有馬記念@予想

有馬記念2017予想に役立つデータまとめ

今年の競馬は波乱に満ちた年で、これほどまでにサラブレッドの能力が接近していた年も珍しいだろう。
競馬ファンの、あの馬が強い、この馬が強いという思惑とは裏腹にスローペースで変な収まり方をする。
そういった部分で熱くなれない部分はあったが、その反面で2歳馬は近年になく充実していたように思う。

日本の競馬は、超ハイペースから超スローペースまで色々な顔があるガラパゴス競馬。
それゆえの面白さと難しさの二面性があり、どちらが良いというよりも両方とも楽しむ余裕のある接し方を心掛けている。
馬券で儲ける云々ではなく、自分の信じた思いが結果を出した時に実る。
これが本当の競馬の面白さだと今さならながらに気付いた。
今は低レベルな世代かも知れないが、どん底まできたのなら上がるしかない。
その上昇ぶりを来年以降のレースで堪能していきたいと思う。

最後の有馬記念までパッとしない可能性はあるが結果はどうあれ信じさせてくれる馬が見つかることを祈るばかり。
そういった馬がいないと馬券で熱くなれないからね。

有馬記念を予想をする上で大事なのは間違いなく枠順である。もし、買う予定の馬で枠順の悪い馬がいたら割り引いて考えるのがセオリーだ。

その枠順で有利なのが内枠である。最近の馬場改修によりロスなく運べるメリットはかなり大きくなったらからだ。その反面で不利やすい枠ということも考慮しなければならない。しかし、外枠からの馬は簡単には勝てないのは分かっているだけに思い切りよく狙うことも重要な馬券戦略と言えるだろう。

有馬記念で活躍する馬の傾向に血統を挙げる人がいる。それだけで馬券になることはないが何かしらの参考になるのは間違いない。近年ディープインパクト産駒が活躍しているだけに気を付けて見るのも1つの馬券戦略として有効ではないだろうか。

近年は馬場が荒れることがなくなったことで牝馬の活躍が目立ってきた。有馬記念を敬遠する馬がいたのではせっかくの有馬記念も台無しになってしまう。そうならないように工夫してきたJRAの努力は認めるべきだろう。

内馬場がいいのだから外を回す馬が不利になる。そんな馬場であることを理解しておきたい。

投資競馬ですべてのファクターをチェックする必要がある。

このバランス取りこそが有馬記念への的中につながる最速の道になるだろう。

中山競馬場はファクターから買うべき馬が見えてくる。

参考:有馬記念 予想

ダート馬が有馬記念に出走することは少なくなっている。それでも出走してきた時のことは考えておくべきだろう。

この2頭に割って入ったのがサウンドトゥルー。ジュライSまではOP特別で上位争いできるくらいの能力値しかなかった。事実時計的にはジュライSなんかはナリタポセイドンと同じレベルの内容だった。それが日本テレビ盃で覚醒してJBCクラシックでは展開が向いたこともあるが、ホッコータルマエに先着。まだ中央場所でのレースがないので、半信半疑な部分があるものの、ここ2走は本物。外枠を引くと差し馬なので厳しくなってくるし、対ホッコータルマエは、向こうが休み明けを叩いて伸ばしてくるので、ホッコータルマエ>サウンドトゥルーが濃厚だが。内枠〜中枠がほしいところ。フジキセキ×フレンチの血統。

この組の最後はハッピースプリント。ここまでの戦績を見てもJRA馬の一線級にはきっちり負けているし、地方より時計が出るダートもなあ、という感じ。ちょっと力関係的には劣る立場だ。


当時の東京は差しも届く馬場であったことを加味してもこの内容は優秀なノンコノユメの武蔵野S。ラップをみてもタガノトネールが押し切る流れ。ハイレベル戦だった青竜Sからもう一段上の内容で走っている。東京マイルなら、コパノリッキー相手でも十分に戦える数字だ。今回はやはりコーナー4つの1800mが課題となる。伏竜S、ジャパンダートダービーの時計的価値はそれほど、青竜S武蔵野Sで強かったこと、トワイニング×タキオンからはやはり東京マイルがベストの条件。ワイドバッハより少し上くらいの評価なので、人気なら脚質を考えても評価を下げていいのかもしれない。

