2008年10月

2008年10月30日

マイクロソフトが新OS「ウィンドウズ7」を公表


 クラウド版ウインドウズ「Windows Azure」を発表に続いて、やはり新OS「ウィンドウズ7」を公表した。まだ新OS「ウィンドウズ7」の仕様の詳細は不明だが、クラウドコンピューティング環境を実現する「Windows Azure」との強い親和性をもつだろうことは容易に想像できる。

 手元の個々のパソコンにOSとアプリケーションを供給するマイクロソフトのビジネスモデルは崩壊しつつあるといわれるが、前回も書いたように、手元パソコン上で稼働するOSとアプリケーションをもっていることを強みにできるかも知れない。OSとアプリケーションを供給する方法が崩壊しつつあるだけで、OSとアプリケーション自体を供給しているのはいぜんとしてマイクロソフトだからだ。

 その強みを現実化するには、偏に「Windows Azure」と「ウィンドウズ7」との親和性がどれだけユーザー・オリエンテッドであり、それによってどのようなネットワーク・サービスを実現するかにかかっている。

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2008年10月29日

敵の敵は味方...グーグルとアップル


 グーグルは別に自分のところに誰がやってきても大歓迎。だからアップルのiPhone上で自社サービスが稼働するようにした。といいつつ、自社携帯OS「アンドロイド」を公開し、着々と自前に海=市場も形成しつつある。

 敵の敵は味方。そして残念なのは、我が国では、それを指をくわえて見ている。ガソリン垂れ流しの自動車産業は崩壊しつつあるが、インターネット分野では米国は革新を続けている。

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2008年10月28日

クラウド状況下でのマイクロソフトの可能性について


 先日、テレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトで、クラウドコンピューティングの典型例として、セールスフォース・ドットコムが紹介されていた。同社のサービスは2000年初頭に調査したことがある。統合的な営業支援の仕組みをASP(当時はこの用語が主流だった)として提供する。日本でもユーザーを増やしているという。

 クラウドコンピューティング。本ニュースにもあるように、手元のPCではソフトウェアも稼働せず、データも全てサーバー内に収納され、処理される。となると、マイクロソフトは困った。彼らのビジネスモデルはOSは勿論、手元のPCで個別に稼働するソフトウェアを提供するもの。そのモデルが覆される可能性が出てきたわけだ。

 そして今回の発表。同社はサーバー・システムも提供していたが、今回、クラウドコンピューティングと銘打った以上は、ネットワーク全般のサポート面で更なる進化を遂げたのだろう。果たして同社のモデルは現下、通用しないのか。手元のPCで個別に稼働するソフトウェアを持っているのを強みにすれば良いと考える。そのあたりに同社の次の一手のヒントがあるように思える。

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2008年10月27日

何のために「人物検索サイト」を利用するのか


 特定の「人物」を検索するサービス。このニュースによると、「ソーシャルネットワーキングサービスのプロフィール欄やブログの書き込み、記事などの情報ソースから収集し、リンク先や画像、動画、電子メールアドレス、電話番号などを提供する」とある。最近のひとつの傾向であるサイト間連携サービスの一種。

 さて、公開を承諾した個人情報が検索できるわけだが、どんな時に利用するのだろうか。長年、会っていない友人を捜す。初恋の人を捜す。ビジネスでは....。検索する側の意図はあまり鮮明には浮かんでこない。それよりも、「検索されたい」人が、このサービスのある種の期待をもっているのではなたいだろうか。

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2008年10月25日

経済変調下でも絶好調のアップル


 アップルは「勝ち組」?! 別に彼らは金融工学を駆使して儲けたのではない。新しい携帯電話でのビジネスモデルの提案、最強のWindowsマシンともなったMac、それらを統合するネットサービス。営々として自らの市場の「海」を作ってきた。

 麻生さんは全治3年といっているが、これから当面の間は、経済変調が続くだろう。不要不急のものは買わない。そんな消費者心理も蔓延するに違いない。そんな中、暗い気持ちになっても、だからこそ、少しのワクワク感は大切。アップルは、ワクワク感を継続して提供してくれれば、これからも強いと思う。

archinet_japan at 13:38|PermalinkTrackBack(0) IT関連 

2008年10月24日

隈研吾氏による中央区のティファニー本店のリニューアル


 ティファニーも、これから消費が冷えそうだとのタイミングでリニューアルオープンするとは思っていなかったに違いない。急激に進む円高。輸出企業には大ダメージだが、輸入品を手にしようとするとメリット大。さて、価格にはいつ頃、反映されるのだろうか。

