2012年12月03日

【最終回】 さよなら、僕らのHeros & Villains

〜 2012年11月30日、ヒーロと悪人たちとの英雄的な最終決戦を最後に、ヒーローたちのサーバは永久にシャットダウンしました。
ヒーローと悪人たちは最後の時、ヒーローの街の空へと飛び立ちました。
しかし、このゲームとコミュニティーは永久に私たちの記憶と心に残ることでしょう。
私たちは、ファンみなさんの幾年もの支援に心から感謝します。
私たちはあなたなしでこんな遠くまで来ることができなかったに違いありません。
重ねてありがとう、そして、自由に羽ばたいてください  〜


NC-Soft City of Heroes City of Vilalins


2012年11月30日。
City of Heros & City of Villainsは、そのサービスを終了しました。

2004年のサービスインからおよそ8年間。わずか半年で終わってしまうオンラインゲームがある中で、これほどまでに長くファンに愛されたMMOも珍しいのではないでしょうか。
私もサービス初期から5年あまり、仕事が忙しくなりMMO自体プレイすることができなくなるまで、一人のヒーロー、ヴィランとしてゲームの世界にどっぷりとはまっていました。

そこはハチャメチャだけど、素晴らしく作りこまれた胸踊るアメコミの世界でした。
高額な課金アイテムや異常に時間が掛かるレベル上げ、ニュービーお断り・装備が揃っていないプレイヤーお断りといった縛りのない、誰でも、どこからでも楽しめる楽園だったのです。
その町では新たに降り立った新人ヒーローでも、ベテランヒーローの力を借りて恐るべき敵の大首領と戦うことさえできたました。
そして時には仲間とともに数百もの敵を蹴散らし、時には街を襲う超巨大ロボットや異星人の空中母艦に立ち向かう、男の子が誰でも夢見た世界がそこにはあったのです。

City of Herosの世界には、あらゆるMMOにありがちな、武器や装備が全くありませんでした。
代わりに、どんなコスチュームのヒーロでも作れる自由がありました。
自分だけの最強ヒーロー&ヒロインがそれぞれの特殊能力を使って巨大な悪と戦う姿こそが、このゲームの一番の魅力だったのです。

私はこのゲームで始めて長く一緒に遊んだ仲間を持つことができました。
Paragon Cityで知り合った友人たちとは、その後も幾つものゲームでお会いしました。
誰一人としてリアルでお会いしたことはありませんが、仮想世界の中で一緒に多くの時間を過ごした本当に素晴らしい仲間です。

さよなら、Pragon City、さよなら、Heros & Villains
又どこかでお会いする日まで。 Nice Costume!


【本サイトはゲームの終了でその役割を終えたので、これをもって閉鎖させて頂きます。長いあいだのご支援、誠にありがとうございました】  
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2011年05月30日

MMOがiPad/iPhoenにやってきた。World of Warcraftに激似!? ”Order & Chaos”

最近もっぱら手放せないガジェットがPad。
初代は勿論、iPad2も当然発売日に購入という豪快な大人買いの一品です。

一応仕事で使っているのですが、やはりそうなるとこれでMMOができたらなーと思うのは当然の成り行き。

過去色々なメーカーがチャレンジしたようですが、どれも全くお話にならないレベルで、やはりiPadでは難しいのかなあ、と思った矢先、あのゲームロフトがやってくれました。

ゲームロフトといえば”どこかで見たことのあるゲーム”を臆面も無くパクリまくり、しかし安く、結構いいクオリティで量産するというゲームメーカー。
中国顔負けの超パクリ戦略で忽ちのうちにiOSマーケットNO1ゲームメーカーに上り詰めたという武勇伝を誇っている実はフランスの企業です。


そのゲームロフトがパクるとすれば当然世界NO1のあのMMO。
そうです、World of Warcraft(WoW)そっくりのMMOを、しかもiPad&iPhone向けに出してきましたよ。
しかも完全日本語ローカライズ版。WoWは日本語版がありませんから、それだけでも嬉しい人も多いのでは。

携帯向けのMMOをなんてどうせ手抜きだろと思ったら大間違い。そのへんの韓国クリックゲーより遙かに高い完成度で、PVEだけでなくPVPもあり、生産やボス戦、それにギルドもあります。
そしてなんといっても目玉は膨大な量のクエスト。WOWといったらその特徴は質量ともに充実したクエスト群ですから、その力の入れようから、ロフトのパクリの真剣度合いがわかるというものです。(笑)

勿論装備もちゃんとグラフィックに反映されますし、グラの品質もなかなかのものです。
操作もタッチパネルに最適化されてて、軽快そのもの。
鯖も最近ちょっと重くなってきましたが、まあ許せる範囲かなあと。


残念ながらチーム向けコンテンツはちょっと貧弱で、もっぱらソロがメインになりがちなのですが、次のアップデートではダンジョンなど多人数向けコンテンツも実装されるようですよ。

しかも注目はそのお値段。
アプリは800円で、課金は3ヶ月無料。しかもその後も1ヶ月115円ですからタダみたいなもんです。
勿論アイテム課金もあるのですが、正直現状ではなくても全く問題がなく、韓国クリックゲーのように、アイテムがないと話にならないという事は全くありません。

初のiOS向けMMOということを差し引いても、ホント良く出来てます。

因みに私はアルカンの競技場鯖(上から2番目)でララ(LV17ウォリア)、レイラ(LV25モンク)で遊んでます。
移動中のちょっとした合間とかでもプレイできるので、忙しい社会人にも安心です。

見かけたら是非声をかけてくだいさな。  
Posted by arcon25 at 18:52Comments(0)TrackBack(0) 【番外編】 CoX以外のMMO・ゲーム 

2011年04月05日

Champions Online Adventure Pack2 『デーモンの炎の塔(Demonframe)』 (2)狂える悪魔の塔

デーモンキー召還『なんだ、この貧相な悪魔は!?こんなものが本当に我々の役に立つのか?』
そういかぶるLalaに、その貧相な物体・・・ウィッチクラフトが召喚したゲートキーは落ち着いた声で言った。

『魔女にバインドされているから言うが、この状態は一時的なものに過ぎん。混沌のエネルギーによって我は完全な力を取り戻すのだ。だがエネルギーを充填するまでの間我は安全な状態が保証されねばならぬ。この領域の者共は我を敵対視しており、我を破壊することはできなくても一時的に追いやることはできるからな』

『混沌のエネルギーが充填されるまで護衛しろってことか。世話のかかる悪魔だ。いいだろう。どこだろうとエネルギーを求めていくがいいさ。』

やれやれ、という手くばせをしながらLalaが言った。

だがこの悪魔の言うことも本当だったらしい。
まもなくエネルギーを取り戻したゲートキーの体は以前より遙かに大きく、そしてパワーに溢れているようにみえた。

『覚えておけよ。お前らの呪文が解けたら貴様の骨を粉々にして脊髄を食い荒らしてやる』

『減らず口を見るとどうやらパワーを取り戻したというのは本当だったようだな。いつでも相手になってやるさ。だがその前に仕事だ。ミス・ウィッチクラフト、次はどうしたらいい?』

『ルーサー・ブラックはエドムの王達のアバター(Avater 化身)を閉じ込めそこからパワーを吸い上げているようなの。そのパワーを奴が得ている間は奴に立ち向かうのは無謀だわ。』

ゲートキーがエネルギーを充填している間、状況を調査していたウィッチクラフトがやや顔を落として言った。

最高のヒーローの一人であるウィッチクラフトをしてもエドムの王の力を纏った敵は抗し得ぬほど強力だということらしい。

『ならばどうする。ここでジッとしても状況は悪くなるばかりだ。』

『ルーサー・ブラック自身の元に行く前に、私たちはエドムの王達の塔に向かい、奴の魔法の監獄からアバター達を助けだしましょう。まずデーモンキーと共に、”忘れたるものの心臓(The heart in Man`s Dementia)”のポータルへ向かって。そこで落ちあいましょう。』

そういうや否やウィッチクラフトは目の前にポータルを開いた。
その繋がる先はエドムの王の居城の一つ”忘れたるものの心臓(The heart in Man`s Dementia)”の塔。

だがウィッチクラフトは塔の内部へは進むことはできない。
なぜならば彼女はデーモンキーをコントロールすると同時に、Lalaが帰るまでポータルを維持し守らなければならないからだ。

Lalaはたった一人、いや一人と悪魔一体との2人でこの困難なミッションに挑むことになったのだった。



第一の塔へのポータルに足を踏み入れたLalaが見たものは不気味で、暗い大伽藍と彼女を阻止せんとする悪魔の群れだった。
だが、人ならざる悪魔とはいえ、研ぎ澄まされた彼女の剣技の前には薄紙を切り裂くほどの障害でしかない。
忽ちのうちにこの塔の中枢の一つと思われる広間に到達した彼女は、恐らくはエドムの王を封印しているのであろうインクイジター(The inquisitor)なる悪魔へと斬りかかったのだった。

だが彼女の必殺の一撃がインクイジターを切り裂いたと思った瞬間、周囲の景色が一変した。
不気味な塔広間は消え失せ、彼女は精神病院の一角とおぼしき場所に立っていたのだ。

