今年最後のアニメ納め企画!
「話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選」に今年も参加します!!

ルール
・2015年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。

今年も面白い話数が多くて悩みましたが……、結果は「続きを読む」からどうぞ。


ちなみに去年の10選はこちらから↓
【アニメ感想】話数単位で選ぶ、2014年TVアニメ10選
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/42061089.html



順番は、概ね実際に放送された時系列順です。

・SHIROBAKO
第23話「続・ちゃぶだい返し」
脚本:吉田玲子/絵コンテ:許琮、菅沼芙実彦/演出:倉川英揚、太田知章/作画監督:大東百合恵、秋山有希、川面恒介、武田牧子、容洪、朱絃沰、西畑あゆみ

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この話数は多分みんな選んでると思います(笑)
中盤のコミカルなギャグパートに笑いつつ(しかし話としてはきちんと〆る!)、そして最後のあのシーンは「狙いすぎでしょ」とわかっていても、涙が堪えきれませんでした。あまりにもベタだけど、そのベタを成立させるためにあらゆるところに心血を注いでいる。
これはもう、説明すればするほど野暮になるだけでしょう。放送当時もあまり冷静な感想が書けませんでした。↓

【アニメ感想】「SHIROBAKO」-総評という名の赤裸々な感想文
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/43483765.html


・四月は君の嘘
第22話「春風」

脚本:吉岡たかを/絵コンテ:イシグロキョウヘイ/演出:イシグロキョウヘイ、黒木美幸/作画監督:奥田佳子、河合拓也、野々下いおり、高野綾、小泉初栄、伊藤香織、浅賀和行、高田晃、愛敬由紀子

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見た後に放心状態でしばらく何も手に付かなくなってしまう、そんな作品に出会えたのは何年ぶりでしょうか。
何か書こうかと思ったけど、思い出しただけで手が止まってしまうので、何も書けない……
とりあえず、当時書いた総評(もどき)でもご覧いただければと。↓
「SHIROBAKO」といい、なんという凄まじいクールだったんだ冬。

【アニメ感想】「四月は君の嘘」-総評という名の赤裸々な感想文
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/43485330.html


・ポケットモンスターXY
第67話「ミアレジム戦!サトシVSシトロン!!」

脚本:冨岡淳広/絵コンテ:金崎貴臣/演出:関野昌弘/作画監督:西谷泰史、松永香苗

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実をいうと、これを書いている時点でまだ最新話まで追いついていないのですが、それでもまあ今年はさすがにこれが一番で揺るぎないだろうということで選びました。
個人的には岩根雅明さんが参加されていない話数を選ぶのには多少のためらいがあるのですが、それでもやはりこれ以外はありえないかと(笑)

バトルに次ぐバトルの連続。しかも単なるバトルに留まらず、「XY編」が1話から積み上げてきた、サトシとシトロンの関係性が見事なまでに反映されている。もはや説明不要でしょう。作画・演出的にもアニメ「ポケットモンスター」の20年近い歴史でも5本の指に入るほどのクオリティでした。

「XY編」はこういう説明不要の面白さが物凄く多くて、だからこそ自分がいちいち余計な感想を書くまでもないなと、無力さを痛感させられたという側面も無きにしも非ずなのですが、まあそれが逆説的にこの作品の素晴らしさを証明しているということで(なんつー言い訳だ


・血界戦線
第3話「世界と世界のゲーム」

脚本:古家和尚/絵コンテ:平川哲生、松本理恵/演出:向井雅浩/作画監督:長谷川ひとみ

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【アニメ感想】2015年春クールアニメ感想メモ
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/44381361.html


「血界戦線」自体は選んでいる人が多いと思いますが、3話は恐らく少数派なのでは。
とびっきりのアクション作画が炸裂しまくっている本作において、3話は比較的抑え目で地味ではありましたが、それは単なる見栄えだけの問題であって、その実、その戦いにかかっている重みや緊張感は筆舌に尽くしがたいものがありました。

アクションもなく、必殺技もなく、さらにはゲームのルール説明すらない。それなのに(いや、それゆえに?)これほどの重厚な雰囲気を作り上げている。「血界戦線」世界の奥深さ、底知れなさに一気に引き込まれた話数でした。その後の松本理恵監督のテイスト全開の話数の数々ももちろん捨てがたいのですが……(悩ましいなあ



・放課後のプレアデス
第4話「ソの夢」

脚本:浦畑達彦、森悠、佐伯昭志/絵コンテ:春藤佳奈、佐伯昭志/演出:吉田徹/作画監督:西村真理子

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【アニメ感想】2015年春クールアニメ感想メモ
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/44381361.html


