2009年02月25日

「白鳥の湖(完結編)」

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===========【ここから本文】===============

風邪は治ったものの、持病の咳がついてしまって酷いめにあっている。
2月は病気がちだ・・。いかんな。気合を入れよう。
バレエの本番の翌日からは、日演連のコンチェルト大会の伴奏の仕事になっている。
明日がその本番である。
本番で咳が出ないといいな・・。

バレエはいつもながらお客が沢山入っていた。
ちなみに、ロットバルトの乗るはずだった飛行機が大雪のため欠航になったそうだ。
関係者は肝を冷やしたと思うが、幸い無事に札幌に着いたようでよかった。

というか、ロットバルトも飛行機に乗るのか! という現実と架空を越えた新鮮な驚きがあった。
是非、飛行機の中でもロットバルトとして振る舞ってほしいものだ。

スチュアーデス「お客様、お飲み物は・・」
ロットバルト 「客と言うな! 閣下と呼べ! 分かったな」
スチュアーデス「は、はあ・・・、あの、お飲み物はいかがなさいますか?」
ロットバルト 「飲み物か? では貴様の生き血を飲むとしよう」
スチュアーデス 「?? はい?」
ロットバルト 「ヌアハハハハ、冗談じゃ!」

と言う感じで・・。


さて、冗談はさておき、
前回のアンケートはお蔭様で盛況であった。結果は下記である。

1位 別れたんじゃないの? 58票
2位 やっぱり入水自殺・・? 16票
3位 結ばれたと思う    10票

「別れたんじゃないの」が次点の「やっぱり入水自殺?」を大きく引き離して、第一位であった。 
パチパチ (*^^)//。・:*:・°'★,。・:*:♪・°

なので、続編を臨むお便りも番組をご覧の視聴者の方から沢山いただいたので書くことにする。
「白鳥の湖(完結版)」のBGMは下記である。

この演奏は原曲のピアノ版だか、これをオーケストラに編曲したものが「白鳥湖」の最後の方に挿入されることがある。
これがまた、何とも場違いでサマにならないのである。せっかく盛り上がりかけた4幕のクライマックスで一気に現実に引き戻されるようなパワーを持った曲なのだ。
だいたい何で曲の題名が「ショパン風に」なの??
今回のエンディングにまさに相応しい・・・。
(尤も、この動画の演奏を聴いて「なんだ・・、いい曲なんじゃん、と思いましたが(^_^;) )


『白鳥の湖(完結編)』

ロットバルトとの示談交渉に勝利した王子は、怒ったオデットをとりなしに森の湖に走った。
湖のほとりでさめざめと泣いているオディールの隣に座り王子は優しく語りかけた・・。
木々のざわめきと小鳥たちのさえずりが、若い二人を包み込む・・

「いや〜、ホントにゴメン! 俺が悪かったよ」
「別に怒っても悲しんでもいないから!」
「じゃあなんで泣いてるんだよ」
「情けなくて泣いてるの!」
「だからさ〜〜、ホントに間違えたんだよ。あの黒鳥とおまえをさ・・」
「なんで間違えるのよ! 間違えるわけないでしょ!適当な嘘つかないでよ!」
「俺が嘘ついてるっていうのかよ!」
「だってそうじゃない! なによ、一生愛するとか調子のいいこと言って!」
「おまえな、いいかげんにしろよ。さすがの俺も怒るぞ」
「なによ! なんであなたか怒るのよ!、 私がどれだけ傷ついたか分かってるの!? あ〜〜ん(泣)」

ここでしばらく気まずい沈黙が流れる・・・。
曲はもちろん「ショパン風に」である。

「分かった。悪かったよ。な? もう絶対こんなことないようにするからさ」
(といってオデットの肩を抱こうとする王子)
「ちょっと! 触らないでよ!!」(取って王子の手を振り払うオデット)
「痛てえな!、なんだよ、こんだけ優しくしてやってんのによ〜」
「優しくしてくれなくても結構です!。もうあなたとは二度と会いませんから!」
「ああ、そうかい。じゃあ会わないでやるよ。こっちもおまえみたいな強情な女はまっぴらなんだよ!!」

