以前ブログでご紹介したリノア大宮浅間町ですが、
先日、建物の共用部が竣工したのでそのご報告です。

このプロジェクトは築23年の社宅を、
共同住宅にリノベーションする事業です。

株式会社リビタさんが事業主で、
現在販売中の建物になります。

こちらは既存建物の外観ですが、
もともと上質なタイルが施されており、
とても落ち着いた印象の建物でした。

101_5917加工


このもともとの建物の上品さをうまく利用しながら、
全く新しい建物としてデザインを施しました。

まずはこちらが外観です。

外観

建物のまわりに配置されていた平置き駐車場を整理すると同時に、
エントランス棟を設けて建物のセキュリティーを高めています。

また、貯湯タンクがバルコニーに露出していたことから、
その目隠しとして木調ルーバーを設置し、外観のアクセントにしています。

こちらは夜景です。

外観(夜景2)

建物中央部で光がともっている箇所が階段室といって、
各住戸へのアプローチになります。

こちらがエントランス棟です。

エントランス(夜景2)

奥にオートロックの扉、手前に宅配ロッカーとポストがあります。
手前の壁は、杉板の型枠を利用したコンクリート化粧打放仕上でして、
コンクリートに移りこんだ木目が、帰宅する人を優しく迎え入れます。

こちらはエントランス内のコモンアレイというアプローチ空間です。

コモンアレイ(夜景1)

法規制上、4m幅員の通路が必要になるのですが、
その空間が楽しい雰囲気になるように舗装パターンや照明をデザインしています。
ちなみに建物共用部の照明には、すべてLEDを採用しています。
また駐輪場脇にはベンチを設けており、
入居者同士の交流や自転車を出し入れするときの荷物置き場を想定するなど、
暮らす人の目線にたった工夫を盛り込んでいます。

こちらが階段室です。

階段室(夜景)

階段室正面の色はアクセントカラーになっており、
敷地にもともと植えられていたカツラ、モミジ、ケヤキの紅葉の色をモチーフに
デザインしています。

なお、この建物の南側には、
既存樹木が生い茂る実に豊かなスペースがあり、
そこをコモンガーデンとしてデザインしています。


コモンガーデン

コモンガーデンの一部には菜園を設けており、
菜園を介したコミュニティ形成を促すことができればと考えております。

このほか、様々な工夫が目白押しの建物になっておりますが、
この建物のデザインには一貫したコンセプトがあります。
それはヒューマンスケールデザインということです。

共同住宅というと住戸の中ばかりに目が行きがちで、
共用部はおおざっぱなマンションも多く見受けられます。

しかしながら、共用部は入居者同士が触れ合う大切なスペースであり、
建物に対する愛着を感じる場でもあります。
その共用部を使う人の物差し、
すなわちヒューマンスケールで考えようというのが、
この建物のデザインコンセプトになります。

もしこの物件をもっと詳しく知りたいという方がいらっしゃったら、
こちらのホームページをご覧ください。

http://www.re-omiya.jp/