コパノリッキーは日本テレビ盃こそ休み明けで、サウンドトゥルー、クリソライトに先着されたものの(完全にオーバーペースというのも大きいが)、JBCクラシックではきっちり巻き返して、ラスト13.1に落ち込む流れを快勝。地方のレースなのでレベルは測りにくいんだけど、2年のフェブラリーSの内容も文句なしに強いし、東海Sなんかも本当に強い内容で走っている。昨年のチャンピオンズCについてはスタートが全てで、ホッコータルマエはじめ一線級相手にあの位置取りで、あの展開ではさすがに厳しい。豊Jも手の内に入れているので、すんなりスタートを切って先行できれば昨年のようなことはまずないと見ているが。コーリンベリーを見ながら進められるのもいい。馬場は速くなったほうが対ホッコータルマエを考えると有利に立てる。

 ホッコータルマエは休み明けのJBCクラシックはいつもよりパフォーマンスを落とした。もともと休み明けは走らないタイプなので、昨年のJBCクラシック4着→チャンピオンズC1着のように、ここで上げてくる可能性は高い。事実昨年の内容はいい。能力的には言うまでもなく高い。重いダートならコパノリッキーよりは信頼度は高く、時計がかかる馬場になれば崩れることは考えづらくなってくる。高速ダート+外枠くらいの悪条件が揃わないとちょっと逆らいづらいという力関係かな。

ラップを見ての通り、5F目からペースが上がって先行馬が残る流れ。ホッコータルマエはじめ先行〜好位勢も強い馬が揃っているので最後までラップは落ちない。ラスト3Fは12.4-11.7-12.4で、後ろはまず届かない展開。ホッコータルマエは2番手から押し切り、ナムラビクターは2枠からロスなく運んで2着、ローマンレジェンドも早めに押し上げて3着。外枠から出遅れて、4角でも外のコパノリッキーにはきつい競馬になった。レースレベルとしては、当時の中京ダートの馬場は時計を要するものだったのでこの時計でも十分優秀な内容。血統はそれぞれキンカメ×チェロキーラン、ゼンノロブロイ×エンドスウィープ、スペシャルウィーク×オーサムアゲイン。で体力型のSS系とかミスプロ系がいい。

 阪神開催の時から変わらず、ダートの一線級の争いになると、先行馬、内枠が有利になる。ワイドバッハでも届かなかったので、外差しは余程決め手の活きる馬場になると厳しいか。弱い馬はまず来ないので、今年も能力上位の先行馬、内枠を狙いたい。

2017年の宝塚記念をみると有馬記念が不安になってくる。

あまりにグランプリレースが軽視されすぎではないだろうか。

特に秋古馬王道のG1レース天皇賞秋・ジャパンカップ・有馬記念のすべてに出走する馬が少なくなった。

いまは1頭の馬を長く使うことに目的が置かれているため無理な出走はしない。

だからといってこぞってグランプリレースを回避されると競馬ファンにとっては落胆しかない。

あまりに内輪だけの競馬になりすぎてはいないだろうか。

これも社台グループが強すぎるせいでもありライバルがいないからこそG1レースに執着しなくなった。

しかし、長い目で見ればこういう出走戦略のツケはまわってくると思う。

現に社台ファームの馬が以前よりも影が薄くなってきているからだ。

社台の勝負服である黄色と黒にブランドを感じていたものだが今ではどうだろうか。

以前よりも輝きが失われているように見える。

G1馬もめったに見なくなったいま他の牧場は積極的に投資して追いつくべきである。

ダーレージャパンが大人しいのでもっと日本競馬をかきまわす存在になってほしい。

いよいよ(もう)2015年も有馬記念。予想も最後はビシッと的中させたいところ。メンバーはゴールドシップをはじめ、ショウナンパンドラ、ラブリーデイらのジャパンカップ上位組、キタサンブラック、リアファル、ルージュバッグの3歳勢、などなど多彩な顔ぶれで、予想のしがいもありそうです。まずは、いつも通り過去の傾向から振り返っておきます。