と捨てぜりふを吐いて湖を去る王子・・・
二人の心は離れ離れになったしまった。

木々のざわめきと小鳥たちのさえずりは、すれ違ってしまった二人をも優しく包み込んでいた・・。


【完】


・・・このネタは今回で最後です。ご安心ください (`▽´)
それではみなさんごきげんよう。


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Posted by arakihitoshi at 00:33Comments(6)TrackBack(0)│ │音楽 

2009年02月20日

真説!『白鳥の湖』


(今日のブログのBGMにどうぞ)

いま札響の仕事で「白鳥の湖」をやっている。
私はこの曲、大好きである。
オケマンが臆面もなく「この曲大好き」ということはあまり無いと思う。
オケピットで弾くこと自体が好きなのだが、取り分け「白鳥の湖」に惹かれる。
弾いていても時間があっという間に過ぎてしまうほどだ。

それはさておき・・。
ヴィオラの辻さんの人気ブログでも話題になっていたが、「白鳥の湖」の物語には、文章通り読むと腑に落ちない箇所が多い。
世界中で愛されているバレエの割に、話しが荒唐無稽でつじつまの合わないところも多すぎるのだ。
しかしそれは、あくまで”文章通り”読んだ場合の話しである。
実は、この物語はある程度深読みしないと真の意味が浮かび上がってこない作りになっている。
本当は物語の奥にもっと生々しい人間模様が潜んでいるのである。


まず、一般的に知られている話しの大意はこうだ。

王子ジークフリートの21才の誕生日に、お城で花嫁選びの舞踏会が催されている。
しかし、まだ結婚したくない王子は城を抜けだし、友人たちと森に狩りに出かける。
そこで、魔法によって白鳥に姿を変えられたオデットに出会う。
夜の間だけ美しい娘の姿に戻れる(が話すことができない)オデットと王子は恋に落ち愛を誓う。

再び城での舞踏会。
各国の姫が集まっている。悪魔ロットバルトと娘のオディール(黒鳥)も出席している。
ここで王子はオデットとオディールを間違えて、オディールを花嫁に選んでしまう。
そこへ現れるオデット・・。
間違いに気づいた王子は、悪魔と闘い勝利するがオデットの魔法は解けず、哀れ二人は湖に身を投げて来世で結ばれる。

※結末には上記のバージョンと、魔法が解けて二人は結ばれるというバージョンなどいろいろある。



さて、ここからが私が主張する”真説”「白鳥の湖」(結末アンケート付き)である。

王子ジークフリートは21才。王位継承者とはいえまだまだ若造である。
遊びたい盛りの王子は、舞踏会そっちのけで悪友たちと街に出て、今で言うナンパ行為を繰り返す。
(ここで原作にある”狩り”とはそういうことである。敢えて直接的な表現を避けているところが芸術作品の品格というものだろう)
やがて、現代で例えるならセンター街などで、ひときは美しいギャル 娘に出会う。王子は一目惚れする。
その娘がオデットである。が、オデットは可哀想に失恋か何か過去の心的外傷が原因で自分のカラに閉じこもり、人と話そうとしなくなっていた。ここで原作のほうではオデットは白鳥に姿を変えられているわけだが、なぜ「鳥」なのか今ひとつ分からないのだが、多分ストレスか何かで物忘れが激しくなっているなどの文学的表現だろう・・。

さて、王子はオデットとすっかり恋仲になりメルアド 湖の場所もしっかり控えて城に戻る。
王子との逢瀬も回数を重ね、オデットの心の傷も癒えかけた頃、城ではまた舞踏会が催される。そこでまたまた王子は好みのタイプの娘を見つけてしまう。それがオディールである。
オディールは若いのにムチャクチャ色気のある女である。日ごろ色気という点では劣るオデットに少し物足りなさを感じていた王子は、オディールに萌えまくってしまう。なにしろ若造である。ある程度は仕方のない部分もある。
「純情そうなオデットもいいが、妖艶な感じのオディールもいいな・・、ウヒヒヒ」などと思いながら王子はオディールと一時の愛をむさぼりあう。

