初心

出先で暇を持て余したので、久しぶりに手書きで台本（というかプロット)を書いてみた。
意外とうまく行った。
最近は何から何までPCでやってしまっていたけれど、初心に帰ってみるのも、たまには悪くない。

いろいろあるけど

がんばりますよ。
なんと言うか…ううむ…文章が思い浮かばないなあ…。

まあ、そう言う事なんです。
勘弁してください、今日ばっかりは。

凝り性

舞台が一つ終わって、たいていの場合は一週間から十日程度の間を開けて、反省会というものが執り行われる。
まあ、「反省会」がどのようなものか、なんて事は今さらこんなところに書く必要もないと思うので割愛するとして、この集まりで僕に一番期待されている事、それは｢次回に向けての建設的且つモチベーションを高めるような発言」であったりとか｢次回公演の台本｣であったりとか、というようなものではなく（もちろんそれも求められてはいるのだろうが）、｢今回の舞台で使用した曲を集めたCD」つまりはサントラである。
情けない、と言えば情けない話なのだが。
しかし今回からはちょっと違うんだぜ、反省会。
まあそれはそれとして、期待されると答えてしまうのが僕の僕たる所以であって、そうなると機体以上の事をしたくなってしまうのも、僕の良くない癖なのである。
どうしてこう…毎回毎回よせばいいのに変な凝り凝りのものを作ってしまうのか…。

みんな、期待しててね☆

不安

相棒が遅めの正月休みに突入した。
お互い疲れやすい身の上なので、月に一度ずつくらいは完全休養日を設けたいところなのだが、なかなかそう言う訳にもいかない。
貧乏暇なしである。
そう言った訳で、普段であればある程度歓迎される(僕に忙しさと安らぎと絶望を運んでくるのが彼の仕事だ。)彼の戦線離脱も、今回ばかりはあまり好ましいタイミングではなかった様である。
嗚呼、携帯電話よ…あんたがいないと不便だぜ。
と、父親の入院を間近に控えた僕は思うのである。

何ちゃらエンジン

人間がなにかをやろうとするとき、その動力となるのが「○○エンジン」というものである。
これはその人のやりたいことの数によって搭載数が変わってくるので、必ずしも一人一つ、というわけでもないようである。
僕の場合は、ノーマル、役者、作家、演出、最近は映像も、と実に五台のエンジンを搭載しているわけだが、ここで困ってしまうのが、一つ一つのエンジンは一つづつ使用する燃料が違う、というこである。
もちろん同一の機体に搭載されているわけであるから、代替が効かないわけでもないのだが、やはり個別にベストマッチングな燃料を供給した方が、最高の性能を発揮するのは言うまでもない。
作家エンジンなら酒、演出エンジンには甘いもの、映像エンジンはコーヒー、役者エンジンは…よくわからない。
今日、ここで問題となるのは映像と作家エンジンの燃料問題である。
作家エンジンとはずいぶん長い付き合いだから、お互いの気心も知れており、なんとなくアルコール混じりにざっくばらんに仕事ができるのだが、年末に搭載されたばかりの映像さんの方は、なかなかどうして一筋縄ではいかないのである。実は現在、「画用紙」ビデオの編集作業をしつつ、次回作「パイレーツオブ駿河湾」を執筆中なのだが、これでエンジンごとのベストフューエルを供給すると、これはもう大変な事になっちゃうんである。
参った。

　　　　　永田剛志

画用紙漬け

一月十五日、「画用紙」が無事終演した。
「画用紙」は僕にとっては二回目の再演、と言うことになるのだけれど、前回の「天河異伝」とはその意味合いを大きく異にしている。
それはつまり｢天河｣が前回とは全く違うコンセプトで現時点の最高を求めたのに対して、「画用紙」は前回うまく消化しきれなかった台本のポテンシャルを完全に引き出して｢昇華｣させる事が目的だった、と言うことに他ならない。
まあ、平べったく言ってしまえば「前回は出来なかった事を今回はきちんとやろう」ってことです。
その目論見は（おそらく）成功したんじゃないかと思う。
どうして（おそらく）なのかと言えば、

まだ画用紙漬けなんじゃい！
全然冷静になれないんじゃい!!

ってことである。
くっそう…なんでムービーの編集なんか出来るようになっちゃったんだろう…
そして今日もまた、俺は借り物のモニタをにらみ続ける。
編集点は、I押してO押してシフトでポンだ！