昨年は中盤に相当緩んで、ほとんどラスト3Fの勝負。上がりも有馬記念ではあまり見かけない33秒台が数頭いて、ジャスタウェイに至っては33.4。ジェンティルドンナは内枠から3番手を先行してそのまま押し切り。2着で穴をあけたトゥザワールドも内枠から縫うように瞬発力を活かした。このトゥザワールドの激走からも軽いレース質になったことがわかる。ジェンティルドンナはディープ×ダンチヒ、トゥザワールドはキンカメ×SSの血統もこのレース質なら。ゴールドシップについては4角までに先団に取り付けるかどうかの馬なので、スローも手伝ってうまく運べたという結果。
それ以上のスローの展開になったのはオルフェーヴル3歳時の2011年。この年は道中で14.4 14.3を刻む超スローでラスト3Fは11.4 11.3 11.3で減速せず。結果はオルフェーヴルがねじ伏せたものの、2着エイシンフラッシュ、3着トゥザグローリーはともに瞬発力よりのタイプで、トゥザワールド同様内目の枠からロスなく差してこれた馬。ちなみにトゥザワールドとトゥザグローリーは全弟の関係で、似たようなレース質での好走だ。エイシンフラッシュはキングズベスト×プラティニ。キングマンボが強いなあ。

対して持続力勝負になったのは2013年と2012年。
2013年はオルフェーヴルのラストラン。ラップの通り、重い馬場での低速戦の持続力勝負というオルフェーヴル自身が最も得意とする展開になった。2着以下の低レベル戦も相俟って8馬身差の圧勝。2着ウインバリアシオン以下の上がりは37秒台なので相当かかっている。このレース質からすればゴールドシップの内容は不満だなー。ウインバリアシオンはハーツクライ×ストームバードで体力豊富で持続力もある、どちらかというと重苦しい適性の持ち主。
2012年は2013年ほど重い馬場ではないが、こちらも持続力が問われる展開になった。レースレベルはそれほど高くはない。ゴールドシップが外差しで穴をあけたオーシャンブルーはイン差し。瞬発力に寄ったエイシンフラッシュが最後失速していることからも持続力、体力が求められたことが読み取れる。相変わらずステイゴールドは強く、オーシャンブルーの父もステイゴールド。


両者の真ん中なのでが2010年。この年はヴィクトワールピサ-ブエナビスタのハイレベル戦で、ヴィクトワールピサがスローからの5F戦を抜け出したところをブエナビスタが追い詰めるも僅かに届かずという内容。このブエナビスタの走りはほんとうに強い。それは置いておいても、総合的に高い適性が問われたレースで、ヴィクトワールピサはネオユニヴァース×マキャベリアン、ブエナビスタはスペシャルウィーク×カーリアンという血統。内目の枠が有利なのは変わらず。


ここ5年をぞっと振り返ってきたけど、パターンとしては大きく2つあって2014年、2011年のようにスローから瞬発力が問われる展開が1つ。この流れになると中段から瞬発力を使ってのイン差しが穴を開ける。血統はキングマンボ系がいい。トゥザワールド、トゥザグローリー、エイシンフラッシュ。もうひとつはペースが緩まずに持続力勝負になるパターン。こちらは体力タイプが台頭する。ウインバリアシオンやオーシャンブルーなど。血統はステイゴールド、ハーツクライなどスタミナ型のSS系。ただどちらのパターンもコース形態から内枠有利なのは変わらない。

果たして今年はどちら寄りの展開になるかが重要になってくるわけだけど、先行馬はリアファルくらいなので、スローになるのが濃厚かなと。そうなると狙うべきは?少し長くなってきたので各馬の分析については次の記事で行います。

有馬記念2015の予想の続編です。前回の記事では過去の傾向について振り返ったので、今回は各馬の分析へと入っていきます。まずはジャパンカップ組から。

最初にジャパンカップ組から。レースレベルとしては昨年よりは低め、一昨年はより上といったくらいでまずまず。高くはない。ラップの通りペースはスロー。ダート血統持ちが好走するイン有利の馬場でラストインパクトの進路がベスト。2枠ジャングルクルーズが4着に健闘していることからも内のほうがよかったことがわかる。