精神病院
『一体どういうことだ!?手応えはあった。奴はどこへ行ったのだ?』

その時不意に病室とおぼしき部屋からは銃を持った男達が現れ、Lala目がけて襲いかかってきた。同時に廊下の彼方から声が響く。

『心の領域は俺の思うがままさ!お前は俺が好きに構築した世界で未来永劫さまよい続けるんだ!(The realm of the mind is mine to command! You will be forever lost in a construct of my choosing!)』

『お前は永遠に悪夢の中で過ごすのだ!俺は恐怖で濡れるお前の涙を美味しくいただくことにしよう!(You will spend an eternity in the shifting nightmare! I will sip your delicious tears and revel in your terror!)』

しかし波のように押し寄せる精神病者の群れを次々Lalaがなぎ払うと、再び不意に景色は一変した。彼女の前には元の薄暗い大伽藍と、デーモンキーの姿が現れたのだ。

『これは・・・いったい・・・。』

『インクイジターは恐ろしく狡猾だ。一部の悪魔は人間の心に入り込み、宿主に狂気と妄想を強いようとする。我はそれに対してお前には何等の加勢もできん』

『悪魔の助太刀など必要はない。要は奴を私の心から引き釣りだし、その本体を切り刻めば済むことだろう。』

そうだ、といわんばかりに、デーモンキーが頷いた。

そして事実そうなった。
その後インクイジターは幾度と無く彼女の心に入り込んだが、彼女の精神力が悪魔の誘惑を上回った。その度に悪夢を打ち破られ、遂に塔の一角に追い詰められたのだ。
アバターの監獄

暗黒の悲鳴をあげさせてやる。お前の正気が王の牢獄のバーを形づくるだろう(I will feed you to the screaming darkness! Your sanity will form the bars of the king's Prison.)』
インクイジターが苦々しげに叫んだ。その背後にはなにを封印しているとおぼしき巨大な光の監獄が広がっている。
恐らくこの塔の本来の主、エドムの王忘れたるものの心臓(The heart in Man`s Dementia)のアバターがここに捕らえられているのだ。

『お前も煉獄の大悪魔の一人なら覚悟を決めてもらおう。貴様の命、このBlue Lightning Lalaが貰い受ける!』

そういうが早いか、Lalaの斬撃がインクイジターの体を貫いた。
やがてデーモンキーが光の監獄に触れ、何かのパワーを注ぎこむと、次の瞬間監獄は眩い光を放ち、そして消滅した。

第一の塔のアバターは、Lalaとデーモンキーの手によって解放されたのだ。
  
Posted by arcon25 at 18:48Comments(0)TrackBack(0) Champions Online 

2011年03月31日

Champions Online Adventure Pack2 『デーモンの炎の塔(Demonframe』 (1)魔の世界キュリフォティック

異世界2『いったいどこだ、この場所は』

肌に吸いつくような青いスーツを纏い、ケープをたなびかせた若い女は、眼前に広がるこの世のものと思えぬ光景を見て言った。

『キュリフォティック(Qliphothic)。我々の世界の裏にある次元の世界。そして最も危険で、最も邪悪な悪魔が統べる領域よ、Blue Lightning。いえ、蒼き稲妻のLala (Blue Lightning Lala)』

『Lalaでいい、ミス・ウィッチクラフト(Witchcraft)。問題はこの後どうするかだ。敵の第一波は退けたがここが敵の本拠地ならいかに守りを硬くしたとて、所詮は小敵の堅、大敵の擒にすぎん。死地にこそ我らの活路はある。』

そう言って敵の要塞への突入を促すLalaにウィッチクラフトは答えた。

『ええ、私たちの敵、ルーサー・ブラック(Luther Black)の要塞の門を開けるにはキュリフォティックの力を使うしか無いわ。私が混沌の中から悪魔を召喚し、ガイド役と封印された塔への鍵、デーモンキーを作り出します。エドムの王の力があなたを塔の中へ導くはずよ』

『悪魔召喚の魔法か。聞いたことはある。だが悪魔は敵だ。召喚された悪魔は本当に信用できるのか?』

『召喚魔は召喚者によってバインドされているわ、だけど気をつけて。キュリフォティックの主エドムの王と同様、もとより誰に対しても忠誠心があるわけじゃないから。』

『いいだろう。そのデーモンキーとやらが導く先が煉獄だろうが地獄であろうが、所詮ここ同様悪魔の住処に代わりはない。私が奴らの要塞に突入し、そしてルーサーの首級を挙げて戻る。二度と奴らにミレニアムシティの土は踏ませやしない』

頷いたウィッチクラフトが悪魔召喚の儀式を行なっている間、Lalaと呼ばれた女はこの場所に来るまで数奇ともいえる出来事を振り返っていた。

Blue lightning LalaLalaこと光明寺ララは、20年前日本の格式ある武家の末裔の一人娘として生を受けた。
武士道を奉じる封建時代の先祖達は、剣術指南役として大名家に仕えてきた。そして、その芸術的な域にまで高められた剣術の奥義は700年に渡り一子相伝の形、門外不出の秘技として彼らの子孫に伝承されてきたのだった。

第22代の奥義継承者である彼女には幼くして許婚が決められていた。
それは光明寺流の伝承者を絶やさぬよう定められた運命だったが、親の決めた相手とはいえ子供心に将来の相手を意識していた彼女にとって憎からぬ異性と思っていたのも又事実だった。

だが男は彼女を裏切った。

光明寺流師範代だった彼女の婚約者は、師範だった彼女の父親を殺害し、奥義が記された秘伝書を奪って逃走したのだ。

恐るべき剣の手練である男が、その場で彼女に止めを刺さなかったのはわずかに残った情故なのか、或いは恐るに足らない存在だと思っていたのかは定かではない。

だが男は彼女が10万人に一人という稀なナノマシンの適合者であり、ナノ医療によって九死に一生を得たばかりか、結果として常人をはるかに凌ぐ新たな力を得、獰猛な狩猟犬の如くかつての婚約者を追うことになるとは思いもよらなかったろう。

男がMaster Mifuneと名乗り遙かミレニアムシティに現れたという噂を聞いた彼女も又、彼地に向かうことを決意したのだった。


その雷光の如き剣さばきからBlue Lightningの異名で知られるようになったLalaが、国連直轄のスーパー犯罪警察機構UNTILのヴァイオレット・ボードロー少佐(Major Violette Boudreau)から悪魔を奉じる犯罪組織デーモンの悪魔神殿(Demonhame)から生贄として誘拐された人たちを救出するよう依頼をうけたのは、そんな中の出来事だった。

間一髪で生贄にされた市民の救出に成功したLalaだったが、その過程で明らかになったデーモンの恐るべき計画はUNTILを戦慄とさせた。

彼らが行おうとしていた儀式は炎の塔(framing tower)によってキュリフォティック(Qliphothic)とミレニアムシティを結ぶゲートを開こうとするものだったのだ。

そしてなによりヒーローたちを恐れさせたのは、20年前同様の儀式でキュリフォティック(Qliphothic)へのゲートを開き、破壊者シャーナ・ゴラック(Sharna-Gorak the Destroyer)の力によって現世を支配せんと試みたルーサー・ブラックの事件とそっくりだったことだった。

ルーサーの陰謀はこの恐るべき脅威を前にしたヒーローとヴァイパーの即席の連合軍によって寸前のところで食い止められたが、ルーサー・ブラックが再び同じ儀式を試みようとしているなら、それはミレニアムシティのみならず人類全体にとって大きな脅威となることは疑う余地がなかったのだ。

そしてそれ以上にヒーローを驚かせたのは、実は既にゲートは完成しているという事実だった。
しかもその場所はミレニアムシティで最も魔法的磁場が強く、且つ魔術を使うヒーロー達の拠り所である魔術図書館、マジックランタン(Magic Lantern)の地下であることが明らかになった。

この危機に決定的な瞬間、しかし彼女は間に合った。


Magic Lantan彼女が現場に急行した時、マジックランタンでは既にウィッチクラフトが強大な魔術の力で、ポータルを封印しキュリフォティックのエネルギーが都市に流れこむのを阻止していたのだ。

Lalaは現場に着くやウィッチクラフト共にデーモンの軍勢を打ち破り、ポータルからのエネルギーを逆流させることで、とりあえずキュリフォティックの脅威を退けることに成功したのだった。

だが、まだその脅威が完全に去ったわけではなかった。

陰謀の主、キュリフォティックにいるルーサー・ブラック自身を倒さない限り、彼は何度でも同じ儀式を試みるだろう。
そしてパワーの源を絶たない限り、いかにウィッチクラフトの力をもってしても、ゲートを封印し続けることなど出来はしないことは明らかだった。

かくて、LalaとウィッチクラフトはボードローUNTILの部隊を率い、この恐るべき敵の待つ異次元の領域(relm)へその足を踏み入れたのだった。
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Posted by arcon25 at 20:00Comments(2)TrackBack(0) Champions Online 

2011年03月27日

ヒーローの(ちょっとだけ)帰還

なんと1年ぶりの更新です。

というのも以前プレイしていたChampions Onlineが無料化され気まぐれにちょっとログインしてみたからだったりします。
さて、久々にプレイして感じたのは、いろいろと手軽にプレイしやすくなっているということ。
特に私の好きなMeleeは以前と比べて使い勝手が良くなっているようですよ。

