(PF2)「NORMAL df」
パラセクト(neo3)「アレルギーほうし」
アンノーンK(neo3)「KEEP」
わるいデンリュウ(neo4)「かんでん」
アンノーンQ(neo4)「QUICKEN」

この中では、プテラの「げんしのちから」、わるいラフレシアの「アレルギーかふん」、トランセルの「ニュートラルシールド」、タケシのキュウコンの「ばける」辺りがメジャーどころでしょうか。どれも非常に強力な能力なので、これを解除できるというだけでもププリンの採用理由としては充分です。

他には物凄くピンポイントな利用方法のものもあるのでちょっと解説。
エリカのナゾノクサの「こうごうせい」は、水エネルギーか超エネルギーを草エネルギーに変換しているときに有効です。ライチュウ(拡張シート赤)の「ろうでん」や、ミュウツー(拡張シート青)の「サイコクラッシュ」が使えるようになるので(地味だなー

カツラのキュウコンの「ほのおでかいふく」は、予め消しておくことで、ミュウツー(WHFプロモ)の「エナジーコントロール」やわるいレアコイル(ロケット団)の「じりょくせん」などで炎エネルギーをカツラのキュウコンに付け替えても回復効果が発動しなくなります。

メガニウムの「おいしげる」は、「じっとみる」で消すと、わるいナッシー(neo4)の「わるわるMAX」の火力を"下げる"ことができます。ほとんど意味がありませんが、まあ「お上品攻撃」的な挙動が必要なときにでも……。逆に言えば、そういう場合でもない限り、「じっとみる」で「おいしげる」を消す意味はないということでもあったり。
ちなみに他のサイコキネシス系のワザはほとんどが「エネルギーカードの数」を参照するため、「おいしげる」は関係ありません。

余談ですが、モルフォンの「へんしょく」は、『オフィシャルブック2000』によると、"場をはなれるまでの永続効果"となっています。


・攻撃反応系(ベンチ攻撃するときに有効)
カイリキー(第1弾)「はんげき」
バリヤード(ジャングル)「なぞのかべ」
ゴースト(化石)「とうめい」
わるいギャラドス(ロケット団)「ファイナルビーム」
ドガース(拡張シート赤)「ぶんれつ」
カスミのパルシェン(カスミ)「シェルアーマー」
R団のファイヤー(ジム拡張1)「ふしちょう」
タケシのオコリザル(ジム拡張1)「ずらかる」
タケシのサイドン(ジム拡張1)「ベンチガード」
キョウのベトベトン(ジム拡張2)「だつりょくえき」
サカキのカイリキー(ジム拡張2)「こんじょう」
スイクン(neo3)「クリスタルボディ」
セレビィ(neo3)「ときわたり」
ツボツボ(neo3)「かたいから」
ダグトリオ(プロモ)「もぐる」


どれもベンチ攻撃するときにのみ有効になるパターンばかりです。
ちなみにいったんベンチに「じっとみる」を使ったあと、「ワープポイント」などで再びバトル場に出てきてしまうと、「じっとみる」の効果は消えてしまいます。


・現状では無意味(カードプール次第では有効利用できる可能性アリ)
ドードリオ(ジャングル)「にげるサポート」
スリーパー(拡張シート緑)「にんぎょうつかい」
ナツメのフーディン(ジム拡張2)「サイコリンク」
イマクニ?のドードー(ジム拡張2)「にげまくり」
ヘラクロス(neo1)「きしかいせい」
ニョロトノ(neo2)「かえるのうた」
イーブイ(neo2)「エナジーしんか」
ライコウ(neo3)「いなびかり」
プテラ(neo3)「げんしのきおく」
アンノーンZ(neo4)「ZOOM」

一応消すことはできるけど、今は特に利用方法がないというもの。
例えばドードリオの「にげるサポート」を封じて、相手のにげるコストを増やすこともできますが、普通は自分の番の終わりに解除されてしまって無意味な上、自分の番で何かに利用しようにも、旧裏には相手のにげるコストを参照してどうこうするカード(新裏のキリンリキ(ADV3)など)が存在しないので、意味がありません。

