2011年11月

2011年11月09日

書店の生き残り策は有効か


 我が国でも連日、アマゾンと出版社が交渉を続けていると一般紙さえもが報じている。電子コンテンツの制作までアマゾンが行うと、売価の55%を要求しているとの記事もあった。この料率は、これまで出版業界の常識からは考えられない程、高めの設定だ。

 すでにアマゾンでは、ハードカバーの50%以上が電子書籍化され、流通しているという。紙のメディアはなくならないとは思う。それでもこの数値は衝撃的だ。我が国には日販、東販、日教販、大阪屋などの書籍の流通会社がある。可能性として、流通組織の半数以上が電子書籍化されると、現在の流通インフラは持たないだろう。彼らがどれほどまで戦々恐々としているのは想像に難くない。

 それと共に、流通の末端にいる書店の生き残り策も難しい。そんな状況だからこそ、大型店舗化で切り拭けようとするところ。たとえ規模は小さくとも、独自の品揃えをアピールするところ。米国では、バーンズ&ノーブルが果敢に打って出た。その施策の有効性は.。追って見てみたい。

archinet_japan at 19:12|PermalinkTrackBack(0) 文学 

2011年11月08日

大きな経済事件に発展する可能性大


 これは大きな経済事件となる可能性が大きい。すでに複数の週刊誌上では、オリンパスの不明朗な財務処理が以前から噂されており、それがようやく表に現れたとの論調が見られる。何か感づいていたのなら報道して欲しかったが、確証が得られなかったのだろうか。それにして巨額な損失を企業買収として手法を用いて隠蔽する。どのような方法で行われたのかの解明が待たれる。

 この事件でひとつ腑に落ちないことがある。それは解任された前社長のことだ。何故、外国人を登用したのか。彼らはコンプライアンス意識が高く、長年に渡る不明朗な財務処理を暴かれるとは思わなかったのだろうか。今回、問題となっている企業買収のコンサル会社はケイマン諸島などのタックスヘブンに登記されており、巨額なコンサル料が支払われると、すぐに閉鎖されたという。その金銭は国内に還流もしたのかも知れない。すでに前社長はFBIなどへも協力している。国内だけではなく、国際的な経済事件に発展するかも知れない。

archinet_japan at 13:54|PermalinkTrackBack(0) 社会・国際情勢 

2011年11月07日

米グーグル会長の危惧(認識)は的確だ


 エリック・シュミット会長が米議会に言いたかったのは、米調査会社コムスコアによると、グーグルの米検索市場シェアは65.3%だが、『(アップルのように)グーグルには多くの強力な競争相手がいる。ゆえに、グーグルが検索において何かしら『支配的』だと推察することは誤りだ』ということだろう。その主張をより具体的に強化するために、更に『「iPhone 4S」に搭載された音声アシスタント「Siri(シリ)」について、グーグルの検索エンジンに対する真っ向からの挑戦だ』との考えを示したと思われる。

 一見すると、自己弁護のための発言だが、アップルの「Siri(シリ)」に脅威を感じているとの率直な表明でもある。それは『フェイスブックのようなSNSやツイッターのユーザーは、ソーシャルネットワークを活用して、疑問への答えを見つけ出すことができる』とも関連している。

 グーグルの検索は、ネット上のありとあらゆるディジタル情報を検索対象として、優れた検索アルゴリズムをもつシステムが、それこそ機械的、無機的に検索してくる。一方で、ソーシャルネットワークでは人々が介在し、「疑問への答えを見つけ出すことができる」。