まあプレイ感覚はともかく面白かったのがシナリオがずいぶんとかわっていること。
前のChampions Onlineは設定厨の私にはいたく物足りなかった、というか前作のCity of Heroesが出来すぎてたと言えますが、COH2と期待されたにしてはがっかりだったのは否めません。

champions onlineそれがどう変わったかと言えば、まずプレイして気づくのがチュートリアル。

以前はキューラー襲来のチュートリアルに続いてカナダの危機(Crisis in Canada)と砂漠の厄災(Desert Disaster)に分かれてチュートリアルの後半が続くのですが、いきなりミレニアムシティ行きに変更となりました。
なお私の好きな砂漠の厄災のシナリオはLV15以降のミッションアークに変更、そのかわりWest Sideのギャング戦争に新たなシナリオが加わりLV15前後までの序盤をカバーするようになっています。

尚砂漠はLV15以降にレベル調整され、ウェストサイドのシナリオが終了すると行けるように変更されました。
カナダは一応最初からいけるようにはなっていますが、元々カナダはシナリオが糞なので、ガドルーンあたりまでは行く必要がありません。(カナダのチュートリアルは廃止?)
総合的にはかなりナイスな改善でしょう。

さて新シナリオのお話はミレニアムシティを救ったヒーローが、ディフェンダーの依頼でウェストサイドのギャングを内偵するところから始まります。

実はウェストサイドのギャング達はキューラーの侵略で警察の力が弱ったのを好機として連合を組もうと秘密会議を開催していたのです。
この企てはヒーローとディフェンダーにより阻止されますが、このことでヒーローはウェストサイドのギャング戦争に巻き込まれることになります。

次々とギャングを撃破していくヒーロー。
以前ではニューパープルギャングのボス、ケビン=ポーぐらいしかボス対決の見せ場がなかったのですが、新シナリオではそれぞれの組織にボスが設定され、ムービー付きのオリジナルマップで熱い対決をする事になります。
(ちなみに以前のギャング戦争のシナリオはこちら

特に新たに登場したブラックエースのボスの正体には驚かされるでしょう。

ともあれ全てのボスを倒し一件落着と思いきや、ここでまたもや新シナリオが。
チャイニーズマフィアのカルトオブレッドバナーが刑務所からボス達を脱走させ、ウェストサイドのギャング組織を統一。
更に古のモンスターレッドドラゴンを召還し一気にミレニアムシティを支配しようと企んだのです。

果たしてヒーローはカルトオブレッドバナーの野望を阻止できるのか? ということでかなりまとまりよく燃えるシナリオに仕上がっていますよ。

それ以降はちょっとだけ変わった砂漠のシナリオに進むもよし、拡張パックをプレイするもよし、ということで以前遊んだプレイヤーでも結構新鮮な気持ちで遊べます。

なかなか暇がないので時間が限られますが、もうしばらく遊んでみようと思います。
  
Posted by arcon25 at 22:41Comments(0)TrackBack(0) Champions Online 

2010年03月12日

大阪転勤

通天閣今日は久々にお仕事の話題、っていうか私ブログで仕事の話ってしたことありましたっけ?(笑)

それはともかく、えー、のっけからなんですが、”大阪に転勤になりました”

勿論人生初転勤です。

まあ、薄々可能性は感じてはいたんで、来るべきものがきた、という感じではありますが。

周囲の反応は、
”栄転おめでとう”30% ”えー大阪いっちゃうのー”40% ”これってもしかして左遷?”30% でした(笑)

任期は一応3年、ということになっていますが、とかくいい加減な我が社のことですから正直2年なのか5年なのか保障の限りは全くありません。

因みに妻は元々お父さんが転勤族だったので全く転勤に違和感がなく、逆に毎日阪神百貨店地下のイカ焼きが毎日食べられると喜んでいます。
このたくましさを見習いたい(笑)

  
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2010年03月10日

ふぇいすぶっくの宣伝

最近Hinoさんの作ったFacebookのゲームグループで遊んでます。

Facebookはご存知の通り世界最大のSNS.
原則実名のSNSということで私を含めシャイ、もとい人に知られたくない趣味をもつ人が多い(笑)日本ではどマイナーですが、全世界のユーザーは3億人!もいるという超ガリバーSNSらしいです。

ちなみに、ゲームグループ(パラゴンゲーム部)の参加者は当然その原則を真っ向から無視して全員仮名(笑)ですので、CoH/Vや洋ゲーで一緒に遊んだ方で、実名はちょっと、という方でも安心してご参加いただけます。(別に罰則はないようですが、あまり適当な名前を入れると撥ねられるようですのでご注意を。最初Cutie Lalaで入れたら”登録できません”になりました(笑))

ということで、興味あったら是非以下までおいでくださいませ。
http://www.facebook.com/group.php?gid=340878956772

お待ちしております。  
Posted by arcon25 at 14:38Comments(0)TrackBack(0)

2010年03月07日

FF13クリア

先ほどようやくFF13をクリアしました。

って、お正月に第十章だったのになんで今頃(ちなみに全13章)という気もしますが、なにせ期末で仕事が忙しかったのに加え、子供の世話の方に気が向いていたからだったりします。

さて、一応終わってみての感想ですが、なんというか、本当に惜しいゲームでした。
ちょっと手をいれれば名作になった可能性があるのに、総合的には微妙な大作になってしまったという感じでしょうか。

もっとも、グラフィックはもちろん秀逸の一言ですし、戦闘システムはシリーズ屈指のエキサイティングさ。
色々言われているストーリーも、振り返ってみれば巷で言われているほど悪いわけではなく、ラストがちょっと?、という点(これはFFは毎回そうな気もしますが)を除けば、まあまあまとまっており、決して駄作というわけではありません。

結局今作が惜しい出来になってしまったのは、こだわり抜いたはずの映画的演出の中途半端さによるもののような気がします。

壮大な世界をつくっておきながら、その設定はテキストを読まないと分からない、その一方で人物の内面を描くためにあちこちにショートムービーを多用したものの、結局登場人物の成長や変化を描ききれたかというと、疑問符がつくのですね。

逆にファルシ達の本当の目的やコクーンの正体といった物語の中核を成す要素は、テキストでさらっと解説するのではなく、もっと演出や深みがあってしかるべきだったと思います。
せっかくの壮大な設定が全く生きていないのです。

又ストーリーの中核をなす逃走劇(全13章のうち、11章はひたすら逃げるだけ)も聖府から逃げているだけ。もう少し目的やエピソードがほしかったところです。

そんなわけで。どうも演出の仕方を間違えたような気がしてならないのですね。

つまりゲームとしては一流だけど、映画としては二流ということで、全体としては1.5流の微妙な大作という感じなのです。

とはいえ私は基本的にFFシリーズのファンで、やっぱり洋ゲーとは違う方向性あってのFFだと思います。
次回は是非一流の映画脚本化や演出家を起用して、映画としても一流の作品を目指して欲しいですね。

尚、まだプレイしていない方に一応いい添えて置くと、決して面白くないわけではなく、むしろ今のところPS3のゲームの中では最高峰の一本であることには違いありませんので、念のため。

さて、これでしばらくPS3で出来るゲームもなくなっちゃったし、次は何をプレイしようかしらん。


  
Posted by arcon25 at 05:14Comments(0)TrackBack(0) 【番外編】 CoX以外のMMO・ゲーム 

2010年03月03日

ヒーロー 宇宙世紀に行く

2ヶ月ぶりのご無沙汰です。というかもう見てる人いないかな(笑)

毎年3月は会社の決算でして、色々忙しくてすべからく仕事以外は放置状態になっちゃってます。

あ、可愛いわが子だけは別でして、もう直ぐ3ヶ月。(完全馬鹿親)

GNO3
ということで、MMOもすっかりご無沙汰ですが、毎日10分でプレイできるなどという宣伝文句に踊らされて、つい始めてしまったのが”ガンダムネットワークオペレーション3(GNO3)。

MMOといっていいのかどうかわかりませんが、おなじみガンダムの1年戦争を新任少尉として部下を率いて3ヶ月で体験するネットワークゲームで、今作は1年戦争だけでなく、Zガンダム、ZZガンダムのグリプス戦役までが舞台になるのがウリです。

ということで、早速プレイしてみたのですが、えーと、確かに1日10分で終わります。というか10分しかやることがありません(笑)

だってほとんど全部自動化されてしまっているので、フォーメーション選んでパイロット配置して、任務を選ぶ(これはしなくてもいい)だけなんですよね。
個人的にはもう少しシミュレーションっぽい点を期待してたのですが。

まあ正直成長要素のある1ヶ月1000円のスクリーンセーバー(パケ代はかかりますが)だという感じでしょうか。
でも、私のような時間のない社会人には確かに嬉しいのも事実で、MMOのライト化もここに極まった感があります。

ちなみに私はムーア鯖でいつもの”ララ・キサラギ”でプレイ中。
お仲間がいたら声をかけてくださいな。




  
Posted by arcon25 at 21:19Comments(3)TrackBack(0) 【番外編】 CoX以外のMMO・ゲーム 

2010年01月06日

新年初めはFF13

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。


さて、今年は正月休みが短かったせいもあり、田舎に子供の顔見せにいっただけであっという間に休みが終わってしまいました。
その中で唯一やったゲームが言わずと知れた”ファイナルファンタジー13”です
ff13

