ねこさま王国

王国の保護猫の花梨ちゃん。
「天使が連れてきた猫、片目の花梨ちゃん!」←更新!

 小さな小さな花梨ちゃは、10月のある寒い日、ある会社に紛れ込んで来たそうです。
 従業員の休憩室のコタツの側でうずくまっていました。

 飲食業の会社。

 ここで飼う訳にはいかないと。
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 保護当時、片目はふさがっており、「猫風邪?」と思い病院にいくと眼球漏。

 片目は機能していませんでした。

 寂しくて、お腹が減っていただろう花梨ちゃんは今まで何があったか分かりませんが、小さく怯えていました。普通子猫は保護しばらくはシャーシャー言ったりしますが、そんな事もなく、ただ、ただダンボール箱の寝床の奥でひたすら固まっていました。
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 最近、本当に最近。
甘えることを知り、遊ぶ事を覚えました。

 そんな花梨ちゃん、去勢手術の時の血液検査で猫エイズ陽性と出てしまいました。

 猫エイズ・・・福井では聞きなれない言葉かもしれません。

 人間のものとは違い、必ず発祥するものでもなく、人間にうつるものではありません。免疫不全症を起こして、初めて猫エイズとなります。
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 写真は我が家に遊びに来た時のもの。
ぷーちゃんと一緒です。

血が出るほどの噛み付き合いの喧嘩ぐらいじゃないと猫にも移りません。

 花梨ちゃんだけではないのですが、ねこさま王国の預かり宅は私の家をいれても6つ。各家々に専用の猫の保護部屋が1〜2つあり、保護猫はここで暮らしています。

 花梨ちゃんは猫エイズ陽性の為、保護部屋で一匹きり。

 ずーーーぅと一匹きりで暮らしています。

 ご飯もあります。

 暖かい寝床もあります。

 一時預かりママの愛情もあります。

 しかし、片目でエイズ陽性ともなれば募集は長期・・・になると思います。

 家の中も走り回れることもなく、家族と一緒に眠ることも出来ません。

 そして、保護部屋がひとつ減り、春の子猫シーズン、受け入れられる子猫が減ってしまいます・・・。

 今は猫はいないけど・・10数年生きる猫を飼いたくても飼えない・・・そんな方、ぜひ、一時預かりをお願いできないでしょうか?

 そして、花梨ちゃんを子猫らしく、家の中で遊んで、甘やかして一緒に日向ぼっこして下さいませんか?

ああっ!

 もちろん、里親様が一番大募集ですぅ〜!!