2005年04月09日

考察3、ファンダメンタルズとは?(1)

ありさ「せんせー! 前回までは価格だけに注目して計算していたけど、
 株には企業の業績があるし、為替には国の貿易収支や金利、
 先物には実需があるよね?
 そーいうのを無視してもいいの?」



わんわん先生「それは当然の疑問じゃのう。それでは株というのはどうして値段が上下するんじゃ?」


ありさ「えっと、業績のいい株は上がって、業績の悪い株は下がるのかな?」


わんわん先生「業績のいい株の価格が下がって業績の悪い株の価格が上がるなんて日常茶飯事じゃよ。その考えは間違ってるな」


ありさ「ぇー!? じゃあどうして株価は上下するの?」


わんわん先生「簡単なことじゃ。『株は買われると価格が上がって売られると下落する』」


ありさ「ぇぇぇー!? それじゃあ業績は関係無いの?」


わんわん先生「業績がいいと買う人が多く、業績が悪いと売る人が多い、という意味では業績も間接的には関係あるな。しかし業績がよくても売る人が多ければ株価は下がるぞ」


ありさ「単純に業績のいい株を買うだけじゃ駄目なの?」


わんわん先生「その株の『業績がいい』というのはありさだけが知ってることじゃろ? みんなが知っていることじゃから、その株が欲しい人はその株を既に持っているのじゃ。もしありさが株を買うのを最後に他の人が誰も株を買わなくなったら……」


「そっか〜。自分の買った後に他の誰かが買わなきゃ駄目なんだね。なんだかババ抜きゲームをやってるみたい……」


 株などの価格形成は、同じ値段でそれを買う人と売る人がいて成り立ちます。
 そして、買う人が多ければ価格は上昇し、売る人が多ければ価格は下落します。
 つまり株で儲けるには、未来において他の人が買いたい銘柄の株を自分が先に買っておき、
未来において他の人が売りたい銘柄の株を先に売り抜けなければなりません。
 当然市場参加者は全員、自分が先に買って先に売りたい! と考えるわけです。
 あなたが『この株の決算は良さそうだから、
他の市場参加者も自分に追随してこの銘柄を買うだろう』と思っているときには、他の人はもっと先に同じことを考えていると思って構いません。
 これがファンダメンタルズのみで投資をすることの難しさです。


ありさ「じゃあファンダメンタルズ分析は役に立たないってこと?」


わんわん先生「ここまでファンダメンタルズでは勝てないというようなことを書いてしまっては、そう思われても仕方ない。
 でもファンダメンタルズ分析でもちゃんと勝つことができるぞ!
 次回はファンダメンタルズ分析で勝つ方法じゃ!」


ありさメモ
 株価は株の実需で決まるのかぁ。
 それなら未来においてどれくらい株の需要があるのかが分かれば勝てるよね?
 もしかしたら、『価格が上昇している』『出来高が増えている』という株は需要が増えているってことだから、翌日も株価が上がる可能性が高いかも。


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