さあ、そこに突然現れたのがオデット!!
浮気の現場に踏み込まれた王子はパニックになり、一瞬の沈黙の後、こともあろうにこう言うのである。

「あ、あれ? 俺さぁ、オマエとこの娘と間違えちゃってたみたい・・」

広く知られている話しの筋では、王子はオデットとオディールを間違えたことになっているが、白鳥と黒鳥を間違えるという話しには、いくらなんでも無理がある
そう、王子は間違えてなどいなかったのだ。王子が苦し紛れについた嘘だったのである。
まあ、21才の若造の仕業である。こんなもんである。
ある小噺に、浮気の現場に踏み込まれた亭主が「今ここにいるのは俺じゃない!」と言うのがあったが、あるいは、こういう時の男の所作などいつの時代も同じ・・、という作者の皮肉が込められているのかもしれない。


怒ったオデットをとりなしに急いで湖に行く王子だったが、もう一人怒ったのがオディールの父親ロットバルトである。
そりゃそうである。怒るのも当然である。オディールの年齢は不明だが、王子の年齢とのつりあいを考えると、多分17歳くらいだろう。下手をすれば刑事事件である。
原作には王子とロットバルトは「闘った」とあるが、実際は刃物を持って殺し合いに及んだわけではなく、ロットバルト側は刑事告訴をちらつかせながら内容証明郵便で慰謝料を請求したり、王子側は代理人を立てて示談交渉をしたりしたわけだ。

その後、示談交渉がなんとかまとまり、王子もほっと胸をなで下ろした。考えてみればロットバルトとオディールも元々下心があって王子に近づいたので、多額の示談金を積まれたら満足なのである。
さて、気の毒なのはオデット。
王子との一件で心の傷が癒されるどころかますます悪くなってしまった。
王子も若いがオデットも若い。
傷心のオデットと王子のその後は・・・






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Posted by arakihitoshi at 20:50Comments(8)TrackBack(0)│ │音楽 

2009年02月16日

実録!『登録実務講習』

宅建の登録実務講習に行ってきた。
振り返れば、宅建免許取得を思い立ってから既に1年半が過ぎている。
長い道のりである。よく頑張っていると我ながら思う。

宅建を受ける人の中には、宅建試験はその後の司法書士とかのステップアップや自己啓発のためだから、主任者証の交付を受ける意味がないという人も多い。
私も目的はステップアップとか自己啓発とか興味本位とか趣味だが、はっきり言って私は、肩書きとか社会的地位に判断を流されやすい人間である。
大きな会社の社長とか役員とか言われると、尊敬はしないけど羨ましいと思う。(社会的地位と能力って比例しない場合多いからねヽ(´▽`)ノ )
何かライセンスを持ってる人は「すっげー、いいなー」と思う。
なので、せっかく苦労して試験に受かったのだから、実際に主任者になって経歴に書いてみたり、主任者証を貰って眺めてニヤついたりしたいものだ。


さて、講習&演習は9時30分〜17時40分まで、途中昼食休憩を挟んでぎっしり2日間行われる。
この講習の前の1ヶ月間、送られてきた教材で自習し(毎日することになってる。どのくらいの人が本当にしているのかは不明)、2日目の最後の総まとめの試験に合格すると、主任者証交付の要件である”2年間の実務経験”があるとみなされる。
会場はコンベンションセンターの一室で、受講生は200人くらいだった。
さすがに本試験合格者なので皆賢そうである。
もっとも、この日にコンベンションセンターの違う会場で行われていた医師国家試験に集う若者たちほどではなかったが・・。
というか、賢さの種類が違うな・・。全く違う。水と油くらい。いや、水とタール?

受講生たちの平均年齢は相変わらず高かった。
会場で両隣に座ったおじさんも私より年齢上だったし(たぶん)、後ろも前も白髪まじりのおじさんだった。右斜め前は一見若く見えるけど40半ばの女性だった。
左斜め前と斜め後ろには比較的若い女性が座っていたが、それでも多分30代だったと思う。
全体的に酸いも甘いも噛み分けたアダルティーなムードが漂っていた。この辺りがさすが不動産業界である。
聞くところによると、銀行とか他の業種の人が受けに来るケースも多いそうだ。
考えてみれば、銀行だって不動産を担保として取るわけだし、例えば大手小売り業だって新しい出店先を考える時など不動産に詳しい人間を内部に必要としているはずだ。
ちなみに、本試験の時に多く見かけた、明らかに危なそうな人とか、精神的に破綻しちゃってる雰囲気の人とか、見るからに怖い人とか、度を越した訳あり組はほぼ排除されていた。

