2011年01月13日

ミノムシ大研究!

オオミノガ?1/9の川あるきでミノムシを見つけ、それがチャミノガであることを知りました。
それで、以前に撮ったミノムシの写真を調べて見ると、これは紡錘形ですからオオミノガのようです。

これまで漠然とミノムシというものは知っていましたが、特に興味もなく、どういうふうにミノの家を作るのか、中にはどんな虫が入っているのか、まるで分かっていませんでした。

それが、今はどうやってこのミノの家をつくるのか興味津津。また、「成長するにつれミノを大きくする」というのが、どう考えても全然イメージできず、その方法を知りたくてたまりません。

それで、図書館、いつもの児童書コーナーです!貸出中のものもあるようで、2冊だけ見つけました。

★カラー自然シリーズ55 「ミノムシ」 文=三枝豊平 写真=栗林慧著
 ・・・(こちらはモデルがオオミノガでしたから好都合です。)
★「ミノムシは鬼の子か?■チャミノガの一生」 いぬい みのる

読んでいくと、疑問がどんどん解けていきます。

オオミノガは6月下旬から7月、チャミノガは7~8月、卵からたくさんの幼虫が孵化します。小さな小さな幼虫たちはミノの下の穴から、長く糸を垂らし、風に吹かれて新天地をめざして散らばって行くのだそうです、感動的!(卵鞘から子カマキリがいっぱい生まれることは知っていたし、子クモが風に乗って散ることも知っていましたが、ミノムシよ、おまえもか!)
そして、生まれたばかりの裸の幼虫たちは、葉や小枝の表皮をかじりとり、口から吐いた糸で数珠状の輪を作り、それを次々大きくして、全身がすっぽり収まるミノをまず作り、それから食事を始めます。でも、小さな子虫の口には葉脈は硬く、食べ残した筋が網目のように残る・・・

ああ、それで思い出しました!2009年8月13日、都市農の自然ウォッチングの時のミノムシ!小さいミノムシ





















どれも写真がボケで申し訳ないですけど、いっぱい小さいのがついていて、葉はスケスケで、これもミノムシだと教えていただきました。近くに普通のミノムシがあり、いろいろ種類があるのだねと言っていたのですが・・・。
もしかしたら、この大きなミノの中から生まれ出たミノムシの赤ちゃんたちかもしれないですね?

小さいミノムシと大きいミノムシ





















小さいミノムシ2小さいミノムシ3










オオミノガは終齢幼虫で越冬し、4~6月頃に蛹になり、6~7月頃に成虫になります。
チャノミガは小さな幼虫で冬を越し、早春から活動を始め、7月頃に成虫になります。
その後、交尾して、卵を産み幼虫が孵化して・・・この8月13日にはこのくらいのミノをまとった幼虫だったということではないでしょうか。特に気にもしていなかった2009年の写真ですが、今頃になってピッタリ謎が解けたみたいで嬉しい!風に乗って遠くまで行かず、生まれた場所の近くで育つものもいるのでしょうね。

どんどん大きくなった幼虫は中で脱皮して、さらにどんどん葉を食べます。時には葉が丸坊主にされて植物が枯れてしまうこともあるとか。

さて、一番気になっていた自分の身体の外にあるミノを、どうやったら大きくできるのでしょうか?
まず、上から頭を出し、近くの小枝を噛み切って引き寄せ、口から出した糸で絡めておき、頭を引っ込めてミノの内側から食い破って広げ、その小枝をうまく乗せ、上手に糸でしっかり固定するのだそうです。器用ですね。

冬、葉の落ちた木の枝につくミノムシは目立ちます。ここまで無事に育つミノムシは生まれたうちのほんの一部ですが、野鳥にとっては冬のごちそう。また寄生蜂にやられることもあり、北の地方では寒さで死んでしまったり(故郷は熱帯地方とか)、この先、成虫にまで生き延びるのは、さらに一握りというわけです。
(チャノミガは小さなミノムシで越冬し、木の冬芽に擬態しているそうです。自然の中に溶け込む知恵。でも、そうすると、ワンドで見たチャノミガの大きなミノムシは古い空のものなのかしら?)
 

本には★蛾になり飛び立つ雄と、翅もなくミノの中で一生を暮らす雌の話とか、★幼虫を包む織物は蚕の糸のように美しいけれど、ほぐれず1本の糸にとりだせないわけとか、★幼虫を取り出して、色紙や毛糸の中に入れておくと、それでミノを作る話とか、いろいろ興味深い話題もいっぱいです。関心のある方は、ぜひ本を読んでみてください。





arakawasanpo at 18:37コメント(4)トラックバック(0)生物  

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コメント一覧

1. Posted by ぷらっとくん   2011年01月13日 20:52
2009年の写真を参考に掲載して、昔の資料をすぐに
検索できるように整理と保管が行き届いていて感心しました。
ミノムシの家の作り方、なにやらコタツにかじりついて
近くのものを引っ張りこんだりしているような、ものぐさな感じを連想してしまいました。
2. Posted by sanpo   2011年01月14日 00:00
ぷらっとくん こんばんは
ミノムシの家の作り方は「なにやらコタツにかじりついて、近くのものを引っ張りこんだりしているような、ものぐさな感じ」・・・座布団3枚!ほんとにピッタリの表現、ナルホドねぇ。

写真はどんどん増えるばかりですから、整理は悩みの種です。今回はたまたまうまく思い出しました。
3. Posted by aya   2011年01月14日 22:56
sanpoさん、こんばんわ!
9日のワンド広場でチャミノガを教えてもらいました。
たしか昨年の6月横須賀でドウダンツツジに付いていたのと同じだ!写真も撮ってあるはず。
さがしましたら、チャミノガは私の中では蓑虫とは認めなかったようで、写真は撮らなかったようです。それとは別の紡錘形・オオミノガの写真が見つかりました。枯れ葉を笠のようにかぶって上手に隠れています。
2009年8月のsanpoさんのブログを読んで以来、ミノムシって何?からはじまってちょっと興味が出ていたんでしょうね。
sanpoさんは、最近急に昆虫にはまっているように感じていましたが、思えば、以前からしっかり観察されていましたね。
小さな観察の積み重ねと学習で、疑問が氷解する。
素晴らしい!
4. Posted by sanpo   2011年01月15日 11:51
ayaさん こんにちは
2009年の8月にもミノムシのこと書いたっけ?・・・と、今見てきました。そうか、あの小さいミノ付きで動いていたのでした。セッセと葉を食べていた。
その時知らなかったことが、時間がたってヒョイと何かと結びつく・・・閃いたり、うまくつながったりした時って嬉しいですよね。
ayaさんのミノムシの写真、1/14の記事に追記で掲載しました。枯れ葉がついていて、きっとニトベミノガですよね。お手柄!

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