巷では色々言われているFF13ですが、ある意味FRPGの最高峰であることは間違いありません。
グラフィックやムービーは他を圧倒する美しさですし、なんといっても今作の最大の特徴は戦闘のスピーディーさと面白さ。
最初のうちはなんだか訳がわからず、何このクソゲーと言いたくなりますが、コツがわかってくるととってもスリリングな展開が味わえます。

前作FF12の戦闘も面白かったのですが、13の戦闘はその上を行く、ある意味FFシリーズの頂点といってもいいかもしれません。

ただ残念なのが、武器の種類も少ない上に防具がアクセサリーしかなく、改造の幅も限られ、しかも必要な素材が信じられないほど高いのでRPGの楽しみである武器防具のコレクションの意味がほとんどないこと。
実際初期武器でもゲーム自体はクリアできるといわれているようです。


ゲームのストーリーはまだ10章なのでおいておきますが、良くも悪くも映画を強く意識した構成です。
逆に映画的な見せ方を意識しすぎて、ムービーの合間にキャラを動かすだけというゲームとしては訳がわからない状態になってしまっているとさえいえます。

ストーリー構成は”全員が主人公”的なシチュエーションで、各キャラごとにストーリーが進んでいく(全員が合流するのがようやく第十章)という形です。FF4とか6に近いといえばイメージがしやすいでしょうか。

ただ最大の失敗は、映画的な見せ方にこだわり物語を未来から過去を振り返る形で進めたため、RPGでは本来プレイヤーの分身であるべき主人公が全てを知っており、一方でプレイヤーは全く何も知らないという矛盾がおきてしまったことです。

この結果、操作キャラを自らの分身ではなく、映画のように第三者として俯瞰するかたちになってしまい、キャラへの感情移入がしづらくなってしまったのです。
これは本来的な意味のRPGとしては致命的である、と同時にJRPGとしては進化の究極点に位置するとも言え、論議のわかれるところです。

ウチの嫁はFF13を見て ”ところでこれってゲームなの?”と言っていましたが、これが一般人の正直な感想かもしれませんね。

因みにゲームとして面白いかつまらないかといえば、個人的には確実に面白いです。
少なくともPS3を持っているなら、絶対やるべきゲームだとは断言できます。

ただ難易度は恐らく全FFシリーズで最高ですので、じっくりと構えてやったほうがいいかもしれませんね。
  
Posted by arcon25 at 14:10Comments(0)TrackBack(0) 【番外編】 CoX以外のMMO・ゲーム 

2009年12月28日

迫り来るメタボな恐怖

私の数ある嫌いなものの一つがお医者さん。

何を隠そう一昨年まで11年連続で会社の健康診断をぶっちぎり、管理本部からは要注意人物としてマークされた挙句、去年は無理やり連行される体たらく。

とはいえ、そろそろ歳も歳だし、子供も出来ちゃったし、ということで今年は自主的に健康診断に行ってまいりました。

で、その結果のなのですが判定はすべての数字が悪化し、”いつ倒れてもおかしくない状態!”だそうです。
その上このところ右目の視力が下がってきたなあ、と思っていたらこちらも”白内障”との診断。

最近は昔と違って仕事も楽になってきたし、深酒も控えるようにしているのですが、やはり若いときの無理と暴飲暴食が効いてる模様です。

本気でそろそろ節制しないといけませんね。


  
Posted by arcon25 at 17:36Comments(2)TrackBack(0) Villain以外の話題はこちら 

2009年12月06日

TOP10陥落

昨日なんだかんだでやっとMentonを倒しストロングホールドをクリア。
カナダ東部に残したヴァイパーのミッション群をやっつけた後、いよいよ新エリアMonster Islandに突入の予定です。


さてそれはともかくチョッと悲しいのがこのところGoogle検索でChampions Online関連で来るユーザー数がとても減ってること。

といっても元々ユニークユーザーが日に100人くるかこないかの田舎の閑散としたブログなわけですが、10月はChampions onlineのワードで来る人がトップだったのに、12月は激減しワード別では13位(一応検索の最初のページにヒットするのに)になっちゃいました。

まだ開始3ヶ月なんだから頑張って欲しいのですけどねー。


ちなみに現在のワード1位は”オブリビオン”

オブリビオン関係はほとんどコンテンツがないのですが、日本語化されていないDLC6(Fighters Stronghold)のストーリーが引っかかるようです。

あとなぜか画像検索で、メインキャラのRouge(エンジェリック・ルージュ 脳内設定上は平行世界のCutie Lalaの一人)から来る人も多いかな。


ちなみにルージュのキャラはこんな感じ。

デフォの女性は悲惨極まりない造形しかできないオブリビオンですがMod次第で結構ルージュ美人が作れるのが魅力ですね。

しばらくプレイしていないオブリビオンですが、なんか又やりたくなってきました。(笑)

  
Posted by arcon25 at 14:22Comments(0)TrackBack(0) Champions Online 

2009年12月04日

LV30で足踏み

ストロングホールド突入先日の後付設定retconで一気にLV29になったマイキャラのCutie Lalaですが、その後は仕事が忙しくてなかなかプレイする機会がないままです。


現在サイキックで囚人を操り刑務所を乗っ取った大物ヴィランMentonを倒すためストロングホールド刑務所の地下に、警備隊とともに突入したところ。
再奥に降りるための4つの鍵を探している最中、ここまで行動をともにしてきた警備隊の美人司令官、ミッシェルソン隊長が無念の殉職をしてしまい、たった一人で鍵を探している最中です。

それにしてもこのストロングホールド刑務所のミッションはまさしくチーム向けミッションですね。

私の場合移動途中が主なので、残念ながらソロプレイオンリーですが、機会があれがチームでやってみたいものです。


さて、実は昨日からまたまた大阪出張なので、これでLV30突入かと思ったら、昨日はハードのメンテで3時間サーバーダウン。

今日こそは、とおもったら今度はログインサーバーの不具合でログインできない状況でした。
せっかくのチャンスなのに残念無念です。

Cutie Lalaがモンスターアイランドに到達するのはまだまだ先のことになりそうです。  
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2009年11月28日

実は○○だった という話

City of Heroes/Villainsでは取得したパワーやスキルを後で変更することをRespecといっていました。

Respecは特別なミッションを行うことで可能になるのですが、一応ちゃんとその理由が説明されていました。
City of Heroesではテラボルタ原子力発電所のオーバーヒートによる放射線で、パワーに変化が生じた為、City of Villainsではソーンの種という力を変化させる魔術的な植物の影響で、なんて感じです。

さてChampions OnlineではRespecはRetconと名前を変え、お金を払えばいつでも可能になるようになりました。

retconとは”実はそうだったんだ、という後付の理由”みたいな意味の英単語で、例えば

Darth Vader was retconned into Luke Skywalker's father in "The Empire Strikes Back"
(ダースベーダは、”帝国の逆襲”の中で実はルークスカイウェーカーの父親だったと明らかになりました)

見たいな感じでつかうわけですね。


そういえば”実は○○だった”というので思い出したのですが、何を隠そう私は中学生くらいのときにボードゲームにはまっていて、特に熱中したゲームに”超人ロック”という漫画をベースにしたボード8カード)ゲームがありました。

プレイヤーは超人ロックの物語前半に出てくる26人の登場人物を演じ、各キャラクターはそれぞれの相反する(例えばヒーロー側は敵秘密基地の破壊、敵側は基地の防衛など)目標をクリアすれば勝利となるのですが、お互いがどのキャラを演じているのかは他人にはわかりません。
そのため相手の正体を探りつつ、自分は別のキャラを装って敵を騙しうちにする、見方を装って敵同士を潰しあいさせて漁夫の利を狙う、などなど駆け引きを繰り返しながら勝利条件を目指すという手も汗握る展開となるのです。

さて問題はキャラ同士の戦闘。

戦闘自体はさいころで決まるのですが、さいの目によっては”死んだと思っていたキャラは実は生きていた!”となって、突然キャラが復活したり”実はたった今真の人格を思い出した”とかで突然別のキャラを攻撃しだしたり、”実はそこにいた”と戦闘に割り込んできたりと漫画ぽいハチャメチャな後付設定をうまく再現していたのです。

あるときなど私の使ったキャラが3回倒されその度に”実は生きていた”で復活したことがあり、オマエはゾンビか、と全プレイヤーに罵られた(爆笑されたともいう)ことがありましたっけ。


・・・・で、何の話でしたっけ?

