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『荒野に希望の灯をともす』と『妖怪の孫』

『荒野に希望の灯をともす』アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や戦乱、そして干ばつに苦しむ人々に寄り添いながら命を救い、生きる手助けをしてきた医師・中村哲さんは2019年12月、用水路建設現場へ向かう途中、何者かの凶弾に倒れ73歳で永眠。その中村医師を21年間に亘り映像で記録し続けた谷津賢ニ監督が1000時間に及ぶ映像を編集して中村医師の生き様を追いかけたドキュメンタリー映画『荒野に希望の灯をともす』『荒野に希望の灯をともす』中村哲医師
先日、来形した谷津監督にインタビューしたら、東京のポレポレ東中野で上映&舞台挨拶後にロビーで高校2年生だという女子に呼び止められ「私は、この国はつまらない大人ばかりだと諦めていました。でも、映画を観て中村哲さんのことを知り、こんな素晴らしい大人が居たんだ!と希望を持てるようになりました。」と目を輝かせて語ったそうです。彼女にとっては、今生きている日本自体が"荒野"だったのでしょう。そして、中村哲医師はアフガニスタンの人々だけでなく、荒廃した我が国の若者の心にも希望の灯をとも『妖怪の孫』してくれたのです。彼女を"つまらない大人ばかりで絶望"せしめた根源は内山雄人監督『妖怪の孫』(原案 河村光庸,製作 古賀茂明)を観れば瞭然。為政者,与党だけでなく、そうしたのは『妖怪の孫』別vir.野党,マスコミ,そして我々引括めて"つまらない大人”の責任が大であることを自覚せねばです。
この2作は現在[フォーラム山形]で上映中だが共に1週間限定のため11日(木)で終了です。

未見の方はお急ぎ下さい。






arayuki_cinema at 2023年05月10日 (17:10)
PermalinkComments(0) ドキュメンタリー映画 | 社会派映画

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