内申書と入試当日の得点力

公立高校入試では、中学校から提出される調査書(内申書)と、3月(専門学科一次選抜は2月)におこなわれる学力検査(入試)の総合点で、合格・不合格が決まります。
普段の学習の積み重ねで通知票の評価を上げておき余裕をもって入試に臨むこと、入試で充分実力が発揮できるように本物の学力を身につけておくこと、この2点が要求されます。

実際の受験生の結果から判断すると、入学試験と内申書の合否に関わる比率は7:3程度です。入学試験の得点が合格の決め手であることは確かですが、内申書が悪いとハンデを背負っての受験となり、相当不利になることは否めません。


内申書の評定を上げるには

まず、1学期は定期テストに全力を尽くすことです。中学3年生の場合、2学期になると実力テストの勉強にも多くの時間をさかなければならなくなりますので、試験前早めに試験勉強にとりかかり、少しでも評定を上げておくようにしましょう。
普段の生活態度も大切です。「学校の授業を真剣に受けること」、「特に、体育や音楽の実技テストに真剣に取組むこと」、「宿題や提出物は期限内にきちんと提出すること」等に、特に気を配りましょう。
内申対策として、それ以外に特別なことは必要ありませんが、挨拶を基本に、決められたことは素直に守る気持ちが肝要です。クラブ活動や生徒会活動の経歴は、それだけで入試の決め手になるとまでは言えません。しかし、さまざまな活動を通して人間的に成長しようとする積極的な心構えは常に大切です。


実力テストが大切

3年生2学期の4回の実力テストの結果を見て中学校では志望校を決定していきます。
定期テストと実力テストの相違点は、実力テストは「応用問題中心の出題である」、「中1からの全範囲から出題される」、の2点です。

夏休み以降は、勉強の仕方を意識してかえる必要があります。2学期の実力テストできちんと結果を出せるように、難しい問題にチャレンジし思考力、応用力を高めるとともに、中学校で習ったことの総復習をしなければなりません。
普段の家庭や塾での学習に際しては、応用力を伸ばすという心構えを常に忘れないようにしましょう。一夜漬けで、簡単な問題で点をとろうとするのではなく、難しい問題に積極的にチャレンジして自分の実力を高めるつもりで勉強をしておかないと、入試には歯が立ちません。


入試の合否は2学期の成績が左右

入試は3月と思っていると出遅れてしまいます。中学校で受験校を決める12月までに結果を出しておかないと、手遅れなのです。

また、以前は、公立高校入試で不合格の人は、内申が足らないという人が圧倒的に多いという印象がありました。
近年は公立の上位難関校が当日の入試の結果を重視する方針を打ち出したことによって、それまでとは対照的に、ある程度内申は足りていても、実力のない人、実力を発揮できなかった人が、不合格になる傾向にかわってきています。

私立高校は、中学校との進路相談を通して、入試一発勝負から中学校での成績も見る姿勢にかわり、逆に公立高校は、内申よりも入学試験の出来で合否を判断する方向にシフトがかわりつつあります。

今まで以上に、中学校での実力テストの重要性が増してきていると言えます。

2学期の実力テストでいかに力を発揮するか、そこにまとをしぼって夏休みの学習計画を立てましょう。



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