神代の時代にアストルティアから隔離されたナドラガンド。
今現在、ナドラガンドには5つの領界に3つの村(アペカ、イーサ、カーラモーラ)と1つの町(ムスト)、2つの都市(ルシュカ、エジャルナ)、1つの廃村(マティル)、1つの遺跡(アヴィーロ)があります。

…そういや何でナドラガンドには王様が居ないのだろう?
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アストルティアの六大陸には8人の王が存在します。
国家 国王
グレン国 バグド王
ガートラント王国 グロスナー王
ヴェリナード王国 王女ディオーレ
王都カミハルムイ ニコロイ王
ドルワーム王国 ウラード国王
メギストリス王国 ラグアス王子
アラハギーロ王国ムーニス王
グランゼドーラ王国 アリオス王
村王クリフゲーンは「王」に入れるべきなのかどうなのか。
ver.4をクリアするとエテーネ王国が時空を超えて復活するので九王家?
メレアーデはグランゼドーラで御目通りしてるし、王家として加わること自体は問題なさげ。
更にエクゼリア王国が正式に復活すれば十王家???
響きは格好良いね!
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…って、メレアーデは女王になるつもりはないんだった。
エテーネ王国は共和制に移行するんだっけか。
エクゼリア王国はどこからも認識されていないから国家として含めていいのかどうか解らんね。

エテーネとエクゼリアの2国はさておき、アストルティアには大陸ごとに王が存在します。
過去には、ドワチャッカ大陸で同時に3王国(ドルワーム、ウルベア、ガテリア)存在したり、オーグリードは10以上の国が群雄割拠していたらしいので、一大陸につき一王家、ないし二王家というルールがあるワケではなさそう。淘汰されて現在の形で落ち着いているというべきか。

現時点で分かる範囲でアストルティアに最初に誕生した王国は、レンダーシア大陸・グランゼドーラ王国の前身である「神聖ゼドラ王国」です。
「神聖」って聞くと「ローマ帝国」よりも「モテモテ王国」が頭に浮かぶ派。
神聖ゼドラ王国は、人間種族の神グランゼニスの力を受け継ぐ「勇者」が築いた国です。
グランゼニスは竜族の神ナドラガとの戦争が原因で衰弱したことで、最後の力で「神の緋石」と「勇者と盟友」を生み出し長い眠りについたと創世記にあります。
この勇者がゼドラを建国しますが何やかんやあって衰退したようで、3,000年前にグランゼドーラ王国に代替わりした様子。その辺りの詳しいことは不明。
グランゼドーラ王国が3,000年前の建国であるなら、5,000年前に隆盛を誇ったエテーネ王国と神聖ゼドラ王国の時代が被ることになります。しかしエテーネ王国では海外の話がほとんど聞かれず、他国とどんな繋がりがあったかは解りません。

話を戻しまして、神聖ゼドラ王国成立以降、五大陸でも王国が誕生します。
五大陸最古の王国の誕生は、現在分かる範囲ではドワチャッカ大陸が最初のようです。
五種族がゼドラ王国から王政を真似たのか、自然発生的に王の概念ができたのかは解りませんが、現実の歴史でも遠く離れた大陸や島にすら「王(統治者)」の概念は存在しているので、種族間の移動が無くても自然発生的に王という存在は誕生するものなのかもしれません。

同じように、魔界にも統治領ごとに王(魔王)が存在します。
創世の女神に見捨てられて絶望の中で生き延びるために結束したことで、自然と統治者が出てきたものと思われます。
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ただ、魔界のように「魔王」が管轄地を統治し、魔仙卿が「大魔王」を選出して魔界全体を統べるシステムはアストルティアには存在しません。目が合った途端に殺し合いが始まるような魔族魔物たちが初代大魔王が作り出したシステムを遵守しているのは不思議なもんですが。
「大魔王」が「大統領」みたいな役職名だったとはねー。

さて。
かつてのアストルティアには神々が実体を持って存在し、それぞれの種族を統治していたようです。
とするなら、神々が統治者の立場にであるのですから王などは必要ないことになります。
ナドラガとの戦争後は何やかんやあって種族神全員が実体を失い、残された六種族たちは統率者を失ったことで必然的に王が誕生した、と考えられなくもない。

一方、ナドラガンドの方ですが。
竜族たちは神代戦争で負けたことでアストルティアから隔離され、さらに5つの異なる環境の「領界」に分断されてしまいます。それぞれの領界への往来はできず、炎やら毒やら氷やらの生き地獄のような土地で贖罪を強いられてきました。
毒に関しては自業自得ですけど。