スリーパーの「にんぎょうつかい」やナツメのフーディンの「サイコリンク」は、相手の持っているワザを参照するようなカードがあれば何かに使えるのかも?
本当に例えばですけど、『相手がワザ「マインドショック」を持っているなら、このワザのダメージは「-30」される』みたいな効果のワザが存在すれば、これらの能力を消す意義が生まれます(まずありえないでしょうが)。

ヘラクロスの「きしかいせい」やニョロトノの「かえるのうた」は、『相手が自分自身を攻撃する』みたいなワザがあれば使える?(その場合でも「お上品攻撃」的な使い方になりますけど)

イーブイの「エナジーしんか」やライコウの「いなびかり」は、自分の番に相手に手札からエネルギーを付けさせる効果のカードがあれば、これらの特殊能力の発動を阻止できるので有効かと。

イマクニ?のドードーは、……よくわかりません(笑)

以上、すべて"たられば"の話ですけど、一応他の「自分の番に1回」系の特殊能力などと違って、"将来的に何らかに封じる意義があるかもしれない"能力であることは、頭の片隅に置いておいてもいいかもしれません。特にオリカ職人の方々などは(笑)


何だかややこしい話になってしまいましたが、残りはかなりシンプルです。
次はパラセクト(neo3)について。

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パラセクト
【特殊能力】アレルギーほうし
このカードが場にいるかぎり、おたがいのトラッシュにあるすべてのカードは、ポケモンの「ワザ・特殊能力」による効果を受けない。 このカードが「ねむり・マヒ・こんらん」状態のとき、この力は、はたらかない。



「アレルギーほうし」は、トラッシュのカードがポケモンの効果を受けなくなるというちょっと変わった特殊能力。
初登場当時はオーダイル(PF1)の「ぎゃくりゅう」対策として露骨にデザインされたそうですが、他にもいろんなカードを封殺することができます。
その一覧がこちら↓


マルマイン(第1弾)「エネエネ」
ヤドン(化石)「ゴミあさり」
ゴース(化石)「エナジーへんかん」
わるいヤドラン(ロケット団)「つりあげる」
オムナイト(拡張シート緑)「かせきのみちびき」
ユンゲラー(拡張シート緑・Lv.40)「エナジーさいせい」
サイドン(拡張シート緑)「やまくずし」
マチスのエレブー(マチス)「たいでん」
カツラのロコン(カツラ)「おにびあつめ」
R団のファイヤー(ジム拡張1)「ふしちょう」
マチスのエレブー(ジム拡張1)「たいでん」
カツラのブーバー(ジム拡張2)「マグマふんしゅつ」
R団のサンダー(ジム拡張2)「プラズマ」
カツラのマンキー(ジム拡張2)「わるいいたずら」
ナツメのスリーパー(ジム拡張2)「よみがえらせる」
バクフーン(neo1)「ファイヤーリチャージ」
エイパム(neo1)「もちさる」
オーダイル(PF1)「ぎゃくりゅう」
エンテイ(neo3)「おたけび」
ヘルガー(neo3)「ダークフレイム」
やさしいモルフォン(neo4)「ふしぎなはばたき」
わるいマグマラシ(neo4)「マグマラッシュ」
やさしいランターン(neo4)「あかりでてらす」
わるいポリゴン2(neo4)「じくうへんかん」
アンノーンW(neo4)「WANT」
ミュウツー(コロコロプロモ)「エネルギーきゅうしゅう」

?ファイヤー(化石)「やまやき」
?マチスのエレブー(ジム拡張1)「ほうでん」
?カツラのリザードン(ジム拡張2)「ファイヤーブレス」
?モココ(neo1)「ほうでん」
?わるいバクフーン(neo4)「ファイヤーラッシュ」


この中では、マルマインの「エネエネ」とバクフーンの「ファイヤーリチャージ」が特にメジャーですね。地味にミュウツー(コロコロプロモ)も、個人的によく使うカードなので、結構痛かったりしますw

