2011年02月05日

続・続「糞かペリットか」

荒川河川敷の謎の落し物「糞かペリットか」問題に、また新しい回答が加わりました。
あしだちのAmaさんが叶内さんのHPの「初心者のためのフォトギャラリー」に投稿質問してくれたようです。(この中の1月30日「河川敷の落し物」をご覧ください。)
 
叶内さんの回答をここでもう一度紹介すると
 「形や、食べているもの(何かの種子)を見ると、ハクビシンの可能性がかなり大です。糞の大きさはイタチくらいですが、イタチの糞は先が尖っていますので、イタチではないでしょう。
また、ペリットとも考えにくいです。ノイバラの実を食べる鳥は、果肉を食べ、種子だけを口から吐き出します。ですから、このように、猛禽類のようなペリットを吐き出すことはありません。」

 ・イタチの糞は先が尖っている
 ・ノイバラの実を食べる鳥は、果肉を食べ、種子だけを口から吐き出すので
  猛禽類のようなペリットを吐き出すことはない

そんなわけで、この荒川河川敷の落し物は「ハクビシンの糞」のような気がしてきました。
でも、小鳥のペリットもあるようなのですが・・・?

最初に荒川ビジターセンターが紹介してくれたジョウビタキのHPの人は
「今までの観察ではジョウビタキは消化できない果実の種などは一旦飲み込んだ後、その都度短時間で吐き出している様子が見られた。そのため個人的にはジョウビタキには ( カワセミやモズの様にある程度まとめて吐き戻す)ペリットと言える物はないと思っていた。
でも、ねぐらにしている場所で、ペリットらしきものを見つけた。
フィールドでも60~90分ほど観察しているとペリットを吐き戻す様子を見ることも可能だ」
として、小鳥のペリットの存在を紹介しています。

M.Mさんからは「ハクビシンの糞らしきもの」の写真が届きました。
なかなか盛り上がっておもしろい展開ですね。
添付の写真は、六義園のカラスの巣落としをしたときの巣の中にあった糞の写真です。
糞の大きさと木の上に上れ、六義園で可能性のある生き物と言うことで、ハクビシンの糞ではないかと思っています。
ほ乳類の権威の今泉忠明先生に伺ったところ、可能性はあるが断定できないというご返事をいただきました。いずれにしても、ほ乳類の糞だと思われます。
ですので、糞はこのように黒いという印象が私にはありました。

ハクビシンの糞らしきもの






















糞の色は食べたものによって変わるということも考えられます。
ハクビシンの糞について、小学校3年生が学校で育てた記録が発表されていました。それによると、食べたものによって糞の色は様々だと報告されていました。


とにかく、私はほんとに何も知らないなと痛感します。まだハクビシンも見たことないし、イタチその他の糞も知らないし、小鳥のペリットも見たことありません。それらも、1回ではなく、いくつも見てから全体像が分かるのでしょうね。

でも、今回のことを頭に入れて、糞やペリットについても関心を持ってアンテナを立てておきたいと思います。専門家でも、まだまだ分かってないことも多いのでしょうし、観察して得られた新しい情報が集まれば集まるほど、正確なことがわかってきます。みんなでより一層楽しく自然観察に励みましょう!


arakawasanpo at 20:50コメント(4)トラックバック(0)生物  

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コメント一覧

1. Posted by ぷらっとくん   2011年02月05日 23:32
ハクビシン、あらいぐまはきになりますね。
かなり増えてきて民家にも侵入してきて
いるような報道を見たことがあります。
2. Posted by aya   2011年02月06日 16:13
sanpoさん、こんにちわ!
今はまだ、あしだちの総会中でしょうね。
欠席ですみません。

こうして、落ちていた物ひとつから、想像を広げ、実証し、ひとつひとつのことが解明されて行くのですね。
以前、知人が「カエルの糞を分析したら云々」と言うのを聞いた時には、変人としか思えなかったんですが、その人に対する見方も少し変わりました。
ハクビシンのレポートは小学校3年生のものとは思えませんね。先生の熱心さの賜物だと思いました。
3. Posted by sanpo   2011年02月06日 17:32
ぷらっとくんへ
私はハクビシンのことは全然知りませんでしたが、今回のことでハクビシンを調べていると、足立区内全域で目撃されているそうで、足立区のHPにも2010年10月29日付の「ハクビシンの被害を防ぐために」という記事がありました。
屋根裏に棲みつかれると困りますが、白い筋のあるあの顔、実物を見てみたいです。バランス感覚にすぐれ、電線の上を歩けるんですって。そういうの見たいですよね。
4. Posted by sanpo   2011年02月06日 17:44
ayaさんへ
今日は午前中は川あるき、午後は総会と忙しい一日でした。
偉大な学者と変人とは、ほんの紙一重なのでしょうね。
私自身も戸惑いながら皆さんの意見をまとめては紹介している状態です。でも、各一人一人の体験には限りがあるので、多くの情報が集まってこそ、真実に近づけるように思いました。
盲人がゾウの一部を触っただけでは、本当のゾウの姿とはかけ離れているようなものでしょう。たくさんの経験や知識が大事のようです。

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