2006年11月20日

いじめ自殺について語ってみる

とり『こうちゃんの簡単料理レシピ』より
”カリッと焼いた鶏肉のさっぱり大根おろしおろしダレ”ですw
タイトル長いです(笑)
でも、鶏肉がジューシーでおいしかった〜♪



最近テレビでも毎日やっている”いじめ問題”。
言いたい事はあるけれど、正直いろんな問題が絡んでいるので
書いてもまとまるかどうかの自信がなくてずっとそのままにしていました。
吠えるのも意外とエネルギー使うしね(笑)
母、文才がないんで文章考えるだけでもすごい疲れるんですよ(;´Д`)
でも、この間pandaさんのところでいじめ自殺についての記事を読んで
やっぱり書きたいな〜と思いました。
と、いうわけで、誰にも頼まれてませんが勝手に吠えます(爆)

いじめっていうのは昔からありましたよね。
かの石原慎太郎東京都知事もいじめられた事があったというくらいですから。
でも、それが原因での自殺というのはここ最近とても増えたように思います。
どうしてなのかということについてはテレビなんかでもいろいろと論争されているところではありますが。
『母的にはこう思う』というのを、いくつかあげてみたいと思います。


↓すんごい長くなったので、読んでやろうという方はよろしくです(笑)



一つは”いじめに対して対処する力をつけてもらっていない”ということです。
”自分はこのままでいいのだ”という自尊心を育ててもらっていないということです。
「いじめられたけれど、原因が思いつかない。自分は何も悪い事をしていない。だったら自分はこのままでいいじゃない。」と思えない。いじめられると自分の存在自体全否定されたように感じてしまう。
友達がいることが自分の存在価値になってしまい友達に依存しているために、いなくなると自分を保っておく事ができなくなる。
”もらっていない”というのは、それをやるのは親の役目だからです。
子どもは、親からの”無償の愛”をたくさんもらう事で「自分はこのままの自分でいいんだ」と自信をつけるようになります。
それがないと他に愛情を求める事になり、それが学校の友達だったりするわけです。
でも、親からの愛情をもらえていないと子どもはいつも不安な状態なので、友だちから見放されれば全く孤立した状態になります。
自分は誰からも愛されていない。
それでは、生きてる事が辛くなって当たり前です。

それから”命の大切さを知らない”というのもあると思います。
大事にしないんじゃなくて”大事なんだ”という事を知らないんですね。
前にも記事にしましたが、最近は死について学ぶ機会が減っています。
じいちゃん・ばあちゃんの死に目に会える事もなく、葬式も連れていってもらえないことが多い。
加えて、ゲームやアニメなどの影響か死んでも生き返る事があると思っている子どもがたくさんいる。大学生ですら・・・。
だから、今は”死”というものを教えないといけない時代なんですね。
一真にも「死んだら、もう戻ってこれないんだよ」といったら「そうなの?」といってました。
”死”に対するリセット感覚。これは昔から問題視されていた事です。
でも、何も対策はとられていないんですよね。
命というのは軽んじられてはいけないという事を子どもたちが知らないから
平気で「死ね」とか言えるわけです。
「どっか行っちゃって」と同じ感覚です。

それと”生きることに対しての希望がない”というのもあると思います。
「今は辛いけど、生きていればいつかはきっといい事がある」と思えないのです。
何故かというと、辛い思いをそれまでしておらず、耐えるという経験をしていないからです。
忍耐力をつけてもらっていないのです。
小さい頃は親が子どもの近くにいて、子どもが大変な思いをしていると簡単に手を貸してあげられます。
しかし、それは子どもが壁に直面した時に自分で耐えながら解決していこうという力を奪い去り、忍耐力のない子どもをつくってしまいます。
親なら誰だって子どもが辛い思いしているのをみるのは辛いです。
でも、親自身がそれに手を貸す事を我慢して忍耐力をつけてあげることが子どものためになるのです。
(もちろん、程度はありますよ)
それから周りを見ても、これから将来楽しい事があるとは思えないようなこともあります。
両親は毎日ため息をついて周りに不平不満をぶつけています。
テレビからは毎日殺人・少年犯罪・自殺・政治スキャンダルばかりが流れます。
大人たちは親も学校も国も、責任逃れに毎日必死になっています。
こんな状況を見せられて、どうやって将来に希望を持てというのでしょう?
だったら、1回死んで生まれ変わって楽しい人生を生きようと思うのも無理ないような気がしてきます。