こういう企画に参加するような人が好きそうなアニメなので、票は集まると思います(激何
選ぶならやっぱり4話か8話で、僅差で4話に。「このアニメって実は凄いのでは?」と思わず身を乗り出した回。本当に凄かった。

「夢は何かと用意がいいね」という台詞が何ともお洒落で素敵でした。今年の台詞ランキングを付けるならかなり上位に入るお気に入り。


・響け!ユーフォニアム
第十二回「わたしのユーフォニアム」

脚本:花田十輝/絵コンテ・演出:三好一郎/作画監督:丸木宣明/楽器作監:高橋博行

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【アニメ感想】2015年春クールアニメ感想メモ
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/44381361.html


この作品自体はみんな選んでいそうですが、多分8話と票が割れてるんじゃないかと予想(もちろん他にも候補多数)。
どちらも素晴らしく良かったんですが、8話は一応原作準拠であるのに対し、12話はアニメオリジナルでありながらここまでの熱量に仕上げたという点を考慮してこちらに一票(8話もそれでも充分過ぎるくらい凄まじいことには違いないんですけど)。京都アニメーションの底力を見ました。「うまくなりたい!」

詳しくは以下の記事にて。↓
【アニメ感想】「響け!ユーフォニアム」原作とアニメから見る、主人公と視点の演出について
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/46412068.html


・Go! プリンセスプリキュア
第22話「希望の炎!その名はキュアスカーレット!」

脚本:田中仁/絵コンテ・演出:田中裕太/作画監督:中谷友紀子

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今年のプリキュアは、歴代でも1,2位を争うくらいよくできていたと思います。
正直、戦隊・ライダーシリーズが子供向けを意識し過ぎてかなり窮屈な作りを迫られていると感じる昨今、同じく子供の目線を真正面から見据えながらも、ここまでのものを作り上げてしまうプリキュアシリーズのポテンシャルには驚かされるばかりでした。

話数単位で見てもハズレがほとんどなく、どれもレヴェルの高いものばかり。かといって平均的にこじんまりとまとまってしまうわけでもなく、ここぞというときにはガツンとクオリティの高い回で楽しませてくれます。
そういう意味では、シリーズの節目で特に気合いの入っていた22話、30話、39話辺りが候補になるわけですが、個人的にはキュアフローラとトワイライトの演奏シーンが印象的だった22話に一票ですね(しかし他の話数も本当に捨てがたく、迷いました)。
(※この演奏シーン、「Febri」という雑誌のVol.30にある田中裕太SDのインタヴューで驚くべき秘密が語られています!)


また、この話数は演奏シーンもさることながら、そこから変身に至る場面の、トワイライトの「私はこの罪と共に、この罪を抱いたまま、もう一度グランプリンセスを目指す!」という台詞も凄い。何だ、この子供向けと思えない重い台詞は……!(笑)

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プリキュアシリーズでは最初敵だったキャラが改心してプリキュアになるというパターンがたびたびあり、毎回丁寧なドラマを経て本当のプリキュアへと変わっていくのですが、今回は特に、たくさんの話数をかけて、微に入り細を穿つように、細かな感情の機微までも描いていました。そのトワイライトの、ひいてはそれを描かんとするスタッフの決意の深さが、まさにこの台詞に集約されていたように思います。

その後の変身バンク、そしてアクションシーンも素晴らしく、「プリンセスプリキュア」の中でも最高の一話でした。



・Charlotte
第十三話「これからの記録」

脚本:麻枝准/絵コンテ・演出:浅井義之/作画監督:関口可奈味、杉光登、宮下雄次、川面恒介、秋山有希

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【アニメ感想】2015年夏クールアニメ総評
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/45535501.html


次は夏アニメの「Charlotte」から。紹介順的には8番目ですが、選んだ順番としては最後。9本分まで選んだところで最後のひとつがなかなか決められず、10~12番目辺りでかなり悩んで、ギリギリランクインさせた作品です(だからといって順位的に10位というわけではない)。

何だかんだと文句も言われていますが、僕は別におかしいと感じることもなく、純粋に楽しめました。駆け足というよりはむしろ逆で、正直ここまで丁寧に描いてくれるとは思っていなかったくらい。
しかも良い話だった。途中はこれならバッドエンドも止む無しかとも思いましたが、こういうふうに幸せに終わるのもやはり良いものですね。