 この「疑問への答えを見つけ出すことができる」がキーワードだ。この「疑問への答え」とは素早く、的確だが、無機的でもある検索によってではなく、多様な手法でもたらされることに人々は気がついている。「Siri(シリ)」は、この「疑問への答え」を人々を導く、ひとつの方向性を示している。エリック・シュミット会長は、それに気がついている。

archinet_japan at 14:47|PermalinkTrackBack(0) IT関連 

2011年11月05日

このSiriこそがジョブスが残した最大の遺産


 11月7日の『iPhoneの「Siri」はグーグル検索への挑戦、シュミット会長」というニュースを読んでいて、この「10月14日 13:51 発信地:サンフランシスコ/米国』を見つけた。ちなみに、この発信時刻にはジョブスの死はまだ明らかではなかったと思う。

 筆者はiPhone 4Sの予約を済ませ、手元にいつ来るのか待っている。一番、興味を持っているのが「Siri」だ。日本語対応はまだとのことで、どこまでその仕組を体感できるのかわからないのだが。インテリジェント・パーソナルアシスタント。もしも、本当に、『シリに愛を告白すれば、「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ(愛さえあればそれでいい)、あとiPhoneね」と返答することもある。』とすると、これは、スタンダードとなりつつある、手の動きを踏襲しているユーザー・インターフェイス以上に画期的な仕組みだ。

 単なる音声認識技術の向上というだけでなく、人工知能的な機能を果たし、ユーザーの質問をまるで先回りするかのようだ。これは単なる「検索」という一種、素早く的確だが、どこか無機的な機能ではなく、曖昧さも含む人間的な機能だ。そして、これこそがジョブスがアップルと我々に残した最大の遺産だ。

 

archinet_japan at 14:28|PermalinkTrackBack(0) IT関連 

2011年11月04日

少し様子を見てみよう


 グーグルの検索アルゴリズムを理解できるほどのスキルを持ちあわせてはいないが、それでも日々、利用しているので、今回の変更の有り様に気がつくかも知れない。検索対象の情報の「新しさ」と「適格性」との関係は実は難しい。この関係まで新しいアルゴリズムは認識するのか。そこまではやって欲しくないような気もする。

 さて、自社サイトに人々を数多く誘導したい企業は、グーグルの検索結果の上位に来るようにさまざまな方策をとっている(そうだ)。今回のアルゴリズム変更で、そちらの方に何が起こるのかに興味がある。それら方策の支援をしている企業も対応を求められるだろう。

archinet_japan at 21:07|Permalink IT関連 

2011年11月02日

施工現場の自動化への試み


 建築設計など前工程の作業は概ね、電子化されたが、建築現場はといえばいぜんとしてマニュファクチャーである。壁の面積をセンシングして、塗装するロボットなどは実用化されているが、今回のロボットは更なる期待も抱かせる。

 ただこのスケール感からすると、施工への貢献というよりも、検査などへの援用が現実的かも知れない。また、ヤモリの足裏の毛を模したマッシュルーム型の高分子マイクロファイバーでキャタピラを覆っているのもあまり意味はなさそうだ。開発者はどうしてもヤモリに擬したかったのだろうか。

archinet_japan at 21:38|PermalinkTrackBack(0) 建築 

2011年11月01日

友人に裏切られたといったカダフィの認識は正しい


 権力は腐敗する。王政打倒時には若々しく、国民にある種の希望を与えたカダフィも同様だった。いまだに生き残っている独裁者は、かつてのチャウシェスクや今回のカダフィの最後を見て、戦々恐々としているだろう。

 カダフィは、この記事によると、サルコジなど西欧諸国の指導者を最後まで友人だと思っていたそうだ。きっと直接、携帯にでも電話して交渉したのかもしれない。すでに言い尽くされたが、自国の国益にメリットがあれば、たとえ独裁的な政権であろうと、西欧諸国は、友人を装った。そしてアラブの春の胎動は、そのダブルスタンダードと欺瞞も打った。

 パレスチナの国連加盟は宙に浮いたままだが、ユネスコへの加盟は実現したようだ。米国は棄権、フランスは賛成したそうだ。それぞれがパレスチナへの踏み絵を踏み始めている。

archinet_japan at 23:31|PermalinkTrackBack(0) 社会・国際情勢