磁界の中にある導線に電流が流れたとき、導線がどちら向きの力を受けるかを説明する方法に、フレミングの左手の法則があります。

左手の法則左手の中指を+極から−極に向かう電流の向きに合わせ、人差し指をN極からS極に向かう磁界の向きに合わせると、親指の向きの力が生じ、導線は親指の指す向きにふれることがわかります。

(左の図は、日本で一番手が美しいといわれているTさんの写真をお借りしました。)

指の覚え方

私は、中指・人差し指・親指の順に下から、「電・磁・力(でん・じ・りょく)」、電流・磁界・力と覚えたらよいと言っています。「原子力」と語呂が似ていて覚えやすいと思うからです。

フレミングの左手の法則の短所

左手を使うことと各指の分担を覚えても、実際の問題を解くときにはどうも使い勝手がわるい。指を合わせにくかったり、ひどいときは指をぐねったりする子も出てきます。

自分流の「左手の法則」を発見

何とかならないものかと日夜研究を続け、ついにある日、日々の研鑽が実って解決策を発見しました。

自分が電流になって、N極を頭上に、歩いてみる。そうすると導線は左手の方向に動く!
人と左手の法則左の図をご覧ください。

フレミングなんかよりずっと簡単だし、イメージがすぐに浮かんでくるし、指をぐねる必要もない。

完璧です。

これで人類の教科書は書き換えられる!と興奮し、眠られぬ夜を過ごしたのですが・・・






いつもの私のパターンです。重大な欠陥が見つかりました。

人物失敗左の図のようにN極が図で下になったら、間違いではないのですが、きわめて頭にイメージが浮かびにくい。




これでは使い物になりません。


学校の先生の軍門に下る

中学校の先生方も、フレミングの左手の法則についてはひそかな不満を抱かれているようです。先生方で集まって、指導法を研究しているグループもある。

私の放った有能なスパイが(と言ったって、学校の授業を真面目に聞いている中学生のことですが)、ある日、重要な情報を仕入れてきました。

左手2使うのはやはり左手です。

左図のように、左手の手のひらをN極に向けて、親指以外の4本の指先を電流の流れていく向きに合わせます。
そうすると、左手の親指の向きに導線は動きます。

これは使えます。

ちっ、負けちまったぜ。


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