池添Jの好騎乗を踏まえてもこの馬場で外枠から勝ち切ったショウナンパンドラは高い評価をしないといけないだろう。ジャパンカップの記事(→ジャパンカップ2015予想 ラブリーデイ、ショウナンパンドラほか)でも指摘したように、オールカマーで覚醒していることからも後半4Fに11秒台を並べる展開が一番いい。ディープ×フレンチはジェンティルドンナと同じディープ×ノーザンダンサー系。そのジェンティルドンナが勝った昨年〜もう少し速い展開が希望で、瞬発力はそこまでないため2011年ほど遅くなると苦しいか。馬場はJCみたく軽過ぎない良馬場。オールカマー、ジャパンカップの2戦から能力上位は間違いなく、あとは仕上がりだけ。この秋はもう4戦目なのでデキ落ちの懸念はどうしてもあるので。


ラブリーデイの3着は1枠からでも体力不足が露呈した感じかな。もう少し馬場が速かったら押し切っていただろうけど。こちらもJCの記事で書いたように11秒台を並べる展開で最も力を発揮するタイプもショウナンパンドラよりは体力面は劣る。その代わり中山金杯、鳴尾記念で強かったように速力があって高速馬場の2000mがやはりベストの条件になる。で、今回の中山2500mがどうかなんだけど、昨年のようなスローになればJCより体力を問われない可能性が高く、条件は好転しているとも取れる。血統も有馬記念でスローになると好走するキンカメ。言うまでもなくショウナンパンドラと共に能力は上位なので、とにかく体力が求められないレース質になるかどうかがポイントになる。できるだけ速い馬場かつスローで流れて欲しい。それから内枠。ラブリーデイも4戦目なので仕上がりは注意したい。


2着ラストインパクトはムーアJのコース取りが大きいのかな。ムーアJは当時の東京で内の進路を選択して上位に持ってくることが多く、馬場を 読めていたはず。もちろんラストインパクトも実力馬ではあるものの、ジャングルクルーズ4着からも、馬場の恩恵があったのは間違いない。血統もディープ×ティンバーカントリーでショウナンパンドラと同じディープ×ダート血統。今回は菱田Jに再度乗り替わりということで、減点せざるを得ないところだし、買うべきタイミングはJCだったという気がする。この相手なら決して弱い馬ではないけど。

10着ゴールドシップはこの流れになるとまず厳しい。4角までに前に付けることができるかというのがポイントになる。もっとも年明け以降は阪神大賞典こそ強いものの、天皇賞春は低レベル戦だし、それ以降もよくない。有馬記念のパフォーマンスも1着、3着、3着だが、勝った2012年を除くとイメージほどはこの舞台に向いているとはいえないのではないかとも思えてくる。今回もテンで置かれることは濃厚だろうし、仮に重い馬場になったとしてもちょっと手を出しづらい一頭、という評価になってしまう。


次にサウンズオブアース。ジャパンカップは5着という着順もそこまでの内容はない。菊花賞、京都大賞典から高速馬場の京都がベストの条件なので、有馬記念は少しずれてしまう。能力的にもラブリーデイ相手だと京都大賞典で2kg貰って完敗している。ネオユニヴァース×トニービンは魅力的だけど。それからワンアンドオンリー。年が明けて以降はドバイシーマクラシックの好走があるが、内容はあまりよくなく、それ以外のレースもいまいち。完全に停滞していて、ここで立ち直ることも考えづらいか。もともとダービー、神戸新聞杯くらい走っても厳しい数字でもある。ダービーフィズも函館記念で覚醒で、札幌記念もそこそこなので、ベストは洋芝の2000mの可能性が高い。ここでもう一段上の走りができるか微妙なところ。アドマイヤデウスも日経賞があるけど、秋の内容がさすがに悪すぎる。もう少しジャパンカップは頑張ってほしかったかな。東京2400m→中山2500mは条件好転だが。惨敗組で狙うならヒットザターゲットかな。とにかく内枠巧者なので、内枠を引けるかどうかと、体力的にスローになるかどうか。札幌記念はいい内容なので、ラブリーデイと同じキンカメ産、力の落ちるラブリーデイみたいなイメージでいいと思う。


ジャパンカップ組はやはりショウナンパンドラとラブリーデイが強い。ただどちらも秋4戦目で疲労が出る可能性もあり仕上がりには注意したい。2頭以外ならラストインパクト、ヒットザターゲットあたりだけど、それなら他のステップを買いたいという気持ちが大きいかな。


