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緒形幹太と直人兄弟は共に41歳だった。

 亡くなった緒形拳の息子で共に俳優の緒形幹太緒形直人兄弟が、父の死について会見を開いた。
「あまりにもでかい存在、カッコイイ、温かい男です。」これ以上ないほどの賛辞、尊敬の想いを語り、亡くなって3日間泣き通しだった事実を明かした。
緒形幹太・直人兄弟の会見  その時、画面の二人に年齢のテロップが流れたのだが、共に41歳と出た。双子じゃあるまいし、どちらかの年齢を間違えたのでは?!と思い、確認する。
 幹太が1966年11月21日直人が1967年9月22日生まれで間違いなく41歳だった。 10ヶ月違いの年子
これって、兄が4月生まれで、弟が10ヶ月後の翌年2月に生まれたら同学年になりますよね。 ハッケンでした。それから小柄なイメージを抱いていた幹太が意外に長身で、直人より大きかったこともハッケンだった。

デビュー以来、陽の当たる道を歩いてきた弟に比べ、兄は地味な存在。それが、俳優としての持ち味ともいえるが、父にとっては気がかりだったのではないか。

弟が、青年座先輩の西田敏行の事務所に所属しているのに対し、兄は、 『復讐するは我にあり』父が作った事務所所属。一本立ちしているとは言い難い。父の遺作「風のガーデン」に出演しているようだが、父のバーター扱いの印象は否めない。


緒形拳は、主役・脇役を問わず全身全霊で演じた役者だった。

幹太・直人の年齢の頃には、『鬼畜』『復讐するは我にあり』を演っていた。既に『砂の器』三木謙一を演じた3,4年後だった。

 これからが、俳優・緒形幹太の真価を問われる時だ。
緒形直人「東京兄妹」  
 直人は、1995年に主演した『東京兄妹』市川準監督を9月19日に亡くしたばかりだった。そして、偉大な父であり俳優緒形拳の死。

 その哀しみを乗り越えた今後の仕事に注目していきたい。


大森一樹監督『わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語』(96)の完成会見が岩手県花巻で行われた際、主人公の宮沢賢治を演じた緒形直人にインタビューする機会があった。
「わが心の銀河鉄道」
主役を張っていたこの頃は、受け答えも優等生で、緒形直人さんにインタビュー爽やかな好青年の印象が強かったが、同時にまだ周囲の庇護の下に存在しているひ弱な印象も受けていた。主役を張る機会がなくなってきている今こそ真価が問われてくる。80年代半ばから役の大小に拘らずきちんと演じ続けてきた三浦友和がいい手本になるのではないだろうか。

arayuki_cinema at 2008年10月08日 (08:33)
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この記事へのコメント

1. Posted by すずねこ   2008年10月08日 09:32 5
今朝、ワイドショーを見ていて、兄弟の年齢のテロップが同じになっているのに、なんで訂正しないのか、いらいらしながら、見ていましたので、これで、納得しました。ありがとうございました。

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