2009年07月22日
ツユクサの観察 《基礎編》
★7月4日Shoさんの記事を追加しました(肝心の記事・写真がぬけていました、ゴメン!)
先日(7/19)堀之内公園でツユクサの二段花を見つけて、昔のことを思い出しました。
2004年3月から何だかよく分からないまま自分のHPを始め、みんなからメールをもらってはHPに載せて、ワイワイガヤガヤ楽しんでいました(約1年間)。その中にShoさんのツユクサの話がありました。CDに保存したもので再現してみましょう。
今の季節、何処にでも咲いているツユクサですが、丁寧に探すと、白いツユクサとか、二段咲きのツユクサなども見つかります。
白いツユクサは、数年前路地に咲いていたのを一株移植したのが殖えて、いまでは毎年我が家のプランターに沢山咲きます。
朝咲いて、昼にはしぼんでしまう半日花ですが、なかなか面白い戦略家です。花弁は3枚で、ミッキイマウスの耳のような2枚と、うすい船底の様な1枚で成り立っています。オシベは6本、メシベは1本です。奥のX形の3個、真ん中の逆Y形1個、なが〜く突き出ている3本のうちの左右2本がオシベで、真ん中のさきっちょに何にも付いていない1本がメシベです。
この花は虫媒花ですが、蜜腺がなく花蜜はでません。それでも虫に訪花してもらうために、目に付くよう黄色の派手なX形オシベでおびき寄せます。そのX形は花粉をほんの少ししか持っていません。虫がX形をあきらめ、次に目立つ逆Y形にとり付いているとき(それにはまあまあの量の花粉がある)、背後から左右2本の長いオシベでたっぷりの花粉を虫に付着させます。
咲いている時間が短いので、当然虫が訪れないことも多い。その時は、花が終わると突きだした2本のオシベと1本のメシベが、一緒にくるくると引き込まれながら自家受精するそうです。
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段咲きの上の小さい花は雄花ですが、どの株にもできる物ではないと思います。現に、たまにしか見ません。何のために咲くのかな?
ツユクサは時間を掛けてゆっくり観察すると、とても面白い花です。なかなか虫(ハナアブ類)がやってこないので、何時もあきらめてしまいます。どなたか観察して報告してくれないでしょうか?まだまだ新発見が沢山あると思います。
sanpo :ツユクサはとても風情があり好きです。季節のはがき絵にすれば、いい感じでしょ。あの青い色が独特で、ステキなのだと思っていました。でも、白いのもあるんですか?さらに、二段咲きもあるとは!全然気がついていません。
メシベやオシベもX形とか、逆Y形とか、そんなに詳しく見たことありません。ツユクサひとつでも、奥が深いんですね。今度ゆっくり見てみます。
2004年7月3日 Shoさんから
ツユクサがまだ気になって、朝7時に観察しました。我が家の白いツユクサです。10個くらい咲いていました。ビックリしました。何時も見ているようで見ていない事に気付きました。メシベの有る花とメシベの無い花があるのです。なお、確かめるためにホウを開くとこれにも違いがありました。子房が無い物(左)と、膨らんだ子房が有る物(右)とが有りました。
少し解ってきた気がします。両性花(メシベの有る花・・左)のホウを開くと中は何もありません。雄性花(メシベの無い花・・右)のホウを開くと、咲いたあとの膨らんだ子房があります。
つまり一つのツボミ(この花のホウ)の中には花が2個有って、最初に両性花が咲き、終わると雄性花が咲くシステムになっている。二段咲きはそれが、同時に咲いた物だと思います。(注:これは後で間違いだと分かる。2段咲きは合計3個の花が咲く)
でも何のために雄性花が咲くのかな?自身は受精したあとだから、もう必要無いでしょう?他の花(同族のツユクサ)への花粉のプレゼント?またまた疑問が湧いてきます。
ツユクサの花が咲いていたら覗いてみてください。そして気がついたことや、新たな疑問が有ったら、みんなで考えませんか?
sanpo:ナニナニ、頭がこんがらがってきた。メチャ難しい。エ〜ッと、両性花が咲いた後は子房が大きくなって、雄性花が咲いている時にホウの中に収まっているということですか?それだと、両性花が咲いている時には、雄性花はどんな形でどこにかくれてるの?
