今日の夏休み企画・国語編は文学史です。
公立高校入試だと出ても1問ですが、私立高校、特に女子の学校でよく出題されます。
また、社会科との関係も深く、国語と社会科の両方で同じことが問われたりします。
さらに、受験勉強の見地を離れても、古典は一生の友、いつかは目を通してほしい作品が目白押しです。一般常識としても知っておくべき知識だと思ってください。

奈良時代〜室町時代作品名・分野(ジャンル)・作者(編者)名の順。
青字はよく出題される付随情報や作品の冒頭・書出しの部分です。

奈良時代

古事記(神話) 太安万侶
日本書紀(歴史書) 舎人親王
万葉集(歌集)大伴家持 最古の歌集、柿本人麻呂 山上憶良、額田王など

平安時代

竹取物語(物語) かぐや姫の物語
伊勢物語(歌物語) 在原業平がモデル
古今和歌集(歌集)紀貫之 最初の勅撰和歌集、小野小町、在原業平など
土佐日記(日記)紀貴之 男もすなる日記といふものを女もしてみむとて…
枕草子(随筆)清少納言 春はあけぼの…
源氏物語(物語)紫式部 いづれの御時にか女御更衣あまたさぶらひ給ひける…
今昔物語集(説話) 今は昔…で始まる、芥川龍之介が多く作品の題材とした
山家集(歌集) 西行法師

鎌倉・室町時代

新古今和歌集(歌集)藤原定家 三大和歌集の一つ、七五調
金槐和歌集(歌集)源実朝
方丈記(随筆) 鴨長明 行く川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず…
徒然草(随筆) 吉田兼好 つれづれなるままに日ぐらし硯にむかひて…
宇治拾遺物語(説話) 「こぶとり」、「舌切り雀」などの話が出てくる
十訓抄(説話)
古今著聞集(説話)橘成季,
平家物語(軍記物) 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…
太平記(軍記物)
お伽草子(物語) 一寸法師の話など


江戸時代〜昭和作者代表作名・分野(ジャンル)の順です。
青字はよく出題される付随情報。

江戸時代

井原西鶴 日本永代蔵、世間胸算用、好色五人女(浮世草子)
松尾芭蕉 奥の細道、笈の小文(紀行文)
近松門左衛門 国姓爺合戦、曽根崎心中(戯曲)
上田秋成 雨月物語(読本)
本居宣長 玉勝間(随筆)、古事記伝
滝沢馬琴 南総里見八犬伝(読本)
小林一茶 おらが春(俳文)
十返舎一九 東海道中膝栗毛(滑稽本)

明治時代

二葉亭四迷 浮雲(小説) 言文一致体
樋口一葉 たけくらべ(小説)
島崎藤村 若菜集(詩集)、破戒、夜明け前(小説)
正岡子規 歌よみに与ふる書(歌論)
与謝野晶子 みだれ髪(歌集)
夏目漱石 吾輩は猫である、坊ちゃん、草枕、明暗、こころ、それから、三四郎(小説)
北原白秋 邪宗門(詩集)
石川啄木 一握の砂(歌集)

大正時代

斉藤茂吉 赤光(歌集)
高村光太郎 道程、智恵子抄(詩集)
芥川龍之介 羅生門、鼻、杜子春(小説)
森鴎外 高瀬舟、山椒太夫、雁、舞姫(小説)
志賀直哉 暗夜行路、城の崎にて、和解(小説) 白樺派
川端康成 伊豆の踊子、雪国、山の音(小説) ノーベル文学賞
井伏鱒二 山椒魚、黒い雨(小説)

昭和時代

山本有三 路傍の石(小説)
下村湖人 次郎物語(小説)
太宰治 斜陽、人間失格、走れメロス(小説)
谷崎潤一郎 細雪、刺青(小説)
木下順二 夕鶴(戯曲)
三島由紀夫 金閣寺、潮騒(小説)
井上靖 天平の甍、しろばんば、楼蘭(小説)


外国文学国別にまとめました。
作者名が前、後の(  )内が代表作です。

イギリス

シェークスピア(ハムレット、ベニスの商人)
ディケンズ(二都物語、クリスマス・カロル)
モーム(人間の絆、月と六ペンス)

フランス

スタンダール(赤と黒、パルムの僧院)
ユゴー(レ・ミゼラブル)
バルザック(谷間の百合、ゴリオ爺さん)
モーパッサン(女の一生)
ゾラ(居酒屋、ナナ)
ジード(狭き門)
サン=テグジュペリ(星の王子様)

アメリカ

パール=バック(大地)
ヘミングウェイ(老人と海)
スタインベック(怒りの葡萄)

ドイツ

ゲーテ(若きウェルテルの悩み)
トーマス=マン(魔の山)
ヘッセ(車輪の下)

ロシア

ドストエフスキー(罪と罰、カラマーゾフの兄弟)
トルストイ(戦争と平和、復活、アンナ・カレーニナ)
ツルゲーネフ(猟人日記、初恋、父と子)
チェーホフ(三人姉妹、桜の園)

その他の国

《スペイン》 セルバンテス(ドン・キホーテ)
《デンマーク》 アンデルセン(マッチ売りの少女、人魚姫)
《ノルウェー》 イプセン(人形の家)
《ベルギー》 メーテルリンク(青い鳥)
《中国》 魯迅(阿Q正伝)




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