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『櫻の園−さくらのその−』 〜うれしい山形ロケ〜

2008年11月30日
櫻の園1 公開中の「櫻の園」は、吉田秋生の同名漫画を原作として1990年に映画化され、映画賞を総なめにした同名映画を同じ中原俊監督が18年ぶりに映画化した作品。
 前作は名門女子高の創立記念日に演劇部がチェーホフ「櫻の園」を上演する直前2時間の少女たちの揺れ動く心情や友情をみずみずしく描いた青春群像劇だった。

前作からパワーアップ

 今回の主人公は転校生の桃(福田沙紀)。創立記念日恒例の「櫻の園」上演が、ある事情から11年前に途絶えていたという設定に代えている。
 昔の台本を発見した桃が仲間を募って「櫻の園」上演を復活させようとするが、厚く高い「伝統」という壁が立ちはだかる。伝統を打破するのではなく、新たな伝統を築き上げるために、仲間や担当教師の想いが一つになっていく――。 

寒河江高や山形駅が登場

 今回も青春群像劇ではあるが、過去の忌(いまわ)しい記憶を呼び覚ますことで物語に起伏を加えている。学校内だけで完結していた前作と違い、ライブハウスや美しい桜並木なども登場させて重要な場面を担わせている。
 美しい桜の場面は寒河江高校近くでも撮影。学校を出てすぐの坂道は山形市村木沢にある農業試験場の坂道を合成した。 そして、桃が幼なじみの若者と再会するのがJR山形駅前広場と、要所要所で山形のポイントが登場するのが嬉しい。
 本編には登場しないが、特報には山形北高敷地内にある教育資料館、文翔館、霞城公園も登場していた。

映画の都をPR

 「櫻の園」で山形をアピールする役割を担ったのが「山形フィルム・コミッション」。ホームページでロケ地となりうる様々な景観や過去の実績を紹介、ドラマやCM、バラエティ番組が間断なく撮影に来るようになっている。
櫻の園2
 置賜にも昨年5月「山形おきたまフィルム・コミッション」が発足した。きっかけは置賜地方で撮影され、2004年に公開・大ヒットした「スウィングガールズ」(矢口史靖監督)の存在が大きい。
 そういえば「スウィングガールズ」も青春群像劇で、上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、平岡祐太、福士誠治、眞島秀和(米沢市出身)らを送り出した。「櫻の園」の若手俳優たちが大きく成長してくれれば、「山形ロケ作品に出演すれば大成する」なんてジンクスが生まれるかも。

資料提供:やまがたコミュニティ新聞オンライン<荒井幸博のシネマつれづれ>


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