2010年06月21日

デイ・キャンプは計画的に

Twitterの更新はラク。ラクゆえに、言わなくていいことまで言っちまうトラブルがあっちこっちで起きてるみたいですね。
とりあえず、自分は気をつけよう・・。
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今日は休日だったので、子供たちを連れて支笏湖にデイ・キャンプ(日帰りキャンプ)に行った。
目的は、カヌーと、釣りと、ダッチオープンでのピザ作りである。
支笏湖のモーラップキャンプ場はまだシーズン始めで人は少なかった。
おかげで隣と距離を置いてゆったりとタープを設営できた。
札幌は暑かったが、支笏湖は相変わらず薄霧がたちこめて涼しかった。

カヌーは初めて4シーズンめになる。
扱いにもかなり慣れた。
組み立て式のファルト・ボートも、説明書を見ずに15分ほどで完成させられるようになった。
今日の支笏湖は凪いでいて、湖面は鏡面のように波ひとつなかった。
こういう時の湖に漕ぎ出すのは実に楽しい。
sikotuko1

森の木々が湖に覆いかぶさった岸辺にカヌーを近づけて、鳥の声に耳を傾けてみたりする。

おっと・・、そろそろピザが焼けている頃だな。

テントのある岸に向かって漕ぎ出すか・・。

う〜〜ん、マンダム。これが大人の休日ってやつである  (と、Twitterではつぶやいておこう。)


が、現実はそんなに甘くもないし優雅でもなかったのである。

今日は朝起きるのがしんどかった。
昨日のサッカーの試合のお陰で、練習や事務仕事が深夜にずれ込みすごい寝不足。ウィスキーも少し飲みすぎた模様・・。
軽い頭痛を覚えながら起床。
「雨降ってたらいいな・・」という淡い希望が一瞬脳裏をかすめた。

大きな荷物は昨日のうちに車に積んでおいたのでいいのだが、
タオルやら替えの下着やら、細々とした荷物をまとめるのに手間どう。
ピザ用にベランダで栽培しているバジルを摘んで完了。
なんとか出発。目標の9時からだいぶ遅れて10時近かった。
急いで支笏湖に向かう。
と、思いきや、真駒内でいきなり交通規制!
(`口´;)げはっ!、 なに〜? マラソン大会だ〜〜〜?
大渋滞に巻き込まれる。ここでも30分はロスしたと思う。
「あ! 着火マン忘れた!」と思い出して、道中最後のコンビにに寄る。危ね〜、もう少しで原始人みたいに木を擦って火を起こす羽目になるところだったよ・・。
で、昼近くにやっと支笏湖に到着。

キャンプは到着してからが大忙しなのである。
タープを組み立てて、
炭を起こして、
カヌーも組み立てる。
こまごました椅子やテーブルなんかも組み立てて設置する。
その間に、子供たちがかわるがわるに、「トイレ〜」とか、「まだ〜?」とか言ったりしてうるさい。

やっとの思いで全て組み立てて、息をつく暇もなくピザを焼き始める。
「あ! クッキングペーパー忘れた!」
これがないと、ピザ直焼きで面倒なことになる。
しょうがないのでアルミホイルで代用してみる。
で、夕べ作っておいたピザ生地が微妙に醗酵しちゃってて、包んでおいたラップにべっとり張り付いてるのを一生懸命はがしながら、「おなかすいた〜〜」と言う子供に、「ちょっと待ちなさい!」と半分キレそうになりながら悪戦苦闘すること20分くらい。
やっとピザ1枚目が焼ける。

あ〜〜、やっぱり。アルミホイルが張り付いちゃったよ・・。
で、また一生懸命アルミホイルをはがす。

やっとの思いで1枚目を食べる。
まあ、味は悪くないな・・。
少し機嫌がなおる。

で、2枚目を食べたあたりでカヌーに子供1号を乗せてやる。
3枚目を火にかけておいたので、せいぜい5分で戻らないとな・・。

カヌーを漕ぎ出して1分くらいで、子供2号の「パパーー!」という叫び声!。
何かと思って慌てて戻ってみると、飛んできたカラスにピザ用に切ってきたベーコンを全て持ち去られたとのこと・・(`口´;)
sikotuko2

