九州古代種子研究会、9月22日〜23日に、昨年の「予告」通り、椎葉村で開かれるそうです。
椎葉は熊倉を調査していた頃から行きたいと思っていた場所。
9月末はいろいろと微妙な時期で、参加するのはかなり苦しい。
でも何とかがんばるぞ・・・!

椎葉民俗芸能博物館の特別展「先史時代農耕と九州山地の焼畑展」の一環として位置づけられています。
「先史時代の農耕に関する考古資料を展示するとともに、椎葉村に残る焼畑農耕及び椎葉村周辺町村でかつて行われていた焼畑>農耕について展示します。また世界の焼畑を写真で展示し、焼畑農耕のもつ文化的意義を探ります。」
という展示です。
9月22日は展示に関連した講演、23日の日曜日が種子研としての研究発表、という形になっています。
詳細は椎葉村ホームページ内の案内ページ
http://www.vill.shiiba.miyazaki.jp/cms/index.php?itemid=784
を見てください。

九州古代種子研究会第4回大会
日時:平成19年9月23日(日) 9:30〜15:30
会場:椎葉村開発センター1階講堂

遺構・遺物からみたワラビの利用
  パレオ・ラボ考古分析支援部部長 佐々木由香
縄文時代遺跡出土炭化球根類をめぐる諸問題
  長野県企画局主査 中沢道彦
圧痕資料からみた九州縄文後・晩期のマメ栽培
  熊本大学文学部准教授 小畑弘己
  熊本大学文学研究科修士課程 仙波靖子
  パレオ・ラボ 佐々木由香
山梨県におけるレプリカ法による植物圧痕の事例
  山梨県立博物館学芸課長 中山誠二
古民族植物学、技術、環境からみた沿海州における農耕の発達
  ロシア科学アカデミー極東支部研究員 L.セルグシェーワ
  ロシア科学アカデミー極東支部生態学研究室長 Yu.ヴォストレツォフ
モンゴルアウラガ遺跡出土の植物遺存体
  熊本大学 仙波靖子・小畑弘己
アイヌの農耕
  北海道開拓記念館学芸課長 山田悟郎

特別展  先史時代農耕と九州山地の焼畑 関連行事
「極東アジアの先史農耕と椎葉の焼畑−焼畑農耕の過去、現在そして未来−」
平成19年9月22日(土) 9:30〜15:00
椎葉村開発センター1階講堂

東アジアの先史農耕
  熊本大学文学部教授 甲本 眞之
韓国先史時代の農耕
  大韓民国円光大学校人文大学考古美術史学科教授 安 承模
縄文時代農農耕〜焼畑農耕の可能性〜
  福岡市教育委員会文化財専門調査員 山崎 純男
椎葉の焼畑文化
  宮崎公立大学教授 永松 敦
韓国の焼畑文化
  大韓民国国立民俗博物館学芸研究士 鄭 然鶴
東南アジアの現在の焼畑農耕
  熊本大学文学部准教授 横山 智

椎葉民俗芸能博物館
Tel:0982−68−7033
Fax:0982−68−7031
Mail:shi-ed78@m-link.jp