さて、講習&”演習”というから、当初、私はてっきり宅建主任者プレイができるのかと思ってワクワクしていた。
一通り講習を終えたあと、観葉植物と応接セットの置いてある事務所みたいなところで、お客役相手に重説をする演習とかがあるのかと思った。
例えばこんな感じ・・・・

荒木「それでは売買契約に先立ちまして、宅地建物取引業法第35条の規定に基づき、本件に関する重要事項説明をさせていただきます。この内容は重要ですから、充分理解されるようお願いいたします。私はノンノン不動産販売の宅地建物取引主任者、荒木均と申します。よろしくお願いいたします」
(と、ここで主任者証をびしっと提示する。このとき正義のヒーローみたいにポーズを決めてもよい。)

かっこえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

やっぱり濃紺のスーツを着て、髪はよく分からないけどテカテカした整髪料とか付けてオールバックにするべきだろうか・・。


あるいは、ノンノン不動産販売の社内という設定で、会社の部下の女の子(矢野さん)と打ちあわせをするシーンである。
矢野さん(仮名)はもちろんタイトミニのスーツである。

荒木「矢野君、例のテナントビルの登記事項証明書は取ってきてくれた?」
矢野「はい、主任。 それと主任・・・、この用途地域図、ちょっと気にところが・・」
荒木「どれどれ・・?。・・ん? 矢野君、ファンデーション変えた?」
矢野「え? ・・・何でも分かっちゃうんですね。主任・・(ハート)」
荒木「ふっ、まあね。 ところでどうだい? 今度の週末食事でも。是非キミと行きたいレストランがあってね。」

ウシシシッ、いや〜〜〜〜!! 参るなーー!!(バンバンバン)
なんつっても”主任者”ってくらいだからな。このくらいの萌えはあってもいいはずだ。うんうん。


だが現実は、私の煩悩丸出しの妄想をあざ笑うかのような過酷な講習&演習であった。
演習は上記の様なプチ芝居はなくて(当然だが)、登記事項とか都市計画図とかの束を調べながら、ひたすら重要事項説明書を書く練習と、売買契約書を一字一句の間違いもなく書く練習であった。
かなりの量でハイスピードだった。
2日間とも夕方には吐きそうなくらい疲れ果てた。
当然ながら、ぜんぜん萌えなかった。

2日めの試験は、今回の講義と演習を理解さえしていれば解ける簡単な問題だった。
合格率は97%くらいだそうだ。
修了書が送られてくるのが2週間後。
そして、それを持って道庁で主任者証の登録申請。

主任者証を手にしてニヤつけるのは4月半ばになりそうだ。



話しは変わるが、次回ノンノン・マリア弦楽四重奏団の演奏会詳細が決まった。
5月12日(火) 18:30会場 19:00開演
ザ・ルーテルホール
入場料 3,500円(自由席)
ショスタコーヴィッチ 弦楽四重奏曲第8番 ハ短調
間宮芳生 弦楽四重奏第3番 「白い風のうた」
ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番「ラズモフスキー第3番」

チケット発売は2月末頃です。(決まりしだいHPで告知します)

この演奏会の頃は、”宅建主任者チェロ奏者”になっているはずである。
みんな来てね! (o^-')b チェキラ!


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Posted by arakihitoshi at 00:53Comments(3)TrackBack(0)│ │宅建主任者・行政書士 

2009年02月11日

”お見送り”アンケート 結果速報

前回はアンケートにご協力、ありがとうございました〜〜〜〜〜!(しつこい?)

興味深いアンケート結果は下記のようになりました。
Q1、”お見送り”どうですか? 
・好き 83票
・嫌い 18票

Q2、「ありがとうございました〜〜!」ってどうですか?
・好き 38票
・嫌い 62票


そして、この手のアンケート等にありがちな感じの分析もどきをします。 

Q1、の”お見送り”どうですか? では、「好き」が「嫌い」を大きく引き離した。
が、嫌いも無視できるほど僅少とは言えず、「好き」の83票に対し約22%の18票と健闘した形だ。
全体としては”お見送り”は概ね支持されていると言っていいだろう。


そんなもん数字見りゃ分かるわい!!

