2017年07月13日

母親大会茨城の小中一貫教育の勉強会に出てみた

何か物事に意見を言いたいとき、
その物事についての知識がなければ、
批判はもちろん、意見をいう権利もない と
私は思う。
まず知らなければ、それについて、
学ばなければまともな意見なんか言えるわけがない。

そんなわけで、和光大学の教授が、
小中一貫教育について研究しているというので話を
聞きに行ってみた。

小中一貫教育は、全国的にここ数年で
急速に進められてる。その理由は??
ただの子供の少数化だけなのか 疑問があった
結論からいうと、
”お金”が理由だった。 
国として 子どもを一か所にまとめて
”収容する”(収容するという言葉が使われていたのが衝撃)
巨大な学校を作り、
統一という名の、画一化を進めることが目的
地方にある少人数の学校を
一か所にまとめ統廃合することで
教員の数を減らすことができる。
(主に 校長や教頭など役職のつく人員を減らすことができる)

ということをやらせるための
”公共施設等管理計画”(総務省)
”統廃合手引き改正”(文科省)
”義務教育学校(小中一貫校)法制化”
の3点セットでご丁寧に進めているわけです。
(解体撤去用地方債 による誘導もあり)
地方創生という名で、進められてている政策の中で、
増田レポートによる”地方消滅論”なんていう過激なことを公表して、
不安をあおり、
今の地方の学校の在り方では、
都会に負てしまうよ、都会に置いていかれてしまうよ と
学校も一新して最新に!
校舎も新しくてきれいになるよ 
そしたらいい学校になるよ いい教育が受けられるよ
・・・という・・・。(-_-;)

どこかで聞いた話だ。

で、この複合化、統廃合、地方債措置 は、
2017年に期限が切られている。
だから、滑り込みでなんとか 義務教育学校を!
というところが多いわけだ。


つまり とても大きな力で 学校の統廃合、
義務教育学校化は進められているわけです。

その現実は、…暗澹たるもの
合併ということが行われたあと、どういうことが起きるのか、
学校だけでなく、
関西では、”収容型”認定子ども園、
学童保育が出現していること、
結局合併されると、”力のある”地域の主体となり
弱い地域(少人数地域)は切り捨てられる傾向が強い。

”地域ボス”と言われる存在に左右され、
事が進められることが多い。
(京都では、
合併前にあった老朽化校舎改修計画が消え、
一体校化に巨額の予算がつけられた  や
自治振興会長が市教育委とともに強行、一部PTA、住民が反対

福岡県では、地域ボスが主導で、
中学校を小学校に統合する一貫校計画を進め
市長や教育委が追従するも 保護者と地域が反対 

などなどさまざまなことが起きていて、
全国的に紛争レベルになっているところも多いそうだ。
*高円寺小中一貫校、単学級の小学校と他の小学校が
中学敷地に。一貫校巨大校舎「収容」のための学校に
(住民が反対 スラップ裁判にまで至っている)

発表は続いたが、さらに、
では学校現場は?
実際小中一貫校が始まったところで、
数年経っているところ、
どんな状況か、調査の結果が発表されていました。
発達心理学関係、教育課程関係、
研究者10名が監修した 
子どもたちの精神的健康度を測るもの、


義務教育学校化により学力向上 ←全く根拠がない
これらが進められた理由にあげられる「中1ギャップ」についても
言及、研究発表があったが、
(国立教育政策研究所)
結論としては、中1ギャップなるものは
そもそも科学的根拠もない、とてもあいまいなもの。
中学に入り不登校になる子は、
そもそもその芽を持っている(家庭環境、性格など)
いじめが起き始めるのは、
大体4年生あたりからであり、
中学一年ではない。

子どもの発達にとって、
小中一貫教育は
教育的効果が全然検証されていないままであること。
ということが 数字的資料とともに発表されていた。

興味深かったのは、
上に書いた小中一貫校の子供たちへのアンケート調査
(PTA や教員にもとっている)の結果です。
子どもの”自信”についていると、
一貫校の子供たちは、普通校の子供に比べて
自信の形成がとても低い。
(教授の説明では、
小学生時代、圧倒的に、(精神的、肉体的に)
優っている中学生を目の当たりにし続けることで
自分が負けてる感があるのでは?とのこと)
また、
友人関係、運動、自己価値のコンピテンスは、
一貫校の子供たちは、全て低い。