 クリスマスにはティファニーを...という立場ではない編集部員的には、なかなか行く機会もないが、さて、隈研吾氏がどんな手腕を発揮したのか。それだけでも見てこようと思う。玄関前に立っている黒服の男性が入れてくれるか心配だが。

archinet_japan at 15:26|PermalinkTrackBack(0) 建築 

2008年10月23日

デジタルコンテンツエキスポ2008が開幕



 世界的な経済変調下、それをブレークスルーするひとつの希望はデジタルコンテンツかもしれない.....。そんな中、デジタルコンテンツエキスポ2008が26日(日)までの予定で日本科学未来館、東京国際交流館で開催された。注目は3次元関連。3D映像・3D関連技術が注目を浴びている今、3Dにかかわる分野・業種(メーカー・システムインテグレーター、映像プロダクション、ゲームメーカー、放送局、映画興行者、コンテンツクリエイターなど)が結集する。

 3次元関連技術については、CPUの高速化を背景にソフトウェアも高度化しており、それによって作成された3Dコンテンツを表示するディスプレイも進化している。医療分野など「見えない部位」を見えるようにする試みなど、その応用分野は多紀に渡っている。

デジタルコンテンツエキスポ2008

archinet_japan at 12:05|PermalinkTrackBack(0) 最新技術動向 

2008年10月22日

ザハ・ハディッド作の ザハ・ハディッド作のシャネルの「モバイルアート」東京・代々木からNYへ


 東京の代々木で見たシャネルの「モバイルアート」はニューヨークに出現した。

 ザハ・ハディッド。1950年生まれのイラク・バグダッド出身の女性建築家。ベイルートのアメリカン・ユニバーシティで数学を学んだ後に、ロンドンのAAスクール(Architectural Association School of Architecture)で建築を学ぶ。
 卒業後は、オランダ人建築家のレム・コールハースの元で働き、自らの事務所を1979年に開設、その以降はロンドンを拠点に活動している。

 彼女は脱構築主義者の提唱者として知られる。特にユニークなドローイングは有名で、1988年、ニューヨーク近代美術館主催の「脱構築主義者建築展」などで広く知られるようになったが、余りにも不可思議な構想のため建築物として実際に実現したものはなかった。活躍したが、独立後から十数年もの間、実現した建築はほとんどなかった

 1983年には、香港のビクトリア・ピーク山上の「ピーク・クラブ」設計案をコンペで提示、審査委員の一人だった磯崎新の評価を得たが、これも実現しなかった。その後はいくつかの作品を実現させ、2012年に開催予定のロンドンオリンピックの会場のひとつとなる水泳センター(Aquatics Centre)も建設予定。2004年、女性として初のプリツカー賞を受賞。

archinet_japan at 14:08|PermalinkTrackBack(0) 建築 

2008年10月21日

勝ち馬のグーグルCEOがほぼ勝ち馬のオバマに乗ると落馬するかも


 オバマ支持は個人的なものであり、グーグル自体は中立だという。優等生的、というか、そうとしかいえない。忘れてはいけないこともある。中国におけるグーグルの姿勢だ。中国語で検索できないので、実際に、直接、確認したことはないが、「天安門」で検索しても、あの有名な戦車の前に立ちはだかった男性の写真は出てこないといわれている。

 検索のロジックはブラックボックス。ロジックを決定するのは人間。そんなことをいってもグーグルは使うし、何ができるわけでもないが、ロジックを決定する人間は必ずある種の恣意をもっている。中立だというのは少し違う。まさか、オバマを支持したからといって、マケイン関連の検索に恣意は入っていないだろうけれど....。

archinet_japan at 20:27|PermalinkTrackBack(0) 社会・国際情勢 

2008年10月20日

村上春樹氏のノーベル文学賞はちょっと違うと思っていたが



 最近、村上春樹氏は静かだ。新著を用意してくれているのだろうか。彼はマラソンを始め、身体を鍛えたり、オウム事件を題材にした著書を書くなど、その関心が、かつての内閉的なものから変化した。

 海外で暮らしているとも聞く。さて、今は、何に関心を持ち、それをどのように表現してくれるのだろうか。

 アスミック・エース エンタテインメントとフジテレビジョンは、作家村上春樹氏より小説「ノルウェイの森」の映画化許諾を受け、映画「ノルウェイの森」を共同製作する準備に入ったとのことだ。

スクリーンの向こうへ・小説「ノルウェイの森」の映画化決定

archinet_japan at 11:01|PermalinkTrackBack(0) 文学 

2008年10月18日

「ラップドレス」をデザインしたのがダイアン


 ダイアン・フォン・ファステンバーグといえば1972年に発売されてブームとなった「ラップドレス」。布を体に巻き付けて結ぶだけというのに、機能性とセクシーさを兼ね備えた服づくりでニューヨークの女性たちにも支持された。