と言いたくなりますね(笑)。


Q2は微妙でしたね。
私の「ありがとうございました〜〜!」に否定的な文章を読んだ後に投票したにも関らず、「好き」と答えてくれちゃった人が4割もいました。
その4割の人たち、喧嘩売ってるんですか?
私の予想では、”お見送り”はいいけど、「ありがとうございました〜〜!」はやりすぎよね〜。という人が全体の9割以上だと思っていたのですが、思いっきり外れました。


さて、このアンケートは私、荒木均のお見送りでの身の振り方を決めるものだったので、そのようにしたいと思います。
はっきり言って、私は常に人から良く見られたいと思っているタイプの人間です。
周囲の人が自分をどう思っているのか、ムチャクチャ気にしながら生きています。
なので、次回定期演奏会からはアンケート結果にきっちり応えた”お見送り”を実践して皆から好かれようとしたいと思います。

そのお見送りとは、
101回につき83回お見送りに立ちます。
原則的に微笑んで立っているだけですが、たまに「ありがとうございました〜」と言います。でもあまり声は大きくありません。一番大声を上げている人の6割くらいの大きさの声です。
ウソ・・。やっぱり「ありがとうございました〜〜!」は言いません(笑)。


それではみなさんごきげんよう。


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Posted by arakihitoshi at 22:59Comments(6)TrackBack(0)│ │雑感 

2009年02月07日

お見送りびと (アンケート付き)

今日は定期演奏会1日目であった。
ブルックナーのトレモロ超ゆっくりに挑戦は完敗であった・・・
本番で蝿が止る遅さで弓を動かす勇気は想像以上であった。

さて、今月でチェロの川崎昌子さんが退団することになり、今日が最後の定期演奏会だった。
川崎さんは、私の10歳位年上なのでまだ定年ではないが、やむを得ない一身上の都合で退団することになり実に残念だ。
私は川崎さんとプルトを組むことが多かった。16年前に入団して最初にプルトを組んでいたのも川崎さんだった。なので、今回も志願して川崎さんとプルトを組ませてもらった。
坂菜々子ちゃんが涙の寿退団してまだ半年ちょっとだというのに・・。
は〜、淋しいの〜〜。

考えてみれば、菜々子ちゃんとも最後のプルトを組んだし、その前は鈴木敏行さんの定年の時もプルト組んで、その前の土田英順さんが定年退団の時も隣だったな・・。
まるで「おくりびと」だな・・。
とか冗談を逝っているうちに、チェロセクション8人中2番目の古株になってしまった。

私が入団した時に暖かく迎えてくれた先輩たちはもうみんないないのである。
は〜、淋しい。本当に淋しい。
敢えて例えるなら、『さらば宇宙戦艦ヤマト』の古代と森雪が白色彗星に突っ込んでいく涙のラストシーンで、死んでいった戦士たちがセピア色になってコックピットに現れて二人を見守る・・。
入団した時にいた先輩奏者たちがセピア色になって舞台に現れて、トレモロを刻む私を見守る。
そんな感じである。(笑)


話しは変わるが、最近終演時のロビーでのお見送りに立つことにしている。
あれは「輪番制ですか?」というご質問をよく受けるが、実は志願制である。
あそこに立っている楽員は志願兵たちである。
ことの起りは、ロビーコンサートと同じで、2002年の経営破綻の時から始まったのだが、実のところ、演奏者の”お見送り”には、私は当初違和感を感じてあまり気が進まなかった。日フィルあたりがやっているのは知っていたが、正直「そこまでやるか?」と思ったものだ。
もちろんそれでお客さんに喜んで貰えるなら立つのだが、立場を変えてベルリン・フィルの演奏会に行って、ファウストやクリストたちが”お見送り”立ってて嬉しいか?と思うと、想像するだけで痛々しいし、私はあまり嬉しくないのである。
彼らにはステージの上でだけ格好よく存在していて欲しい、と思うのである。

しかしながら、実際にお見送りに立ってみると、お客さんの直の反応を聞いたり表情などから確かめたりできるし、知り合いやお世話になっている方たちに声をかけていただけると嬉しいし、メリットが非常に多い。
考えてみれば、たまに来るベルリン・フィルと土着のオケでは存在意義も全く違うし、これはこれでいいのか・・。と納得している次第である。
実際、楽員がお見送りしているのは評判もいいようだ・・・。

