いろんな事で悩むのは、後悔しないためなんだと思う。

 シェルターで一番大事な事は、体調管理と病気の早期発見早期治療。

 四六時中にゃんこはうすの子達を、そう思ってみている。

 器用な人間だと思っていたから、あれもこれも出来ると思っていたけれど、自分の愛猫を含め、60匹を超える子たちの管理は思いのほか大変で。

 レスキューする事と、にゃんこはうすを守る事を同時にやるのは本当に難しいと思う。

 と、言うか限界を感じています。

 先週・・ばたばたと老猫ルームの子達と保護猫ルームの子達が体調を崩し、桃花・・たすく・・そして茶太郎。
そして、リバーちゃんに、トラちゃんや小雪ちゃん。

 茶太郎は、年末ぐらいから様子がおかしく、色んな検査を繰り返していて、飼い主さんにも「会いに来て欲しい」と連絡したのだけれども、娘さんの出産で年始は長野にしばらくいるから1月中旬には・・と言うことでした。

 年明け半ば、飼い主さんは会いに来てくれたのだけれども、現状では引き取れる環境ではなく、春にはと。

 茶太郎は、年が明けてどんどん食欲が落ち、
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 どんどん痩せていった。

 先々週はミルクとか、マグロのお刺身とか。好きなものだけで。

 あんまり動かなくなって眠ってばかりいて。

 10日の日曜日はスープタイプのパウチとミルクを夜のんで、そして眠っていたのに、お世話が終わった夜更けけ、老猫ルームに入ると、トコトコとめずらしく私の方まで歩いてきて。

 顔を見ると、

 「ぼく、辛いんです。。」と言いに来ていた。

 翌日、朝一番で病院に連れて行ってもらった。

 私は、にゃんこはうすのほん近くに出来るという、除染場の説明に役場の人が来て、近所の人を含め説明するということだったので、にゃんこはうすを離れられなかった。

 茶太郎は多臓器不全を起こしていて、そのまま入院になった。

 急いで飼い主さんに連絡し、夕方一緒に茶太郎に面会にいった。

 日中、点滴をしていたせいか、目に光が戻ったようだった。

 でも、翌日、朝、病院から茶太が危篤と連絡があり、急いで飼い主さんに行ってもらった。

 そのまま、茶太郎は飼い主さん宅に戻った。


 帰ったところは飼い主さん宅だから、ほっとしたものの、

 心にはちゃんとお別れできなかった事で、ポッカリ穴が空いたようで。


 でも、

 翌朝、飼い主さんが茶太郎を連れて来てくれた。

 旅立った後の茶太郎は、安らかな顔で眠っているようで、

 まだ、温かくて、柔らかくて。

 飼い主さんが、

 昨日は一緒に寝たんですって言って。

 色んな、茶太郎の話をしてくれた。

 原発事故で緊急避難になり、一旦は茶太郎は家に置いてきたものの、避難先が同じ南相馬で、毎日のようにご飯をあげに帰っていたのだけれども、

 「茶太郎、来たい?」って聞いたときに

 茶太郎は車に乗ってきたそうだ。


 その後すぐ、震災当時は帰れた小高区の自宅は立入禁止区域になり、家に帰る事は出来なくなった。

 南相馬市はそんな感じで、住宅街の道にガードレールが置かれ、表の家は避難準備区域で住むことが出来、裏の家は立ち入り禁止区域の警戒区域で住むことも立ち入ることも出来ない場所になり。

 入ろうと思えば、歩いてだって入れるけど、道の向こうに警察が待ち構えていたりした。

 酷いところは、目の前に家があるのに、入ってはいけない場所になった。


 そんなぎりぎりで茶太郎は飼い主さんと一緒に避難だったけど、避難先の屋内には入れられず、アパートの縁の下に5ヶ月間繋がれて飼われていて、そしてにゃんこはうすに預かりっ子としてやってきた。

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 にゃんこはうすの初期の頃からの預かりっ子で、

 長老って呼んだりしていて。

 老猫ルームの主だった。

 長老だからか、新人にも子猫にも優しい猫だった。


 最後の時間を、飼主さんと一緒に過ごすことが出来たのは救いなのだけれども、

 預かった時は15歳。旅立ったのは17歳。

 最後の一年以上も離れ離れで暮らさなきゃいけなかったのは、寂しい時間だったとしか思えず。

 震災は、原発事故は、もうすぐ2年経とうとしているけれども、今尚重くのしかかり、

 皆が、幸せだった暮らしを取り戻す為の時間は、見通しすらなくて。


 いつまで、レスキューし続けられるか、にゃんこはうすを運営していけるか、

 それも分からず、

 でも、

 後悔するだけなら誰でもできる。

 後悔しない為に、今出来ることを出来るだけと思う。


 週末の3連休はいろいろあって、重い出来事がたくさんで。またお知らせします。



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今回のNekoMonでもにゃんこはうすが紹介されています。



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 「日経ウーマンオンライン」でレスキューの様子や活動の様子が紹介されています。お時間のある時にでもご覧になってください。



 
------------------------譲渡会のお知らせ-------------------------

2月16日に福井での猫の譲渡会&チャリティーバザーを開催します!

 愛猫の不調により、私は参加出来ませんが、福井のねこさま王国のメンバーさんが頑張ってくれています。

日時 2月16日土曜日

時間 午前11時〜午後3時まで
場所 福井市開発1丁目714−2(啓蒙小学校グラウンド沿い)A'sパソコンスクール
 
 
ご支援お願い

「ねこさま王国」

毎回お願いばかりで心苦しいのですが、現在福井では福井の保護猫、仔猫成猫あわせて34匹います。毎月保護費、医療費がかさんでいます。
 フリース類。保護費用にあてるバザー用品等、猫用餌 
猫砂(固まらないタイプ、紙砂、鉱物系砂もーなんでも!)ペットシーツ。

○福島でのレスキュー費用や、にゃんこはうす以外で保護している猫たちの為等(全国で保護しています)

 医療費、活動費のご協力をお願いします。

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 口座名義 A-NETふくい 会計 中山 (エーネットフクイ カイケイ ナカヤマ)
 
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