小学校の精神的健康が、ネガティブでなかった2校について
さらに調べたところ、
そこは、施設分離校で、
”義務教育学校にしていない”小中一貫校だった。
また極端な、教員加配を組み、
徹底的な地域学習、
独自の地域教材を開発していた。 

そしてアンケートの結果、
小中一貫校の子供もたちの 最も多い回答
小学生・・・「中学生の試験中大人しくしていないといけない」
中学生・・・「試験中、小学生がうるさい」 
・・・だった。(-_-;)

・・・ほらね みたいな。
そうならないわけがない。

・・・春日学園のことも取り上げられていた。
誇大広告の問題、
実際どうなのかと
きちんとした調査を依頼したが、
校長に断られた・・・とか。
(これは、どうやら是正されそうだけど)

秀峰筑波 
本気の、日本全国 前代未聞のレベルの統廃合
日本国中で、
こんなレベルの統廃合は初めてで、
誰も経験のない未知な領域の統廃合だそうだ。

・・・というのに、
保護者があまりに動かない。
というか、前代未聞だということすら
把握している保護者がどれだけいるのか・・・。
かなり心配である と教授は危惧していた。
かなり用意周到に準備をしても
難しいこの統廃合、
落ち着くまでの期間、
どんなことが起きるのか、
誰にもわからないわけです。
また、通学に関しても、
さすが前代未聞、超遠距離の中学生の通学・・・
この計画を立てた人に、
本当に聞きたい。
一体何をどうしたら、これがうまく運営できると
想定して要望したのか・・・。

お金には際限がある。
無制限に何もかも望んだ通りになんてならない
無謀にバスバスバスバスいうのではなく、
本気で我が子が無事毎日安全に通うには??
バスがダメならできることは??
他にも主張すべきことが沢山あるはず。

私はとりあえず、
中学生の荷物の重さに、かなり意見がある
毎日持ち帰らされるものの中には、
本来学校においていいはずのものもあるはず。
異常な重さの荷物を積んで
転倒した際の自転車の損傷はかなり激しい。
超遠距離の生徒が途中でそんな事故にあったら、
連絡手段も(現在中学生の携帯所持は基本禁止)
公衆電話などがなければ、どうにもできない。
まずは、
この荷物、軽くすべきでしょう。
昔はあんな重くなかった!!
私は重い思いをして通学した覚えは一切ない。
けど、
ちゃんと国立大学へ行くくらいの学力はついた。
教科書を学校に置いたら学力が下がるわけじゃない。
まずは、荷物。
さらに通学ルートの安全性(自転車専用レーンの整備とか)
を上げる努力、
できることから、どんどんやらないと。

前代未聞の秀峰筑波。
いいじゃない、
前代未聞の素晴らしい学校にしていけば。
それには、
保護者が本気で、
うわべで学校校舎がキレイになればいい学校になる
なんて、愚の骨頂みたいなこと言ってないで、
本気で 子供たちのためになる意見をどんどん吸い上げて
声に出していかないと。


にしても小中一貫というのは、
やはり教育学的に、イケてない のは
前のゆとり教育の失敗みたいに、
そのうち表面化するんだろうか・・・。
どう考えても、
小中 じゃなくて、中高一貫の方が自然だ。






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2017年06月06日

つくば市北部の新しい学校の形を考える会 がありました

私もこの春から、本格的に協力参加することになった
筑波まる環の会のイベント、
北部にできる新しい学校を考える会 がありました。

このイベントは、
つくば市北部にできる小中一貫校 を開校するのに
これからどうすればいいのか、
何を準備すればいいのか、
地域ではどんな対応をすればいいのか 
というか、そもそも新しい学校ってどんな感じなの?
ということを理解するためのイベントでした。


当日、人数は想定数くらいでしたが(そんなに多くない!笑)
予想外だったのは、全地区からの参加者があったことです。
各地区に、数人くらいずつは、ちゃんと
現在の状況への危機感を持っている人がいるのだ
ということがわかっただけでも 成功だったのかも。
それに、意見交換の時間は、
意見が活発に出すぎて、
時間オーバー、まとめて発表の予定が、
意見を集約して、
こんなに解決できていない不安要素があるのだ、
こんなに疑問があるのだ、
こんなに不確定なことがあるのだ と
認識して終わり。となりました。