 2006年からは「アメリカファッションデザイナーズ協議会」の会長に就任、ビジネスだけでなく、環境問題に取り組んだり、社会問題ともなったモデルのやせすぎ防止の指針づくりをするなど社会貢献も行っている。消費マインドの冷え込みの中で、さて東京の女性たちはどんな反応を示すのか。

archinet_japan at 19:19|PermalinkTrackBack(1) ファッション 

2008年10月17日

インターネット検索が脳を活性化させるのは当たり前では


 このニュース中にあるコメント。「ネット検索のように単純で日常的な行為が中高年の脳活動を向上させるということは、われわれの脳は年老いても学習し続ける能力があるということだ」。その前段に少し異論あり。

 「ネット検索のように単純で...」という部分だ。この研究者もわかっているはずだが、インターネット検索は、それほど「単純」な行為ではない。検索キーワードをどのように設定するか。一次的な検索結果を元に、目的の結果に至る過程で、更に工夫も必要だ。それは日常的に「検索」していれば実感できる。それで果たして自身の脳が活性化されているのかはわからないが、「頭をかなり使っている」ことだけでは確かだ。

archinet_japan at 18:45|PermalinkTrackBack(0) ファッション 

2008年10月16日

100クリックで25ドルの広告出稿


 少額から可能とのことで読み進むと、やはり1クリッごとに課金される。ただ100クリックすると25ドルの上限でサービスがとまるのだと考えられる。ある広告代理店の打ち合わせ時に聞いたが、サプリメントや化粧品などは、すでにその売上の4割程度がアフェリエイト経由だとのこと。一人ずつのアフェリエイターの利益は少なくとも、チリも積もればという状況となっている。

 ネット広告は手段として避けて通れないが、実際に成果を上げようとするとなかなか難しい。他のプロモーションとのメディアミックス、アクセス時のコンテンツの充実、確保した顧客候補への継続的なサポートなど複合的な要素が必要だからだ。

 一方でこのニュースにあるような手法は、インディーズ系などの小規模組織だけでなくとも利用価値はあるかもしれない。予算の効率化だけでなく、プロモーション自体の小分け、繰り返し、短期での効果測定などを利するかもしれない。

archinet_japan at 10:44|PermalinkTrackBack(0) IT関連 

2008年10月15日

価格も手軽となったアップルの新製品



 この種のアップルの情報は噂がさまざまあっても発表されるまでわからない。それでも、今から考えると、これが予兆かなとの動きはあった。ここ二週間ほど、いくつかの家電量販店でアップルPCの実勢価格が下がっていたのだ。消費低迷への危惧を先取りしてキャンペーンしているのかと思ったのだが....。

 本欄でも何度か書いたが、アップルPCはインテルチップ採用で最強のWindows(互換)マシンとなった。WindowsではMacは使えない。iPhoneのユーザー・インターフェイスを見ると、そこでの技術は遠からずPCへも応用されるのではないか。

 今回の目玉がマルチタッチトラックパッド。iPhoneのようなマルチタッチが実現。なめらかで大きなガラス製トラックパッドは、思いのままに指を動かせるゆとりのスペース。マルチタッチジェスチャーで、より多くの機能を指先で操作できるようになった。トラックパッド全体がボタンとしても機能するので、どこをクリックしても快適な操作を楽しめる。

Apple Store(Japan)

archinet_japan at 07:00|PermalinkTrackBack(0) IT関連 

2008年10月14日

ウィリアム・クラクストンの写真からはジャズが聴こえてくる



 今ではもう買うこともなくなったし、貴重品ともなったアナログのLPレコード。ジャズを好きになった理由の一つは、そのジャケットの格好良さだった。1950年代、NYのジャズとは一線を画したウェストコースト・ジャズ。その時代に活躍した多くのミュージシャンの写真を撮っている。

 中でも大好きなチェット・ベイカー。チェット・ベイカーは美しかった。カメラマンの友人に聞いたことがあるが、ウィリアム・クラクストンは当時、4×5のスピードフォトグラファー(報道用カメラ)で撮影することが多かったという。

 彼のカメラはジャズを聴いていた。だから写真を見るものにも、それが聴こえてくる。親交があったデニス・ホッパーも「ジャズクラブに行くより彼の写真を見ている方が興奮した」と語っている。文末の彼のサイトにもアクセスして欲しい。とにかく格好いいし、彼の写真も観られる。

