文学

2014年02月24日

アンネは「普遍」と共に、普通も体現したからこそ、今も生き続けている

 誰がやったにしろ、ひどい話だ。本は図書館内で傷つけたようだから、容疑者が特定されるのも近いかもしれないし、その後、その人物を巡る報道も喧しくなるだろう。

 だから、過剰となるかもしれない騒がしさの前に、誤解を恐れずにいうと……続きを読む

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2014年02月17日

「信仰も化学も同じやうになる」地平とは

 
 宗教はもっていない。世界には、神も仏もないと、まだ気張っているし、魂もないから、逝けば逝ったきりだと思っている。昨年、身近に、生き死にの大病があったけれど、残り時間が少ないぞと思い知らされたくらいで、だからといって、急に、特別に、しゃかりきに、頑張ってもいない。

 そんなものなので、政教分離だとしている米国で、大統領就任宣誓の際に聖書に手を当てるのも理解できないし、出自がほぼ同じで、聖人さえも共有しているのに、あまりにもの近親憎悪で、殺し合いをしているユダヤ、キリスト、イスラムもわからない。

 だから….続きを読む

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2012年10月11日

莫言は赤い高粱の作者として知っていた



 映画化された赤い高粱の作者がノーベル文学賞を受賞した。またも村上春樹は駄目だったとメディアが喧伝しているが、彼はノーベル賞については無冠の方がよいかもしれない。それよりも、今、何故も莫言なのか。ノーベル賞は政治的な立場とは関係ないとしているが、やはり対中国なのだという姿勢表明だと思える。

 反日機運の盛り上がりの中で、書店店頭からは、日本関連の書籍の多くが姿を消した。当局からの無言の圧力が強かったための書店側の自主規制なのか、それとも、より直接的に当局が動いたのか。いずれにしろ、彼の著作には、今の中国ではなかなか認められにくい性的表現もあるという。映画の「赤い高粱」でも際どい場面もあった。ノーベル平和賞、そして文学賞。中国の権力中枢にとっては面倒な事態だ。彼の本もまた店頭から姿を消すのか。世界は注視しているはずだ。

 

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2012年03月16日

まだ吉本さんの言葉を聞きたかった


 今は感謝の気持ちだけだ。自分の外部からくる考えを崇めてはいけない。今、現前にあるものを見ると共に、その構造を捉えよ。対象との関係性の中に「ほんとう」があり、それを突き詰める際には、自己は非知に着地するのがよいと教えられた。

 10年ほど前に、ある出版社の編集長と共に、出版の企画を持って自宅を訪ねた。よく知られているが、まずは猫が出迎えてくれた。そして、我々のような、見ようによっては変なファンも多数、来訪するからだろうか、漫画家のお姉さんがいとも自然体風で取り次いでくれた。

 事前に資料は送っておいたのだが、それにしても初対面。玄関先で約1時間も立ち話をしてくれた。その際の吉本氏の見解は、「私の話を聞くのではなく、もう少し先まで自分で行けるはずだ」とのことだった。優れて良い読者ではなかったし、すべての著作に触れてはいないが、これからの時間、もう一度、著作を読み込んでみよう。これから何が起こり、それは何を意味するのかを、自分で結論するために。

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2011年11月09日

書店の生き残り策は有効か


 我が国でも連日、アマゾンと出版社が交渉を続けていると一般紙さえもが報じている。電子コンテンツの制作までアマゾンが行うと、売価の55%を要求しているとの記事もあった。この料率は、これまで出版業界の常識からは考えられない程、高めの設定だ。

 すでにアマゾンでは、ハードカバーの50%以上が電子書籍化され、流通しているという。紙のメディアはなくならないとは思う。それでもこの数値は衝撃的だ。我が国には日販、東販、日教販、大阪屋などの書籍の流通会社がある。可能性として、流通組織の半数以上が電子書籍化されると、現在の流通インフラは持たないだろう。彼らがどれほどまで戦々恐々としているのは想像に難くない。

 それと共に、流通の末端にいる書店の生き残り策も難しい。そんな状況だからこそ、大型店舗化で切り拭けようとするところ。たとえ規模は小さくとも、独自の品揃えをアピールするところ。米国では、バーンズ&ノーブルが果敢に打って出た。その施策の有効性は.。追って見てみたい。

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2009年07月02日

「ライ麦畑でつかまえて」の続編?!


 J・D・サリンジャーはまだ生きている。90歳だという。そして、主人公ホールデン・コールフィールドは76歳になった。「ライ麦畑でつかまえて」の続編を書いた(という)このスウェーデンのFredrik Coltingとは何者だろうか、Googleで検索すると、アマゾンで著書が見つかるが知らなかった。

 それよりも、まだ生きているサリンジャー自身が、このFredrik Coltingという人物と出版社を相手に著作権侵害であると提訴し、出版差し止めを求めたという。読んでみたい気もするが、ホールデン・コールフィールドは永遠に歳をとらないで欲しいのも本音だ。

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2008年10月20日

村上春樹氏のノーベル文学賞はちょっと違うと思っていたが



 最近、村上春樹氏は静かだ。新著を用意してくれているのだろうか。彼はマラソンを始め、身体を鍛えたり、オウム事件を題材にした著書を書くなど、その関心が、かつての内閉的なものから変化した。

 海外で暮らしているとも聞く。さて、今は、何に関心を持ち、それをどのように表現してくれるのだろうか。

 アスミック・エース エンタテインメントとフジテレビジョンは、作家村上春樹氏より小説「ノルウェイの森」の映画化許諾を受け、映画「ノルウェイの森」を共同製作する準備に入ったとのことだ。

スクリーンの向こうへ・小説「ノルウェイの森」の映画化決定

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