2007年04月

一点の鷹になりたる雪解川

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シープマウンテンというところに、渡り鳥のルートがあるということを聞いた。また、四月二十二日は野鳥の会のバードカウントの日で、ハンバーガーの出店もでるよということだった。

まあ、お祭りのようなものやな。スコープと双眼鏡を持った人が並び、チェックリストに見た鳥の数をつけていくんやな。

行ってみたいけど、その日はあいにく土曜出勤。

あきらめたのだけど、やっぱり行ってみたくなったので、その一週間後の昨日、アンカレッジから2時間運転することにした。コーヒー持って朝早く、れっつごー。

まだ、鳥はおるやろ?ハンバーガーの出店はないやろけど。

マイル120のポイントまで行ってみたら、バードワッチャーが3人、いかにもバードワッチャーという井出達で、バードワッチングをしている。まあ、双眼鏡でずっと空を見ているわけだわ。

さささとその横に行き、何が見えるのん?と聞き、先週はどうやったと聞き、どこから来たん?と聞き、まあ、バードワッチング・ビギナーのわたしは、詳しい人から教えてもらおうと思ったわけやね。

親切なグループだったので、そのあとはぺったりとくっついて、その人たちが鳥を発見する度に、その方向に双眼鏡を向けることにした。どもっ。

わたしがいくら双眼鏡で空を見ても空しか見えないのだけれども、スーパーバードワッチャーには、はるかの点が鷹であるわけだわ。それが何分かたって、弧を描き、真っ直ぐ飛んできた時点で、わたしの双眼鏡に、鷹の姿を現すことになる。

鳥を見つけるのは、ほとんど勘ではないかとさえ思わされたな。

白鳥の100羽の群れ、80羽の群れ、60羽の群れだそうだ。いつもV字になっている訳ではなくて、M字だったり、L字の形に編隊を組んでいる。
その形が変わるとき、白い点が流れるようになるのが本当に綺麗。

また、鷹は単独で渡っていた。弧を描いたり、飛ぶ方向を変えてみたりしていた。鷹も白鳥もすごく高いところを飛ぶので、真上近くにくるまで、点にしか見えない。あんなに高いところを飛ぶとは、本当に知らなかった。それなのに、上から白鳥の声が降ってくるというのにもびっくり。

そのポイントは、崖から谷を見下ろすようになっているところで、その谷に沿って白鳥のルート、鷹のルートがあるようだ。もしかしたら、上昇気流があって、それに乗ると楽なのかもしれないなあ。

Red-tailed Hawk
Nothern Harrior  ちゅうひ
Sharp-shinned Hawk  はいたか
Rough -legged Hawk  けあしのすり
Tundra Swan

スーパー・バードワッチャーのおばさんが、はい、これといって、スコープの場所を空けてくれた。覗いてみるとと、30メートルほど先にいるハイタカが捉えられていて、わたしと目が合った(と感じた。だって、眼光するどい)どきりとした。こわかった。


パパイヤの色して鷹の眼のますぐ  りん


2時間ほど空を見ていると眠たくなったので、そのまま車のなかで1時間ほどお昼寝。だって、空って広いから気持ちよくなったのだもの。

また起き出して、2時間ほど空を見て、帰りにパーマーという町のセスナ機用の飛行場へ寄った。ここも渡り鳥が集結するというポイント。

あ、いるいる。双眼鏡で見てみたら、鶴だった。頭が赤く、茶色い体の、サンドヒル・クレイン。一緒にいる白いのは、スノー・ギース。どちらも100羽を超える群れ。

カメラを持ってできるだけ近づいてみたら、ある近さまできたら、鶴がぴょんぴょんと跳ねて、羽をばたつかせるようになった。こっちにくるなという警戒のポーズだと思ったので、そこで立ち止まる。一眼レフも望遠レンズも持っていないので、もっと近づきたいのだけど、あっちが駄目というので、これ以上は近づけないや。

望遠レンズを付けたとしても、ピントを合わせるのが難しいし、今のわたしにはこれで十分やで。

そんなことはどうでもよく、ただ、鶴の群れがいる、ハクガンの群れがいるということが、とても嬉しい。どうしてかわからないけど、とても嬉しい。

レセプション果つやチュガチの山笑ふ

昨日これって教育かしら、ぷんぷんって書いたものだから、(だからってこともないと思うけど)教育委員会長に会った。

レセプションでスピーチをするそうな。

わりときちっとした服の人が多かったけど、わたしはうっかりと忘れていて、直前に草から電話で確認されて思い出した。デニムパンツとセーターにスニーカー・・・しまったと思ったけど、どうしようもないや。そのまま会場に・・・・


さて肝心の草はどうかというと、彼もまた継ぎのあるジーパンにコットンジャケット。ああああ・・まあええわあ。でも回りは結構ドレスアップやん。

高校のメンターシッププログラムの終了パーティ。高校生たちは半年間さまざまな職業の現場で学んだわけだけど、その職種がけっこうさまざまだ。

外科医、政治家、弁護士、先生、判事、建築家、アーティスト、エンジニア、薬剤師、理学療法士、おもしろいことに、宇宙飛行士っていうのもあった。どんなことするんやろ?

