少しいやらしい記事になります。

現在のCDのフォーマットはソニーとフィリップスが決めました。

そして1982年に市場に出回りました。市販された当初はCDはレコードに比べてノイズが無いなんて触れ込みがあったので、当初発売されたCDはとにかくノイズがわからないようなミックスダウンを施してました。さらに発売当初のCDプレイヤーは性能が低くオーディオマニアからは「音が堅い」とか色々言われてましたが、メーカー側は「これがデジタルの音」とか言ってねじ伏せてました。

CD発売当初は、レコーディング自体はまだアナログで行ってました。アナログレコーディングした素材をCDで聴きやすくするミックスダウンを行ってました。しかし1980年代後半からは徐々にレコーディング自体がデジタル化されてきました。アーティスの中にはアナログにこだわった方も多いですが。

結果この選択が今になると大きな間違いでした。デジタルレコーディングしたマスターはどうしてもデジタルフォーマットに準じたものになってしまう。わかりやすく言えば初期のデジタル録音は48k/16bitがほぼ。CDよりは若干余裕のあるフォーマットですが、現代のようにハイレゾを前提とすると正直残念極まりない。アナログマスターならテープの修復などをしっかり行えばハイレゾ化に耐えうる素材になりますが、デジタルは劣化しない代わりに決められたフォーマット以上の音は入らないのです。

1990年代後半はデジタルレコーディングが進化して96k/20bitとか48k/20bitのフォーマットでの収録が増えたのでそれなりの素材で残ってますが、わずか数年ではありますがデジタル初期のレコーディングした作品はCD程度の音質から抜けられない残念な仕様となってしまってます。

もっと残念なのが、アナログでの収録だったのにCD時代に突入した際にCD用のデジタルマスターを作成した後にアナログマスターを破棄しているパターン、紛失しているパターンなどあります。あのBOOWYの作品ですら一部アナログマスターが紛失されています。誠に残念。

音楽作品は結構貴重です。リリース当時と20年後ではアーティストの歌い方が変わってしまっていたりするので本当に貴重です。クラシックの世界では、フルトヴェングラーの戦時中に放送録音のテープが発見されたりして世紀の発見といって喜ぶほどです。