小学生低学年小学生、特に小学校低学年の子を見ていて、もうこれでこの子は勉強に関しては安心だ、軌道に乗ったと思える、ある分岐点があります。

それは、「切りのよいところまで集中して頑張る力」がついたとき、です。

例えば、小学生が計算ドリルをしているとします。
あるページを開いて1番の問題からとりかかったとして、そのページの最後の問題まで、他のことに気をとられないで集中できるようになった子は、もう勉強に関しては一安心です。

穴のふさがった漏れない器ができあがったことになりますから、いれたらいれるだけ、習ったことが溜まっていきます。

逆の言い方をすると、そのページの途中で、鉛筆を削ったり、トイレに行ったり、教室だと友だちに話しかけたりする子は、底の抜けたバケツと一緒で、まずその穴をふさいでしまわないと、いくら勉強しても学んだことが蓄積していきません。


癖をつける

指導する立場の人間は、子どもに「切りのよいところまで集中して頑張る」ように、しつこく言い続ける必要があります。
塾だと、いわゆる落ち着きのない子に対して、「そのページの最後の問題を終わるまでしゃべったりしてはだめ。」と繰り返さなければなりません。

一つの方法として、そのページが終わるまでは持った鉛筆を離すなと諭すことも、低学年の子に対しては有効です。

他の習慣と同様、切りのよいところまでやり抜くかどうかは一つの「癖」ですから、その癖がつくまで言い続けてあげなければいけませんし、一度その癖がついてしまったらもう大丈夫です。


集中力がつき、人に頼らなくなる

「集中力をつけなさい。」とただ言うだけでは、子どもたちは具体的にどうしたらよいのか、わかりません。
「とりかかったら、そのページは最後まで手を止めないでやり抜く。」と教えてあげることで、知らぬ間に集中力がついていきます。

また、小学生にとっては、人に頼らないで自分で勉強ができるようになることが特に大切ですが、「とりかかったページは最後まで一気にする」癖のついた子は、副次的な効果として、人にも頼らなくなります。






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