先にお知らせです。ーーーーーーーーー

先週末のバザー&譲渡会は無事終わり、黒ラブエリーちゃんはお見合いも済ませ、無事お嫁入りしました。
皆の幸せな様子はまた次回にでも。

 そして、「にゃんこはうす」ですが、またもや大きな障害があり、計画が180度変わってしまいました。
今週末は現地に行き、打ち合わせをしてきます。

 形は変わりそうですが、代わりに良いお話もあり、全てが完了した時に皆様に正式にお知らせします。

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 あの私が大騒ぎした「あの日の出来事」です。

今回の震災で、20キロ圏内で保護した子たちの中で、あるお宅があったんです。

20キロ圏内にそう言う人がいると聞き、どうなったんだろうって私も思っていました。

  何回目かの福島の時、避難準備区域をまわり、犬や猫の預かりの声をかけて回っていた時の事でした。
同行ボラさんから、

 「沢山の犬猫の里親探しをして欲しいって言う人がいるんです」って電話がありました。

 急いで現場に行くと、その人と話をするどころか、沢山の近所の人がいて、
「私の家の子も」
「家の犬も」

・・・・と、さらに沢山のお話があり、悲痛な話ばかり。

 結局、「沢山の犬猫の里親探しをして欲しい人」とはちゃんと話が出来てないままでした。
 それから、その日の搬送の犬猫20匹ぐらいの車が関東、北陸へ向かい、そして、前日から引き取りの要請のあった飯館村へ個別に相談に行きました。


 夜8時頃。

 また電話が鳴り、

 「犬や猫、うさぎや、鳥40匹以上連れてきちゃいました。」と。

 そして、

 「大きな犬達や猫や他の動物もまだ沢山いるんです。」って。

 
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メインクーンに見えない、メインクーンや、

見た事もない大きさの犬や猫。

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 猫用の小さなキャリーになんで、犬が2匹とかで入っているの??って

なんで、こんな大きさの犬猫ばかりなの??って。

 皆、当然、がりがりで弱ってて。


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犬も猫も状態がすごく悪く、すでに水下痢をしてて・・・
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この子は健康そうでした。


でも、特に酷い状態なのが猫。
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この子はすごいカリシで舌に穴が空いていて・・今でも血を流しながらご飯を食べています。
この子は消化器サポートしかあげれません。

 すぐに水下痢をしちゃうから。

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この子は3カ月だと言う、メインクーンの子猫で、当時、体重が500gしかありませんでした。

酷い猫風邪のようで、保護した2カ月を経ってもなお、毎日をインターフェロンを打っててもなお、最近肺炎も併発し、瀕死の状態です。


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 この子は腎不全、肝不全をおこしています。

 普通の状態で飼われていたわけでもなかった子達が被災し、震災後の混乱の中、建物の中にいて、その後、20キロ圏内に取り残され、水もご飯もほとんどなく、猫舎の中に、犬舎の中に2週間ほど、閉じ込められていました。

 とにかく、

 その場にいた全員で

 「生きて搬送先までたどり着いて!」・・と願いながら、深夜の搬送を見送り、

 もう一度、

 この事態を聞き、関東のちょこままさんが受け入れを、搬送が着く5時間以内に手配してくれ・・・

 状態の悪い2匹と預かりの1匹の他の猫を載せ、走ってもらいました。

 そして、すぐに皆病院で何週間も入院してた子もいました。

 そして

 現地に4人残り、他の団体さんの手を借り、残りの子達をレスキューしました。

 その日の日記は ココ

 何で、そんな事を今頃って思うでしょう?

一番状態の酷かった子猫の潮ちゃん。


 昨日状態がすごく悪くなり、昨日、入院し、

 今日は心臓が動いているだけの状態になり・・・

 
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 一時預かりをしてくれている大阪のあにゃんちゃんが、病院から、お家に連れて帰ってくれました。

 一人で、最後の時を迎えさせるのがかわいそうだから。

 今まで保護した子は、酷い状態の子も沢山いたけど、今は、本当に沢山の全国の預かりさんの元で幸せに暮らしているのに。

 生まれてすぐ、震災に会い、

 原発の事故でご飯も手に入らなくなり、

 20キロ圏内に取り残され、

 兄弟は死んで行き、

 他にも、もちろん、そんな子は大勢いただろうけど。

 目の当たりにすると、悲しさしかなく、

 最近、沢山の子達に飼主さんが判明したりして、飼主さんの元に帰った子もいて、無事、里子に行った子も大勢いて、皆、少しずつ幸せな時間を取り戻しているのに。

 奇跡は何度も起こらないようです。

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福島犬猫レスキュー支援のお願い
やり残した事、心残りがたくさんです。救いたい子たちが沢山います。

 次回、7月30、31、8月1日

ご支援のお願い

犬用餌(消化のよいものや、シニア犬用のもの)
犬用ゲージ猫用ケージの折りたたみSサイズ(猫用)、Mサイズプラスチック製のもの。中型以上大型犬用)
猫用餌(子猫用、成猫用)
犬猫のおやつ
猫用砂(出来れば紙以外。)
リード(先が輪になっているやつ)
保護した犬猫の医療費や交通費に充てるための義援金
(最近保護した子達はほとんど入院になっています。)
現地同行ボラさん
一時預かり様、里親さま
(どんな子なら大丈夫か具体的に教えて下さい)