ただ、声をかけてもらって、瞬間的にどういう立場の人だったか思い出せないことがある。例えば普段は白衣を着ているお医者さんが私服だったり・・。
「荒木さん、いや〜、どうもどうも」
「ああ、どうもどうも・・、こないだは・・」(誰だっけ誰だっけ・・、顔は分かるんだけど・・)
とか思っている間に相手は通り過ぎて、3秒後に思い出した時には既に背中・・っていうことは多い(笑)。
失礼の段はお許しくださいm(__)m

というわけで、有意義なお見送りライフをエンジョイしているのだが、「ありがとうございました〜〜〜〜!」とやたら声を張り上げ続けるのには今だに違和感を感じている。
私は、演奏会は「お金を貰ったから弾きました」というのとは違うと思っている。
もちろんお金は貰わないと生活できないのだが、例えばお寺のお坊さんが、「お金貰ったらお経上げました」では困るのと同じように、演奏家はお金のやりとりとは別の次元で音楽に真摯でいるべきなのだ。・・・少なくとも建前は。←ここ重要

お見送りで「ありがとうございました〜〜!」と声を張り上げるのには、どうしても経済活動臭さを私は感じてしまう。言っている本人にその気がないのは分かるか、一抹の”へりくだり感”というか、コンビニ風と言うか、生活臭が醸し出てしまう気がするのだ。
やはりお客さんは、カレーライス臭い日常を忘れたくて演奏会来るわけだから、お見送りに立つ出演者たるもの、高貴な雰囲気を演出しつつ、黙って笑顔で佇み、お辞儀をされたら鄭重に返す、これが正しいお見送りのスタイルだと私は思うし、演奏家の仕事のあり方だと思う。
あの場での"声かけ"もまた任意なので、あるいは「”ありがとうございました〜!”って言ってもらうのがいいんだよね〜〜〜」というお客さんもいるのかもしれない。だから一概に否定する気も無い。あくまで私は違和感を感じるという話しである。
これからもいろいろなスタイルの楽員がいていいのだと思う。一斉に同じポーズで佇んでもこれはこれで無気味だ(笑)


と、ここで話しを終わらせてもよいのだが、それではつまらないのでここで緊急アンケートです。
※このアンケートは私、荒木均個人のお見送りでの身の振り方を決めるものであり、札幌交響楽団の公式見解に影響を及ぼすことは、たぶん無いと思います。

【Q1】”お見送り”どうですか? <終了しました>
 1好き
 2嫌い
  結果

【Q2】「ありがとうございました〜〜〜!」ってどうですか?<終了しました>
 1好き
 2嫌い
  結果


アンケートにご協力・・・・ ありがとうございました〜! 



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2009年02月04日

ブルックナーと言えば・・

ここのところ珍しく体調を崩し、毎晩早寝していた。
少し熱なんかも出て、汗をかきながら沢山夢を見た。
ある夜、オムニバス形式の本番にまつわる悪夢を見た。4本立てくらいだった。

相変わらず、オケの本番でチューニング始まっちゃってるのに自分は着替えてなくて、焦りまくって舞台裏で燕尾に着替えようとしてるんだけど、袖に腕が通らなくて汗だく・・とか、
一人で弾くコンサートで舞台に出たけど譜面台に譜面がない・・、暗譜もしてないで汗だく・・とか、

「焦って汗だく系」の夢が多かった。やはり熱のせいだろう。

今回は今までにないパターンの面白い夢がひとつあった。
敢えて分類すると「腹立ってド突きまくる系」の夢である。

なんかのイベントでチェロ弾く仕事がある日、という設定である。
朝寝てると、「荒木さ〜ん、そろそろ出番なんですけど〜」と電話がくる。
え?え?? 本番って午後からだよね? と思いながらも焦りまくって家を出る。
会場に着いて、チェロ出して着替えて仮設ステージに出る。
ステージ上でチェロ構えて座ってるんだけど、イベント始まる様子はない。
黒いテカテカした素材のロゴ入りジャンパー着た若いスタッフが大勢右往左往してるので、そいつらの一人に堪りかねて訊いてみる・・・。
「ボクの出番ってまだ?」
「え? 出番っすか? いや〜〜〜、どうなんっすかね・・・。ちょっと訊いてみます」 と言ったっきり帰ってこない。
やっぱりね〜〜、ああいうスタッフって格好ばっかり一人前で絶対に使えないもんな〜〜。(と夢の中で思っている。現実はどうか知らない)