手前がアルミホイルの付着したピザ。
もうすぐカラスに奪われるベーコンがタッパーに入っている。

まあいい。ベーコンはそろそろ食い飽きたと思っていたところだ。

で、子供1号と子供2号を代わる代わるカヌーに乗せてやって、その後、先日職場のM川さんに貰った釣り竿にサラミのキレッ端を付けて釣りの真似ごとをしてみる。
カヌーからは湖に魚が沢山泳いでいるのが見えたが、カレイ釣り用の仕掛けにサラミを付けた針に食いつくお間抜けな魚がいるとも思えない。
しかしながら一応、岸から釣り糸を投げ込んで「でっかいのが釣れるかもしれないから、しっかり持ってろよ」とか言って子供1号に竿を持たせて放置。
まさに”子供だまし”である。

ってなわけで、支笏湖に到着してから2時間ほど経過して、やっと椅子に座る。
腰が痛い。
ノン・アルコール・ビールを飲みながら、iPhoneでTwitterとか見始める。
3分もくつろがないうちに、子供2号が「釣れたよーー!」とか叫んでる。
釣れるわけねーだろ・・、と思いながら仕方ないので行ってみると、確かに子供1号の持っている竿の先の針が何かを捕らえているようだ・・。
「ごみ?」
一応リールを巻いて引き上げてみると、『週刊ポスト』だった・・(`口´;)
エロい袋とじグラビア写真が表になってなくてよかったよ・・。

と、安堵したのもつかの間・・。
なにやらポツポツと冷たいものが頬に触る。
ヤバい。雨だ!
撤収〜〜〜!!
とにかく細かい荷物を車に入れよう・・。
焦って荷物をまとめているうちに雨はどんどん激しくなっていった。
早く帰りたいよ〜〜。
帰ってパソコンの前で、後は寝るだけっていう状態でピール飲みたいよ〜。

「パトラッシュ 僕はもう疲れたよ・・」


というわけで、
デイ・キャンプは欲張らずに目標を絞ろう。
というお話でした。

「パトラッシュ… 疲れたろ…。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ。」
そろそろ寝ます。
それではみなさん、ごきげんよう。
  

Posted by arakihitoshi at 01:20Comments(6)TrackBack(0)

2010年06月07日

レコードの盤面を顕微鏡で見る【前編】

発売日の翌日にiPadをヨドバシで触ってきました。
そして、半年以内に間違いなく買っている自分の姿を霊視しました。
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さて、今日は久々の(でもないが)オーディオネタである。
私のオーディオ熱はまだ続いている。
所かまわず相手かまわず、最近買ったレコードの話などを熱く語ってしまうので、若干周囲が引き気味である。
しかし、職場の先輩などがそんな私をみかねて、貴重レコードや貴重カートリッジなどを気前よくポンポンと貸してくれるのでネタには不自由していない。

いろいろ聴けて本当に楽しい。楽しいのであるが、でもやはりこういう趣味のものは究極的には”所有”したい。
自分の物にしてナンボである。
本でもレコードでも、自分で蒐集したものをズラッと並べていとおしんだり悦に入ったりしたい。
そして、並べてある本だったら背表紙とかレコードだったらビニールのバリの部分なんかを、指の裏側や爪のところでパタパタパタ・・・、とやりたいものである。
そして時には顔を埋めて匂いを嗅いだりもしたい。
他人から借用しているものは、パタパタしたいとか匂いを嗅ぎたいとは思わない。
自分の脳内の分身たる蒐集した物でなければパタパタ欲は生じないということだと思う。