他に注目すべきはカツラのブーバーとエンテイ。なんと、前回の関西旧裏オフで猛威を振るった『カツラのブーバー』デッキの二大アタッカーが、両方とも骨抜きにされてしまうのです!!
これはもしかしてパラセクトの時代がやってくる……?? 仮に第2回「御三家お休みカップ」があるとしたら、かなりの注目株になるのではないかと思います(笑)

あと少々迷ったのが、"?マーク"を付けた、ファイヤーの「やまやき」や、マチスのエレブー・モココの「ほうでん」など。
オーダイルやカツラのブーバーは「"トラッシュにある"エネルギーカードの枚数」を参照するのですが、これらは「トラッシュした"エネルギーカードの枚数」を参照するタイプのワザ。
「アレルギーほうし」は"トラッシュにあるカード"が効果を受けなくなる能力なので、単に"トラッシュする"だけの「やまやき」や「ほうでん」などは影響を受けないのではないか、というのが僕の解釈です。紛らわしいので一応リストに載せておきました。
もしもっと詳しい裁定をご存知の方がいらっしゃいましたら、コメントくださるとありがたいです!


そして最後は「ポケモンタワー」!

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ポケモンタワー
お互いのポケモンやプレイヤーの使う「ワザ・特殊能力・トレーナーカード」の効果のうち、「トラッシュからカードを取り出して手札に加える」効果は、すべて消える。 (それ以外の効果は、そのまま)


パラセクトとは違い、トレーナーカードの効果にも反応しますが、その代わり「手札に加える」効果しか消してくれません。
つまり山札に戻したり、直接場に戻したりする効果には無反応なのです。もちろんオーダイルの「ぎゃくりゅう」やカツラのブーバーの「マグマふんしゅつ」などのダメージワザも。


その代わり、レインボージムさんの記事によると、実はエネルギーカードの効果にも反応するそうです。つまりリサイクルエネルギーがリサイクルされなくなるということ! これは大きいか?
では一覧をどうぞ↓


ヤドン(化石)「ゴミあさり」
ゴース(化石)「エナジーへんかん」
わるいヤドラン(ロケット団)「つりあげる」
オムナイト(拡張シート緑)「かせきのみちびき」
ユンゲラー(拡張シート緑・Lv.40)「エナジーさいせい」
サイドン(拡張シート緑)「やまくずし」
カツラのロコン(カツラ)「おにびあつめ」
R団のファイヤー(ジム拡張1)「ふしちょう」
やさしいモルフォン(neo4)「ふしぎなはばたき」
やさしいランターン(neo4)「あかりでてらす」
アンノーンW(neo4)「WANT」

エネルギー回収
ダウジングマシーン
化石の発掘
熱血!
すごいつりざお
超エネルギー回収
ボロのつりざお

リサイクルエネルギー



んんん……?
これは、かなり少ないのでは……???(((

ププリンやパラセクトに比べると、かなり見劣りのするラインナップです。しかもそれほど環境でよく使われるカードが入っているわけでもありません。
せいぜい「エネルギー回収」とリサイクルエネルギーくらいでしょうか。でもそれらもよく見るというほどではありませんし……
しいて言えばゴース(化石)はよく見ますけど、「エナジーへんかん」はほとんど使われないのでやっぱり意味はなさそう。

リサイクルエネルギー無制限時代(特に2001年頃)なら『No Water』対策としてピンポイントで入れても役に立ったかもしれませんが、正直今の環境ではこの効果を活かすのは相当難しいと思われます。なんともまあ……


というわけで、非常にニッチな需要の特集記事でした(笑)
特にププリンなどは今まで何となくデッキに入れることが多かったのですが、こうやって実際に有効範囲を確かめてみると、カードの役割というものをもっと意識して構築やプレイングができるようになるのではないかなと、ふと感じました。
旧裏プレイヤーの皆さんに、何らかの形でお役に立ってくれれば幸いですw