そうそう、retcon です。

メインキャラのCutie Lalaは、歴代ずっとMelee Tankなのですが、実はこのCOと言うゲームはTankの存在価値がほとんどないのです。

いやPvPやボス戦ではあるのかもしれませんが、少なくともソロ主体の現在のPvEでは要らない子であるのは間違いありません。

まあそれはいいのですが、困ったことは敵の殲滅速度が遅く、ただでさえプレイする時間がないのに、さっぱりレベルが上がらないのが現状だったりします。

ということで、時空転移の影響で新たな能力に目覚めたのだ! という後付脳内設定を発動し、Might系からメレー最強といわれるEgo系のパワーにretconしちゃいました。(本当はレンジの方強いのですが、やはり脳内設定上メレーだけは譲れません)

で、結果ですが・・・・つえー、なにこれ! ってな感じです。
mobの殲滅速度は3倍くらいにあがり、3日間の大阪出張でLV25から29に一気に4レベルもあがっちゃいました。(なにやってんだか)
リスペック後

ということで、現在カナダ南部のアルマジロさんだとかエクリプスさんを余裕で倒して、ストロングホールド刑務所に単身侵入中。

ストロングホールドが終わったら、いよいよお待ちかねモンスターアイランドです。

  
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2009年11月25日

【Nemesis Mission】 Chapter1:レムリアの古代秘宝(Lemurian Antiquities)

レムリアの秘宝『あれ、この部分は14世紀のもののように見えるけど。(Why, this piece appears to be Fourteenth Century.)』

『なんと洗練された技巧なんだろうか!レムリアはかくも魅力的な文化だな!(What exquisite craftsmanship!The Lemurians are such a fascinating culture!)』

記者達の感嘆とともに、端々でカメラのフラッシュが焚かれ、壇上の遺物を青白く浮き彫りにした。

『あら!ご免なさい、あなたがそこに立っているのに気がつかなかったわ。(Oh! Excuse me, I didn't see you standing there.)』

『お気になさらずに、マダム、ちょうどふらふらしていただけでしてね。(No problem, ma'am, I'm just driftin' through.)何か悪い事がおこるかもしれないという気がしたのですが、私の思い過ごしだったようです。(I got a feelin' that somethin' bad is about to go down here, but my heart tells me it's gonna be all right.)』

人々でごった返す式典会場の傍らで、招待者の一人が記者の一人と声をかわした。


ここミレニアムシティ自然史博物館(The Natural History Museum of Millennium City)は今日その長い歴史の中で一二を争う興味の目に晒されていたのだった。



まもなく壇上に博物館の学芸員であるジョーンズ(Curator Jones)が登壇し、招待客とプレスに一礼して言った。

『ミレニアムシティ自然史博物館は、我々の最新の展示すなわちレムリアの秘宝の除幕式にあたり、皆様方を歓迎いたします!また偉大なる海底王国からの外交使節、クラックス大使(Ambassador Krax)を歓迎いたします。

そしてクラックス大使、この強力な古代のアーティファクトを快くご寄贈いただいた事に心より謝意を申し上げたいと思います。このことは新たな時代の幕開けとしてミレニアムシティの市民の賞賛をうけることでしょう。』


Dirty Lala登場『ジョーンズ学芸員、親切なお言葉をありがとう。』

地上の人間とは異なる外見をもつ水棲人、海底王国レムリアのクラックス大使は微笑みながらそう答えた。

『このアーティファクトの寄贈がレムリア人と人類との間に、新たな平和と協調の時代を到来させる一助となることが、まさに私の望む所なのです。』

『クラックス大使、このアーティファクトこそは今までこの博物館を飾ったものの中でも、最も優美にして印象的なものの一つであろうと思います。お話いただけますでしょうか?これこそが神秘的な重要性を持つものなのか、あるいはレムリアの驚くべき秘術を用いたものなのか?』

そうジョーンズ学芸員がこの素晴らしい海底王国のアーティファクトについて、クラックス大使に話を振ろうとした瞬間だった、突然館内に轟音が響きわたったのだ。


『気をつけろ!(Watch out!)』、『何だ・・・?!(What the...?!)』


招待客やプレスが騒然とする中、突然壁が崩れ落ちた。そして立ち上る土ぼこりの中から数十体のロボットと、見知らぬ若い女が姿を現したのだった。

『お邪魔させていただくよ。どうもこの偉大なDirty Lala様に招待状を送るのを忘れたようだからね。
(I hope I'm not interrupting. It seems that you neglected to send the great Dirty Lala an invitation.)』


突如現れた女は尊大な態度で言い放った。同時に数十体のロボットが式典会場になだれ込み、忽ちのうちに招待客を人質にとって会場を制圧したのだった。

ロボット軍団現る『自己紹介をさせていただこうか。あたしの名はDirty Lala。今すぐそのアーティファクトを渡してもらえるなら危害は加えないよ・・・お前たち全員があたしに協力するならばね。(Permit me to introduce myself. I'm Dirty Lala. Now, kindly hand over that artifact. None of you will come to harm...assuming you all cooperate!)』





さて、Dirty Lalaがレムリアのアーティファクト寄贈式を乗っ取り、ミレニアムシティに鮮烈なデビューを果たしていた頃、何の運命のいたずらだろうか、Cutie Lalaはわずか数ブロックの先にいた。

というのは、彼女はその時ミレニアムシティ警察のマーティン署長(Captain Martin)から警察の犯罪データベース(crime computer.)のアップデートに協力してくれとの依頼を受け、博物館と目と鼻の先のミレニアムシティ警察本部(MCPD HQ)を訪れていたのだ。

Lalaが警察署を訪れていたのは、実際のところ彼女自身の思惑もあった。先日の彼女の妹、Dirty Lalaとの邂逅の後、Dirty Lalaの行方を追うため犯罪データベースのその痕跡がないか調べたかったのである。

しかし、データベースにDirty Lalaと思しき記録はなく、結局彼女が新たにDirty Lalaの項目を追加した矢先の出来事だったのだ。

つまり博物館の変事をうけてLalaが現場に急行し、Dirty Lalaのデビューに立ち会うことになったのは全くの偶然だったのである。




『愚かな!私がくることがわかっていたら、もう少しましな警備をしていただろうにね・・・。まあお前らに私の驚異的な知力を受け入れいれるキャパシティがあったらばの話だがね。(Fool! You might have anticipated my arrival and increased security accordingly... If you only had my staggering intellectual capacity!』

力を得たDirty LalaCutie Lalaが会場に急行している間、そうとは知らないDirty Lalaは彼女のロボット軍団に手も足も出ないセキュリティを見下しつつ、アーティファクトの前へと歩を進めていた。

『なんて素晴らしい古代の宝物なんだい。あたしはその力を利用して、偉大で、比類のない知性に到達するだろう。(Such a magnificent antiquity! I will harness its power, and use it to assume a station worthy of my great and unparalleled intellect.)』

『幸運に思うがいい。今日、お前たち全てがこの偉大な出来事の目撃者になる。Dirty Lalaの時代の夜明けが今日始まるのだ。(Consider yourself fortunate. Today you are all witnesses to greatness.The dawn of the Age of Dirty Lala begins today!』』


壇上でひとしきり演説を振るったDirty Lalaは、恐れおののく観衆の目の前でショーケースを粉々に打ち砕きアーティファクトに手をかざした。

すると、Dirty Lalaの能力に感応したのだろうか、アーティファクトは血のような赤い光を発し、何かの力を注ぐようにDirty Lalaの体を取り巻いたのだ。

『アーティファクトの力があたしの中でみなぎってくる。最終的にあたしの体はあたしの知性と同じくらいパワフルになる!(The power of the artifact surges within me. Finally, my body is as powerful as my mighty intellect!)』


そして興奮したようにDirty Lalaが叫んだ。


Cutie Lala VS Dirty Lala『あたしは立ちすくんでいるお前たちの誰よりも優れているのだ、馬鹿な愚か者どもよ!このDirty Lalaの前に頭を垂れるがよい!Dirty Lalaをお前たちの主人として抱きしめるのだ!(I am superior to all of you cowering, weak-minded fools! Bow before Dirty Lala! Embrace Dirty Lala as your master!)』


しかしその時・・・

『そこまでよ! Dirty Lala!』

Dirty Lalaの大演説を遮るように、Cutie Lalaの声が巨大なホールに木霊した。


次の瞬間、突然のヒーローの登場に愕いたDirty Lalaのロボット軍団が、彼女を阻止せんとLalaの元へ殺到した。
だがヒーローの前では彼女のロボットなどただのブリキの塊に過ぎなかった。

次々とLalaのパンチを受けたロボットは見る間にガラクタの山に変えられ、瞬時にして戦況は一変したのだった。


『Dirty Lala!これ以上罪を重ねるのは止めておとなしく投降しなさい!』


ロボット軍団をあらかた片付けたCutie Lalaが壇上のDirty Lalaに叫ぶと、それまでロボットに捕らえられていた警備兵たちも銃を取ってDirty Lalaににじり寄った。

さすがに多勢に無勢と見たのだろうか。
意外にもDirty Lalaはさっと身をかわすや、崩れた壁の間隙から外へと逃走を始めた。

『あたしはあらゆる起こりうる可能性を考えてこの計画を立てた。そう、あんた、Cutie Lalaの存在を除いてね。あんたは今日あたしを退けたと思っているだろう。だけどね、あたしにはもっと巨大な犯罪のアイデアに溢れているのさ!(I planned for every possible contingency except for you, Cutie Lala. You have foiled me today, but my vast mind is overflowing with ideas for other crimes to commit!)』


逃走を阻止しようとするCutie LalaにDirty Lalaが憎憎しげに言った。


『私の計画を台無しにしてくれた借りは返してもらうよ、Cutie Lala!あたしは恐るべき敵だ。そしてあたしの悪魔の如き恐ろしい怒りは、決して避けることはできないのさ!(You will pay dearly for confounding my plans, Cutie Lala! I am a formidable enemy, and my wrath will be inevitable, diabolical and terrible!』


喜ぶ観衆最後にそう悪態をついたDirty Lalaは巧みに追跡をかわし、やがてLalaの視線の彼方へと去っていった。


Dirty Lalaこそ取り逃がしたが、その後の博物館はお祭り騒ぎだった。

元々寄贈式のために集まっていた多くのマスコミは、目の前のスーパーヒーローとスーパーヴィランとの戦いとヒーローのインタビューを伝えようといっせいにLalaの元に押し寄せ、さしずめ記者会見場の様相を呈していたのである。

しかし、Lalaにとってこの日の出来事は、この後長く続くDirty Lalaとの因縁のほんの始まりに過ぎなかった。

そして今はLalaもそしてDirty Lalaでさえも、まだそのことを知るよしもなかったのであった。


(Nemesis Mission Complete!)