でも、観察というのはこんな風にするものなんですか。疑問と発見の繰り返し・・・次々いろいろ考える・・・こういう人種がいるんですね。
2004年7月4日 Shoさんから


開花前のホウの中には大小二つの膨らみがあります。大きい方が先に咲く花で、小さい方が2度目に咲く花になります。
最初に雌しべのある両性花が咲いている時、花の下に2度目に咲く花の膨らみがあります。
2度目の雄性花(雌しべナシ)が咲いている時には、1度目に咲いた両性花はしぼみ子房が膨らんでいます。ここに種ができます。
sanpo:よく分かりました!それにしても見事なシステムですが、何のために、この雄性花が必要なんでしょうか?とにかく同じ一つのツユクサが、めしべがあるのとないのと、2度も花をつけるわけですね?それなら、今メシベがあって咲いている花に印をつけて、その後いつ、メシベのない雄性花が確かに咲くのかどうか、調べてみるのも面白いのではないでしょうか。
2004年7月5日 Shoさんより
雄性花が何故咲くのかは、依然として疑問ですが、花のシステムはだいぶ解ってきた気がします。当初より疑問だった必ず2度咲くのか?と言う問題。取り組むのが面倒くさいから、敬遠するつもりでいましたが、ご指摘のように、花にシルシを付ければ案外簡単に解りそうです。 今朝咲いている花から調べてみたいと思います。
★というわけで、《ツユクサ夏休み自由研究》は次回に続く・・・
《 追記 》 ムラサキツユクサとツユクサは全く別の種類です。
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コメント一覧
sanpoさんも細かく観察されてますが、さすがその先輩、すごい観察ですね。
正直すんなり頭に入る内容ではなくて、何回か読み直し、それでも一知半解ですが…。
先日、お墓参りに行きましたらツユクサがたくさん咲いていました。
2段咲きの記事を拝見したすぐ後だったので、いつもよりていねいに見てきました。中に2段ではなく2つ花がついているものを発見。
カメラは持っていなかったので、携帯で写真を撮ってきました。でも、それはどうすることもできない、トホホ。
いや!できる!ブログに投稿できるんですね。
花菖蒲もひとつの花が終わってからもうひとつ小さな花が咲きますがそれはシステムが違うのかしら?
おそれいりました。
白いツユ草は見たことありますが、二段花は知りませんでした。
花色の青がステキですが、すぐ閉じてしまうし、くらいの関心しか無くて、どこにでもある花…と、、
雌しべ雄しべの形の違いや仕組みも奥が深そう…
興味無いし気が付きもしませんでした
今度二段花見つけてみたいものです^^;
読みながら、頭がクラクラしたのではありませんか?お二人はたぶん2004年の私と同じでしょうから。(もう5年も過ぎているというのは、自分でも驚きです。その割にまだまだ知らないことだらけでショック、月日の過ぎることの早いこと!)
あの頃よりは少し理解できたように思います。この後のまるで「夏休み自由研究」みたいな観察は、うまくまとめられるかどうか?5年ぶりの復習ですね。その内容もさることながら、こんなことをする人がいるのか・・・というのが一番の驚きでした。では次回をお楽しみに!
紫をツユクサ、白をシロツユクサの方が目にする確立からは自然なような気がしました。
少し誤解があるようです。ツユクサはどちらかと言うと青色の花で、例の理科の時間に使ったムラサキツユクサとは別の花です。ツユクサの中に白色があるのは稀なことで、特別な名前はたぶんありません。(参考にそれぞれの写真を追加しましたので、ご覧ください)
同じ花と思っている物の中にも違う構成で咲いているのが判りましたが不思議な仕組みですね。
ツユクサ二段花なので色もムラサキツユクサと違って青くなっているのだと早とちりしていました。