続いて3歳勢から菊花賞組。当時の京都は超高速馬場。中盤13.1 13.7 13.7とかなり緩んで入れ替わりのある展開になった。ラスト7Fでペースが上がるというちょっと特殊なレースになって最後も11.6。うーん、馬場を考慮するともっと時計が出てもいいし、後続、特にリアルスティールは脚を余した感が強く、レースレベルは低めだろう。


キタサンブラックは内枠から好位で進めて直線でも内を付いたかたち。リアルスティールが追い詰めるも僅かに凌ぎ切った。ロスなく競馬できたこと、レベルも低めだし菊花賞自体は高く評価はしたくない。秋のもう一戦、セントライト記念も菊花賞以上に凡戦でこちらも内容はよくない。まあ春時点では500万条件のレースが強く世代上位は間違いないけど、対古馬を考えると55kgであってもちょっと足りないかなというのが本音。血統もブラックタイド×サクラバクシンオー、菊花賞を勝っているので、バクシンオーが云々言うのもナンセンスかもしれないが、気になるところではある。ただレース振りからは適性的には問題なく中山2500m向きの先行力、体力はあるし加えて持続力もある。


展開の鍵を握るリアファルの菊花賞はペース的には苦しくなかったはずだが、入れ替わりがあったしその点では厳しい展開になったといえる。さっきも指摘した通りレベルはいまいちではあったが、適性面を考えると頑張ったのかなと。マレーシアCから芝に転向して神戸新聞杯と2連勝。そのどちらも低速戦の瞬発力勝負で、馬力+瞬発力が問われるというレース質。そこから超高速馬場の菊花賞へのステップは苦しいのかなと予想したが、大きくは崩れなかった。ゼンノロブロイ×エルコンドルパサーからも低速戦向きで、馬場はできるだけ重いほうがいい。なので、菊花賞からは条件は好転する可能性が高く、神戸新聞杯のパフォーマンスができれば55kgで通用する計算になる。あとはルメールがどれくらいのペースで引っ張るか。スロー過ぎるとラブリーデイがいるし、ペースが上がり過ぎるとどこにもいない可能性もある。


この2頭については、予想オッズでも人気になっているが、人気ほどの期待感はないかなというのが正直なところ。ドゥラメンテ、リアルスティール不在で3歳世代はちょっと買いづらい。ただ2頭とも先行力はあるので、展開に与える影響は大きくなる。

長くなってきたので、残りの出走予定馬は次の記事で分析していきます。

有馬記念2015予想のその3です。続いてはマリアライト、ルージュバッグのエリザベス女王杯組、ゴールドアクター、アルバートなどを分析していきます。

【エリザベス女王杯】12.7 11.0 12.4 12.4 12.2 12.8 12.7 12.4 12.0 12.6 11.7 2.14.9

まずはエリザベス女王杯から。
展開としてはウインリバリティが大逃げ、リラヴァティが離れた2番手という縦長の隊列になって特に3番手以下は実質かなりのスローだとか考えられる。当時の京都は雨の影響で時計にかかる馬場だったし、内も荒れていた。外を回した馬が上位を独占したように、スローでも外からの決め手を活かす競馬が一番いいという結果。レースレベルは決して高くはなく、例年のエリザベス女王杯クラス。

マリアライトは展開を加味するとベストの仕掛けだったはずで、コース取りもよく蛯名Jの好騎乗。ディープ×エルコンドルパサーで重い外差し馬場という条件もよかった。このエリザベス女王杯は相当状況が向いたことが大きいと思うが、もともとはハイレベル戦のオールカマーで、外枠から大きく負けていないし、一連の条件戦の内容もいい。適性的にはここでも指摘したように、体力が問われるレース質がベスト。今回の相手だと能力はやや足りないので、どれだけ状況が向くかにかかっている。狙うべきタイミングは前走だった可能性が高いと思うけど。