この間、6時間ぶっとおしで教育問題について討論する番組で
10組くらいの親子を呼んで、子どもはいじめについてディスカッションし
親は、子どもの知らないところでカメラを通してその様子を見るという企画をやっていました。
その中で、子どもたちは”いじめがおきるのは仕方がないこと”と言っていました。
”ストレス解消に、その時たまたま気に入らなかった子がターゲットになる”と。
いじめは悪だと思っていないのです。
また、いじめられた経験のある子がいじめる側にもなっているのです。
自殺を考えた事があると言ってる子も数人いました。
自分が死ぬ事で、いじめた子に復讐したいと思った、と。
まさか、自分の娘がいじめをした事があるとこの時に初めて知ったお母さんはショックで泣いていました。
”いじめられた事があって親を心配させた事があるから、今いじめられても親に言わない”と言っていた息子のお母さんも泣いていました。
子ども達は”いじめにあっていても親や先生が出てくると余計にややこしくなるから言わない”と口をそろえて言っていました。
だとすれば、子どものちょっとした変化をくみ取るのはとても大変な事です。
昨日今日で出来る事ではないのです。


大事なことは小さいうちに教えてあげる。
大きくなったらあとは信じて本人に任せ、とにかくコミュニケーションをとることです。
大きくなってから教えようとしても反発する事の方が多いはずです。
大きくなってからでは、もうプログラム入力は完了していて実行段階になっているからです。

いろいろとたくさん書いてしまいましたが
結局のところ母が言いたいのは「いじめに負けない、いじめなんかしない、死んで逃げようとしない」子どもを育ててあげるということです。
それは、簡単なことではないと思います。
でも、本当に子どもの幸せを考えるなら学校や国に責任転嫁している場合ではないのです。
せっかく、自分を選んで生まれてくれた子どもなのだから・・・。

それでももし、一真がいじめにあっていることがわかったら
自分で命を絶とうと思ってしまうような理不尽な扱いを受けていたら
母は、全力でぶつかっていこう、全力で一真を守っていこうと思っています。


何だか、やっぱりまとまらなかったわ(笑)
こんな駄文書くのに1時間半もかけちゃったよ〜^^;





干し柿会社で社長が一生懸命皮むきした干し柿です(笑)
皮むいてる間、母が仕事の事を聞いてもそっちのけで熱中してましたから(;´Д`)









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aries_2004_0625_aries at 22:10│Comments(17)TrackBack(0) 母子の日常 | 子育て自論

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この記事へのコメント

1. Posted by 愛蓮   2006年11月20日 23:05
少し前までは親子間の殺人や日本史のこととかでマスコミが取り上げてたと思ったら、今はいじめが世間の話題になってますね。
「子どもたちが将来に希望を持てないこと」ってとても悲しいことだと思います。「早く大人になりたいなぁ」とか「大人になったら●●になりたい!」って子どもたちがのびのびと夢や目標を描ける社会にしたいなって思います。
2. Posted by Hal   2006年11月20日 23:23
死ねるなら何でも出来そうなのにねぇ!でも一真の母さんが言うように、親の対応が大事ですよね!なんでも学校とか、他人のせいにする親が多すぎます。そして個人的見解で悪いのですが、そういう親は団塊の世代に甘やかされて育った世代が多い・・。多くの問題を残した団塊の世代に、「今の子はダメだ」とかいう権利ないと思うのは私だけ?そんな彼らが第二の人生をこれから楽しもうとしてるのがなんか気に入りません(内容ずれちゃった^^;)
3. Posted by 589   2006年11月21日 00:04
・・・こばっす!

