2012年02月21日

スコセッシの新境地なのか


 彼の描く暴力的なシーンはあまり好きではないが、リアルな人物造形にはいつも感嘆していた。また我町として、隅々まで知っているような感覚のニューヨークの描写も好きだ。今回は、報道によると、3D作品であり、パーソナルな映画とのこと。ディパーテッドなどにも触れ、「行き着くところまで行ったので」と語った。

 といっても彼には「タクシードライバー」のような暴力を内包した作品の系譜とは異なる「アリスの恋」のような作品もあるし、「ラスト・ワルツ」「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」のような音楽を題材とした作品も多い。とすると、「行き着くところまで行ったので」はリップサービスであり、そのため簡単に新境地などとはいえないほど、かなり複雑な人物のはずだ。

archinet_japan at 23:08│TrackBack(0) スクリーンの向こうへ 

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