ルージュバッグも進路取りは、マリアライト以上に外になってしまったものの、馬場のいいところを通ってこれたので決してマイナスではない。百日草特別やオークスから瞬発力に寄ったタイプだろうからエリザベス女王杯は休み明けであっても条件としてはかなりよかったと考えられる。最後の脚色はタッチングスピーチのほうが勝っていたし、着順ほどの評価はできない。2011年の展開になればチャンスがあるかもしれないが、ここまでのパフォーマンスなら足りないかな。53kgでも。当然一度叩いて上昇してくるだろうけど、根拠となるレースがないのが現状。


この記事(ステイヤーズステークス2015予想 アルゼンチン共和国杯組、アルバートほか)でも書いたように、このアルゼンチン共和国杯はなかなかのレベル。ゴールドアクターはオクトーバーSも同じようなレース質で低速戦からの瞬発力勝負で強い内容。この2走はジャパンカップでも通用するもの。で、今回の中山2500mという条件がどうかが重要になってくる。まずスクリーンヒーロー×キョウワアリシバなら馬力タイプだと思うので、冬の中山の馬場は向くはず。ただしラップのほうは東京ほどきれいな3F戦にはならない。ここ2走と比べるといくらスローでも有馬記念の舞台はプラスといえないかなあ。ただ能力面はジャパンカップ組にも引けを取らないので迷うところ。

ステイヤーズSは後半4Fの勝負になって内からアルバートが突き抜けるという結果。過去のステイヤーズSと比べてもなかなか優秀でフォゲッタブルとかダイタクバートラムよりも上の内容。上↑のアルゼンチン共和国杯の記事でも書いたように札幌から覚醒して、距離を、延ばしてさらに伸ばしてきた夏からここまで。昨年のようなスローになればキレ負けするだろうけど、2013年のような持続力勝負になった場合、突き抜けてもおかしくない数字は持っている。ペースが上がってラブリーデイが苦しくなったときに浮上してくるのはアルバートかもしれない。ただムーア→アッゼニJは気になるので、アッゼニJの騎乗はよく観察しておきたい。


最後のトーセンレーヴ。ここにきてOP特別2000mを連勝、しかもディセンバーSは59kgを背負って勝ち切った。アンドロメダSも高速馬場で瞬発力寄りのレースでディセンバーSも同じ。どちらもレベル的には低調だし、2500mとなると体力的にきつそう。先週の中山芝はけっこう速い時計が出ているなあ。

前記事から各馬を分析してきたわけだけど、強いのはショウナンパンドラとラブリーデイ。それからゴールドアクターとアルバートの2頭はショウナンパンドラ、ラブリーデイに迫る能力値を持っていて、特にアルバートはペースさえ上がれば適性的にも不安がなくなるし怖い存在。仕上がりについてもジャパンカップ組がどれだけパフォーマンスを落とすかでレースレベルが変わってきそうなので、その確認はしておきたい。それに加えて有力馬は微妙に適性が違っているので、先週は速かった馬場がどうなるかはしっかり分析しないといけませんね。

いよいよ明日は有馬記念!2015年の締めくくりの予想となるので、すっきり終わりたい!これまで3回に渡って検討してきたので、それらと土曜日中山の馬場傾向を踏まえて最終結論といきます。まずは馬場の分析から。

■中山競馬場の芝傾向

最初は3Rマイル。48.3-47.7のスローの展開からローズクランスが外差し。2着シャララは逃げ馬。ペースの割には速い時計が出ていて、先週より速いくらいの水準か?血統はいつもの中山という感じだけど、時計が想定以上に速い可能性がある。5R000m内回り。新馬戦はルネイションが先行押し切り。ここもスローになったので前々での決着。ルネイションはアドマイヤムーン×Pivotal、2着クラウンディバイダはダイワメジャー×サドラーズウェルズ。7Rも2000m内回り。人気馬が上位を独占という結果になってこれはレベルがある程度以上にはありそうだ。展開はスロー気味でも低速戦の持続力。やっぱり時計は速くて500万条件で2分フラット。もちろんこのレースレベルの高さはあるんだろうけど、この時期の中山にしては速め。1着ツクバアズマオーはステイゴールド×ジャイアンツコーズウェイ、2着ミュゼダルタニアンはハービンジャー×SSという血統。