お久しぶりになりましたー!!
この問題!いつか一真の母さん吠えると
思ってましたよー!
なるほど、自尊心ですか。
私は、実際中学でイジメ(無視ですね)
にあい、すごく辛かったからそういうとき
の辛い気持ちがまだ覚えてますよ〜。
イジメ側がすぐ逆になったりもします。

そして相手は平気で軽く色んなこと言います
からねー。がんばってよく休まずいけたなー
と自分ながら思いますが、あまりがんばらなくて良かったかなーと後で思います。
今はキモイとかウザイとかの辛い言葉が
軽く氾濫してるから言われた方は相当辛いん
だろうなぁーと思います。

4. Posted by 589   2006年11月21日 00:07
1回で文章入らなかったー(笑)

私は先生に伝えましたが
まだ言えない子どもがたくさんいると
思いますねー、私も親には言えなかった
ですが、先生から後で聞かされてましたね。
今は親として子どもの変化を自分の経験で
気づいてあげられたらなと思います。
あとはそうだったら、無理して学校行かなくてもいいんんだよと言おうと思ってます。
どうしても学校がすべての世界だと
思ってしまうと辛くなると思いますので。
(たぶん自殺した人はそう思ってるかも
 しれません、そうじゃないんだよと
 言ってあげたい)

でも、同じ番組かわかりませんがこの
前TV見たときに子どもだけの討論で
出演した子どもは死についてすごい
軽いなという印象受けました。
親や大人そしてゲームでしょうか。
こういう話だとつい長くなってしまうんですよねーすみません!!

5. Posted by 589   2006年11月21日 00:08
よっしゃー今までコメントできなかった
分ー(まだ書くのかー笑)

私見た番組でこの他に凄い腹たったことがありまして!!それは、
給食費を払わない親が増えてるとか(それも
生活費が困るような家庭じゃないところが
増えてるそうです)
NHK受信料払わないと同じにすんな!!
給食費払わないなら、弁当作ってこい!!
食べてるのになんでそんなことを・・・
あとクラス替えで、この子と同じクラスに
させないでくださいとか・・・言う親も
おかしい親ばかり・・・
うちも気をつけないと!!

6. Posted by ねーさん   2006年11月21日 11:06
これ、おいしそう。
黒酢かけてもさっぱりでいいかも。
レーッツ!ダイエーット!byミナコ

やっぱりw
来ると思ってたよこの話題。
あたしらの時だっていじめみたいなのあったけど、今みたいに短絡的だったり陰湿だったりしなかったもんな〜。

いじめもだけど、物事の「してはいけない」ことについて、なんでいけないのかをきちんと教えてないからじゃないか?
筋道つけて道理を説いて子供が理解できるように教える。
 
「ほら、あのおじちゃんに怒られるからやめなさい」とか、
こんなバカげた発言してるよな親がいるうちはダメだよね。
7. Posted by 一真の母   2006年11月21日 13:40
>愛蓮さん

親子間の殺人は、これからもどんどん増えていくと思います。
間違った育児の歪みが出ているのだと思います。
早く、気づかないといけないですね。

そうですよね。
今の大人たちが子供たちのために将来ある日本を作っていかないといけないんですよね。
8. Posted by 一真の母   2006年11月21日 13:47
>Halさん

今の子供たちには
何かをする事よりも死ぬ事の方が楽なんですよ、きっと。
辛い思いをしながら生きる強さを持たせてもらってないんです。

とにかく、今の大人たちは他に責任転嫁してばかりで
形ばかりの反省すればいいと思っていて
見ていて呆れます。

来年から団塊の世代が定年を迎えるということで問題になっていますが
きっと、彼らはこれからを楽しむことはできないと思います。
子どもをきちんと育ててこなかったツケが絶対まわってくるはずです。
みんながそうとは言いませんけどね。
多分、楽しみ方を知らない人も多いと思いますよw
9. Posted by 一真の母   2006年11月21日 13:58
>こばさん

あら、こばさん待っててくれたの?(爆)
ここまでコメント入れてくれたら
いつかサシで討論しないとですよ〜!(笑)
やばいよ〜こばいよ〜w

こばさんはちゃんと自尊心が養われていたんですよ。
自分で自分の存在を認められるって大事なんです。
母はこんな事いってながらいじめにあったことはないですが
きょうだいがいじめにあってました。
現場を見てしまったこともあります。
でも、気持ちは負けてませんでしたよ。
逆に、とても優しい人間になってますw
自分が体験した辛い気持ちを優しさに変える。
強くなければできないことです。
こばさんも優しさがにじみ出てますよ(笑)
ただ、やはり今はいろんな事情があるので
必ず学校に行かないととは思わない方がいいですね。
転校という選択肢もありますしね。