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2009年11月21日

【Nemesis Mission】プロローグ その名はDirty Lala

Dirty Lala誕生出張ごとに育っていくCutie Lalaも今週の札幌出張で遂に(というかようやく)LV25になりました。

LV25といえばCOではネメシスミッションのお年頃。
そして彼女に対するネメシスといえば、当然あのお方をおいてほかはありません。

ということで、恒例のキャラ設定は、ネメシスことDirty Lala(COVでの私のキャラクター)です。







その晩、Lalaは人の気配を感じて目を覚ました。

彼女の姿に気がついたのだろうか、カーテンの向こう側の若い女とおぼしき影が、口を開いた。


『姉さん、やっと会えたね。ずいぶんと久しぶりじゃないか』

『姉さん?私には妹なんていないわ。誰かと間違えているんじゃないの?』

彼女を姉と呼ぶ影にLalaは言った。

『腹違いとはいえ実の妹にずいぶんないい草だね。まああんたは昔からそうだった。お利口さんで誰からも好かれる姉と、一人の愛も受けたことのない妹。そう実の父親からさえもね。』

『ちょっと待って!だから私に妹なんていないんだって。あなた一体誰なのよ!?』

そういってベットから立ち上がったLalaに、どこか彼女を思わせる風貌の女は気にする風もなく言葉を続けた。


Dirty Lala>『かつてParagon Cityを救ったあのCutie Lalaが、この世界じゃ、一介の駆け出しヒーローとはね。皮肉なもんじゃないか。あのディスティニー作戦の結果、姉妹2人きりで別の平行世界にとばされちまうなんてさ。』

『Paragon City? ディスティニー作戦?何を言ってるの。”City of Heroes”なんてただのTVのお話じゃない。(Paragon CityはCity of Heroesの舞台)私が今ヒーローになったのも何かの薬のせいだし、Cutie Lalaってヒーロー名だって単にTVマニアの人に間違えられたのをそのまま名乗ってるだけよ。』

『はんっ!全くあんたって女は救いようのない馬鹿だね。街角で買ったドラックで偶然ヒーローになりました、あんたを救助した人がLaylaとLalaのスペルを取り違えたあげく、TV番組の主人公と勘違いしました、そんなことが本当にあるとでも思ってるのかい?』

『え!? どうして?一体なんであなたがそのことを知っているの?』


『知りたいのなら、あたしが種明かしをしてやるよ。あんたはね、レイラ・ハミルトンなんて名前じゃない。本名はLala Kisaragi、正真正銘Paragon Cityのスーパーヒーロー、Cutie Lalaなのさ。』

『私たちはParagon Cityでの最後の戦い、悪がこの世を支配した平行世界に、私たちの世界を人為的につなげる作戦、オペレーションディスティニーで対峙したんだ。だけど作戦は失敗だった。時空をつなげる次元アンカーに欠陥があったのさ。

もっともたとえ欠陥がなかったとしても、どだい世界を無理矢理一つにしちまうなんて、無理だったと私は思うけどね。

ともあれ、そのとき歪みを元に戻そうとする時空の力に跳ね飛ばされて、二人とも別の平行世界へととばされちまった、ってわけさ。』


『時空移動の衝撃で記憶を失ったあんたを殺すのは簡単だった。だけどあたしはしなかったんだ。だってそれじゃ、復讐にならないからね。
真っ当に戦って、あたしの方があんたより優れていることを証明しなくちゃ私の気が晴れないのさ。』


『だからあたしはこの半年あんたが記憶と、元の力を思い出してくれるのを待った。実際、その間あんたに偽の記憶と生活を与えることは簡単だったよ。ヴァイパーとかいう連中がスーパーヒーローのDNAを提供するって言ったら喜んで協力してくれたからね。』


『だけどあんたの記憶と力を思い出させるためにはきっかけが必要だった。だからあるイベントを仕掛けることにしたのさ。』



『まさか、全部仕組まれていたって言うの!?あの薬のことも、火事のことも。救助された私がCutie Lalaと呼ばれたことさえも。』

女の話を黙って聞いていたLalaが半ば呆然となりながら言った。

『ご名答。さあ、これですっきり思い残すことなく地獄にいけるだろ、姉さん。』


『ううん、一体何をいってるのよ!元の世界で何があったのかわからないけど、姉妹が憎み合って戦うなんて絶対間違ってるわ!』

『ああ、あんたはいつもそうだ。あんたのいってることは常に正しい。あんたはいつも大勢の友人に囲まれて、チヤホヤされて、愛されて、何一つ不足のない生活をしてきた。父親に捨てられ、物心がつく頃から貧困とドラッグと犯罪の中で育った私と真逆にね。』

『そんな!私は決して・・・・』

『安っぽい同情なんてやめておくれ。それに今日は挨拶にきただけさ。でも、次にあうときはあんたの命日だと思うんだね』

そういうなり、女は振り返って立ち去ろうとした。

Dirty Lala2
『ちょっと待って!あなた名前は?名前はなんて言うの?』

Lalaの懸命な叫びに、立ち去ろうとした女は一瞬立ち止まって言った。

『姉さん知ってるかい?あたし達母親が違うのにファーストネームは一緒なんだよ。なのにね、同じLalaなのに、あんたが光のあたる道を進むのなら、あたしは闇に生きるさだめ。人に愛され華やかなスポットライトを浴びるのがCutie Lalaなら、あたしは闇に潜み泥にまみれる宿命。』

『次会ったときはもう容赦しないよ、姉さん、いや、Cutie Lala! 覚えておくがいい、私の名前は、Dirty Lalaさ!』




(・・・・ 本編に続く)  
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2009年11月19日

新ストーリーアーク

VSエージェント旧聞になりますが、ブラッドムーンのアップデートでミレニアムシティにLV18前後の新アークが追加されました。

アージェントの陰謀を追う2つのエピソードからなるアークなのですが、これがすごくCoXライクな感じですごくいいのです。

どうCoXっぽいかというと、まず基本的にずっとインスタンスの中ですすむCOっぽくない展開なこと。そしてCOXのようにミッションをくれるコンタクトもこのアーク以外のミッションをくれないので、ストーリーが非常に追いやすくなっているのです。

COではどのミッションがつながっているのか非常にわかりづらく(特に英語力が低いと)、せっかくのストーリーが追いづらくなっていましたから、これはナイスな改良ですね。

是非今後もこうしたミッションアークをどんどん追加してほしいものです。



さて、この新アークはアージェント本部ビル(ARGENT HQ)の近くにいるマイケル・スコット・ベック(Michael Scott Beck)から始まります。

1)PSI-lent but Deadly、と2)Prints Violent の2つのミッションがあり、それぞれ違うストーリーが展開しますが、目的地は一つ、アージェント本部ビルです。

アージェント本部ビルの前にはエージェントの内通者ボニラ少佐(Major Bonilla)がいて、本部ビル侵入の手引きをしてくれます。
夢の中の戦い


最初のアークではアージェント本部を攻撃しているPSIを撃退してほしいという依頼を受けるのですが、実はPSIはアージェントに誘拐されたPSIのサイキッカー、アディナ・モンロー(Adina Monroe)を救出しにきただけ。

ヒーローは一転してPSIの依頼でアディナの救出を目指すことになります。


というのも誘拐されたアディナの超能力とは、思ったことを現実にできるというスーパー能力だったのです。
まさに歩くドリームノート。(by ウィングマン)

もっともさすがに通常はできることは限られていて、実際にはたいしたことを現実にできるわけではないのですが、アージェントは特殊な装置を使って彼女の能力を増幅し、世界を思うがままに支配しようとしていたのです。

ミレニアムシティの危険が危ない!
ということで、彼女を奪還すべくヒーローはアージェント本部に侵入。

本部の奥底で増幅装置を破壊することには成功したのですが、しかし彼女は一向に目覚めません。
実は彼女は増幅装置の影響で悪夢を見ており、彼女を悪夢から目覚めさせないとやがてミレニアムシティは、彼女の悪夢の通りになってしまうのです。

そこで、ヒーローは彼女と世界を助けるため、彼女の精神世界へダイブ。

精神世界の中で悪夢の源と対決し、ついにこれをを倒して無事彼女を解放したのでした。

めでたしめでたし。


続いて2番目のアークでは、ヒーローはストロングホールド刑務所の設計図をバイパーに密売しようとするアージェントの闇取引を阻止するため、再びアージェント本部に向かいます。

精神世界からの解放取引自体は無事阻止し、設計図も無事奪回したヒーローですが、その課程でウェンライト教授(Professor Wainright)という人物があに誘拐されていたことを知ります。