9RクリスマスローズSは4F目に12.3と緩んで、ラスト2Fが11.5 11.6なので前に有利の流れになった。この流れになっても8枠バシレウスライオンは差してこれているので、外も届かないというわけではなさそう。極端な外でなければ問題ない。黒松賞より決着が遅くなったので展開によるところが大きい。馬場の水準は当時とそれほど変わっていないのだろう。最終グレイトフルSは有馬記念と同じ2500m。ウインアルザスがペースの割には縦長の展開を作るも、ポトマックリバーが一枚上の内容で快勝。ラスト2Fは11.4 11.8なので、最後まで減速せず。1着ポトマックリバーはハービンジャー×スウェプトオーヴァーボード、2着ウインアルザスはシンボリクリスエス×Sicyos(リファール系)の血統。

昨年と比較して見ると時計の出方も内外の有利不利もほとんど同じ。ペース次第で決着時計は変わってくるけど、時計は出る馬場だし、冬の中山にしては軽め。グレイトフルSなんかを見ても先行馬はやはり警戒しないといけないなあ。血統はハービンジャーなどノーザンダンサー系が良さそう。


展開はリアファルが逃げる。奇襲をかけてきそうな陣営も不在ですんなりいけそうなメンバー構成。番手にキタサンブラック、ゴールドアクター、好位にラブリーデイ。ゴールドシップはいつも通りテンで置かれる可能性が高く、加えて外枠なのでさらに置かれるかもしれない。ペースはルメールJ次第なので判断は難しいけど、リアファルのここまでの逃げは飛ばしていくタイプではないのでスローになる公算が高いか。昨年~やや速めくらいのイメージで。

◎アルバート
○ラブリーデイ
▲ゴールドアクター

ショウナンパンドラの回避があって、能力的なハードルは下げて予想したい。ラブリーデイもペース次第では体力切れを起こすリスクがあえり、パフォーマンスが落ちれば、馬券内であれば可能性のある馬がかなり増えてしまう。


◎はアルバート。検討記事で指摘したように、ステイヤーズSは過去のもの比較しても優秀で、この相手なら上位の能力値。ラップを見てもコテコテの長距離馬だとは思えない。札幌の500万のレースは洋芝でも2分を切っているし、上がりも34.1かつラスト1Fは11.4。速力も兼ね備えている。土曜日のグレイトフルSのポトマックリバーは母父がスウェプトオーヴァーボード、アルバートは同じミスプロ系のダート血統アドマイヤドンなので、類似性はある。これらから今の速めの中山芝にも十分対応できると判断できる。枠も3枠と絶好、ショウナンパンドラ回避で下がりそうなレースレベル、ここは一発を期待していい場面だと思う。アッゼニJについては、アルバートに比叡Sで騎乗済、中山も騎乗経験はある。現状7番人気ならアッゼニJでも狙ってみたい。


対抗はラブリーデイ。適性については検討記事とおりで、体力面をカバーできる状況は揃ったかな。2枠4番、速い馬場、スロー濃厚。ジェンティルドンナの競馬ができれば、崩れる可能性は低い。◎でもいいかなと思ったけど、アルバートを狙ってみたかったので、対抗にしました。今年は中山金杯で◎にした(前のブログで)ことからスタートしたので、そういうこともあって本命にしようかと考えたけど。▲はゴールドアクター。ここ2走はいい内容でジャパンカップ組上位馬と同等のレベル。ただどちらも低速戦からの瞬発力勝負で、いくらスローになるといっても、有馬記念と求められるものとは少しずれるので3番手の評価。余裕があるローテーションだし、特にここ2走の内容は本物なので。


印を回そうが迷ったのはリアファル。主導権を握れる可能性が高く展開利がある。ただ菊花賞のレベルはそれほど、ゴールドアクターと同じく適性のずれはある。なので能力が上のゴールドアクターのほうを取った。ゴールドシップはラストランということで頑張ってほしいが、8枠なら相当テンで置かれるだろうし、衰えもあるので無印。ヒットザターゲット、サウンズオブアース、ラストインパクト、アドマイヤデウスあたりが穴か。

買い方はアルバート単複と、ラブリーデイから名前を挙げたところを中心に流すという感じかな。アッゼニJには前目の位置取りをお願いします。

それでは、全馬の無事完走と皆さんの有馬記念が楽しいものになるよう願って、一週間かけての予想を締めたいと思います。この後ホープフルSの記事もあげる予定ですが、一年間ありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします!