一番初めの つくば市門脇教育長の講演の中で、
話がありました。
「文科省に確認したら7小学校、2中学という規模の統合は、
全国初めてのケース、前代未聞のケース であること。」
「2〜4小学校+1中学レベルはあるけど、
 こんな大きな規模の統合は、全国でも例がなく、
 文科省としても、サポートになるような資料もデータもない」
ということ。
さらに、
他地区で(京丹後市)で、丁度4小学校1中学の統合が
行われた資料を、見せて説明してくれましたが、
そこでは、統合までの6年間、
PTA,地域だけの話合だけで208回もの
会議を重ねてきていました。
6年間で208回、年間約17回 毎月1〜2回ペースです。
しかも、準備のための会議、
協議会は別です。(協議会だけで 6年間で297回)
他にも、学校の会議もあります。

これ、4小学校1中学の統合のために。です。

方や、つくば市北部はどうでしょう??
門脇さんは全て調べたそうです。
つくば市北部は、過去5年間 
連絡協議会は、36回です。たったの36回 
前代未聞の規模の統合なのに・・です。
昨年度は、直前にもかかわらず、「2か月に1回ね」
という連絡協議会でした。

あまりに危機感がなさすぎる。
現実、
まる環の会を通して、
行政に、(一応今年の春に仮開校ができる と判断されていたので)
この準備はできているのでしょう という
1、スクールバス運行マニュアル(運営側、保護者、児童側)
(つくば市の25%という広大な学区になるスクールバスの運行です。
毎日使うバスですし、
さまざまなイレギュラーな事象が起きる可能性もあります、
運行マニュアル、危機管理マニュアルは
最低でも用意されていなければならないし、
保護者にも周知されるべきものです。) 

2、全登校ルート(特に中学生)
(バス停までの各登校ルート、登校班編成方法、
毎年の情報継続変更方法(だれが?いつ、どこで?)

3、新たなPTA組織図、各役員の役割内容、選出方法

を、提示してください と、
秀峰筑波義務教育学校連絡協議会議長宛てに要望を出していました。
が、回答は、
「すべて出せるようなものはない」
つまり、未定である という回答でした。

私も連絡協議会に出ていたので、
ある程度は、想像していましたが、
あそこまで仮開校ができると強く推進できるのだから、
教育局内では、検討が進んでいるのだろう と思っていました。
が、
検討されることはなかった・・・。

つまり、これからもう一年もないのに、
これらを整備して決定していかないとならないわけです。

そんなわけで、
一般保護者がどの程度の情報を知りえているのか、
地域住民の認知度は? 
皆さんどんな不安、意見、要望を持っているのか? を知るためのイベントだったわけです。


・・・実際にイベントをしてみて、
かなり活発な意見が飛び交いました。
意識高い方たちがいらしてくれたのだなと判りました。
が、
私も考え付かなかった不安要素や、問題点も沢山指摘されました。
現在の学校規模の感覚では、
到底新しい学校では、やっていけない そんなことも
把握できていない保護者が多すぎる 
(教育長に直接いろいろ質問ができる機会なんて、
そうないのに、その貴重な機会も無駄にしてしまう保護者が
多いというのも、大変問題である という意見も出てました)

また、各学校区で、妙に偏った考えで
自ら一般保護者の意見を潰してしまう、
要望を要望として挙げられない 
挙げようとしても、途中で止められてしまう という
悲痛な声もありました。 
行政(教育局)に?過剰な自制の暗黙ルールなるものを作り
意見や要望を極力言わずに従えばいいのだというような
ことが、行われていたようです。
まぁ、そんなことは
ずいぶん前からあると聞いていたので
驚きはしないけど、
残念なことだと思います。
 
意見を上げることは、別に非難じゃありません。
よりよくしていくためには、
沢山の意見をすり合わせて、
新たな形を作っていくのに絶対に必要なものです。
ただ、ものすごい労力が要ります。
でも、
今回のような、日本全国でも前代未聞のレベルの
教育環境の激変は、
労力が云々言ってる場合じゃないと思います。

北部の保護者はもっと危機感を持たないとならないと思います。
誰かが子供を学校へ連れて行ってくれるんでしょ
誰かが大体のルール作ってくれるんでしょ 
子どもは学校にお願いすればいいんでしょ
そんな考えでいないか、
今までの少人数の学校だったから、
学校でできていたことが、
今後統合し、大人数化するとできなくなり、
保護者がサポートしなければならないことも増えます。
それだけでは足らないので、
地域の皆さんの力も借りないと と言ってるくらいのレベルです。
今までは普通にしてもらえたことが、
今後はしてもらえないことも増えます。

