−その1−の続きです(「その1」はこちらをご覧ください。)

1、英文の構造にそって訳す。

まず主語を言い(〜は)、あとは後ろからグループごとに前に向かって訳していき、目的語や補語を訳して、最後に動詞で締めくくります。

2、接続詞前置詞を目印に、語句のグループごとに区切る。

3、重要な文法事項を理解できていることがわかるように訳す。

英文は、平成15年以降に大阪府の公立高校入試で和訳の問題として出題されたものを使います。

−その2−では、「区切り方」に焦点をあてます(区切り記号(/)を入れました)。
接続詞
疑問詞関係代名詞を含む)と前置詞に注目です(説明では太字にしてあります)。


15年例文:
“Let's collect pencils and notebooks at the school festival for the children who need them!”

(訳)鉛筆やノートを必要としている子どもたちのためにスクールフェスティバル(文化祭)で鉛筆とノートを集めましょう。

(区切り方)"Let's collect pencils and notebooks /at the school festival/ for the children /who need them!"

・Let's で始まる命令文なので、主語はありません。語尾から訳していきます。
・who need them の who は関係代名詞。先行詞の children をうしろから修飾します。
・文末の them が「鉛筆とノート」であることをわかった上で訳すこと。
 

16年例文:
But later, there weren't any fish in it because dirty water went into the Thames from houses all over London and from big factories near the river.

(訳)しかしのちには、汚れた水がロンドン中の家庭と川の近くにある大工場からテームズ河に流れ込むので全くそこ(テームズ河)には魚がいなかった。

(区切り方)But later, there weren't any fish in it /because dirty water went into the Thames /from houses all over London /and from big factories near the river.

・連語のnot any (まったく〜ない)、all over (〜中)をきちんと訳しだすこと。
・理由を表わす接続詞 because 以下を先に訳す。


17年例文:
It's important for us to work together to make life better.

(訳)私たちにとって、生活をよりよくするために協同で作業することが重要だ。

(区切り)It's important /for us /to work together /to make life better.

・It is 〜 for … to 〜 (…にとって〜することは〜だ)の構文であることを充分に意識した訳し方をする。この場合、It is のIt は形式的な主語に過ぎないから、「それは」とは訳さない。
・to make life better の to make は「生活をよりよいものにするために」と訳す不定詞の副詞的用法。
・make が、「作る」の意味ではなく、「〜を…にする」の意味であることがわかるように訳すこと。
 

18年例文:
Our group wants to know how the environment around the butterflies is changing. Then, we can also understand more about the environment around us.

(訳)私たちのグループは蝶のまわりの環境がどう変化しているかを知りたい。そうすると、私たちを取り巻く環境についてももっと理解できる。

(区切り方)Our group wants to know /how the environment around the butterflies is changing. Then, we can also understand more /about the environment around us.

・want to know (知りたい)、how (どう)、also (も)、more (もっと、より)をきちんと訳しだすこと。
・how the environment around the butterflies is changing. 動詞の is がうしろのほうにあるから、 the environment around the butterflies が、長い主語であることに気づくこと。
・Then は、冒頭だと「それから」、文末だと「そのとき」と訳すのが普通。ここでは、「それから」だとおかしいので訳し方を変えてみた。


19年例題A問題(基本問題)
“It's interesting to know how bikes have changed.”

(訳)自転車がどう変わってきたかを知ることは興味深い。

(区切り方)“It's interesting /to know /how bikes have changed.”

・ It is 〜 for … to 〜 (…にとって〜することは〜だ)の構文であることを充分に意識した訳し方をすること。
・how bikes have changed 疑問詞の how に導かれた間接疑問文であり、現在完了形にもなっている。そのことを理解できていることがわかるような訳し方を心がける。


19年例題B問題(発展問題)
 “It's interesting for us to imagine what the earth was like about seventy million years ago.”

(訳)私たちにとって約7000万年前地球がどのようであったかを想像することは興味深い。

(区切り方)“It's interesting /for us /to imagine /what the earth was like /about seventy million years ago.”

・It is 〜 for … to 〜 (…にとって〜することは〜だ)の構文であることを充分に意識した訳し方をすること。
・million (100万)だから seventy million は7000万。
・what 〜 like (どのようであったか)の訳しかたが難しい。like が「ような」の意味であり、 the earth was like 〜「地球は〜のようだった」の〜の部分が what になっている。
直訳すれば、「地球が何のようだったか」。