花粉吹き荒れる3月となりましたが春の気配を感じるこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
毎月恒例の勉強会「暮らす会」の第2回(通算12回目)の開催ご報告を致します。
今回のテーマは「住まいとコミュニティ」。弊社鎌田より問題提起をして皆さんにも都度質問やご意見をもらいながらお話を進めました。
まずは鎌田自身のプロフィールより、影響を受けた本2冊が提示され、自身が学生時代から「住まいとコミュニティ」について考え続けて来た経緯を聞きました。そして、コミュニティのある住まいの一選択肢としてのコーポラティブハウスの設計に今も奮闘しているとのことです。
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では、そもそも住まいにコミュニティは必要なのか?
参加者に聞いてみると、さまざまな考え方がありましたが、、一つの考え方として「住まいのコミュニティ」があることにより「100年時代の暮らしを幸福にする一助になるのではないか?」という意見は素直に賛成出来ました。

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というのも、今後の日本の人口構成は明らかに高齢者世帯(特に女性単身)が圧倒的に増えていきます。いつまでも元気に自立した生活を送りたいものですが、それは誰しもなかなか思い通りにはならないのが現実です。そんな状況下では、否応無しに助け合いが必要になってくるでしょう。高齢になって身動きが取りにくくなってから新しいコミュニティを作ろうとしてもそれは困難でしょう。ですから前もって事前にコミュニティについて意識し、他人と(もちろん家族とも)関わり合いを持ち、助け合えるよう準備しておくことはとても大切だと思います。とは言え、この東京で身の回りや地元などに普段から関わりを持った生活をしている人は意外と少ないでしょう(昨年グッドモーニング仙川代表のハチミツ児嶋さんの会で話題に上りましたが)。漠然とはコミュニティの必要性を認識できたとしても具体的にはどう行動すれば良いのか?
そのコミュニティ形成の助けになる住まいとは、どうあるべきなのか?
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さこで、4つのコミュニティ系住まい「コーポラティブハウス」「コレクティブハウス」「シェアハウス」「コミュニティ賃貸」を「シェア度」と「親密度」を縦横軸にとって分類位置付けしてみたのが上記の図とのことです。
やや両極端な各々のスタイルがもう少し混ざり合っていいとこ取りな住まいが実現できたら素晴らしいですね。
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そのための手法の例として、例えば上記は「ノンバーバルコミュニケーション」の一例です。店先、玄関先に植物を飾ることにより非言語で街行く人々に自身の人となりやプロフィール的なメッセージが自然に伝わっていく例です。
ここから初対面でも一言、二言会話が生まれる可能性、壁が一枚取り除かれることになりうるわけです。
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(アルコの実績より「リノア南浦和」の共用部に設けたコモンライブラリー)
入居者同士が手持ちの本を共有することを介してお互いの理解を深めていくことを期待しています。

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そしてまとめですが、
少子高齢化の中で高齢単身者世帯が大半を占める今後、かつての子どもを介しての地元や近所とのコミュニティは期待しにくくなって来ており、これからは住まいにもっとコミュニティ形成の助けとなる仕掛けが求められるのではないか?という結びとなりました。
さらに最後には具体的な敷地をモデルに参加者それぞれ一案「コミュニティのある住まいとするための集合住宅のアイデア出しを10分間で行いました。
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プライベートに寄った趣味の満喫できる住まいや奇抜なライフスタイルの案など十人十色な案が飛び出しとても興味深い時間でした。
今後もこうした頭の体操も交えながら皆さんと暮らしの会議を進化させていきたいと思います!どうぞよろしくお願いお願い致します!
ご参加いただいた皆さま、今回も本当にありがとうございました。