草の面倒をみてくれた建築家のおじさんも夫婦で来てくれていて、ありがたいなあ。。このおじさんはいつも版で押したようにアロハシャツを着ている。いつもいつも。。草の話を聞くと、どんな大事なミーティングに行くときでも、アロハシャツ。

クローゼットにはきっと、さまざまな柄や色のアロハシャツが並んでいるに違いない。おじさんのスタイルなのだなあ。プロになるとそういうことができるのだなあ。

草はそれを倣ったのかしら。だから継ぎのあるジーパンでスピーチ?

母はなにも言わないよお。だって、君はもう大人・・・

薔薇の芽の触れ合つてゐるつづら坂

春は忙しく過ぎていくのだけれども、今年のとんでもなく忙しくなる予想が、そこそこに忙しい普通の5月になりそうだ。学年末のあれこれに加えて、試験を受けるはずだったのだけど、それを受けなくてもいいようになったからだ。

もうっ、必勝のねじり鉢巻まで作ったのにい←うそ

ふにゃふにゃふにゃら。。

ブッシュ政権になってから、いろいろとへんなことが起きているけれど、戦争になったり、一般人がマシンガンを買える様になったり、子どもたちが試験漬けになったり、先生たちもランク付けされ試験というふるいにかけられるようになった。修士がないと中学校以上を教えられなくなり、テストテストというプレッシャーがカリキュラムに押し寄せる。

ということで、アンカレッジ教育委員会は、センセーは全員試験じゃ~~~という案を2月に理事会で通過させた。試験ったら試験じゃ~~~。こんなことがわからんのじゃったら、仕事はないど~~、という大阪弁の取り決めだ。

いやん。わたし・・・

うげっ、アメリカの歴史と政治やらを勉強せなあかんのん?数学はなんとかなるとしても(日本の数学のレベルの高さよ、ありがとう)英語?化学?物理??

俳句は試験にないの?

日本語の試験はないの?

もう日記は書かれへんなあ。試験勉強せな・・

まあ根性を決めて勉強を始めていたのだけれど、わたしのような外国人には全くもって不利・・・・。一問を一分で答えていかなければならないという三択・・・・・。時間をかけたらわかることでも急がされるわけだわん。

受かったらええんでしょ。受かったら・・・・・。


教育委員会に問い合わせて、わたしの場合は、経験やらとった単位数やらもろもろで、試験を受ける必要がないことがわかったのだけれど、それはそれでよかったけれど、職員のなかには冷たい風が吹いているような感じがする。

誰がパスして誰が落ちたとか、来年仕事はあるのだろうか、とか、ねたみそねみ、・・・人が人を管理する冷たさ。。。。

だって、そのテストにパスしたら、Highly Qualified Teacher って言われるんだもの。パスしなかったら、あほみたいやん。You are not a highly qualified teacher ってことやん。

こういうネーミングやランク付けが、教育だと思っているのかしらん?
ぷんぷん・・・・

ゆく春へひとつひとつの縫ひ目かな

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友達のミシン・・・。

これ、すごいええよ。

・・・・・・$2000・・・

手袋へ五指納めゆく春愁

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ピクニックのシーズン・・

はいっ。気をつけま~す。

雪解風肩甲骨の線対称

↑この句どないでっしゃろ?

俳句業界ではもうすぐ夏なので、春の句は句会に出さない。ということは、浅春の季感満喫のわたしから出てくる句は、だれの目にも触れずに、美人なのか、どうしようもないのか、味があるのか、傷をなおせばなんとかなるのか、全然わからずに、お蔵入りということになる。

という北国事情です。

どうぞ、遠慮なくう。

う~~ん、わかれへん・・・ボツにする前にちょっとひとあがき・・・・どぼどぼどぼ・・・・ぽちゃん・・

はんのきの芽の紅のほぐれつつ

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こんなに赤いなんて、これまで知らなかったあ。
毎年見ているのに、気がつかなかったのだろうなあ・・・
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