朝晩は虫の音も聴こえるようになり、秋の気配を感じます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
9月3日に行われた定例勉強会のご報告を致します。
今回は「空き家について考える」というテーマで、弊社福田よりプレゼンテーションいたしました。
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最近よく耳にするのは『空き家問題』というフレーズです。
しかし、実際に何が問題なのか?ということを、データから検証していただきました。

まずは空き家の定義を理解する必要がありそうです。
一言で空き家と言っても、本当に空いている家から別荘まで色々な状態をさすことが分かります。
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そして空き家はどのくらいあるのかについてみてみました。
「居住のない住宅」のうち、空き家は846万戸あるそうです。
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グラフを見ると、空き家が右肩上がりに増えていることが可視化できます。
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都道府県別に空き家率をみると、1位山梨県、2位和歌山県、3位長野県、4〜8位が四国4県が占め、
同列5位鹿児島県、9位山口県、10位栃木県となっているそうです。(出典:平成30年 住宅・土地統計調査)
なかなか興味深い地図だと感じました。
空き屋の定義から考えると、山梨県、長野県、栃木県はおそらく別荘が多いことが理由でしょう。
自分の出身地に空き家が多いといったことが分かると、実家の将来が少し心配になりますね・・・

どのような理由で空き家になるのかを考えたとき、
相続、高齢化で老人ホームなどに移り住む、供給過多などをイメージしていました。
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やはり統計でみても、相続、高齢化が理由の多数であることが分かりました。
つまりは、高齢単身者の住まいが増えている昨今の流れの中、今後もますます空き家は増えていくことになりそうです。

空き家になると何が問題かというと、老朽化による倒壊などの安全性の問題、景観を損なう問題、衛生上の問題等があげられます。
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そしてそのままにしておくと、行政から助言や指導が入ることが分かりました。
しかし、どうにかしたい!と急に思っても、そこには「土地建物」「お金」「人」という大きな問題が立ちはだかります。
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特に「人」というのは解決が難しいように感じました。

さらに空き家解決策は、大きく4つに分類されるそうです。
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そしてどのような対策をした事例があるか、東京都が作成している「東京都空き家ガイドブック」を参考に皆で見てみました。詳細はリンクを貼りますが、空き家は、建物、周辺環境、オーナー様の思いによって、対策はまったく違うものとなることが分かりました。

当日はご参加くださった戸建てをシェアハウスにして運営されているK氏のお話も交えながら、皆で空き家の問題点と事例についてディスカッションさせていただきました。

問題を抱えた空き家を作らない為に一番大事なことは、オーナー様やそのご家族が、将来に渡って家をどのように残したいのかというストーリーをある程度イメージし共有すること、またライフステージが変化するごとに見直すことが大切だと感じました。

私たちが皆様のお役にたてることは、空き家対策の「利活用」の部分かと思います
思い入れある家を残して活用したいといったオーナー様がいらっしゃれば、是非利活用のお手伝いをしたいです。
高齢者向け住宅や、シェアハウス、地域コミュニティスペースなど、住むだけではない可能性をご一緒に考えることができると思います。