遅きに失したのか2020年の壁を破れるか

2012年02月27日

グーグルの野心と利便性の間に横たわる闇


 あらゆる情報はデジタル化される。ネットワーク上を流通する情報の全てを対象に何らかの関与をする。それがグーグルの野心だろう。ユーザーはそれを薄々、感じながら、その利便性の恩恵を受けている。ここ一連の動きでプライバシーの扱いへの考え方をグーグルが公開したのは評価できる。勿論、そのグーグルの考え方には賛否があり、いぜんとして議論は続いている。

 今回のニュースにあるのは、グーグルが公開性の原則に反してアップルのMacやiPhoneなどで使われているウェブブラウザー「Safari」のトラッキング拒否機能を回避していたことだ。勿論、理論的にはあらゆるデバイスが繋がっているインターネットでは、あるサイトにアクセスしただけで、こちら側のIPアドレスは基本的には知られてしまう。問題は、今回、グーグルが「こそこそ」とやってしまったこととプライバシーの保護対策において「副作用」として生じたと少しばかり苦しい弁解をしたことだ。グーグルの野心とユーザーの利便性の間で、情報の公開性と共有を前提に、プライバシーの扱いへの合意点を見つけるべきだろう。

archinet_japan at 20:09│TrackBack(0) 最新技術動向 

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