ウメの花や早咲き桜咲き始めました。春はもうすぐ。
楽しみな人も多いでしょう。花粉症で辛い人も多いでしょう。

さて、5年ほど前に竣工しました『まつやま大宮保育園』に見学に行ってきました。
新年から急ピッチで設計し始めた新保育園の打合せの為です。
新園では、良かった点は踏襲し、反省点は是正し、より良い計画になるよう設計中です。

大宮保育園は木をふんだんに使って、仕上げたため、
経年による風合いが感じられました。
竣工当時は白っぽかった木目は飴色になりつややかな印象に。
屋外の柱や垂木は少し銀色に変色していました。
それでも毎日の保育士さんたちの努力もあるのでしょう。
とてもきれいにお使いになっていました。
暖かみのある仕上げはよいなあと、改めて感じました。

エントランス脇のスペースには、下足入れや本棚、コミュニティスペースになっています。
立派なお雛様飾りがあり、季節を感じられます。
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外廊下は子供たちの生活動線で重要な場所です。
ただの通過動線でなく、生活の場になっています。
お着替えBOXや下足箱が置いてあり、やや置場からはみ出ていましたので、
よりすっきりと格納できるアイディアが必要です。
子供たちは、冬でも半袖短パン。元気です。
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廊下にたむろする女の子たち。
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この写真の撮影意図は実は子供ではなく、背面のサッシ。
掃出しサッシが家具で塞がれ、出入りできない状態に。
明るさと出入りの便利と思い、サッシを多く設けたのですが、
サッシの開閉時のけが防止対策として、子供が操作できるか所は極力減らした方がよいということ。
明るさを確保しながら、他の良い方法を考えなくては。

伺ったのは、午前。
もうすぐランチタイム。
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調理室でお料理している姿、子供たちも見えます。
カウンターに料理がもうすぐ並べられます。
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子供たちがやってきた!

この時期は草木がお休みしている季節。田んぼも菜園も賑やかになる時を待っているようです。
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子供たちが健やかに暮らせる場所として、心地良い空間になっているように思いました。
新園の設計にも力が入ります!