総評記事にも書いたように、能力モノでありながら安易にバトルモノにしなかったというのがかなり好印象。能力モノにもいろんな可能性があるんだなと気付かされました(まあバトルモノはそれはそれで好きですが)。



・ハッカドール THE あにめ~しょん
第2話「アイドルやらせてください!」

脚本:佐藤裕/絵コンテ・演出:げそいくお/作画監督:崎口かおり、花井柚都子、げそいくお

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【アニメ感想】2015年秋クールアニメ総評
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/46430925.html


秋クールまさかのダークホースで、終始抱腹絶倒だった作品。
7話の「KUROBAKO」回と迷いましたが、「キャベツ検定」のインパクトに押されてこちらに(笑)

2話は他にも大量のパロディが仕込まれていて、様子見の1話からの落差、インパクトという意味でもこちらのほうがより印象的でした。2号ちゃんが可愛かった4話も迷ったけどな!!11


・すべてがFになる
第七章「灰色の境界」
脚本:大野敏哉/絵コンテ:今泉賢一、神戸守/演出:倉田綾子/作画監督:野々下いおり、いずみひろよ

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【アニメ感想】2015年秋クールアニメ総評

http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/46430925.html


全部ランクインさせたいくらい、全話通して超絶クオリティだった作品。
その中から1話選ぶとしたら……、これも非常に迷いましたが、多分7話が一番相応しいのかなと。
この作品の魅力はいろいろありますが、ひとつ挙げるとすれば、映像に常に漂う緊張感、そして静謐さ。

ピンと張り詰めた空気が、見る者を画面へと捉えて離さない。作品に流れる時間を、あたかも現実の時間であるかのように感じさせてくれるその圧倒的なリアリティに、心を鷲掴みにされ、ドキドキしながらも、しかしどこか心地よい。

脚本、コンテ、作画、音楽、色彩設計、声優の演技etc……、それらすべてが高度に絡み合って、この重厚な世界が作られているのでしょう。あまりの素晴らしさ、美しさに、何度も息を呑まされました。

特にこの7話は、Aパートのラスト6分の会話シーンが全編英語。しかもBGMもなく、何か特別な演出をしているわけでもない。しかし特別なことをしないということが、却ってそのシーンの特異さを際立たせている。こんな演出がTVアニメでできるものなのかという大胆さ、そしてそれが不特定の視聴者に対して伝わると信じて作り上げることを決断したスタッフの意志に、驚きと敬意を表さずにはいられません(しかもこの会話が全部アニメオリジナルというのだから脱帽!)。

Bパートの仮想世界の演出も良かったし、やはりこの7話が個人的にはベストでした。しかしできるなら他の話数も選びたかった(笑)



全体的に、いつもにも増してベタな選出になってしまいました。
普段は、普通のランキングじゃ面白くないし、多少変化球気味な回も入れておこうかなと思ったりするのですが、今年はそんなものを入れる余裕がないくらいレヴェルが高かったです(「ハッカドール」は変化球かも……(笑))。

もちろん、ここには入れなかったけれど素晴らしかった作品もたくさん。
「ユリ熊嵐」「攻殻機動隊ARISE」「コンクリート・レボルティオ」辺りも入れたかったのですが、これらはまだ自分の中で咀嚼しきれていない部分が多く、どの話数を入れるか決められなかったり……
「ジョジョ3部」「寄生獣」「アイドルマスター シンデレラガールズ」「赤髪の白雪姫」「プリズンスクール」「ルパン新シリーズ」なども、入れようかかなり迷いました。
「きんいろモザイク2期」「ゆるゆり3期」「ご注文はうさぎですか?2期」と、いわゆる日常系アニメも珠玉の良回多数。


あと、ルール的にこの10選には入れられないのですが、再放送などで2014年以前に作られたアニメも今年は結構見ていて、その中にも10選に入れたいくらいの超絶アニメがたくさんありました。

具体的には「翠星のガルガンティア」「境界の彼方」「スペース☆ダンディ」「パトレイバーTV版」などなど……
あととびきり素晴らしかったのが、「ルパン三世」。何度も書いてますが、去年から今年にかけて昔のTV第1~3シリーズを全部見ました。これが本当に神回だらけで、もし何の縛りもなかったらここから10本分全部選んでしまっていたかもしれません(笑)(そういう記事を別に書くのもアリかも


というわけで、以上、2015年アニメ視聴の締めくくりでした。
いやあ、アニメって素晴らしいですね(毎年言ってるな……