今時だったら例えば環境庁とか、官公庁なんかが主催のこの手のイベントは予算だけは潤沢なもんだから、制作会社がいくつも相乗りして、使えないスタッフが用も無いのにウジャウジャといるものなのだ。
そういう連中は、決まってロゴ入りジャンパーを着て、頭にはインカム、首からストップウォッチをさげて、ポケットには丸めたタイムテーブルを入れているのだ。
格好ばっかり一人前で全く使えないのだ・・・・
(と夢の中で思っている。もちろん現実はどうかは知らない)

スタッフに訊くのは諦めて、当分出番はなさそうなので、取合えず舞台を降りて、奥の責任者風の人に訊いてみる。
すると出番は午後3時ということが判明した。
そして、さっきのスタッフを探し出して、
「ゴルァ〜〜! 貴様なにやっとんじゃ、ワレ〜!、貴様の電話のお蔭でワシは4時間は早く起されたんじゃ! どない落とし前つけんじゃーー!」
と怒鳴りながら、そのスタッフに蹴りを入れまくってる・・

という夢であった・・・。

うーん。悪夢には違いないな。
というか、いつから俺ってこんな性格になったんだろう・・、という淡い自己嫌悪もあるな。
というか、そのスタッフが電話してきたかどうか分からないじゃん。理論的に破綻してる夢だな・・。


夢の話しはこのくらいにして。

昨日から定期の練習である。
今回は尾高さんでブルックナーの4番とプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲である。
巷でよく聞く「ブルックナーと言えばトレモロ」というフレーズ。
(※ トレモロ = 弦楽器の細かい刻み音)
トレモロが多くて疲れるとか、腱鞘炎になりそうとか・・・。
あまりに使い古されたこのフレーズは実のところいかがなものかと思う。
確かにブルックナーはトレモロ多いし疲れるけど、ブルックナーの特徴のほんの一部だし、ブルックナーの核心でもなんでもない。

太宰と言えば走れメロス! とか、
黒澤と言えば七人の侍! とか、
北海道と言えば伊フク部! などと、反射的に言ってしまうような、一種の思考停止感を感じる。
ということを踏まえた上で、トレモロの話しである(笑)。

トレモロは、沢山細かく刻んでる方が、一生懸命やってるみたいに見えるし、根性入ってるなーー! とお客に思わせる効果が期待できるが、現実に出ている”音量”ということを考えると必ずしもそうではないと思う。
言うまでもなく、弓の毛で弦を擦る事により、弦が振動して音が出ているわけだが、大きな音を出すには3つの要素がある。
ゞく擦る
∩瓩擦る
6陲剖瓩なを擦る

なので、強く早く擦りまくればデカい音が出るのだが、限度があって、弦の振動と楽器の振動を待たずに弓を動かしてしまうと、エンジンがギア抜けして空回りしたような状態になって、大きな音はでない。
さらに付け加えると、弓は右から左に動かして、やがて左から右に動かす。その瞬間のことを、弓を返す、と言うのだが、弓を返す時には音は一瞬止る。
なので、極端に早く弓を動かせば、弓を返す回数も多くなるので、継続して音を出しつづけるのにプラスにはならない。

なので、トレモロはオケ全員が狂ったように刻みまくるのは視覚的効果はあるが、大きな音を出す、あるいは靄の様な音響効果を狙うというトレモロ本来の目的を達成するためには、弦楽器群は意図的に弓を動かすスピードを変えて、早く動かす人、普通に動かす人、ゆっくり動かす人、ゆっく〜〜〜〜り動かす人、と役割分担したほうがいいように思う。
チェリビダッケのビデオで昔そんなのを見たことがあるような気がする。(記憶が定かでないが)
早く動かしてる若者あり、まるで全音符の様にゆっく〜〜〜り弾いてるおっさんありで、弦楽器全体から音が立ち上っているのが正しいトレモロの姿だと思うのだ。

そこで!
今回はおっさん代表として、トレモロ時にどのくらいゆっくり弓を動かせるか、限界に挑戦してみたいと思います。
実際どのくらいゆっくり動かせるかは、その時の勇気しだいである。

これはけしてサボりたいとか、ラクをしたい、とかではなく、
あくまでも、トレモロの正しい姿を身をもって示すためなのである。

使命感なのである!

それではみなさんごきげんよう。

【おわり】



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