10. Posted by 一真の母   2006年11月21日 14:04
>こばさん つづきw

多分、こばさんが言ってるのと同じ番組を母も見たんです。
母もあの子どもたちの発言を聞いてがっかりしました。
やらせだったらどんなにいいことかと思ったくらいですよ。
あ〜そうそう、そのバカ親のやつも見ましたよ。
給食費は払わないけど、子どもの携帯代6万円は払ってるって言ってたやつでしょ?
母もこばさんと同じ事思いましたよ。
払わないなら弁当作れっ!!
自分では何もしないのに何かあると教師のせい。
何を考えているのか理解不能です(;´Д`)
11. Posted by 一真の母   2006年11月21日 14:11
>よくわからないレセに行くねーさん

そうそう。もも肉のわりにさっぱり食べれたよ^^
”やせちゃった♪”byミナコ ってなるかも(笑)

あら?ねーさんも待ってたの?(爆)
そうなんだよ。今は親が教えなければならない事を子供に教えないんだよね。
子供は教えなかったら分からないんだということがわかってない。
ってか、親自身が知らないって言うのもあるぞ(;´Д`)
いつからこうなったんだろうね〜。。。
たぶん、共働きで親と一緒にいられないのに
しつける担当のばあちゃん・じいちゃんじゃなくて
保育施設に頼んだのが原因かもしれないな〜。。。
結局、しつける時間がなくなっていたっていうのが本当のところかもしれない…。


12. Posted by ミナ   2006年11月21日 14:38
コメント欄も熱いねっ!!!
『しつけ』について、お義母さんと旦那に一言!!!
『お母さんに怒られるよ!』って注意するのをヤメてくれ(怒)
13. Posted by 一真の母   2006年11月21日 15:40
>ミナさん

こういうことについて話し出すときりがないんですよ^^;

そうだね〜、そういうのあるある。
だいたい、誰かに怒られるからやってはいけないって
全然理屈通ってないよね(;´Д`)
きちんと理由を説明しないと子供だって理解出来ないのにね。
14. Posted by apricot   2006年11月21日 22:37
日本のニュースを見ると毎日あやまるニュースが多いのが目につきます。
それがいじめとなると、本当に心が痛くなりますね。
どこの国でもあるのでしょうが、日本はやっぱり異常だな・・・と
海外に暮らすと よけいにそんな風に見えてきます。

社長さんの作った干し柿が食べた〜い^^

15. Posted by 一真の母   2006年11月22日 00:16
>apricotさん

いくら謝ってても、全然誠意が見えないんですよね。
ただ、形だけ頭下げてるだけ。

やっぱり他から見たら変ですよね?
本当にこの国のお役人達は変だと思わないのかな?って真剣に思うんですよ(;´Д`)

社長の干し柿…
悪い事はいわないんで食べないほうがいいです(爆)
16. Posted by さおり   2006年11月23日 16:30
こんにちはぁ
私もいじめられてたことありますが。。。
学校に行かなかったなぁ。
昔も自殺とかなかったとはいわないけど、今みたいに陰湿で死ぬ前追い詰めたりしなかったような気がします。
今はやってはいけないことやっていいことの区別が曖昧で、ちゃんと教えられてないんだろうなと感じます!

ニュースを見るたびに悲しくなって、「死ぬ」ことのほうがとっても勇気がいることだと感じる私としては、生きて欲しいとおもいます。

干し柿すごいですね〜。
とっても力作ですね!
17. Posted by 一真の母   2006年11月23日 23:25
>さおりさん

今は”死”というものが軽視されているので
自分のせいで相手が死んでしまっても
もしかしたら心のダメージが少ないかもしれません。
親の世代がちゃんと教えないといけない。
それを痛切に思いますね。

この間毒味させられましたw
( ̄  ̄;) うーん
微妙です(笑)

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