戦争以前の各領界についてもう少し細かく書くと
【炎の領界】
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「エジャ聖堂」はナドラガンド随一の規模を誇ったらしい場所。エジャルナの前身とのこと。
バジネヅからはエジャルナ元は荒野で「いざないの間」を守るために後から町ができたとか、なんか色々言われたような気がします。
どっちなんだろ?
エジャには王様はいませんが、司教がいたようです。
【氷の領界】
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アヴィーロ遺跡はかつては「極光都市アヴィーロ」という大都市だったそうで、ナドラガ反乱以前から存在してたとのこと。ナドラガンド隔離後に魔鉱石というものが暴走して滅んだそうな。
王様はいませんが、長はいます。
【闇の領界】
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ナドラガの反乱以前はカーラ郷という、ナドラガンドでも辺境だったそうです。
「楽園」はドワーフの神「ワギ」が作った毒を浄化する装置で人が住む場所ではありません。
浄化装置を数千年動かしても消しきれないって、どんな毒なんだろう?
ここも王様は居らず、長が治めているようです。
【水の領界】
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海底都市ルシュカは、かつては「水都ルシュカ」という水上都市だったようです。
巫女フィナ(の元の人物)が「ルシュカの竜族の姫」と呼ばれていたので、もしかしたら隔離前から王族的な身分の概念が存在した可能性が?と思ったのですが、どうも「王族の息女」としてではなく「サークルの姫」みたいな扱いな気がしてきた。
王でも女王でもなく、こちらも長が代表者です。
【嵐の領界】
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元々は「ムストリア砦」という堅牢な要塞だったそうで。
ナドラガの反乱時、ここで竜族たちは籠城戦をしたらしい。
やっぱり長。
【神墟ナドラグラム】
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神々の集会所なので祭司が最上位にいるみたい。

ということでまとめますと

・ナドラガ神が直接統治していたので王が不要だった
・過去のナドラガンドの都市代表は「長」
・「姫」の呼称から貴族階級はあったかもしれない
・領界分断後に大都市ができていない
 (エジャルナはエジャ聖堂をそのまま使ってる?)
・現在も「長」で事足りている

結論として、ナドラガンドには「王」という概念が誕生しなかったと思われます。

統治者であったナドラガが封印されて消えたのなら、それ以降に各領界に竜族を取りまとめるための王(統治者)が誕生してもいいはずですが、緩やかに滅びる種族に「長」以上の存在は必要なかったのかもしれません。

戦争直後で大幅に人口が減ったところを分断されてしまって、王が誕生するほどの規模にならなかったのだろう、と思ったのですが、炎の領界が最大数の人口が居たにも関わらず纏まらずにバラバラで生活していたあたり、竜族はある程度の集団になると諍いを起こし易いのかもしれない
今のエジャルナの人口以上になったらトラブルが発生したりするのだろうか?

とするなら元々ちょっと難アリな種族なんかもしれんな。竜族。
ナドラガが難アリなのは母親への拗らせだけど、その配下の竜族まで難アリだとしたら救えんなー。

まさか、魔界に竜族が居ないのもソレでなのかな?
他の種族との接触を拒んで竜族の隠れ里みたいな場所に住んでるとか??
六種族とは格が違うとお高く留まってる?

その辺のことがver.5.5で何か解ったりするんでしょうかね?
ルティアナ以外の種族神たちも出てきてほしいなー。


そういえば。
ver.1で放置していたサブキャラのストーリーを進めてまして、ようやくver.2.3でドラクロン山地に到着しました。そこに”竜の王様”(ワンドーラ命名)が登場します。
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この”竜の王様”はクロウズが竜化した姿なのですが、
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「◯◯(種族名)ふぜいが」と、ものすごい見下してきます。
クロウズはシンイが生き返しの術で姿を借りているので、この発言はシンイから発せられたものでもあります。ドラクロン山地の飛竜たちに威厳を見せる必要もあるのでしょうが、意識として「竜は全生物の上位の存在」という位置付けがあるということなのでしょう。
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竜族はナドラガの自惚れの道連れにされた悲運の民族みたいなように思っていましたが、竜族もナドラガと同じように他種族を下に見ていたのなら、全部ひっくるめて隔離されてしまうのも仕方なさそうな気がしてきた。

割と方々でナチュラルに恨みを買って、積もり積もってああなったのかも?
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