アージェントの目的はウェンライト教授にストロングホールド刑務所に設置されていた”ホットスリープ装置”と呼ばれる装置を再設計すること。

実はこの装置はストロングホールド刑務所に収監されているメントン(Menton)と呼ばれる大物ヴィランの能力を封じるためのものだったのですが、アージェントはこの装置を逆にメントンの能力を増幅するように改造させようとしていたのです。

そして当然ながら、この取引の依頼主はメントンその人。

ヒーローは無事この陰謀を打ち砕き、現場に現れたメントンの精神体に地団駄を踏ませることに成功したのでした。


ということで、いかにもヒーローらしいストーリー展開が味わえる新アーク。

LV18前後ということで、ほとんどのJPプレイヤーがLV40近いといわれるCOではいささか低レベルミッションですが、是非プレイしてみてほしいところです。
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2009年11月17日

【Misson Arcs】 Cutie Lalaとギャング戦争(後編)

LIN QUI『さあて、果たして我らがCutie Lalaをして、ギャング戦争終結に導いた人物とは誰だったか?恐らく視聴者の皆さんも興味深々でトイレにも行けずに画面を見守っていたはずだ。じゃあ、Lala、そろそろ種明かしを頼むよ。』

『ええ、実はチャイナタウンからの帰りにある女性にあったの。彼女、リン・キ(Lin Qi)からの依頼は彼女の従兄弟クァン・キ(Quan Qi)のことが心配なので様子を見てきて欲しいってことだったわ。』

『ヒーローにわざわざ様子を見に行かせるとは穏やかじゃないね。それでLala、そのクァン・キって人はどんな人だったんだい?』

『実はね、クァン・キはカルトオブレッドバナーの総帥、クランロード・キ(Clan Lord Qi)の娘だったの。リンとクァンは従兄弟だけど実の姉妹以上に仲が良くて、リンはクァンが幸せになってほしいと心から願っていたわ。』


『そりゃますます不可思議だ。だってクァンはレッドバナー総帥の娘なんだろ。どうしてリンはヒーローの君にクァンの身辺護衛を依頼したんだい?』


『クァンには最愛の人がいたのよ。ところがそれはレッドバナーの最大のライバル、マニアックスのメンバー、アントン・ロメロ(Anton Romero)だったの。』



RID LEN


『なんだって、コイツはまるでロミオとジュリエットだ。だが同様に予見されるのも悲劇だけだろう。ロード・キは娘のライバル組織の男との恋を許すことは決してないだろうし、アントンも敵と通じた裏切り者として始末されることは確実だ。』

『ええ、だから二人を保護した後私も決心したの。二人が真実の愛を成就させるつもりなら、私がそれを手伝おうって。』

『というと?』

『2つの組織のボスを、両方同時に倒そうって決めたの。幸いクランロード・キとマニアックスのボス、リッド・レン(Rid Ren)の居場所はわかっていたわ。今、奴らを逮捕してこのギャング戦争を終わらせる以外2人が結ばれることないって思ったのよ。』

『なるほど、大胆な決断だが、しかし君はそれを成し遂げたわけだ。2つのギャング団は壊滅し抗争は集結した。そしてチャイナタウンには平和がもどった。そういうことだね。』


『ええ、キ一族は犯罪から足を洗い、クァンとアントンは結ばれてこの前無事結婚式を挙げたらしいわ。これがその結婚式のビデオよ。』




CLAN LORD


『若き二人の真実の愛が、永年の恩讐を超えてギャング戦争を終結に導いたわけか。本当に素敵な話だ、Lala。だけど残念ながら、ウェストサイドの市民たちにとってはまだ完全に平穏な日が戻ってきたわけではない。後2つ、ブラック・エースとニューパープルギャングが残っているからね。』

『そのとおりよ。特に私がレッドバナーとマニアックスの抗争を止めようとしている間、ニューパープルギャングが勢力を伸ばしていたの。実はニューパープルギャングはある目的のためにウェストサイドを完全に手中に収めることを目論んでいて、残ったブラックエースも壊滅一歩手前に追い込んでいたわ。そんな中今度はブラックエースのメンバーが私に救援を依頼してきたの。』

『ギャングがスーパーヒーローに救援依頼だって?おぼれるものは藁をも掴むっていうけど、確かにそりゃ、ビックリだ!で、君はその要請を受けたのかい、Lala?』

『まあ、困ったときはお互い様って言うしね。でも当然条件はつけたわよ。ニューパープルギャングから助ける代わりに、ブラックエースは解散してギャングから足を洗うってね』

『なるほど、そりゃ一挙両得だ。君は正々堂々ブラックエースに味方してニューパープルギャングを叩けるし、おまけに奴らを撃退したならブラックエースは約束どおり解散して敵はニューパープルギャングだけになる。』

『そういうことね。』




PURPLE GANG



『これで残すはニューパープルギャングだけになったわけだけど、そういえばLala。さっき君はニューパープルギャングには別の目的があるっていってなかったかい?』

『ええ、そうなの。後でわかったんだけど、ニューパープルギャングの本当の目的はPSIへの復讐で、そのために他のギャングを倒して力を蓄えようとしていたのよ。』

『復讐だって? だけどPSIとニューパープルギャングに接点があるように見えないけどねえ』

『私も真相を知ったときはビックリしたわ。ニューパープルギャングのボス、ケビン・ポー(Kevin Poe)こそ、PSIの創始者セバスチャン・ポー博士(Dr. Sebastian Poe)の息子だったのよ。ケビンは父を陥れ組織を奪った元妻のメデューサ(Medusa)、ことメデリン・ブランナー(Madeline Brunner)とその情夫で現在のPSIの総帥サイモン・ベル(Psimon Bell)を激しく憎み、彼らに復讐するためにニューパープルギャングをつくったの。』


『なんだって!ニューパープルギャングはケビンの復讐のための組織だったっていうのかい。となると、君の活躍で結果的にウェストサイドのギャング戦争の勝者となったニューパープルギャングは、遂に本来の目的を果たすときがやってきたわけだ』

『そうよ。そしてケビンは他のギャングとの抗争の一方で、ウェイロン・タロスにPSIを倒すための最終兵器、対サイキック爆弾(Psi-Bomb)を作らせていた。どうやらこの爆弾はサイキック能力をもつ人間の脳に作用して、サイキッカーをゾンビのような廃人にしてしまうものらしいの。しかもこの爆弾はサイキッカーだけでなく、かなりの範囲の一般人にも深刻な脳障害を起こす程の威力があるらしいわ。』




PSI BOM


『そいつは大変だ。そんなものが街中で使われたら、ミレニアムシティ中廃人であふれかえっちまう。しかしそれにしても君はそんな凄い情報をどこから手に入れたんだい?』

『へへ、実はFBIからなの。スーパーパワーを持つFBIのエージェント、コディアック(Kodiak)がずっとニューパープルギャングを内偵していたのよ。コディアックの情報では今まさにニューパープルギャングの本部に対サイキック爆弾が納品されようとしているところだったわ。』

『対サイキック爆弾はケビンの復讐を果たすための切り札だ。しかも場所はニューパープルギャングの本拠地ともなれば、その警備は相当厳重だったんじゃないのかい、Lala?』

『もちろん奴らも決して油断はしてなかったわ。アジトには凄い数のギャングが詰めていたし、爆弾の側にはケビンが雇った凄腕の傭兵タキオン(Tachyon)が常時警備にあたっていたもの。』




『しかしそんなケビンの悲願も、我らがCutie Lalaの手によって粉砕されたわけだ。お気の毒だが、ニューパープルギャングにとっては相手が悪かったな。そういえば、その時ケビン・ポー自ら現場に姿を現したって聞いたけど、本当かい?』

『ええ、それが傑作だったわ。ケビンの奴爆弾が危ないって聞いて慌てて駆けつけてきたんだけど、既に爆弾の信管が破壊されたのを見て

“すまんね、ヒーロー。だがここでこのケビン・ポーを止めることより、我々はより多くの成果を得るだろう。私のニューパープルギャングがミレニアムシティをを征服するのはもはや時間の問題なのだ!(Sorry, hero, but it will take more than that to stop Kevin Poe.
It's just a matter of time before my New Purple Gang rules Millennium City!)”


