夏休み特別企画・国語編。今日は、詩・短歌・俳句・漢文・古文で知っておかないといけない知識事項をまとめました。入試国語の配点の大部分は読解問題ですが、だからこそ知識事項をきちんと勉強しておかないと意外に差がついてしまいます。

詩の種類

言葉による分類…口語詩・文語詩…口語詩は現代語、文語詩は古い書き言葉で書かれた詩
形式による分類…自由詩・定型詩・散文詩…自由詩は形式が自由、定型詩は語数が決まっている(五・七や七・五が多い)、散文詩は行分けがされていない
内容による分類…叙情詩・叙景詩・叙事詩…叙情詩は心情、叙景詩は景色、叙事詩は事件を叙述する、ほとんどの詩が叙情詩
現代詩のほとんどは口語自由詩で叙情詩である

表現技法

比喩(直喩・隠喩)…たとえ
直喩=「ように」をもちいる、隠喩=「ように」をもちいない
擬人法…人でないものを人間にたとえる
倒置法…言葉の順序を通常と入れ替える
体言止め…文末を名詞で止めて余韻を残す
対句…対照的な語を並べリズム感を出す
反復…繰り返し

短歌

句切れ…意味や調子が大きく切れる場所
(初句切れ、二句切れ、三句切れ、四句切れ、句切れなし)
破格…字余り、字足らず
枕詞…特定の語を導き出すための言葉
(たらちねの+母、くさまくら+廟、ひさかたの+光、あしひきの+山)
掛詞…一語に2つ以上の意味を持たせた語
歌調…五七調(素朴、力強い)・七五調(やさしい、優雅)

俳句

季語(季題)…季節を表す言葉を1つ詠みこむ
注意すべき季語として…
春(2〜4月)残雪、梅、椿、菜の花
夏(5〜7月)若葉、青葉
秋(8〜10月)七夕、夜寒、月、朝顔
冬(11〜1月)時雨、小春、枯れ野、落ち葉、大根、ねぎ
切れ字(ぞ、かな、や、けり)…強調するところを示す
松尾芭蕉の代表的な句の初句  山路来て…、開かさや…、五月雨を…、旅に病んで…
与謝蕪村の代表的な句の初句  春の海…、菜の花や…
小林一茶の代表的な句の初句  雪とけて…、大根引き…、雀の子…

漢文

書き下し文…訓点をつけて日本人が読めるようにした工夫
返り点…レ点、一・二点など訓読するときの順序を示す符号
漢詩の分類 1行の字数…五言と七言、漢詩の行数…絶句(4行)、律詩(8行)
五言絶句・七言絶句  1行ずつ起・承・転・結となる
五言律詩・七言律詩  2行ずつ首連・頷連・頚連・尾連となる
有名な詩人と代表作
杜甫「春望」 李白「静夜思」 白楽天「長恨歌」

古文

歴史的かなづかいを読むときの注意

は・ひ・ふ・へ・ほ⇒わ・い・う・え・お(を)
を⇒お    ぢ⇒じ    づ⇒ず    
ア段+う⇒オ段+う…  まうす⇒もうす、かうし⇒こうし
エ段+う⇒イ段+ょう…  けふ⇒きょう、てふ⇒ちょう
イ段+う⇒イ段+ゅう…  うつくしう⇒うつくしゅう
くわ⇒か  ぐわ⇒が  む⇒ん…やむごとなし⇒やんごとなし

古文特有の語の意味

あはれ  しみじみとした趣がある、風流だ
ありがたし  めずらしい
うつくし  かわいい
めでたし  美しい、立派だ
をかし  趣がある

いと  大変、非常に
いみじ  はなはだしい
さらなり  言うまでもない
とく 急いで




1月 睦月 むつき
2月 如月 きさらぎ
3月 弥生 やよい


4月 卯月 うづき
5月 皐月 さつき
6月 水無月 みなづき


7月 文月 ふみづき
8月 葉月 はづき
9月 長月 ながつき


10月 神無月 かみなづき(かんなづき)
11月 霜月 しもつき
12月 師走 しわす

十二支が方位や時刻を表す

ね うし とら う たつ み うま ひつじ さる とり いぬ い
子  丑  寅  卯  辰  巳  午  未  申  酉  戌  亥
時刻を表す(夜11時〜1時=ね、1時〜3時=うし、例えば、うしみつどき=午前2時過ぎ)
方位を表す(北=ね、東=う 南=うま 西=とり 例えば、たつみ=南東、いぬい=北西)

その他

係り結びの法則

上に「ぞ・なむ・や・か・こそ」の係助詞がくると、「ぞ・なむ・や・か」のときは述語を「連体形」(「けり」であれば「ける」)、「こそ」のときは「已然形」(「けり」であれば「けれ」)で結ぶというきまり

主語を見つける問題⇒古文は主語を示す「が」が省略されていることが多いから、補って読む。

会話部分を見つける問題⇒「いはく(〜が言うことには)」の後から、「〜と」の前までが会話部分である
いはく「…(会話部分)…」と




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