「JazzSeen」

 チェット・ベイカー、アート・ペッパー、ソニー・ロリンズ、そしてスティーブ・マックイーンにマレーネ・ディートリヒまで。音楽を愛し、写真を愛したウイリアム・クラクストンは、彼だからこそ撮りえた親密な写真の数々で、僕らを虜にした。

 デニス・ホッパー、ディヴィッド・ベイリー、ヴィダル・サッスーンらの貴重な証言や、ヘルムート・ニュートンとのリラックスした対談、妻にしてトップモデルだったペギー・モフィットとのなれそめまで。レコードジャケットをアートにした伝説的フォトグラファー、ウィリアム・クラクストンの半生を描いたドキュメンタリー。

ウィリアム・クラクストン公式サイト(英文)

archinet_japan at 14:05|PermalinkTrackBack(0) 音楽 

2008年10月13日

建築の3D表現の現在がよくわかる


 今、何故、米IBMが紫禁城を3D表現したのかは本ニュースではわからないが、建築における現在の3D表現の水準はよく理解できる。3年間かけたというだけに優れた作品に仕上がっている。

 3D表現は、このように過去の建築物の再現に援用することで、その建築構造、デザイン性などを深く知る契機となる。一方で、そのためには条件もある。果たして建築的に3D表現したかだ。どんなソフトウェアを使用したのかにも興味がある。探索してみようと思う。

archinet_japan at 18:32|PermalinkTrackBack(0) 建築 

2008年10月11日

物理的に「押し込む」感覚が体感できるタッチスクリーン


 欧米ではビジネス仕様のスマートフォンといえばブラックベリーが圧倒的なシェアを誇っている。iPhoneのような遊び心は不要だかららしい。そのブラックベリーにタッチスクリーン仕様の新製品が登場。

 それよりも、物理的に「押し込む」感覚が体感できることの方に興味がある。入力、操作のインターフェイスとして、この試みは果たして受け入れられるのだろうか。そして新たな入力、操作のインターフェイスへの端緒となるのだろうか。

archinet_japan at 16:11|PermalinkTrackBack(0) 最新技術動向 

2008年10月10日

音楽を無制限に無料でダウンロードできるとしても


 果たしてアップルに対抗できるのか。問題は音源=コンテンツの充実度合いだろう。本ニュースで関連情報として紹介されているソニー・エリクソンのサービスは、保存楽曲数が300曲に限られているとのこと。ノキアの方は、その楽曲数が明記されていないので判断は難しい。

 一方で、こんなことがいえるだろう。携帯キャリアや携帯ハート・ソフトメーカーにとっても、携帯市場が飽和しつつある現在、次の収益源はコンテンツに移りつつあると。その意味でもアップルが成立させた市場の意味は大きかった。

archinet_japan at 17:03|PermalinkTrackBack(0) IT関連 

2008年10月09日

「出した後で後悔」を防ぐ新メールサービスは出さないようにするもの


 確かにメール送信した後に、送らなければと思ったことは何度もある。ところで「送信」を一度、押してしまえば、それは取り返せないのは理論的にはもうわかっている。それなのに「出した後で後悔」を防ぐとは.....。

 よく読むとわかった。要は、出さないようにさせる面倒な?!仕組みを提供するもの。これでは余り意味はないのではと思ってしまうが、それとは別に、その時の精神状態を客観的に理解するためにはよいのかも。それにしても次々と色々なことを考えてくれる。

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2008年10月08日

国内上映が待たれる「CHE」



 キューバ革命の英雄チェ・ゲバラの半生を描いた大作「CHE」(原題)は第61回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門で公式上映された。

 本作はキューバ革命時のゲバラの闘争を描く前編と、ゲバラがニューヨークの国連総会でキューバ主席として演説したところから描かれていく後編の二部構成からなる4時間28分の超大作。

 上映に先立って行われたセレモニーには、本作の主演、プロデューサーを兼ねるベニチオ・デル・トロ、「トラフィック」でデル・トロとコンビを組みオスカーを獲得したスティーブン・ソダーバーグ監督がレッドカーペットに登場。

「ベニチオ・デル・トロ・コメント」

Q:チェを演じたことについて

A:実は、元々チェ・ゲバラに対して強いイメージを持っていたわけではなかったのです。ただ、本屋で見た彼の笑顔の写真を見て以来、チェに惹かれるようになっていきました。チェを演じるに当たって私は、金のグローブをはめるように彼のことを丁寧に演じました。

スクリーンの向こうへ「CHE・レッドカーペット・記者会見」

archinet_japan at 12:13|PermalinkTrackBack(0) スクリーンの向こうへ