2009年7月22日、日本では46年ぶりの皆既日食が観察されました。
鹿児島県の南にあるトカラ列島や奄美大島では6分25秒の間、皆既日食が続き、周辺の各地では部分日食が起こりました。


日食の起こる理由

月が、公転によって太陽と地球の間に入ってきて3つの天体が一直線に並んだとき、月にじゃまされて太陽が隠れてしまうことがあります。これが日食です。
太陽−月−地球という位置関係のとき、日食が起こります。太陽が完全に月に隠れると皆既日食、太陽の一部が欠けるときを部分日食といいます。


日食位置関係からわかるように、日食は新月のときに起こります。

月の公転面が地球の公転面に対して5度傾いているので、太陽・月・地球が一直線に並ぶことはまれにしか起こりません。したがって、日食もまれにしかありません。

月にじゃまをされて太陽の光が完全に当たらない部分を本影といい、太陽の光の一部があたる部分を半影といいます。月の本影に入った地点では皆既日食が観察でき、半影に入った場所では部分日食が見られます。


日食のときの太陽の欠け方

日食の向き
月の公転の向きは時計の反対まわりであり、月は地球から見ると右から左の向きに(西から東の向きに)動いていきます。
したがって、日食のとき、太陽は右(西)から欠けていきます。

皆既日食のときは、普段見られない太陽の周りのコロナや太陽面からふき出るプロミネンス(紅炎)を見ることができます。
皆既日食の終わりには、太陽の光が月の影のふちからもれてダイヤモンドの指輪のように輝くダイヤモンドリングを見ることもできます。


2009年の皆既日食は、楕円軌道を公転している月が地球に一番近づき、同じように楕円軌道を公転している地球が太陽から最も離れたときに起こったので、月は大きく、太陽は小さく見えることになって太陽の隠された時間が長くなり、皆既日食は6分以上続きました。

(逆に、月が地球から離れたときに日食が起こると、月の見かけの大きさが太陽よりも小さくなり、月の影の外に太陽のふちが見える金環日食が起こります。)


月食の起こる理由

太陽と地球、月が一直線上に並び、地球の影の中に月が入って、月が欠けて見えることがあります。これが月食です。
太陽−地球−月という位置関係のときに月食は起こります。
月が完全に隠れると皆既月食、月の一部が欠けたときが部分月食です。

月食月食は満月のときに起こります。

日食と同様、月の公転面と地球の公転面とは5度傾いているので、満月のたびに月食が起こるわけではありません。

地球の本影に満月が完全に入ると皆既月食、満月の一部が本影に入ったときが部分月食です。
月が半影にだけ入っているとき、太陽の光の一部は月に届いており、月はその光を反射して輝いていますから月食は起こりません。


月食のときの満月の欠け方

月食の欠け方満月は、時計の反対まわりに、地球から見ると右から左へ西から東へ)公転して、地球の影の中を移動していきます。
したがって、満月は左から欠けていきます。






















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