そんなわけで、ハード面は一段落したので、というかしがない財団職員の身でそうそう高価な機材を買えるわけはなく、最近はもっぱらレコードをネットでコツコツと探して買っている。
レコードも高いものは高い。
例えばチェリビダッケのブルックナーなんて何十万円もするものもある。
しかし、私の興味は主に室内楽や、オーケストラでもマイナーな分野に向いているので、私にとっては貴重なレコードが比較的安価で手に入るので助かっている。

レコ2

上の写真は、最近入手したレコードの一例。
左はシュワルツコップ/セル/ベルリン放送響のR・シュトラウスの「四つの最後の歌」。
これは奮発して8,500円くらい出した。CDは持っていたがレコードで聴くと感動ひとしおである。
そして最近特に凝っているのが、旧東ドイツや旧チェコスロバキアなどの旧東欧圏のレコードである。
写真の中央はチェコスロバキア時代のスプラフォン・レーベルのブラームスのクラ5。(スメタナS.Q/レバ)。
右側が旧東ドイツのレーベル「エテルナ」の、ベートーヴェン/ピアノ三重奏op.70。ヴァイオリンは札響にも指揮で何度も来ているボッセさん(ゲヴァントハウスのコンマス時代)である。これは貴重である。
マスター・プレスか、条件から考えて限りなくその可能性が高い盤を集めているわけだが、それでもこの手の室内楽レコードは1000円〜2000円代で買えてしまうことが多い。
こないだなんて、アマデウスS.Q.のモーツァルトの初期の弦楽四重奏集4枚組の”新品未開封”(40年前の物なのに新品)が2,250円で買えてしまった。
やはり室内楽というのは儲からないのだ!(苦笑)

で、この旧東欧圏のレーベルたちは得も言われぬオーディオ的で魅力的な音を醸し出してくれる。
西側のグラモフォンとかEMIとか、その他いろいろのレーベルももちろんいいんだけど、東欧圏レーベルは一味違うのである。万人受けはしないのかもしれないが・・。
聞くところによると、東欧では貧乏ゆえに90年代まで真空管製の録音機材が当然に使われていたそうである。それがかえって良かったのかもしれない。
あるいは、昔の東欧だったらレコードなんてきっと特権階級向けとか輸出向けの贅沢品だったんだろうから、逆に採算度外視でいいものを作っていたのかもしれない。
どちらにしろ、"粗悪"とは程遠い、むしろ丁寧に作り込んだ印象を受けるレコードたちである。

で、こうなってくると気になるのは、やはりレコードのコンディションである。
せっかく貴重版を手に入れても、スクラッチノイズがあまりに酷いと辛いものがある。
レーベル保護用のグッズ&歯ブラシでレコードを水洗いする話は以前書いた。この方法は一定の効果はあげるが、それでもノイズがあまり消えない盤もある。
見ても傷があるわけでもなし・・。
なんで??

というわけで思い悩んだ挙句、顕微鏡出動。
レコ3

我ながら、ここまでやるか・・、と思いつつ・・。
特にノイズの酷い盤の溝を50倍くらいに拡大して見てみる。

アタッチメント無いから、接眼レンズにカメラのレンズを押し当てて撮った写真がこれ。
レコ4

これだとちょっと分かりにくいが、目で覗くとはるかによく見えている。
私はてっきり手の油が溝の深い部分に入り込んで、長い年月の間に酸化したりして溝を腐食し、あるいは磯の粒貝のように、もしくは小さな虫の卵や幼虫が木の幹などにぎっしり付着したように、盤の塩化ビニールと付加一体化し、おぞましいブツブツの光景が見えるかと思っていた。
しかし、予想に反して盤の溝は綺麗であった。
ブツブツなんてどこにもない。

さらに"研究"は続くのだが、そろそろ夜も更けたので今日は寝ます。
それではみなさん、おやすみなさい。

【つづく】
  
Posted by arakihitoshi at 00:14Comments(7)TrackBack(0)
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