学校は、建物が新しくなれば 素晴らしい学校になるわけじゃありません。

門脇教育長がおっしゃっていました。

これから開校まで、
検討しなくてはならないことが山のようにある
決めなくてはならないことが山のようにある
もう、考えが違うだのと脚の引っ張り合いなんかしている時間はない
全筑波地区の人間が、
全労力を注いで、新しい学校をよい学校にするために
力を合わせていかなければ、
それは不可能だ。 
必要ならば、いくらでも会議をしていく、
毎週だろうが、会議に出る 
それくらいの覚悟が必要だ と。

本部役員に残ると決めたとき、
私はそのくらいの覚悟を持つと思っていました。
仮開校を主張する方から、えらい言われようでしたけど、
私は絶対間違っていないと今でも思っています。
(準備のできていない具合は、
開示請求した結果から見ても、もう明らか。)
仮開校を止められてよかった。

というか、来年春の開校にも間に合うのか?という状況と
強い危機感を持っている。
形だけの学校作りをするのなら間に合うでしょう。
でも、
私は自分の子供のため、地域のため、
本当の、本当に素晴らしい”北部唯一の学校”を
作って頂きたい。
そのために、できる限りのことを残りの時間
していこうと、改めて思いました。 







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2017年04月21日

[子どもをだめにする」親の研究!!(笑)

わーお。という題名が目に飛び込んだ

 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31665?page=5
獨協医大の名誉教授の調査結果の報告だ。

文中、
うんうん!!という内容がてんこ盛り

ここ最近、
つくば市は、
中学生だけではなく小学生たちに学力テストを受けさえて、
学力比較を熱心にやってました。

先生たちも学力学力言ってました。
中学なんて、
入学式の直後に、
「進学のために・・・
 3年間全ての成績が受験の評価に関係します」とか、
かーーなり、
良い高校へ〜良い大学へ〜な鼻息荒い先生のお話しでした。苦笑
 
それに乗せられ、せっつかれた保護者たち、
我が子を小学校時代から
せっせせっせと学習塾に通わせて、学力向上を願うわけです。

学力ばっか上げてもね、
人間としてどうなのっていう輩ばかり育てるのよ 
特に小学校時代に、
やたら学力学力言われてもね、
はっきり言って、そんなのいらないと思うわけです。

門脇教育長もそんなことをおっしゃっていました。
この記事中にもある、
そんな知識の詰め込みより先にやるべきことがあるでしょう。
という話です。
そう、膨大な知識を受け入れる”箱”を
小学校時代は作る時代 と私は教育学で学びました。
(あのすばらしい論理は、
今の教育現場で生かされてる風が 皆無なんですけど・・・(-_-;))

自ら学びたいと思える土台がなければ、
うわっつらの知識をいくら詰め込んでも
人間としての 一番大事なモノは手に入らない。
高校受験、大学受験は
でも、上っ面の知識でも詰め込めば、
まぁこなせます。(大学で挫折する子も結構いるけど)
が、真価は、社会人になったとき現れます。
自ら考え判断する能力(社会力)のない人は、
社会人生活は、かなりきつい。
トラブルも多くなるでしょう。
そしてそのトラブルにあったとき、挫折したときに
また立ち上がる能力も、”社会力” 
これがなければ、すぐ仕事辞めて引きこもり。

一見従順な子ほど危ない
まだ反抗してくれる子の方がまし。

前つくば市の教育は、
目に見える”学力”(の成績)だけを上げることを目指す
子どもたちのための
本当の教育から離れたものでした。
新しい教育長は、”社会力”の大切さを
もうずっっっっと前から主張されている方です。

私はわが子で、
社会力を上げた結果、必然的に学力がぐんと向上する
のを体験しています
3人とも。
小学生時代には、
教室でカリカリカリカリ学力テストのための勉強をするより
田んぼに出ていろいろな昆虫を捕まえたり、
夜に空を観察する授業だったり、
親子で調理する授業だったり、
地域のお祭りに参加して神輿を担ぐ体験をしたり、
おじいちゃんおばあちゃんと一緒に昔遊びをする体験授業だったり、
夜の体育館で映画鑑賞会をしたり、
地域の牛舎へ行って、絵を描いたり
そういうことの方が よっぽどよっぽどよっぽど大切です。

統合を機に、
こういう授業がなくならないように、切に切に望みます。

保護者も上っ面の ”教育”に騙されず
本当に我が子を、人間として立派に育てたいなら、
この記事を参考に、
自分の態度をよく考えるべきです。
 

araarayouko at 19:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)育児 
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