お引き渡しから1か月が経過しましたが、
中野区大和町で進めていた店舗+共同住宅が完成しましたので、取組含めご紹介いたします。

中野区大和町は、木密地域(木造住宅密集地域)を抱え、東京都の防災重点地域として位置づけられ、敷地の前面道路である大和町中央通りは、防災性の向上として道路拡幅事業を推し進めています。
それに並行して、災害に強い住宅地に改善することを図り、中野区の地区計画として発足し、不燃化促進事業として取り組んだ案件になります。
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建物を建てる前の前面道路です。敷地は通りの左側。
木造住宅が密集している雰囲気が感じられますでしょうか。
平成25年から「大和町まちづくりの会」が発足し、その先駆けとなった事例になったわけですが、沿道の方たちが一斉に退去し、道路を造ることは非常に難しく、インフラも地中化し整備されていくのにまだまだ建物は残っており、拡幅工事はやはりハードルが高いことだなあと考えさせられます。住まわれている方にとっては色々な事情が様々あることを思うと本当に難しい事業であるのですね。
私たちは、そういった思いも受け止め、これからより良い住環境が整備されていくことを願ってやみません。
今回はその一助に私たちが携わることができたことに感慨深く思います。
先駆けとなる建物として、この通りに相応しい佇まいができればという想いをこめて、オーナーが長年この地に住まわれ、またこの地で済み続けていくことを考えれば、丁寧に造り上げることが必然となって、設計者も施工者も一丸となってお引き渡しに望めたのではないかと思います。

建物の構成は、1階が通りに面して2店舗、2階から賃貸の共同住宅、上階にはオーナー住戸を計画しています。
不燃化促進事業ということで、
◆耐火建築物であること
◆通りに防火上飛散しない仕様とすること
◆緑化を積極的に行い街に潤いを施すことなど
いくつかの条件はあるものの、オーナーのお優しいお人柄を建物にも投影できればと思い、優しい雰囲気の外観になっていると思います。
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スタッフ撮影により、あまり良い写真ではありませんが、実際はもっと明るい雰囲気です。
詳しくはホームページでおってアップしますので、ご覧くださいませ。

また、オーナーが経営する不動産店舗も設計させていただきました。
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物件情報はワイヤーで固定されたアクリルパネルに。
入口は内部が丸見えにならないよう、カッティングシートでデザインしました。
内装については、入って正面の壁に棚をデザインし、殺風景になりがちな不動産屋さんに彩りを与えることとしました。
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奥への通路やPSを棚収納とあわせてデザインしました。

そして、住戸の内装も一部ご紹介いたします。
オーナー住戸には猫が4匹程度いらっしゃるようです。
なので、キャットウォークの棚や段違いの棚を2種、壁に穴を空けて猫が覗けたりと工夫してみました。
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入居後の猫ちゃんたちが活用してくれているとよいのですが。。。

最後に、まだまだ課題の残るこの通りに対して、私たちも更なるお手伝いができるのではないかと考えております。
この事例はほんの一部であって、様々な提案ができると考え、リーフレットなるものを作成しました。
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弊社の紹介も裏面にしっかり掲載!
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より良い、まちづくりのために、今日もアルコう!!!

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。