とかなんとか捨て台詞を吐いて逃げていったの、それでね・・・・』




Kebin Poe


『おっと、ちょっと待った、Lala。いいところなんだだけど、実はそろそろ番組終了の時間なんだ。そして、番組をお楽しみの皆さん、是非この続きは近日劇場公開の映画“ニューアンタッチャブル”でお楽しみを。』

『ええっ!なに、これもしかしてこれって、最近よくある映画の宣伝番組だったってやつなの?』

『宣伝とは失敬な。メディアミックスによるタイアップ企画っていってほしいな。それでは皆さん又来週』

『もう、これからがいいところだったのに!』

(Misson Arcs Complete!)
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2009年11月13日

【Misson Arcs】 Cutie Lalaとギャング戦争 (前編)

TVスタジオ収録『ミレニアムシティの皆さん、こんばんは。今宵も日常の何気ないリアリティを追求するロブ=マホガニーが皆さんに贈る“ザ・リアリティショー”へようこそ。今宵は先日TVカメラの前の大立ち回りであのフォクスバットを逮捕するというミレニアムシティ100万の市民もビックリの真のリアリティショーを演出してくれた、Cutie Lalaをゲストに迎えてお送りします。

Hi、Lala。ところで先日も凄かったけど、なんでも今度はあのウェストサイドのギャング共を一掃したって聞いたけど、そいつは本当かい?』

『え、は、はい。あっ、その、こんばんは。私レイラ・ハミ・・・じゃなくてCutie Lalaです。一応ほ、本当です。』

『うら若きスーパーヒロインもTVカメラの前ではタジタジかな。リラックスしてどうぞ、Lala。さて時にギャング戦争終結の始まりは一本の垂れ込みから始まったと聞くけど、まずそこのトコ詳しく教えてくれないかな』


『ええ、実は元々ウェストサイドでは5つのギャング団がその勢力を争ってたの。中華街を根城にするチャイニーズマフィア、“カルト・オブ・レッドバナー(the Cult of the Red Banner)”そして武闘派集団、コブラロード(Cobra Lords)、コスプレマニアの“マニアックス(the Maniac Gang)”、ブラックエース(Black Aces)そして・・・』
ブラッドソード1
『禁酒法時代のデトロイトを闊歩したあのパープルギャングの系譜を引くと噂される、ニューパープルギャング(New Purple Gang)・・だね、Cutie Lala』


『そうそう。で始まりは地下酒場レオズ・バー(Leo’s Bar)の情報屋、イタチこと、アルバートタッドベリー(Albert Tudberry)からの情報だったわ。そういえばミレニアムシティ警察のサーホッフ署長から変装して酒場にいけって言われてたんだけど、つい忘れてそのまんま入ったもんだから、酒場の悪党どもがまとめて襲ってきちゃって。結局全員叩きのめした後、情報を聞く羽目になったっけ』


『そりゃ、悪党どももかわいそうに。今度から酒場で悪巧みをするときは、ヒーローがちゃんとミッションテキストを読んでからくるようにと祈った方が良さそうだ。ところで、再現映像をみると、君のコスチュームってレッドとブルーがあるね。それって何か違いがあるのかい?』

『ああ、レッドがプロテクターモードで、ブルーがガーディアンモードの時ね。いつもは防御重視で戦ってるけど、雑魚相手にはモードチェンジして、フルパワーで戦うこともあるわ。』

『なるほど、その場の戦況に応じて変身してるってわけか。ところでさっきの情報って言うのは結局なんだったんだい、Lala?』
レオズバー
『それはワロン・タロス(Walon Talos)って金目当てのガジェットメーカーがパープルギャングとコブラロードの両方に武器を流してるっていう情報だったわ。そこでね、私はタロスを奴の工房で締め上げてコブラロード向けの武器に、途中で暴発して使い物にならなくなる細工をするように差し向けたの。』

『ほう、でも両方に武器を流してるのに一方だけ細工をするっていうのは、コブラロードと対立しているパープルギャングを利することにならないかな?』

『そう、実は狙いはそれよ!いくつもの組織を相手にしてちゃいくら私でも体が持たないからね。ここはわざとパープルギャングの連中を勝たせて、後で奴らが油断したところで今度はパープルギャングを潰す作戦だったの。』


『なるほど。これで首尾よく蛇の頭は潰したってわけか。で次は?』

『次の狙いはギャングどもの資金源の闇賭博を辞めさせること。ズバリ組織犯罪のボス、完全なるフランキーこと、フランク・ザレッティ(Frank "Full Frankie" Zaretti)の運営する地下闘技場(Fight Club)潰しよ。奴の地下闘技場は毎日多くの犠牲者を出していての敗者はデトロイト川に投げ捨てられていた。だけど証拠がなくて奴を捕まえることができなかったの。』


『そこで我らがCutie Lalaの登場ってわけだ。もちろん勇猛なる我らがLalaは正面から奴らの闇賭博場へ殴り込みをかけた、そうだろ?』
ファイトクラブ3
『まあ、そうね。署長からはさすがに仲間を連れていったほうがいいって言われたけど、チャンスを逃したくなかったから一人で殴り込んだの。でも、そりゃ大変だったわ。なにせ踏み込むなり、地下闘技場中の観客が一斉に襲いかかってきたんだから。』

『そりゃ大勢の中に、たった一人でスーパーヒーローが殴りこんできたら、悪党ならだれでもそうするだろうね。だけど殴りこんだときは地下闘技場は試合の真っ最中だった』

『そうなの。それで私が観客を片付けたら、今度は奴らのチャンピオン達が1対1の戦いを挑んできたの。なんとあいつら私を肴に賭ボクシングを仕掛けてきたのよ。』

『今宵のスペシャルメインイベントというわけだ。そりゃ掛け金もさぞや跳ね上がっただろうな。』


『もちろん、全員片付けてやったわ。当然その場にいた組織の幹部連中も含めてね。ついでにもう一つ、この奴らのラップトップから地下闘技場の帳簿と顧客リストなど奴らの不正行為を証明する秘密のデータを手に入れたの。これで地下闘技場は一巻のお仕舞いってわけ。』

ファイトクラブ2
『凄いじゃないか、Lala。完全なるフランキーと言えば名の知れた暗黒街の黒幕だ。その賭博場を潰したとなれば、ミレニアムシティ中のギャング組織は大打撃を受けたってわけだ。だが奴らだって黙っていないだろう。特にチャイニーズマフィアの連中は熟達したマーシャルアーツを使う厄介な連中だ。いかに君でも潰すのは簡単じゃなかったんじゃないかな?』

『そうね、まず強敵は仲間から“アイアン(Iron 鉄)”と呼ばれているエンフォーサーの男と“ゴールド(Gold 金)”と呼ばれている女格闘家だったわ。奴らはカルト・オブ・レッドバナーの戦いの師匠であると同時に、ブラッドソード(Blood Sword)と呼ばれる古代のアーティファクトを身につけていて、その武威でチャイナタウンを押さえていたの。』

『そこで君は2人の武術の達人に挑んで、これを打ち破り、チャイナタウンをギャングの手から解放した・・・そういうわけだね?だが、その帰りがけ、君は最終的に2つのギャング組織を壊滅に導く重大な人物に会うことになった。』


ブラッドソード2
『ええ、それはカルト・オブ・レッドバナーの総帥の・・・』

『おっと、待った!続きはCMの後で。では、視聴者の皆さん、くれぐれもチャンネルはそのままで・・・』

(To be continued)
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Posted by arcon25 at 20:56 Champions Online 

2009年11月12日

ミレニアムシティの危機

プロテクトモード一昨日アップし終えたプロジェクト・シュタインがLV20前後のアークなのですが、未だ私のキャラはLV22で、あれからあんまり進んでいません。

なにせプレイしているのが基本的に ”出張途中だけ” ですから進まないのは当然と言えば当然。(たまに近くのルノアールや出張先のホテルでやってることもありますが)

そんなわけで、ほとんどのJPチャンピオンと違ってカンストまだしばらくかかりそうです。


ところで、先日久々にプレイしようとしたのですが、画面にはこんな文字が

'you are not allowed to log in at this time'

どうやらアカウントが停止されているっぽいです。ちなみに課金の方は6ヶ月でステータスもアクティブになっていたので、もしかして垢bun!? と思いフォーラムのほうも調べてみると、どうやら既知のバグらしく、大部分の人は勝手になおっている模様。

その日はそのまま時間がなくてログアウトしてしまったのですが、次に入れないようならサポートにメールしようと思います。

しかしただでさえプレイできる時が限られているのに、その時に限ってバグにはまるのはかなり萎えますね。


さて、ここまでプレイしてきてやはり気になるのが、コンテンツの弱さ。
といっても、エンドコンテンツとかそういう話じゃなくて、ストーリーとか設定面でのということ。

元々COXの魅力の一つって、無駄に作り込まれた世界設定にあったと信じる私にとっては、Infoを観ても何一つ情報が無く(COXだったら雑魚でもいろいろ書いてあったのに)、戦っているヴィランのバックグランドがさっぱりわからないのは、壮大な世界設定で肝心の中身がまるでない多くの韓国ゲーのような印象さえうけてしまいます。

あるいはそういうのは原作のテーブルトークをやれ、ってことなのかな?
このあたりが原作付きの弱みなのでしょうか。

そういえば人もちょっと減ってるみたいで、このブログへの検索も11月は"オブリビオン”が”Champions Online"を2ヶ月ぶりに抜いて首位になりました。
あんまりオブリビオン関係はアップしてないのですが、世界設定とDLC6のストーリーがヒットするみたい。

ということで、Champions Onlineにはもっと頑張ってほしい今日この頃なのです。


さて愚痴はともかく、このブログでのストーリーですが、次はミレニアムシティ前半のギャング戦争を取り上げる予定です。
あっという間に通り過ぎてしまうミレニアムシティですが、一応5大ギャングの抗争を終結させ、最後にニューパープルギャングの首領ケビン・ポーを倒す(そしてその後PSIとの対決)という一つのストーリーにはなってるんですよ。

ストーリアークを全部アップする余裕も無いので、次回はあらすじだけ追って、その後ニューパープルギャングのケビン・ポー、及びPSIの首領サイモンと対決する2本のミッションアークをまとめてアップしようと考えています。


ただし時期は未定ということで、例によって気長にお待ち下さいませ(笑)
  
Posted by arcon25 at 09:23Comments(1)TrackBack(0) Champions Online