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NHKスペシャル『彼女は安楽死を選んだ』そして『母の身終い』

NHKスペシャル『彼女は安楽死を選んだ』の再放送録画を漸く今日観ました。『彼女は安楽死を選んだ』小嶋ミナさん

多統系萎縮症という重い神経難病の告知を48歳で受け、自分の尊厳を守ったまま亡くなりたいと日本では認められていない安楽死をスイスで行い、昨年11月28日 52歳で永眠した小島ミナさんを追いかけたドキュメンタリー。4人姉妹の三女のミナさんは独立心が強く、韓国ソウル大学に進学、卒業後は韓国語の通訳などで活躍。四十代後半に差し掛かり、第二の人生を歩もうと児童養護施設で働く道を目指した矢先の難病の告知でした。東京から姉たちのいる故郷・新潟へ帰り同居。そして入院。2018年春に病院で人工呼吸器により延命措置を施されている患者を目の当たりにした。それから自殺を繰り返すようになるが身体に力が入らず未遂に終わる。そこ『彼女は安楽死を選んだ』鈴木道代さんでミナさんが選択したのがスイスで行う安楽死という方法だった。ミナさんの決断を容認したものの、最後まで悩み自問自答した姉たち。そして、強く反対した妹。どちらの想いも判ります。

このドキュメンタリーではミナさんと同じ難病に罹りながら人工呼吸器で延命措置を選んだ50歳の鈴木道代さんも取材。夫と離婚後、タクシー運転手をしながら幼い娘を女手一つで育て上げ、これから母親の老後を支えようと思った矢先の告知。本人は娘と母親の願いを尊重し、延命措置の選択をする。今年春、2時間の一時帰宅が許された時、タクシー車窓から見える満開の桜に涙する道代さんの姿がありました。『母の身終い』


安楽死については2013年に公開された『母の身終い』(仏)を観てから、考えることが多くなっていましたが、今回の番組は、議論する必要性があることを強く思わせてくれたドキュメンタリー番組でした。

『母の身終い』安楽死



arayuki_cinema at 2019年06月10日 (13:15)
PermalinkComments(0) ドキュメンタリー映画 | 時事、政治、社会

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