有馬記念2017年に向けた取り組みを開始していきたい。そのまえに気になる関連レースを精査しておくことで理解を深めていくものとする。

年明けの中山金杯、続く京都記念と、今年に入って重賞2勝をマークしているラブリーデイ(牡5・池江泰寿)も注目の一頭だ。前々走の阪神大賞典が6着、前走の天皇賞(春)は8着に敗れたが、芝3000m以上の長距離レースへの適性が低かったようで、阪神・芝2000mに舞台が替わる今回に対しては参考外と見ていいだろう。中間は短期放牧を挟み、この鳴尾記念を目標に調整が進められており、5月28日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでは、しっかりとした動きで併走馬のダノンカモン(古馬オープン)に先着を果たしている。次走に予定されている宝塚記念に向けて、手応えのあるレースをしたいところだ。

トウケイヘイロー(牡6・清水久詞)は、昨年の札幌記念(11着)のレース後に左前脚の屈腱炎が判明。長期休養を余儀なくされた。約9か月半ぶりの実戦となる今回、レース勘という面では多少の割り引きが必要だろうが、栗東トレーニング・センターへ帰厩した後の調教では、好調時に近い動きを見せている。5月27日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りでも、6ハロン79秒7秒の好時計をマーク。今回、休み明け初戦から好走しても不思議ではない。

アズマシャトル(牡4・加用正)は、約3か月半の休み明けで臨んだ前走の新潟大賞典で12着と大敗したが、実戦を1度使われて、調教で見せる動きに力強さが出てきた今回は、この馬本来の力を発揮できるはずだ。本馬は、まだまだ成長を見込める4歳馬。今週にクラス再編成が行われたことで、1600万下クラスからの格上挑戦になるが、一昨年のラジオNIKKEI杯2歳S2着や、今年のオープン特別・白富士S(東京・芝2000m)優勝など、オープンクラスでの実績は十分に残している馬だけに、上位争いを演じてもおかしくはない。

クランモンタナ(牡6・音無秀孝)も、前走の新潟大賞典で9着に敗退。約3か月半の休み明けで、プラス2キロ(486キロ)という数字以上に馬体に緩さが残っていた点が敗因のひとつと言えるだろう。今回の舞台となる阪神・芝コースは〔1・4・1・1〕と相性が良く、レースを1度使われた上積みも見込めるだけに、前走とは一変した走りを見せても不思議ではない。半兄に2008年の皐月賞馬キャプテントゥーレ(父アグネスタキオン)を持つディープインパクト産駒の良血馬が、重賞初制覇を目指す。

メイショウナルト(せん7・武田博)は、逃げの戦法で昨年の七夕賞を優勝し、小倉記念と福島記念でも、共に3着に好走した。しかし、前々走の中山金杯は逃げることができずに8着、前走の小倉大賞典では向正面でカレンブラックヒル(1着)に先頭を奪われる展開で15着と、今年に入ってからの2戦は今ひとつの成績。今回もスムーズに逃げられるかどうかが鍵になるだろう。前述の七夕賞を勝った後は5戦連続でハンデキャップレースに出走し、57.5キロの斤量を負担していただけに、今回、別定重量の56キロに替わる点は、大きなプラス材料だ。

レッドデイヴィス(せん7・音無秀孝)は、キズナ(3着)、ハープスター(5着)など好メンバーがそろっていた前走の京都記念で、勝ち馬のラブリーデイから0秒2差の4着に健闘した。今回は約4か月ぶりのレースになるが、3歳時の2011年に、シンザン記念、毎日杯、鳴尾記念と重賞を3勝している実績馬が、復活を遂げて優勝する場面が見られるかもしれない。

マジェスティハーツ(牡5・松永昌博)は、前走のオープン特別・都大路Sで4着に善戦。エイシンヒカリ(1着)、グランデッツァ(2着)、コスモソーンパーク(3着)と、先行した馬が上位を占める中、本馬は中団追走から最後の直線でもいい伸び脚を見せて追い上げており、内容は悪くなかった。今回、先行馬に厳しいハイペースの展開になるようなら、鋭い差し脚で上位争いに加わってくるだろう。

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